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転ぶ医師に虚仮は映えず!2008年のワンちゃん先生♪

Artとは、ニューヨークのホイットニー美術館から、札幌のエルエテまで、どこでもドアの奥で、今夜、パーティが2時から開かれる!Art 渡辺 貞之 ★just imagine...♪アートだ!あん♪アン♪ギャラリーどらーる 札幌市北4西17 HOTEL DORAL 1F
『渡辺 貞之 展』 2005 年9月1日(木)〜30日(金)  年中無休&24時間公開

〜〜 モノの変化 = コトの変化 〜〜
text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 @害毒=解読 (2005年9月29日 木曜日 午前3時24分)
「ごっこ」倶楽部。
「黒い羽根の天使 「回転ゴッコ」」 (S100)
 たとえば、大きな空きダンボールがゴロリとあると、子供は喜ぶものだ。そして、子供の視線がダンボールを家にしてみた り、風呂にしてみたりする。
ダンボールが汽車になった時、「運転手は君だ、車掌はボクだ」と、なる。
 モノの変化が、関係の変化を生むのだ。
 これらの行為を、「子供の豊かな想像力」と解決する立場に私はいない。私はむしろ、「想像力」ではなく「誤読」に近い行為であると思う。
つまり、子供にとっては目の前に突然に現れた「大きな空きダンボール」は非日常的な存在であり、「家」や「風呂」や「汽車」、時には「宇宙船」や「シンデ レラ城」のほうが日常的な存在なのである。そんな彼らが起こす誤読とは、暴力的に現れた非日常を、日常に戻そうとする運動なのだ。その運動を進めるとき に、非日常と日常の間に摩擦(=無理)が発生する。それを調整するために、子供たちはモノの変化の運動に、関係(=役割り)の変化を導入することにより、 彼らにとっての日常化を完成させるのだ。
 これら一連の行為を「ゴッコ」と呼ぶのならば、子供の遊びは、かなり高度な「意味の置き換え」作業を行っていることが分かる。
そして「意味の置き換え」は人生を豊かにしてくれることを、「ゴッコ」は教えてくれる。それを「可能性」と言い換えてもいいかもしれない。「希望」と言い 換えると、言い過ぎか。

 そして、これらの「ゴッコ」と絵画的思考は、かなり近いものがあるのではないか、というのが今回の私のコジツケだ(笑)。

エセ文化人「ごっこ」倶楽部。
久保AB-ST元 宏も、若林博士も、『ギャラリーどらーる』という学校に通っていたのか。
 私が常々、不思議に思っていたのは、渡辺貞之のようにデッサン力も構図力もある画家が、なぜいつも同じ視線の位置から 平面的に見た狭い空間のみを描き続 けているのだろうか、ということ。もちろん、彼が劇団にもコミットしているので、舞台のように描いているのだという説明にも説得力がある。それにしても、 だ。たとえば、藤井高志高橋伸のように幻想的な風景に人物 を置いてみたり、矢元政行平向功一の ように思いっきり三次元を感じさせてくれる絵画的スケール感の溢れる構図に踏み出してみる渡辺の絵も見てみたいと、ふと安易にも感じてしまう。これだけの テクニックがあれば、たとえばエッシャーのアイディアがミケランジェロの世界に溶け込んだようなダイナミックな世界も演出できるであろう。
 しかし、それを彼が行わないのには彼の興味がそこにはないということなのだろう。
 極論を言えば、渡辺は「顔」にしか興味がない。

彼が今回のギャラリーどらーる個展において人物デッサン画をあえて大量に展示したことには、明らかにそれ以上の意味がある。人物デッサンは油絵大作の素材準備にすぎないのではないという、彼の宣言のような展示である。
我々は画家の条件 に「絵が上手い」とゆーとーぜんの大前提があることを、忘れがちだ。
 絵画を学ぶ過程で、人物デッサンは重要なのであろう。
絵画のジャンルにとっては意味は無いだろうが、高度な技術で描かれた人物が、抽象画に半歩踏み入れたり、幻想的な世界に置かれたりするカテゴリー(?)は 間違いなくある。それは渡辺が所属する全道展の中での、ある部分の特徴でもある。多くのベテランもそうであり、若手の宮地明人や、初期の會田千夏もそうであろう。
それは、しっかりと描かれた人物が技術の証であり、抽象や幻想の取り入れ方が感性の証であるかのような、絵を見る者へのバランスの主張を私はいつも感じ る。
その主張が空回りをすると、得意なデッサン対象をコラージュしただけのような作品に落ち着いてしまう場合もある。
絵描きの内部で、常に技術と感性がお互いを切磋琢磨しながら厳しい時間を生きながらえているのであろう。
もしくは、「技術の担保の上に、破綻を描ける権利がある」、と換言することもできるかもしれない。そういう意味では、渡辺が人物デッサンに過剰な興味を持 ち続けていることはごく自然なことなのかもしれない。
しかし、彼が今回のギャラリーどらーる個展において人物デッサン画をあえて大量に展示したことには、明らかにそれ以上の意味がある。まるで、人物デッサン は油絵大作の素材準備にすぎないのではないと大きな声で主張しているかのような、まさに彼の宣言のような展示である。
彼にとって、人物デッサンを描くということは無限の想像力の泉に向かい合うことなのだ。

This is a 「17歳」(四つ切り) Hey boys do it, doi, do it, boys.
「17歳」 (四 つ切り)
 もう少し正確に言えば、彼が取り組み続けているのは「人物デッサン」ではなくて、「顔デッサン」である。
本個展開催のわずか半月前、世間が休暇を楽しむお盆の真っ最中、8月15日に、渡辺が主催する絵画教室「ぴいぷる」の十人前後の成人生徒と共に、もくもく と人物デッサンをしている姿に私は偶然、立ち会った。その「マラソン・デッサン」と題された真夏の長時間耐久デッサン会は、モデルの前に座り込んだ渡辺を 囲むように馬蹄形に広がった修行僧の一群のようにも見えた。今回展示された「17歳」(四つ切り)は、 その時の作品だ。
またしても、渡辺は人物の体全体が見せるポーズの面白さを記録することへの興味は最初から持たずに、モデルの男性の「顔」を切り取ろうとしていた。
渡辺にとって、「人物」とは「顔」なのであろう。そして、「顔」とは「表情」なのだ。

では、体のポーズは「表情」を持たないのか?さらに は、風景は、海は、羊蹄山は、薔薇は、「表情」を持たないのか?
渡辺にとっての「表情」とは、社会的な「表情」と呼ぶべきものであると、私は思う。
たとえば、同じ人物であっても、父の顔をしていた男性が、夫の顔をしている場合がある。単純なたとえで恐縮だが、これが私が言うところの”社会的な「表 情」”である。
もし、渡辺の前に”社会的な海”や、”社会的な羊蹄山”が現れたら、彼は迷うことなく風景画家にもなるだろう。
そういう意味では、「淋し い木馬」(S30)は、”社会的な木馬”なのである。
淋しいのは、木馬だけじゃない。
「淋しい木馬」  (S30)


 では、”社会的”とは何だろう。それは、”役割り”の別名である。
我われは、かけがいのない個人であると同時に、現実という世界に接するために”役割り”を担う。個人と世界の間には、摩擦(=無理)が発生する。それを調 整するために、役割りを導入するのだ。

 渡辺の絵が擬古的な趣味を展開しつつも、我われの前に現代を切り取ってさらけ出していることを隠せないのには、”役割り”がゆらいでいる時代である現代 を描ききっているからであろう。
もしかしたら、渡辺が風景や人体ポーズよりも、ずばり顔の表情に興味を集中させるのは、役割りのゆらぎと偶然性の頻度の問題なのかもしれない。顔は、表情 の坩堝であるのだから。
私たちが、彼の作品を観て「笑顔さえ怖く思える」時、役割りのゆらぎと偶然性の頻度が演出する坩堝に追い込まれているのだ。
ひとりの顔の表情の中に、幼と老、聖と俗、正と悪、笑いと悲しみなどが同居している。そこから浮かび上がってくる大きな印象は、メランコリック、臆病、自 尊心、堆積した空虚と絶望。
しかし、渡辺はその表情の現代性がペシミスティックに傾きかける誘惑に対して、子供に頼ることによって見事な逃げ道を用意している。
大人の想像力を超えた子供の表情が持つ複雑性は、子供が子供であるがゆえにこそ、人生の豊かさ、可能性、希望を私たちに感じさせてくれるのだ。
人生の入り口ではあっても、そこは現実の世界であり、そこで準備されている”役割り”という名の形式に犯され、裏切られないために、自らの顔に異端の”役 割り”の表情を育てる工夫を始めた生物を、子供と呼ぶのだ。

 もちろん、子供を描きさえすればそれが可能なわけではない。そこに、渡辺の子供への踏み込みの深さがある。
その踏み込みの深さを「感性」と呼び、それを記録する手段を「技術」と呼ぶのだ。
 見たことも無いような恐ろしくも美しい青に溶け込む子供を描いた「秋の寓話」(F8)な どで見られる子供がかぶる小さな三角帽子は、我われにテント小屋の誘惑と、鬼への畏怖を同時に投げつける。
このような多義性が、”役割り”を媒介に絵とつながろうとする見るものを不安に立たさせる。しかし、この不安はなんと魅力的な創造のカオスであることか! 彼の絵の持つカーニバル趣味とは、まさにそのことでもある。
多義性がやがて有機的に画面上のモチーフを結びつけ、大きなイメージに昇華してゆく時、「得意のデッサン対象をコラージュしただけのような作品」との差は 歴然となる。
見たことも無いような恐ろしくも美しい青に溶け込む子供。
「秋の寓話」 (F8)

少年の体が人形であったり、描かれない未完成の画業のままであったり、しまいにはマーカーで落書きのような線が引かれていたりする。
「黒い羽根の天使 「祭りの後1」」 (S100)
 「黒い羽根の天使「祭りの後 1」」(S100)では、リアルな顔の少年の体が人形であったり、人間であっても体の一部が描き終えられていない未完成の画業のままであったり、 しまいには絵の全体像とはまったく関係なくマーカーで落書きのように無意味な線が引かれていたりする。
この素晴らしい絵こそ、「ゴッコ」と絵画的思考の同根を暗示している。
絵画が抽象画に半歩踏み入れたり、幻想的な世界を演出しようとする時、既存の手法や小物を導入するのではなく、まずは意味の置き換え(=「ゴッコ」)を行 わないのであれば、それはタイクツな既視感にしか過ぎない。

