内緒の共犯 体を心配してくださってありがとうございます。 もっぱら 元気です。 でも 人に会うこと 車に乗ること 出かけることは できるだけ控えています。 以前は 一日に何人もの人と会って次々に用をたしていったのですが なるべくなら 会わないようにしています。(笑 今日 館脇さんから お誘いを受けましたが おそらく1次会で失礼します。 最近は毎日10時には寝ます(笑 物忘れがひどくなって良く眠るバアさんの心境です。 それじゃ また。 桂子 2009年4月18日 金曜日 7:30Pm 〜
2009年4月19日 土曜日 2:10Am
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今日の一句 湯豆腐が
頭の中で 出来上がる (久保元宏 2000.12)
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歴史か
ら飛び出せ! ★たとえば→4月15日の歴史★ Happy Birthday to Ms. Keiko Hoshino ! |
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■美香という女の子がいた。 雪が電信柱の肩まで降る、北の小さな町で生まれ、両親と妹とで住んでいた。 彼女の父は、学歴も何もナイが、その分、アカデミズムに対する『素直で率直な敬意』の念を持っ た人である。 美香は、「そういう父親を持てて幸せだったなあ」、と思っている。 その理由は、素直であることが、実は「妄信・盲信」を避け、目の前にあるものの本質を 信じすぎず 疑いすぎず 観る目を培うベースのココロ、と教えてもらえたような気がするから。 ■そんな父は、美香とその妹に、 自分が教えたベースの上に、「何か」を建てる技術を学んでもらいたいと思った。 そのためには、東京の大学に行かせるのがいいと、父は思った。 父は彼の仕事と、娘たちの教育の環境のためにと、家族で大きな街へ、より大きな街へと引越しを 繰り返した。南へ、南へ。 ■父は娘たちの特性をじっと見 て、音大か医大に行かせようと思った。 その理由は、音楽と医学には、「何か」を建てる系譜が整理されているから。 確かに、娘たちは父の期待があっても、無くても、「観る目を培う」ことが好きだったから、勉強 も苦にはならなかった。 ところが、美香は物理が苦手だった。量子力学には興味はあったし、文章も好きだったのに、物理 の文章問題には苦しんだ。 サルトルの『嘔吐』を読んだって、ちっとも面白くなかった。 それはまさに彼女にとって死闘だった。 それでも死闘の果てに、娘たちは2人とも東京の大学に行くこととなった。 その大学は父が予想していた音大や医大ではなかったが、死闘の対価にふさわしい結果の大学だっ た。 娘たちの死闘を少し近くで観ていた父は、彼女たちは音大や医大へ行かなくとも、きっと「何か」 を建てる技術を学べると分っていた。 田舎で少女時代を過ごした彼女たちにとっては、東京とは世界そのものだった。 東京には魅力的な教授や博士がおおぜいいた。しかし、娘たちにとってのもっとも偉大な博士は、 やはり父であった。 ■いつしか大きな会社の社長に なっていた父は、ある日、会社を辞め、山奥で農業を始めた。 恵まれた地位を、まるで階段から落ちるように去った父の選択を、不思議に思う人は当然のように たくさんいた。 しかし、山奥で土を手にサクランボなどを育てている父の姿に再会したかつての父の部下たちは、 それが父にふさわしい姿であることにすぐに気がつくことができた。 もし、父が階段から落ちたのであったとしても、それは父が望んだこと。階段の上ばかりが魅力が あるわけでもなく、下ばかりが魅力があるわけでもない。 むしろ、階段を自由に昇り降りできることこそが素晴らしいはずだ。そう。音楽のように。 妹は東京に残り、美香は父のそばで農業を始めた。自分で育てた野菜を、自分で料理し、誰かに食 べてもらいたいと思った。そう。医学のように。 今年は雨が降らず、キュウリは実らなかった。こんな小さな死闘だけが、世界を感じ取れる特権な のだ。 「こ
のみかたちおおんだいかもしくはいだいへいかせようとした
し
とうよせかいへいだいはくしもかいだんおおちたかみのこ」
「この美香たちを音大か、もしくは医 大へ行かせようとした死闘よ、世界へ! |
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午後1時30分、メールの通りにタテワキさんがクルマで迎えに来た。 で、連れて行かれたところは、深川市のプチレストラン「にれの木」。 深川市では、「パスタが美味しい〜♪」と評判のところだけど、なぜか私は今まで行ったことがな く、今回が初めて。
■ん
じゃ、次は、と、「うなかがめーゆ美術館に
はポスト・カードの件は相談した?」と、たずねると、
「にれの木」のママは、「私、そこ、行ったことないんです。」 あらら。 同じ深川市内で、似たような「文化的」(?)存在なのに、交流がまったく無いとは! んじゃ、連れて行こー。
■ポ
スト・カードが完成する前に言うことではないけれど、まぁ、売れても、売れなくても、こーゆーコトは、こーゆー活動をすることが目的
の達成なんだよね。
なぁーんて、タテワキさんと2人っきりになって沼田町に戻るクルマの中で話していると、 タテワキさんが、「久保さんの発言はいつも、ブラックだよな。オレの言い方は、ストレート だけど。」だって。 ずーっと半日、私とカフェの女主人の会話を客観的に聞いていたタテワキさんの感想だ。 なーるほど。 でも、ブラックもストレートも、コー ヒーなら同じ種類なんだよね(笑)。 「タテワキさん、今日は美味しいコーヒーを2回も飲めて良かったですねー。」 「うわっ。久保さん、うちの会社で飲んだコーヒー、美味しくなかったって言うのぉー?」 がくっ。忘れてました。 |