 重要なのは、形状のメタモルフォーゼではなく、精神の「ゴッコ」なのだ。
モノの変化が、コトの変化でなければならない。その時、モノの変化が、絵を見る我われと絵の関係をも新しくしてくれる。絵を見る喜びとは、まさにそのこと であったのだ。



吉田豪介
(美 術評論家)
 元小学校教師であった渡辺が、
いま子どもたちに何が足りないのかを
語ろうとしているのだ。
 作品には、愛を込めて診察し
治療しようとする医師に似た姿勢が
感じられる。彼らが垣間みせる表情が
語り、訴えようとしている悩みごとをよく
知る作者の優しい感情が、
そこにあろう。
「ごっこ」倶楽部。 エミリーと初めて会ったのも、このオープニング・パーティだったね。



2007年12月15日(土) 2Pm

第15回 深川市市民劇団公演
『ちよちゃんのあした』 \500(当日\700)

場所;北海道深川市 生きがい文化センター
作&演出;転ぶ医師に虚仮は映えず!渡辺貞之
演出助手;松井哲朗
舞台;桜庭忠雄
衣装;山上佳代子
音操作;吉川博幸
照明;サウンド企画
デザイン;渡辺通子

出演;高橋美菜絵、小川千里、高橋美千穂、
    大西健太、桜庭忠雄、池田由美子、
    清水真由美、中川芽、山口真璃、
    佐藤武嗣、水上明
★ワンだふる。
公演直前の渡辺貞之・画伯。

「等身大」の彼岸
text by 久保AB-ST元宏 (2007年12月15日 10:49Pm)

今朝の朝日新聞に、今年の演劇を回顧する記事が載っていた。
長くなるが、その冒頭の部分を書き写してみよう。

 野田秀樹が上演中の自作『キ ル』のパンフレットに、こう書く。
<「等身大」の物語が大嫌いだ>。
<「紅葉の葉脈の小さな迷路に迷い込んだり」
「朝の光をむしゃむしゃ食べる」ようなことが、
作家の書くべきこと>であり、職場や学校、家庭でのあれこれを描く
「等身大」の演劇は<敵>だ、と。
 その「等身大」の演劇は近年、数では主流になっている。
楽しく、心動く作品も多い。だが、こぢんまりまとまった舞台にばかり触れていると、
これだけでいいのか、という思いがわく。だからだろうか。
日常のスケールを超えた作品が特に輝いて見えた一年だった。

さらに、朝日新聞の「2007年・回顧」シリーズの映画では、こうも書かれていた。

 難病ものなどのメロドラマも目立ったが、
予定調和な「感動」はそろそろ飽きられ始めている。

ここまで書かれたものを、この『ちよちゃんのあした』という、
いかにもなタイトルを持つ市民劇を観る前に読まされると、
もう観る前から「批評」作業は終了しているようなものだ。

はたして、実際に見終えても、
これは「等身大」の「予定調和な」「難病もの」であった。

しかし、救われたのは、この劇を上演する前から、
作者であり演出家である渡辺貞之は、
「こんな地味な内容でいいのだろうか?」とか、
「今回の劇は真面目すぎるから。」と、吐露していたこと。
つまり、上演する側も、すでに先回りして
「批評」と同じ問題意識を持っていたのである。

ではなぜ同じ問題意識を持っていながら
それを回避せずに、それを上演したのか?
その答えは、上演終了直後のカーテンコールでの渡辺の発言にあった。
ひとつは、「この市民劇団も今年で15年目です。
北海道で15年間も続いている劇団は珍しい。
実は劇団を解散しようと何度も思ってきた。
しかし、今年も公演することができた。」という告白。
この劇団の特徴は、小学生、中学生をメインの役者に置いている点にもある。
それは、渡辺が長い間、小学校の教師であったことも関係している。
しかし、それ以上に、内向的であったり非社会的であった子供たちを
演劇を通じて、治療してきたことが最大の特徴のようだ。
つまり、この劇団は、ある種の病院でもあるのだ。

もうひとつの答えは、渡辺の教え子が難病により17年前に死んだことが
今回の物語のベースになっているという告白だ。

この二つの告白を重ねてみると、15年間も続けてきた渡辺にとっては、
このベタな物語を少しのためらいを持ちながらも、
一度は上演して乗り越えなければならなかったテーマであったということが分る。
表現には、その作者の代表作になるものもあれば、代表作にたどり着くために
一度、作っては置かねばならないモチーフが必ずあるものなのだ。
Wow!釣り★市民劇♪
白血病の少女は、祖父と釣りをしながら「生命」について考える。

Wow! 車椅子★セリフと表情♪
おてんばだった少女も、しだいに弱ってゆく。

Wow! 病室★市民劇♪
ステージは病室をベースに、その中央奥に土手と河原を演出する。

Wow! ★カーテンコール♪
カーテン・コールで、渡辺は、この物語を上演した理由を語った。
2007年 12月18日(火)〜28日(金) 10Am〜6Pm
\0
深川市 アートホール東洲館

● 第1回 北海道現代具象展 

2006年まで5年間に渉って各地で開催された
『具象の新世紀展』を発展的に解消し、
新たに立ち上げた。

●招待作家
野田弘志、笠井誠一、遠藤原三、佐久間公憲、
山本靖久、
渡辺貞之、加藤博希
★北海道画壇の今♪

実行委員 (19人)
●具象の新世紀から移行 (五十音順)
伊藤 光悦、川口 浩、川畑 盛邦、黒阪 陽一、小島 和夫、佐藤 武、西田 陽二、
羽山 雅愉、福井 路可、宮川 美樹、森山 誠、矢元 政行、輪島 進一

●新たに加入
木村 富秋、高橋 正敏、茶谷 雄司、平向 功一、村上 陽一、安田 祐三

うぇ〜ん!年 末は忙しくて仕事の現場から離れられないのがフツーだが、
たま&たま、小学1年生の娘が風邪をひいてくれたおかげで(笑)、
2007年12月26日、深川市の小児科病院に行ったついでに、観ることができた♪
Wow! ★多度志のガキの絵と、沼田町のガキ♪
入り口では、『多度志保 育園・版画展』。表現する入り口の用意は大切♪
入り口で記帳してね。Wow! ★まず1回♪
「ギャラリーどらーる」
個展をした画家が多い!
うぇ〜ん!正 直、すばらしい展覧会だった。
これ、もっと多くの人が観て、語り合うべき。
情報を知ろうと、★アートの今を、まとめていますよ〜♪『Ryoさん』を観たら、
喪中で更新がストップ中。がくっ。
で、★コンパクトにまとめていますよ〜♪『栄通記』を観たら、今までマジメに
膨大な展覧会を細かく伝えてきたのが
飽和状態になったよーで紹介されておらず、
がくっ。
是非、情報処理に追いついていただきたい!
それぞれのUPしていない理由、
よ〜く分ります。
しかし、これほどまでに素晴らしい展覧会が
紹介されず、語られないのは、
やっぱ、さびしい。
まぁ、不肖、『共犯新聞』が書いたとて
力不足だが。
がくっ(笑)。

この展覧会の素晴らしい点の一つは、一度、終わっちまった『具象の新世紀展』に
こびることなく、個人&個人のパワーが自由かつ奔放に花開いているからこそ、
彼らが再び「再会」したことだと、思うよん♪
Wow! ★so,沼田町のガキとオヤジ♪
グループ展の良さは、お 互いが差異を競うところだと思う。

二紀会の佐久間 公憲氏。Wow! ★まず1回♪
佐久間 公憲の作品の部分にガキが侵入。リアルながら幻想的という不思議。

♪特別招待出品は札幌生まれの笠井 誠一氏と洞爺村在住の野田 弘志氏が毎年出品するそうです。
風邪ひきの小娘が一番気 に入ったのは笠井 誠一。色と省略の天才だ。

羽有が一番、気になっちゃった絵だ。Wow! ★まず1回♪
娘が一番、気になった高 橋 正敏。神経を逆なでする「赤」がビビッドに迫る。

白を描ききる技術。Wow! ★まず1回♪
色の中では「白」が一番 難しいのだが、西田 陽二の安定はさすが、だ。

羽有がネタ。Wow! ★まず1回♪
そんな西田の作品(右) も、茶谷 雄司(左)と比べれば平板な印象か。

うぇ〜ん!「白」 と言えば、
今年、
北海道近代美術館で行なった
大々的な回顧展で
改めて驚かさせてくれた野田弘志の新作も
展示されていた。
すごい!
野田の2007年の最新作が
近所で観れるスゴさ!
野田の地域を大切にする気持ちと、
野田の魅力に真摯に向う観客の
両方の存在が
北海道美術を田舎から
スパイラル上に上昇させる・のだ。
野田なのだ。これも、白の魅力だ。Wow! ★まず1回♪
野田なの だ。

伊藤光悦さん、集中力すげえ。Wow! ★まず1回♪
伊藤 光悦の集中力もステキだ。メッセージとの距離間が緊張をさらに生む。

Wow! ★北海道は画家の宝庫じゃなぁ〜♪
結論、北海道は画家の宝 庫じゃ♪「風邪がこじれる前に帰ろー、とーちゃん。」
★just imagine...♪アートだ!あん♪アン♪アート ホール東洲館 深川市1条9番19号深川市経済センター2階
10Am〜6Pm 休;月(休日の場合は 翌日)
2007年8月17日(金)〜31日(金) 『★just imagine...♪アートだ!あん♪アン♪谷口雅彦☆写真展』 \0
2007年8月17日(金)〜9月15日(土) 『第5回 櫂(かい)展』 \0
櫂(かい)展!
北海道深川市9条17番44 号 電話;0164-22-3597
10:30Am〜5:30Pm 休廊;月・金
2007年9月1日(土) 〜15日(土) 『「櫂」 小品展』
ここへ、おいで。★遠い今。 
川本 ヤスヒロの2004年の小品。

2007年9月2日(日) 9Am〜5Pm 『「ダリ展」鑑賞バスツアー』 \2000

差出人 : 猫チン
送信日時 : 2006年11月3日 2:37Pm
宛先 : 久保AB-ST元宏
件名 : はじめまして。

始めまして久保さん、猫チンと申します。
『共犯新聞』はいつも、いや、たまに拝見させて頂いております。
深川の東州館にて、 素晴らしい公募展が開催されている事をご存知ですか?
その公募展とは、『F10号展』というもので、今年初めて開催されたもの です。
公募展は11月15日(水)までですよ。
第一回目ということで数は少ないですが、
なかなか見ごたえのある公募展となっています。
その中でもやはり目を引くのは
大賞を取られた東本恵さ んの作品。
渡辺館長が日頃から可愛がっている、深川の若手画家さんです。
様々な個展や展覧会を観ている久保さんにとって
深川の画家のレベルはどのぐらいなのか、ぜひとも感想をお聞きしたいところです。

猫チンより。

『第4回 櫂 展』

アートホール東洲館
★just imagine...♪アートだ!観て♪感じて♪うなかが めーゆ美術館
2006年9月2日(土)
〜19日(火)
10Am〜6Pm(月曜日、休)

グループのメン バーは、
梅津 薫川 本ヤスヒロ
斉藤 嗣火、田崎 謙一、
藤井 高志、福島 孝寿、
渡辺 貞之
これが、渡辺 貞之 「2回目のゴッコ」

差出人 : ふきたんぽぽ
送信日時 : 2006年9月4日 3:51Pm
宛先 : 久保AB-ST元宏
件名 : ★just imagine...♪アートだ!観て♪感じて♪うなかがめー ゆ美術館、訪問


こんにちは、久保さん。ふきたんぽぽです。
お疲れ様です。
映画4本?観て エネルギー充電しましたか?
うぇ〜ん!久保AB-ST元宏の、 アートおやじ逍遥
〜 2006 年9月3日(日)の場合 〜


映画館で、映画を4本観た。
前日の9月2日(土)、札幌入りし、
石山通沿いの『らくだ軒』で、イタ飯+イタ赤ワイン。

シアター・キノ
9:45Am やっぱ、映画館で観たい♪『ゆれる』
2006年9月4日(月) 11:3Am from;akiller

『ゆれる』は僕もみましたよ。
意外になかった"男の嫉妬"を扱っていて面白かった。


2006年9月4日(月) 11:16Am 久保AB-ST元宏

おおお。
その文化度の激高さの中では相対的に
映画館鑑賞度が低い(?)akillerさんも、観られ たのでげすねぇ〜。

>"男の嫉妬"

■なぁ〜るヘソ。
そーゆー意味じゃぁ、
映画『ブライアン・ジョーンズ』も”男の嫉妬”映画かな (笑)?
■また、これは”男”であると同時に、
”都会”と”田舎”の”嫉妬”でもあるんですよ、ね。
だから、巧みに長男が東京で弁護士になり、
弟が”犠牲者”のフリをして田舎のガソリン・スタンドの 跡取りをした
親の世代も同時にパラレルに描いていましたよね。
ここらへんは、企画者でもある是枝裕和監督の
テレビマン・ユニオン出身「社会ルポ派(?)」臭がある ね〜(笑)。

■ほらっ、シアター・キノで
『ゆれる』の感想文を書く紙が配られていたでしょ?
私がソコに書いたのは、下記の文章。
どう?

かつての日本映画であれば、
女が橋から落下するシーンを撮影して使いた がったであろう。
なぜならば、その部分が全体の中で
最も「ドラマチック」であると思われていた からだ。
しかし、実はその安易さが日本映画の敗北の 理由だったのだ。



2006年9月4日(月) 6:22Pm from;akiller

>かつての日本映画であれば、
>女が橋から落下するシーンを撮影して使いたがっ たであろう。
>なぜならば、その部分が全体の中で
>最も「ドラマチック」であると思われていたから だ。
>しかし、実はその安易さが日本映画の敗北の理由 だったのだ。

むかしなつかし、映画『レディジョーカー』を思いだして しまった。(笑)
日本映画のダメなところ満載だったものね。
原作からすっげー楽しみにしてた分、
裏切られたせいで、今でもワースト1だ!
吉川晃司の俳優としての魅力を発見したけどね。
そうそう、『ゆれる』見た時、シアター・キノの天井の梁 のど真ん中に
我らがJazzzzzzzzz!! クールの意味を知りたくて。ジプシー ローズの藤野嬢のサインを発見しちゃいました。
つげ義春原作の映画にでたんだって。
俺見たけど全然同一人物だとはおもわなんだ。


2006年9月4日(月) 6:35Pm from;akiller

あと、この前、夜高あんどんみた時、
つい都会者が嫉妬しちゃたよーだ。(笑)
緊張&弛緩も仕事のONOFFを通してしか得られないのが都会者とす れば、
緊張&弛緩自体を作る可能性・パワーがあるのは絶対田舎 だよ。うん。
久保さん見てて思った。

映画の舞台は確か山梨県だったとおもうんだけど、
田舎特有の閉塞感がすごそーだ。
ヒロイン(?)に兄が親しそうに話しかけるのをみたと き、
オダギリ弟のせりふが「俺嫉妬しちゃうな」だもんね。
それもあり男の嫉妬がテーマだと勝手に結論したわけです よ。
なんぼ是枝が企画でも、原作・脚本・監督の西川が勝ちだ わな。
ところで西川って誰?


2006年9月5日 1:00Am 久保AB-ST元宏

西川は、映画『蛇いちご』監督の20歳代の女だろ?
監督、まだ2作目だと記憶してっけど。


今、「更生保護施設」沼田小学校・説明会の帰り。
今夜は、焼酎ボトル1本。

まぁ、酔った勢いで言えば、私は沼田町に住んでいても、
東京でもパリでもNYでも栗沢町でも(?)、
緊張&弛緩自体を作る可能性・パワーがあります(笑)。
んで、akillerさんの指摘の意図にまで回帰すれ ば、
可能性をつっつく装置としての、田舎>都会、だんべ。

んが。
最近、私は、どっかで書いたけど、
デスコ(=クラブ?)が無いから、「祭り」で蕩尽してる だけだよ。
蕩尽の彼岸を見ようとする私のような莫迦もんは、
ジプシーローズ以前にストリッパーの身の上なんス。
がくっ。

12:00Pm やっぱ、映画館で観たい♪『トランス・アメリカ』

札幌の中心にある老舗のアーケード街「たぬき小路」にある、
渋めのロック廃盤屋「フレッシュ・エアー」で、中古CDを2枚。
共犯音楽祭★TERAのROCK名盤100枚!★Music〜音という抽象芸術♪ボブ・ディラン 『偉大なる復活』 中古\2000
共犯音楽祭★TERAのROCK名盤100枚!★Music〜音という抽象芸術♪ストリート・スライダー ス 『ラスト・ライブ』 中古\1500
どちらも、2枚組みのライブ・アルバムなんだけど、
「復活」と「解散」とゆーコントラスト。

んで、午後3時には、ブック・オフ札幌南1条店で、古本2冊。
パラパラ・・・柴橋伴夫『砂澤ビッキの世界 風の王』
パラパラ・・・出口裕弘『東京譚』
どちらも、芸術に精通した詩人(?)。


スガイ
4:25Pm やっぱ、映画館で観たい♪『ユナイテッド93』
6:50Pm やっぱ、映画館で観たい♪『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』
やっぱ、映画館で観たい♪映画 『ブライアン・ジョーンズ 〜 ストーンズから消えた男』
こーゆー男がいた。
監督;スティーヴン・ウーリー
出演;レオ・グレゴリー、
パディ・コンシダイン、
デヴィッド・モリッシー、
ベン・ウィショー
Let me take you there.
ブライアンの栄光と挫折を
赤裸々に描写し、
英国BBCでも絶賛された話題作。

北海道も、上映決定!
2006年8月19日(土曜日)〜
札幌 スガイ

帰路、雨竜町でパトカーの、おとり捜査にハマって、
50kmを37kmオーバーで、免停。
それが一番、高い「買い物」かも。

がくっ。

映画は、どれも、サイコーだったけど、ね。

土曜日 素敵な美術館に行って来ました。
通子さんは 建物以上に温かい方ですね。
すぐさま、「コーヒーでも・・・」と誘ってくださり、
何よりも笑顔が嬉しい歓迎でした。
『共犯新聞』のコピーを持って伺ったので、
丁度そこにいらした方々に見せていました。
(宜しかったらと渡してきました)
安らぎを与えてくれる人と空間ですね。
癒しという言葉は違うような、ほわ〜っとした感じ。

その後 233号線 をやばいよ〜というスピードと夕暮れがやってくる中
美しい田園をずっと見つめてました。空知ってこんなに美しかったんですね。
残念ながら沼田町の近くまで行きながら 北竜町の道の駅でお米を買い(笑)
275号を南下して帰宅しました。

来月は試験で上京、
11月は横浜で実験・実習の為 飛行機で海峡を渡ります。
すでに 10月のイベント=中村獅童の芝居『獅童流 森の石松』
鹿賀&市村のミュージカル『ペテン師と詐欺師』
そして国立劇 場のチケットは押さえてあります。
来月は銀座で4泊なのぉ〜来週歌舞伎座の席GETよん。
11月も12月も調査中ですので、楽しい1年だったと言えるようになるでしょう。

プライドっていうと
なんだか意地と見栄だけのように感じるのは私だけでしょうが、
ある町を愛して住んでいるひとりの人間として誇りを持って活躍して下さい。

それでは、訪問証拠写真添付します。
ふきたんぽぽさんでは、ありませんよ(笑)。老婆心ながら。参考まで〜。
いつもお忙しい中 私の大好きな博士の写真送って下さるお礼も込めて。
北海道深川市9条17番44号
でんわ;0164-22-3597
★just imagine...♪アートだ!観て♪感じて♪うなかが めーゆ美術館
↑なんと薪ストーブが設置♪

『クリスマスの贈り物展 vol.2』

2006年11月23日(木)〜25日(土)
10Am〜5Pm

幸田尚子の絵画、
cozy placeのオブジェ、
桔梗智恵美のフェルト
★ポストカードとか、フエルト小物とか、あれこれつくって♪

うぇ〜ん!冬には冬の、田舎には田舎
A Test of Honey Candle
text by 久保AB-ST元宏 (2007年11月27日(火) 1:29Am)


 シネプレックス旭川 クーポン券\300使用 \1500


A Mighty Heart★殺す意味。

やっぱ、映画館で観たい♪『マイティ・ハート / 愛と絆』

原題;『A Mighty Heart』
監督&脚本;マイケル・ウィンターボトム
脚本;ジョン・オーロフ
プロデューサー;ブラッド・ピット
原作;マリアンヌ・パール
撮影;マルセル・ザイスキンド
編集;ピーター・クリステリス
出演;アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン、アーチー・パ ンジャビ



★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
いわ ゆる「社会派」の映画が、「社会派」であるという理由だけで
リスペクトされるのはバカな話。この映画も、NY911後、アフガン 戦争中の
パキスタンでのテロ、殺されたジャーナリスト、など、まさに「社会 派」の直球勝負?
しかも、実話、である。これを、超ハリウッド・カップルのブラピとア ンジーが
映画化したのは、人気の次に手に入れたいリスペクトだったんだろー が、どうだべ?
実は 私は、この恐るべき地味な映画が、地味であることで満足している製作側の
自己満足とナルシズムが観ている最中に、だん&だん不快になってきて しまった。
日曜 日の昼下がり、映画館の観客はオヤジ一人は私だけで、あとは
ナウいカップルばっか。彼らは、以前、元カレ&元カノと観たブラピ& アンジーの
『Mr.&Mrs. スミス』と同じ、おっしゃれーなムードを今カレ&今カノと再現しよーと
したんだろーが、残念でございましたぁ〜、みたいなー。
実 際、この映画、アンジーが出ていなきゃ、日本の配給会社は買わなかった
かも。超、地味。しかし、地味であることは罪では無いが、思想のナルシズムの
押し売りには、ゲーーーである。アメリカ人を殺したパキスタン人なら、拷問しても
&殺してもいい、みたいな気分ぷん&ぷん。ここには、アフガン戦争に 持ち込んだ
アメリカの贖罪意識や葛藤は、まったく無い。あるのは、夫をテロリストに誘拐
された妊婦の立場を、アメリカにすりかえることによって、アメ リカの
反テロ戦争を肯定しようとする姑息な「思想」だ。
映画 の最中、主人公が「なぁ〜んみょぉお〜ほーれんげーきょ〜」と、
祈るシーンがある。監督はイノセントな場面を演じたつもりなのだろう が、
私はなぜか不潔な印象を持ってしまった。帰宅してから知ったのだが、
モデルになった妻は創価学会の会員だ そうで、原作の翻訳本も創価学会系の
出版社から出ているのだそーだ。「この時期にこの映画を公開するのは
テロ特措法の国会通過を狙っているのかな。」と、書いてあるブログまであった。
救わ れるのは、パキスタン人民の生活を克明にスケッチしている
撮影取材映像の挿入だ。しかし、それさえも超ハリウッド女優アンジー の
「演技力」のアクセサリーだとしたら、がくっ。

映画館から出て、ショッピングを終えた家族と合流。
深川市にある冬季クローズ中のArtとは、ニューヨークのホイットニー美術館から、大阪の乙画廊まで、どこでもドアの奥で、今夜、パーティが2時から開かれる!『うなかがめ〜ゆ美術館』
今日だけやっている『クリスマスの贈りもの展』、へ♪
Wow! ★暖炉でアンパンマン姉妹♪
今回の目玉、「蜜 蝋ろうそく」手造り体験♪まず、ストーブで、ロウソクを溶かす♪

Wow! ★劇団「久保☆一家」
いつもの展覧会と は違い、Tシャツや帽子、小物が展示しつつ売られている。

Wow! ★階段から、蜜蝋!
ここの美術館は、 建物そのものがアート作品。ぜひ、一度、おいで!


Wow! ★蜜蝋!

溶け たロウに、糸をたらして作る。

Wow! ★珈琲!

子供 が作っている最中に、コーヒー♪

Wow! ★完成〜♪
ついに、「蜜蝋ろ うそく」、完成!・・・ちょいと、いびつ、だけど(笑)。

Wow! ★プロの作品♪
こちらは、作家の みなさんの作品。やっぱ、小学生とは違うわ。

つくろうつくろうと思ってた・蜜蝋ろうそく。
やっとやっとじっくりチャレンジしてみた。

香りが良くて、すすがでない。
なんだかいろいろ効用はあるらしい。

マイナスイオンが出るとか・空気清浄効果とか・・・


ビーズワックスの細かな粒子が
空気中のホコリ、カビ、バクテリア、ウィルス、有害な化学物質などを
包み込んで床に沈下させるそう・・・

恐るべし・ミツバチの皆様、ありがとう・・・

蜜蝋3グラムにホホバオイル10mlでリップクリームも出来るそうだ。


湯煎している間も、いい香りで、幸せだった。



Wow! ★帰るぞー!

さぁ、 もー帰るぞー!

Wow! ★夜!

外 は、もうすっかり、夜。

つづいて、同じ深川市にある☆コーヒーの湯気。カフェ『今保羅』へ、パスタを食べに♪
ぎょろり★パスタだぁ!
空夢(そらん)は 「ワタリガニのトマト・ソース」、羽有(はる)は「海藻ノリたらこ」。

Wow! ★合田さん!

地元 の合田画伯が個展を開催中♪

Wow! ★夜のデザート!

もち ろん、デザートも、しっかり♪

カフェ『今保羅』の12月の個展は、沼田町出身の、中村真紀画伯だ♪


A Car Crash In The Blue
追突のハイウェイ275








♪傷の手触り。

2006年8月6日(日曜日)6:35Pm 新車マークXは、一瞬にして傷モノになってしまった。・・・がくっ。


2006年8月4日(金曜日)6:35Pm 仕事を終わらせ、新車マークXで、札幌へ向う。
★劇への冒険♪
★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
■2006年8月4日(金) 9Pm サッポロ・ファクトリーで観た。
蒼井優のカマトト演技にも、どーかと思うが、
かわいいから、許す。
それよりも問題は、主役の櫻井翔が、超ツマラナイ。
んが、主役以外の全ての出演者が、かなり魅力的で、
主役がいなかったら完璧な映画かもしれない。
しかし、そーゆー言い方もどーかと思うので、
こーゆージャニーズ・アイドルが居なければ
興行としての映画は成立しないのか、と、
たかをくくってみることにした。
そんな決定的な欠点がある作品なんだけど、合格点。
それは監督の才能&センスなんだろーな。
美大生の生活とゆー、昭和の長屋物語を
現代風にオシャレに演出する設定のアイディア
原作のマンガからなんだろーけど、みごとに大成功。
ギター・ポップな音楽にも、好感。



2006年8月5日(土曜日) 7:30Am 札幌で目覚め、
パラパラ・・・村上春樹『東京奇譚集』を読む。
シャワーをあび、それからバスに乗って、お出かけ。暑い日になりそー、と、思いながらバス亭に 立つ。

★日常への冒険♪
やっぱ、映画館で観たい♪『やわらかい生活』(2005/日本)

★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
■2006年8月5日(土) 11:50Am シアター・キノで観た。
マンガで言えば、やまだ紫。1970年代に、「新しい女」と
して、東陽一『もう頬づえはつかない』(1979年) などが
展開した映画の末裔でもある。1970年代は、桃井か おり
だった女優が、2000年代は寺島し のぶなんだろう。だから
映画のキャッチ・フレーズ「リアルな新しい女性を描いた
映画が誕生しました。」ってのは、大げさで、別に新しくは
無い。むしろ、これが新しいといつまでも感じてしまう男に
問題がある(がくっ)。古臭いが、日本情緒あふれる作品。


2:10Pm レコーズ&レコーズ南2条店で、中古CDを購入。


前日観た映画『ハチミツとクロー バー』、
音楽もギター・ポップで良かったなーと、思っていたら翌日、サントラ
映画『ハチミツとクローバー』2,500円が750円で売っていたのでラッキー。
でも、メインのスピッツ「魔法のコトバ」がインストっーのは、だまし?

白井良明『City of Love』(1988年、中古500円)
白井良明『City of Love』は、今聴くとちょっと恥ずかしい(笑)。
おそらく本人が一番、そーでしょう(笑)。
しかし、あのギター番長ですら、モードの波に飲まれる、とゆー教訓?

ローリング・ストーンズ『ア・ビガー・バン、
スペシャル・エディションDVD付き』(2005年、3,500円→中古 2,680円)
ガレージな感じが、いい。は、ガレージなコンセプトがかっこいー。
しかし、来日から5ヶ月してから初めて聴いた私も、どうよ(笑)?

ケンケン『Party of Invaders』ケンケン『Party of Invaders』
(2006年、2,800円→中古1,480円)は、18〜20歳での録音。
初期衝動の缶詰。
高田エージのバックから解放されてからが、「本 番」か?


2:40Pm さらに、ブック・オフ札幌南1条店では、テラダヤの「ロック名盤100」で紹介されてい たレアな2枚を発見!
あぶらだこ『あぶらだこ』♪見えざる死にざる着飾る、骨の髄まで青い鳥と、小川美潮『4 to 3』同じようなメンバーであと2枚あるけど、これが一番いい。なんだけど、こりゃ、見つけてビックリ!なんで、即、買。
この店ではかつてテラが紹介したオールマン・ブラザーズ・バンド『ブラザーズ・ アンド・シスターズ』や、マディ・ウォーターズ『アット・ニューポート』 (1960年)など、
ふつーなら、どー考えても定番商品にならない中古CDも売っていて、
まさか、ここの店員、『共犯新聞』読んでいるのかよ?ってな具合です(笑)。


3:10Pm 時計台ギャラリー 『第4回 櫂 展』
♪青い侵入者
渡辺貞之
「ヒーローゴッコ」

♪肉体の侵入者
田崎謙一
「Clone Baby『♂♀』、Clone Baby『畸』、Clone Baby『♂♀』
北海道の成熟期からベテラン期にさしかかっている7人の画家のグループ 展。
私が訪問すると、ちょうどメンバーの方々が集まっていて、公募展(批判?笑)の話 題。
間違いなく、もうすぐ彼らが北海道画壇のリーダーになるのだから、その姿勢は潔 い。

渡辺貞之
おなじみのリアル なモノクロ少年に、今年から鮮やかな青い色が加わった。
擬似コラージュ(?)のような印象は、銅版画かシルクスクリーンからのインスパイ アか?

田崎謙一
グロテスクなモ チーフであるが、美しい色と、印象的なマチエールには品がある。

川本ヤスヒロ
「頭蓋骨を描く」 という行為だけで満足しているのではないだろうか?
むしろ、その次の作業から始まる画業こそが試されるべき。

福島孝寿
厚く重ね描きされ た部分よりも、気を抜いたかのような薄塗りの部分に魅力がある。

藤井高志
緻密に写実するほ どに幻想度が高まるのは、さすが。

梅津薫
成功率の低い作風 だが、成功作にはドキリとさせられる。だから、この作風で良いのか。

斉藤嗣火
1970年当時の オーラを感じない私が鈍いのか?未だに「ビビッ(←古い?)」とこない。


4:00Pm 某シティ・ホテル地下の高級(?)チャイニーズ・レストランで、ヤミ米の商談会

♪ヤミ米屋のヤミ商談会。 新米の収穫直前のこの時期は、
ふつーなら”売り物”があまりないのだが、
相場がやや高値のためか、活発に売買された。

商談会後は、中華料理。なかなか美味。
幹事いわく、
「ここは高いから、個人でなら、なかなか来れないよ。」、
だそーである。

★ねずみーランドへの冒険♪
★火星大接近の日に、眼球に乗り移った火星♪赤い惑星が眼球に焼き付いた!?久保の眼
■2006年8月5日(土) 8:30Pm シネマ・フロンティアで観た。
さすがディズニー、と言うか、さすがハリウッド、と言おうか、
とにかく情報量の多い画面は、さすが。さぞや超大勢の美術
スタッフが投入されているんだろーなぁ。特にタコ船長の
キャラクターは面白い。しかし、単なるよくできた娯楽映画に
しかすぎない。よくもまぁ、キース・リチャーズがこの次の3作目
に出演することを承諾したもんだ。こうして、キースの超個性で
すら、「消費」されちまうんだろーか?ジョニー・ディップで
「デッドマン」ときたら、ジム・ジャームッシュ監督の作品で、
ニール・ヤングが爆音ノイズ・ギターを全面フリー演奏BGMの
映画『デッド・マン』を思い出しちゃう私のような中年映画ファン
には、ちょいと淋しいキモチにも、なっちゃうんだよねぇ〜。




2006年8月6日(日曜日) 7:35Am 札幌で目覚める2日目。今日も、暑くなりそーだ。
愛車マークXで、小樽に向う。

★観光への冒険♪
▲これ、ほんとーに流行っているんだろうか?
11:00Am お たる水族館へ。
異形を観ることで生れる喜び、って何だろう。
やっぱ、クラゲはずーっと観ていても、
飽きないなぁ。

★水中の花♪



2:00Pm おたる寿し処 多喜二
店名で選んだんだけど、なかなか美味。
蘇芳(すおう)という握りのセット。3,150円。


★飯の花♪


大とろ、ひらめ、サーモン、牡丹えび、
ほたて、ほっき貝、あわび、蝦蛄、
たらば蟹、数の子、うに、いくら。

特に牡丹えびの味噌がうまかった!
★水中への冒険♪
▲シードラゴン

★水中への冒険♪
▲ネズミイルカ

♪ヤミ米屋のふるさと? 小樽は観光名所が、次から次へと並んでいるんだけど、
その中に、なんと、久保商店っー観光名所があった!

いまは「さかい家」という喫茶店になっているんだけど、
かつては雑穀屋だったそーな。
1907年(明治40年)に建築された木造。
もちろん(?)、「小樽市指定歴史的建造物」に指定されてて、
入り口横には、ちゃぁ〜んと、久保商店の説明が書いてある。
それも、日本語、英語、ロシア語、中国語、韓国語、で。
久保商店も国際的に有名になったもんだ。私とは、まったくカンケーないけど。が くっ。



2006年8月6日(日曜日)4:00Pm 森ヒロコ・ スタシス美術館へ。
私に、この美術館の魅力を教えてくれたのは、故・坂本順子画伯である。札幌に住んでいた坂本画伯は、JRを乗り継いで、一人でここへ絵を観に来ていた。
その時、散歩を楽しみながらのリアル・タイムの写メールを私に送ってくれていた。

下記は、その美術館をめぐる私と、札幌の美術家、山里稔氏のEメールのやりとりである。


>差出人 : 山里 稔
>送信日時 : 2006年8月7日 11:52Pm
>宛先 : 久保AB-ST元宏
>件名 : 山里です。8/7
>
>マルサでの展示、★just imagine...♪回る、回る♪創造の果てへ♪観て戴き、ありが とうございます。
>嬉しく思っています。
>
>以前、特定局会館に長谷川洋行さんの版画工房と画廊があって、
>20年位前に、森ヒロコさんの作品を気に入って買い、
>知合いに寄贈したことがありました。
>
>その後、長谷川洋行さんと小樽に移られたすぐの頃、
>お邪魔したことがあります。

森ヒロコ・スタシス美術館の長谷川洋行館主は、森さんの夫。
横浜市生まれ。森さんいわく、「好き勝手に生きてきた人」。
今は地方でのスロバキア国立オペラ座の公演に情熱を注ぐ。
既成の権威が大嫌い。
中央の権威と、それを無批判に受け入れる地方を嫌う。
「中央から大金を払って有名なオペラやコンサートを持ってきても、
公演が終われば何も残らない。」
だから、自分で海外から連れてくるのだ。


>長谷川洋行さんとは、その前から知っていましたので、
>当時、共産圏であった東欧の作家達の作品を
>中心紹介展示していましたので、作家達のことや、版画に使う紙のこと、
>特に和紙に付いての話しで時間が過ぎて行ったのを覚えています。
>
>今は、森ヒロコさん一人で運営されているのでしょうか?
>
> 山里 稔 Minoru Yamasato
★森への冒険♪

森画伯の父親が経営していた質屋の蔵を、画廊に改造している。
★失われる(がくっ。)森への冒険♪
森画伯の作品。

おやっ?この青は、昨日観た渡辺貞之画伯の絵を連想させるぞ。
>差出人 : 山里 稔
>送信日時 : 2006年8月9日 1:2Am
>宛先 : 久保AB-ST元宏
>件名 : 山里です。8/9
>
>久保さん、お返事ありがとうございます。
>
久保> > 私が訪問した時も、
> > 森画伯が長谷川さんとケンカした直後でした(笑)。
>
>私がお伺いした時は、何かの拍子で二人が激しくケンカされてました。
>その当時はデザイン会社をやっていまして、
>同行していた若いスタッフが、
>かなり驚いた様子だったのを覚えています。
>
久保> > 私は山里さんの作品を観るときに、
>> チェコのアニメを時々連想していたものですの
> > で、森ヒロコさんの画廊のセンスを思い出していました。
>
>アニメと言えば、昭和39年頃、
>東京の宣弘社プロダクションの動画部に所属して、
>渋谷の電光掲示板のアニメーションや
>TVコマーシャルの制作に携わっていました。
>その時、
>コルゲンコーワのカエル★just imagine...♪動く〜♪
>動かした、イデプロの井手さんの手伝いを
>徹夜でしたことを思い出します。
>当時でも人形アニメやクレイアニメは、
>チェコの技術が最高に優れていると言うことを、その時知りました。
>
>作品は、その時の影響が出たのかも知れませんね!!!
>
>暑さがまだまだ続きそうです。お身体に気を付けて下さい。
>それでは又、
>
> 山里 稔 Minoru Yamasato
差出人 : 久保AB-ST元宏
送信日時 : 2006年8月9日 2:13Am
宛先 : 山里 稔
件名 : 今夜にでもUPさせていただきます。


こんにちは、山里さん。
久保元宏です。

今朝も暑い中、行政と議論をしてきました(笑)。
想像力とは、魅力的な抽象と、希望のある具体の上に成立することを
実感いたしました(笑)。
想像力の無い人間との議論は不毛かもしれませんが、
それに虚無的になることを期待しているのが相手の作戦であれば、
ここは意地悪く頭脳を使う方が楽しめます(笑)。

山里>その時、コルゲンコーワのカエルを動かした、
>イデプロの井手さんの手伝いを徹夜でしたことを思い出します。
>当時でも人形アニメやクレイアニメは、
>チェコの技術が最高に優れていると言うことを、
>その時知りました。
>作品は、その時の影響が出たのかも知れませんね!!!


■山里さんの作品を包むイノセンスな清潔感の出処が知りたいと、
初めて見た時から思っていました。
たとえば東欧のアニメなどが隠さずに持っているグロテスクなリアリズムを、
おそらく、山里さんはどこかのタイミングで、ご自身の中で消費された、
と、私は勝手に思っています。

今回のマルサの作品には、「得体の知れない物」の匂いを感じました。
そして、実はそれを感じさせない(=感じさせたくない?)のが、
山里さんの方法論でもあったのだと思っていましたので、
この作品入れ替えアリのロングラン&不特定多数の「通行人」にさらす
イヴェントの意義は確実にあったのだなぁ〜、と、思いました。
★森への冒険♪
森画伯はアトリエ にも招待してくれて、
銅版画の作り方をていねいに教えてくれ た。



2006年8月6日(日曜日)5:00Pm 小樽を離れ、沼田町へ帰路。
今年の2月24日、若林博士のログハウスに泊まりに来たジェフリー が、ブログに書いていた。



♪オヤジ〜!
So, was the conversation.
そうそう、ワインも食事もサイコーだったけど、会話を忘れちゃいけない。
Especially, the conversation with Kubo San.
とくに、久保ってディープなオヤジとの会話(笑)。
Very intense and thought provoking in any language.
アイツの英語はデタラメだったけど、チョー過激で、それなりに考えさせられたよ。
Wine flowed as thoughts
会話によって、ワインのように熟成された思想が、
deepened in the culture of mankind.
人類の文化として深まったとき、かなりワインを呑み過ぎちゃっていたなぁ。げぷっ。
The culture of the X.
「X」、つまり交差、つまり、共犯の文化
The center is where things meet, mix, intermingle, and disperse.
2つの線が交差する「X」の中心とは、出会い、混ざり、複雑化し、そして分かれる場所。
The conversation went on past 3 am.
話しは盛り上がり、午前3時を過ぎても、まだまだ続いたんだよ、まったく。
Then people dispersed and sleep was attained.
そーこーしているウチに、みんな帰っちゃったり、眠っちゃったりしたんだよね。


「Jeff Meyer's JetBlag.com」より。
訳;久保AB-ST元宏



上記の会話から数日後、当時、私が乗っていた車「マーク Ⅱ」が不慮の事故(がくっ)で配車となり、そこで私が買った新車が、「マーク」であった。
それはまったくの偶然であったが、ジェフリーとの会話のように、「文化横断」の生活を送ってい る私にとって、「X」は見事な「交差」の象徴となった。
2006年8月6日(日曜日) 6:35Pm 新車マークXは、一瞬にして傷モノになってしまった。・・・がくっ。
月形町の国道275号線で、左右を確認しないで駐車場から飛び出してきた車が、偶然にも私の マークXと「交差」したのだ!
ガリガリガリ・・・。新車は一瞬にして、助手席側のドアに大きなキズあとが。
おいおい、車同士までが、「交差」しなくてもいいのに。とほほほ。

午前4時の、ハッ ピー・サプライズ。


2006年6月13日(火)2Pm
仕事のついでの通り道に、
★just imagine...♪アートだ!観て♪感じて♪深川 市「うなかがめーゆ美術館」に行った。
『江川 博 展』だ。
私には漢字に見える抽象画、「地と図」シリーズ。

小さな美術館の休憩スペース(?)には、
オーナーの渡辺通子さんと、
赤ちゃんを抱いた
1970年代の私の高校時代の後輩。

昨年の冬、この後輩とは
25年ぶり(!)の再会をしたんだけれど、
私の真冬の「ちょい長めサラサラ(笑)ヘ アー」
とは違い、

今回は
「短髪+作業服+黒サングラス」なもんだから、

「うおっ。また、ワイルドな。」と、
思わず言われた。がくっ。

江川画伯の作品を観ていると、
「うぎゃぁーーーーっ!」。

後輩の赤ちゃんが泣き出した、よーだ。
「あれれ。普段、泣かないのに〜。」
すまん。ワイルドなおじさんで。
北海道深川市9条17番44号 でんわ;0164-22-3597
★just imagine...♪アートだ!観て♪感じて♪うなかが めーゆ美術館
『Ground and Figures 江川博 展』 2006年6月1日(木)〜15日(木)
10:30Am〜5: 30Pm 月&金曜日は休館。
★血と頭♪

すまん。ワイルドなおじさんで!
絵について、通子オーナーと意見を交わす。

「あ、そーそー。久保さんっ。明日の朝、早起きしてよぉー。」
「へぇ?」
「あら。まだ、知らなかった?」
「ナンすか?」
「ほほほ。それなら、言ーわない。」と、女学生のよう。がくっ。
「早起きって、山菜採り?まさか(笑)。」
「朝、4時よ、4時。」
「4時ったら、私の今朝の寝た時間ですよ。」
「がくっ。そーじゃナクって、4時に届くのよ、北海道新聞がぁ。」
「ああ。朝刊ね。何?死亡記事?」
「がくっ。全道展よー!発表なのよ、明日の朝刊が!」
おお。北海道を代表する3大公募展の中でも、その中では一番アグレッシブな全道展の入選発表 か。
「ほへー。んで、誰か、お知り合いが金メダルでも取るんスか?」
「金メダルじゃなくって、協会賞よ。一番、スゴイ賞。」
「へぇー。んで、誰?」
「うふふ。言ーわないっ。」だから、あなた女学生?
「えー?ヒントは?」っー私は小学生?がくっ。
「そぉーねぇ。普通は選ばないわよ。あの作品を、全道展が良くぞ選んだ!ってゆー感じ?」
「ええ?ナンだろ?去年の道展みたく、キバツな作品をあえて選んだのかな?最近、美術界も悩ん でいるよーだし。ゆらぎ、かな?」
「新聞、見たら、すぐにメールで、おめでとう、って伝えてあげてね!」
「えっ?私がメールでやりとりしている人?むむむ。へぇー。誰だろ?桔梗さんじゃぁーナイだ ろーし(笑)。」
「だから、明日の朝、4時に新聞を見れば分かるわよ。私も今では新聞を楽しみにもしなくなった ケド、
全道展に応募し始めたころには、毎年、発表の新聞は朝の4時に待っていて開いたものよぉ〜♪」
「なるほどっ!」
「いつもさぁ、自分の名前が載っているか、どーか、ってね。」
「へぇー。んで、誰?」
「言わない〜♪」

「うむむ。小川さんか?」
私が偶然に出会わ した、小川俊郎画伯の製作風景。
彫刻のモデルは、演劇評論家の松井哲朗。
2006年6月13日(火)3Pm
月末25日に深川での演劇公演『恋愛戯曲』のチケットを買って、
若林博士に届けに行った。
「博士、明日の朝刊で大発表があるらしーですゼっ。」
「ほっ?何んとな?」
「ほらっ、例の全道展の発表なんでさぁ。」
「うむむ。小川さんか?」
ぽん!(←私がヒザを打った音。)
「なるほど!さすがは博士!こいつは、一件、落着〜ぅう♪」
小川俊郎さん
深川市在住の農業土木コンサルタントにして、
私が観てきたばかりの江川博画伯の弟子の彫刻家。
ただし、まだ4つしか彫刻作品を作っていない。
しかし、それらが、素晴らしい!
特に私が5月28日に、ふらりと寄った深川市「アートホール東州館」で
彫刻を制作中の小川さんに偶然あった時に観た、
彼の製作中の人物作品は素晴らしかった!のだ。
あの時は気がつかなかったけれど、
あの日はまさしく全道展の公募締め切りの数日前!
小川さんは必死に締め切り前のゲージツ作業に追われていたんだろー。


2006年6月14日(水)10Am
朝4時、なぁーんてコトを忘れていた私。
ぱらり、ぱら&ぱらと、北海道新聞を開く。
「げっ!おおおおおおお。な・なんと、島津明美さんかぁ!」
ダンボールを切り貼りして、さらにペイントをする、
大胆さと繊細さの絶妙なバランスが観るものに心地良い刺激を与える作家だ。
驚きと喜びのまま、記事を読む私の脳味噌に、
昨日の通子オーナーの言葉が浮かんできた。
「そぉーねぇ。普通は選ばないわよ。
あの作品を、全道展が良くぞ選んだ!ってゆー感じ?」
吉川クンも!
全道展が良くぞ選んだ!

大きな島津さんの記事の下には、入選の名前が並んでい る。
もちろん(?)、小川俊郎さんの名前もあった。
今、私は不用意にも「もちろん」などと書いてしまったが、
1年間の芸術活動が生かされるか、死刑宣告(?)を受けるかの、作家にとっては重要な早朝4時 の儀式なのである。
それは大げさ、ではない。
今回、私が最も嬉しかったのは、沼田町の「吉川博幸」の名前を見つけたことだ。たぶん、島津明 美さんの協会賞よりも、「嬉しく」て、「驚いた」。
彼は、沼田町の消防に勤めている若き酒乱(?)だ。「若い」んだったが、もう30歳代も中盤を 過ぎた。
4月に私が沼田消防署に行った時に、彼から声をかけられた。
「あのー。久保さんっ。ちょっと、ボク、久保さんの意見が聞きたいんですけどー。」
「何よ?」
「全道展、らしさ、って、何んですかねぇ。」
「あはは。オレに聞くなよ。お前、もう4回も応募してんだろ?あはは。」
「でも、連続、落選スからね。もう、今回で5回目。これがダメだったら、もう絵をやめようかと も思ってるんですよ。少なくとも全道展には出せないなぁ。」
「なに言ってんだよ。そんなのカンケーないじゃん。」
「はぁ。だから、何がボクに足りないのかなぁ、って。」
ふと見ると、彼の机の上には今年の全道展の応募要綱が書かれた新聞広告の切り抜きが、こっそり 書類からはみだされていた。
なんだか、いじらしかった。
「ふん。まぁ、スゲー単純に言えば、道展と全道展の差は、”狂気”だよな。」
「きょ?きょーき?」
「そっ。気が狂っているか、いないか、の差。もしくは、狂っていることとの距離感の差。」
「ふげー。」
「これ、めっちゃ、単純化して言うんだけど、道展は学校の先生の絵、だよな。全道展は、在野の 狂気の回収回路、だろ。」
「ほほー。」
「お前の絵が毎年、毎年、落選するのは、お前が自分の”狂気”をコントロールできていないか ら、だよ。」
「え?どーゆーコトっスか。」
「つまり、油絵を描くためには、長い時間が必要だっっーコトさ。」
「んんんんん?」
「オレが思うには、お前は酒乱だし、狂気は間違いなくアルんだよ。」
「しゅ、しゅらん〜?」
「絵を描き始める時点では、お前にも、描かれている絵にも”狂気”はアルはずなんだよ。」
「え?じゃ、なんで?」
「でも、長い時間かけて描いている最中に、お前の絵も、お前の狂気も、つまらなく整理されちゃ うんだよ。」
「むむむ。」
「幼稚な画家がストロークに頼るのは、筆のストロークには一瞬の”狂気”を演じることができる から、さ。
でも、その初期衝動の”狂気”を持続して1枚の絵にするのには、別の体力がいるのさ。」
「じゃ、ボクは何をすればいいんですか?」
「本を読みながら絵を描きなよ。」
「ほ、本?」
「たとえば、もうお前なら、自分が絵を仕上げるまでの時間が何日、何時間かかるか分かるだろ う?」
「はい。」
「んで、そのかかる時間にふさわしい長さの小説を平行して読むのさ。たとえば、大作を描く時に は、一緒にドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読む、とかさ。」
「は、はぁ。」
「ドストエフスキーは長い小説でも”狂気”が持続されているから、そのドストエフスキーの”狂 気”の時間と、お前の絵を描く時間を同時に進ませるんだよ。」
「音楽を聴きながら絵を描く、っーのはアリだけど、小説を読みながら絵を描く、って……。」
「つまり、ドストエフスキーがお前のテンションのキーパーになってくれるんだよ。」
「ああ。ボクの”狂気”をキープしてくれる、っていうことですか?」
「そう。『カラマーゾフの兄弟』のアリョーシャとイワンの議論を読みながら、自分自身の描き始 めの”狂気”を正確に作品にまで登りつめるように、持ってゆくのさ。」

などと、テキトーなアドヴァイス(?)をした私ではあったが(笑)、とにかく、5回目にして合 格した吉川くん、おめでとう!

彼も「うなかがめーゆ美術館」渡辺通子オーナーの旦那の、渡辺貞之画伯のお弟子(?)さんだ。
そう、島津明美さんも、小川俊郎さんも、そのとりまき、だ。
今回も、渡辺貞之チルドレン(?)が多く入選している。
その中で、吉川クンは遅れをとっていると、大きなアセリがあったのだろう。でも&まぁ、そんな 流れでの入選。めでたい。まずは一緒に、美酒でも♪
差出人 : 吉川 博幸
送信日時 : 2006年6月15日 11:07Pm
宛先 : 久保AB-ST元宏
件名 : 今晩は

久保さん今晩は 消防吉川です
この度は俺も多少は毒があったみたいです。
渡辺先生のお力添えで、何とか入選することができましたが
ま、運も実力の内と言うことで、なんて来年も入選できるか
今から、プレッシャーが掛かってます。
それじゃ、ご挨拶まで。

吉川博幸

彼よりも一足先に「入選組」となっている★just imagine...♪アートだ!観て♪感じて♪桔梗智恵 美さんのブログに、印象的な一行があった。
今見ても、すごく気になるが。

会場ではやく自分の絵に再会したい。

題名は「Life-line」。

入って良かった、と思うのにはいろんな意味がある。

まわりの理解に感謝。
特に新年度の人間関係に。
仕事に復帰しても入選できたことは良かった。
(去年は育児休暇中・一昨年は産休前)

あとは、やっぱり、全道展に出すようになって、
みてもらえることがありがたいと思う。

近くの人たちにももちろんそうだし、
全道展には好きな作家さんが多いから、
続けてみていってもらっているというのは
やっぱり育ててもらっているということ。

自分の変化を見守ってもらえるということは大変な贅沢だ。

落選し続けてた頃は、評価を気にして
何を描いたらいいのかわからないような状態になったこともあった。

今は、まず自分の描きたいものごとを描いて・・・と
いうように楽になった。

結局は、そのでこぼこが魅力的なでこぼこになるように、
平らにならされないように、自分で意識しなくてはいかん。

また、来年に向けて、新たな決意!!である。
ぐるぐる。

この中の「まわりの理解に感謝」。
おそらく、書かれているよーに、絵を描く教師&主婦という複数のワラジへの「理解」なんだろー が、
たぶん、彼女の「作品」を「理解」してくれた全道展のベテラン審査委員たちへの「感謝」も含ま れているんじゃぁーないのかな?たぶん。
そう。絵を描くこととは、どこまでも「孤独」な作業なんだろーけれど、作業が「作品」にたどり ついた時には、「理解」という道への「メディア」と、なるんだね。

さて、全道展の入選などの全作品は、2006年6月21日(水)〜7月2日(日)まで、札幌市 民ギャラリーで展示される。

そして、島津明美さんの個展が、「うなかがめーゆ美術館」で、2006年8月1日(火)〜15 日(火)に開かれる。
まさに、凱旋個展?
ここの美術館でも数年、毎年、彼女は個展を続けてきたようだけど、年頭に企画に入れた時には、 こんな嬉しい午前4時を迎えられるとは思ってはいなかっただろーね。

あわてて、私が『共犯新聞』に書いた、島津明美評を読み返してみた。
何んて書いたんだろ?
09/12深川
mini gallery
うなかが
めーゆの
美術館
個展『島津 明美 展』
ダン ボールを切り貼りして、平面と立体の
中間のような作品を色を塗らないで仕上げて
いる。ダンボール自体がマチエールを持って
いるのでリズミカル。マンネリ化の甘い罠あり!
09/18深川
mini gallery
うなかが
めーゆの
美術館
個展『島津 明美 展』
去年 の個展を観て感じた「面白いがマンネリの
危険がある」っー危惧が回避されて、カッコイイ。
それは「顔」にこだわった結果、さらに深い追求が
進んでいるからだろう。まるで仏教美術のようだ。

あいかわらずのヘッポコ感想文だけど、まぁ、こんなモンか(笑)。
嗚呼、『共犯新聞』に午前4時の夜明けは、こない。
がくっ。

差出人 : 桔梗 智恵美
送信日時 : 2006年6月24日 7:22Am
宛先 : 久保AB-ST元宏
件名 : この時間が面白いですよ
「全道展」。北海道の、今。
■「61回2006 全道展」
会場:札幌市民ギャラリー
会期:2006年6月21日(水)〜7月2日(日) (月曜休館) 10Am〜6Pm(最終日4:30Pm)

おはようございます、久保様。
桔梗です。
>To: 久保AB-ST元宏
>Subject: どうしてわかるんですか?!
>Date: Wed, 21 Jun 2006 11:54Pm
>
>先週の土曜日に、共犯新聞「全道展」記事を読みました。
>
>島津明美さんの協会賞の話題、
島津 明美「49/100の意思」
>吉川さんの入選の話題、
>で、私の文章も出ていて飛び上がりましたが。
>
>吉川さんへのアドバイス、以前、渡辺先生も某展覧会を一緒に見ていたときに
>心が平和だといい絵は描けない、といっていたことを思いまし ました。
>病んでいることが必要だと。
>それは、胃が痛くなって初めて胃の存在を意識することに似て いるのかな。
>
>私の中にも、狂気とか、毒とか、病とか、奇妙な感覚はあっ て、
>ないと思っている人よりも、それを意識している分、幸せなの だと思っています。
>そう思えるのは、全道展に回収してもらっているからかな、や はり。
>そうか、とすごく納得したりして。
>
>また、それが、わたしが、全道展の会員のかたや、
>全道展を見に来てくれている人たちに
>見守ってもらっている、ありがたさなのかな、と。
>病がリンクしてたり、共有されてたりするということかな。
>
>私が全道展の図録を持っているのは、1999年からかな、で すが、
>そのあいだの作家の変遷を見ていくのが、実はすごく好きで す。
>特に、全道展の一般の人たちの変遷や、あれ、居なくなった、 とかが興味深い。

久保AB-ST元宏年賀状、なんですね。
しかも、届けることに命をかける(?)、
届かないかもしれない(!)年賀状なんですねぇ。
そう考えれば、織姫&彦星は、
「逢える」という「約束」がある分、全道展よりも気が楽(笑)?

私は入選して3年目ですが、
去年はぎりぎりだったらしいし、「もし入選してたら見てください」っ てのが
まだ体に染みついています。
落選すると、1年チャンスがないですからね、きついんですよ・・・。
失恋に近いですから。
>わたしは、そんななかで、理解してもらいながら、
>描き続けることを選択できるんだろうか?
>と思います。
>久保さんが、どんどん言葉に置き換えていってくれる中で、
>わたしも、変遷を楽しんでもらえる作家として生きていけたら いいのですが・・・。

久保AB-ST元宏私も全道展を見て来て、今年で3回目になります。
25日か、29日に行ってこようかなぁ、と、思っております。
わざわざ知り合いの「年賀状」を観に、
札幌まで120km飛ばして行く不思議&楽しみ、ですね♪

今年はもう無理かも知れませんが、毎年、会員の方たちが
入選者にアドバイスをしてくれる講評の時間というのがあります。
それが中盤の土曜日、今年は今日、6月24日の午後3時から4時
私は去年は行かなかったのですが、今年はどうしようか?
む、もう今日なんだけど。
会員の方たち名札をつけて、
おばさまたちが順番で並んでついて回って たりして、
わたしはどうも、苦手な場面、
(一昨年は、梅津薫氏と、伏木田光男氏に声をかけることができました が。)

いろんなの会員の方たちの他の人の作品への講評を
こっそり小耳にはさみながら歩くというのも面白い・・・かも
あ!久保さんが名札をつけて歩いてたら絶対に声をかけられますよ。
名札がなくてもわかるかな?
日曜日は私も実家の母を連れて行くところなので、
会場でお会いできたらいいですね〜。



イラストは、渡辺通子さんがチーズの空き箱に描いたものだね。 2005年9月18日(日)
プロデューサー 松井 哲朗
衣装 山上佳代子
音響 平岡 孝一
照明 サウンド企画
舞台装置 溝口 信義
原作 森川 絵梨
私はカンフー・マスターあるよ。えいやっ!近寄れば血が出そうなぐらいに真剣な「ごっこ」倶楽部。

脚色・演 出 渡辺 貞之



★水色のカーディガンの、アリス。

アリスは学校では、いじめられっこ。

★カラスとアリス。

そんなアリスが、おとぎ話に迷い込む。


久保AB−ST元宏の感想文

「芸術」と「説明」の問題は、常に「大衆」という幻想の回りでグル&グルしている。

この演劇も、そう。
しかし、そーゆー判断の大きく手前で、
これは地方都市の自主的な「市民劇団」の公演である、
ということが感じさせる「感動」も大きい。
よくもまぁ、少女を中心にここまで充実した俳優をそろえた&育てたものだ。
まずは、それに脱帽。

シンプルな舞台装置は、演出が画家の渡辺貞之画伯であるのだから、文句は無い。

あえて言えば、場面転換の暗転の多さ・であろうか。
舞台装置をシンプル化して、装置に大きく互換性を持たせたのであれば、
暗転を削って、そのままグイグイと進めた方が物語りに勢いが付いたと思う。

そして、その物語だが、
チラシに書かれていた「いじめられっこにだって、いいとこいっぱいあるんだ!」で
全てが語られてしまう。少し意地悪く言えば、演劇を観ないでも物語が分かる。
それこそが、「芸術」と「説明」の問題だ。

また、主演の少女の一人が、
先日知り合った
全道展の彫刻家の小川俊郎さんの娘であったこと にも、超びっくり!
また、小川さんの自慢話が始まりそうなので早々に退席しました。がくっ。

★いや〜、みんな、おつかれぇ〜、もうひと舞台あるからねぇー。
▲公演終了!手前右の白セーラーが小川さんの娘。その横の後姿が、渡辺貞之画 伯。
北海道深川市9条17番44号
でんわ;0164-22-3597
★just imagine...♪アートだ!観て♪感じて♪うなかがめーゆ美術館

『浅沼 久美子 展』 ステンドグラスの新しい楽しみ
2006年5月16日(火)〜5月31日(水) 10:30Am〜5:30Pm 月&金曜日は休館。
★光♪
▲pic by 明さん
「ステンド」とは「よごす」という意味からきたそうです。
でも、美しいステンドグラス展でした。」

< うなかがめ〜ゆ写真 帳 >
美術に、カエル。
そろそろ、名物の花が咲き出したころです。
お〜い、コーヒーがはいったよ。
行って&見なければ分からない、この「視線」の方向の意味。

北海道 深川市アー ト逍遥 2005年12月11日 日曜日 晴れ
text by. 久保AB−ST元宏

たいこ♪テラちゃん&akillerちゃん、見て&観て〜♪
■私の住む沼田町で最も有名なのは、
「夜高あんどん祭り」であろう。
この日も、朝9時から観た「沼田保育園おゆうぎ会」の
クライマックスは、祭り太鼓だった。
保育園の先生も、最後に全員で祭り太鼓を叩いていた。
ただし、曲はピンク・レディー「ペッパー警部」だったけど。がくっ。

■近隣の街で最も大きいハズであるのが、深川市
しかし、人口は2万6千人ほど。
全国にある756の市の中で、716位の 人口の少なさだ。
それでも私が高校受験を目指していた30年前(!)、
人口はもっと多く、
それなりに華やかであり、
イナカの少年にはあこがれの街でもあった。

■そこで、今日は「沼田保育園おゆうぎ会」終了後の
中途半端な時間、
深川市へ「アート逍遥」をしてみることにした。
そのきっかけになったのは、下記のメールである。


そば、食いねぇ♪そして、ギャラリーも、ございます〜♪
深川市の蕎麦屋「蛍」にて。
写真の右が、小川さん。
本業は土木設計士。
広域のパイプ・ラインや
公園を設計している。
趣味が彫刻と、蕎麦屋?
…う〜む。
差出人 : 小川 俊郎@J.アグリプラネット
送信日時 : 2005年12月10日 12:15Pm
宛先 : 久保AB−ST元宏
件名 : 先日の若林博士ログハウス・パーティはありがとうございました。

久保様
先日はありがとうございました。
楽しい時間をすごさせていただきました。
もう一人の小川さんも大変喜んでいました。
今度は、美瑛に行きましょう!
早速、HPの渡辺先生の劇のところを見させて、いただきました。
私、外見に似合わず、実は恥ずかしがりなものですから、
あまりいじめないでください。
「全道展の彫刻家」なんて、とんでもないことです。
周りには怒られますが、あくまでも趣味の世界ですから...。
やったことがない自分がここまで出来て、
自分自身スゲーと思っている(誰もほめてくれないので...。)
他人は、自慢していると思っているかもしれませんが、
ホントその程度なんですよ。
カヌーを作って水漏れがしないことに安堵し、
蕎麦屋をやって、そこそこの人に来てもらい、
うまかったといわれることに喜び、
そんなことに、自分の価値観を見出している人なんです。
なにとぞお手柔らかに!

若林さん歯医者さんなぞのミュージシャンさんに よろしくお伝えください。
そばも、食べに寄ってください。来られるときは、連絡ください。 小川
そば、食いねぇ♪おっ、なかなかやんけ〜♪
蕎麦屋「蛍」に入れば、
ソバより先に、ギャラリー!
開店当初は、小川さん本人の個展。
彫刻はまだ、3作のみ。スゲエ新人。
彫刻の上は、
絵画サークル「ぴいぷる」で
描いたのスケッチ。

午後1時

深川市
アート
ホール
東州館
人物画を描く理由♪そして、人物との出会い♪ 展覧会『ぴいぷる スケッチ展』

■会場でもある東州館の館長、渡辺貞之画伯が主催する
絵画サークルが、「ぴいぷる」だ。
おそらく渡辺画伯が名づけたのであろう、そのサークル名に、
明確なメッセージがすでに準備されている(と、私は思う)。
「ぴいぷる」とは、もちろん英語だが、
「人々」とゆー意味よりも、「人民」とゆーニユアンスが近いと思う。
「人民」ではあまりにも歴史用語すぎるのであれば、
「大衆」、「市井の人々」とゆー感じであろう。
そこには明らかに、渡辺画伯が「大衆」を信じている、期待している、
とゆー姿勢が静かに宣言されている。

■確かに、私が今年のお盆に、偶然見た、
ここ東州館での「ぴいぷるマラソン・スケッチ会」には、
魅力的な「大衆」の群れが絵を描いていた。
それは渡辺画伯が、元・小学校教師であったという理由からではないのだろう。
むしろ、彼が教師になったことすら、
彼の「大衆」信頼のスタンスが産んだ途中経過にしかすぎないのであろう。

■しかし、芸術家とは個人主義者である場合が多いのではないか?
もちろん、「スケッチ会」が集団の行事であったとしても、
絵に集中する時は、「個人」に帰るはずである。

「個人」であることに気がつかせる装置としての「大衆」
というパラドックスが成立するのは芸術であるからこそだろう。

■もちろん、「ぴいぷる」の生徒が
渡辺画伯の絵に似てしまう・とゆー危険から逃げることはできない。
しかし、
技術とは別の「手クセ」のような「個人」の「身の上」は、隠すことは できない
そこに気がつく瞬間、絵を描くものは、厳しいぐらいに、
たった一人の「個人」であるのだし、
それだけで、もういいのかもしれない。

展覧会『あかとき発信 元気なアート展Ⅳ』

■深川市にある知的障害者更正施設が、
「あかとき学園」だ。本展は、彼らの作品が並ぶ。

■「テクニックを捨てるテクニックが必要だ。」と
言ったのはロバート・ フリップだったか。
そーゆー意味から、ここでは「手クセ」が露出した
かのように、一瞬、錯覚してしまうが、実は違う。
明らかに、ある大きな意図が先導していることが
スグに分かる。おそらく、美術指導者の意図だ。
それは、「連続」を要求(=期待?)する意図だ。
細かい「連続」作業(=単純作業?)の結果は、
意図した者の作品であると判断すべきである。
だから、これは芸術というよりは、「工房」である。
「ばんざ〜い!」アートの入り口は、どこにでもある♪君は、君のそばの入り口に気がついているかい♪
立体、平面、コラージュ、布など
多彩な素材。
「ぱくりんこ」アートの入り口は、どこにでもある♪君は、君のそばの入り口に気がついているかい♪
写真の、この娘は
知的障害者ではありません(たぶん)。

「時」。アートの入り口は、どこにでもある♪君は、君のそばの入り口に気がついているかい♪
「作業」は「正確」でなければ価値を生まない。
しかし、もしそれが「芸術」であれば、不正確こそが、「味」となる。
だとすれば、「失敗(=不正確)」の可能性を切り開く作業(=セラピー?)として、
美術治療
(?そーゆーものがあるんだろう、きっと。)は役立つんだろうなぁ。
この時計が連続して描かれた絵の作者はだれか?
もしかしたら、知的障害者の可能性に触れようとしている絵を観る側の「期待」こそが、真の作者な のかもしれない。
実際、私はこの絵が「好きだ」。
音楽って、薬?毒?うううううううう♪ 『音楽療法を学ぶ』

■ここ、東州館は、
深川市出身の書道家、小川東州(お がわ・とうしゅう)の書を展示することを目的に建設された。
小川東州は、1989年の昭和天皇崩御の時に「昭和天皇大葬」の題字を揮毫したことにより
全国的に有名になった。
左の写真の、壁にかかった書が、東州の作品だ。
クラッシックとアヴァンギャルドが同時に存在
して、素晴らしい。

■ただし、一年中、同じ書を飾っていても、リピーターは増えるワケがない。
そこで今年から全権を得た、渡辺画伯が館長として、多くの魅力的な企画を展 開した。
音楽会も含め、ユニークだ。
今日は、なんと、『音楽療法を学ぶ』!
会場前の準備中から、癒しの(?)音楽が低く流れ、受付にはスーツの似合うオジサンが二人。
会場では、女性がピアノの前で打ち合わせ中。
「音楽療法」?「美術療法」とも関係あるのかな?両方(←シャレ)とも、療法だし。がくっ。

■「癒しの音楽」が治療するのであれば、
ストーンズやセックス・ピストルズでは、治療はでき ないのかな?
この深川市で高校生だった私は、
ストーンズやピストルズに治療された(ハズ)だったよーな気もするんですけど。
午後2時

そば処


深川市
3条10番
■ちょいと遅い昼メシ。
ざるそば大盛り、750円。
地元の玄ソバ100%で
手延べされて、うまい。
つゆは、やや濃い目だが
魚くささなどは無い。
正直、私は5人前ぐらい食べたいぐらい、
ウマイ。

■私がココに来るのは2度目だが、
改めて内装を見渡すと、やはり、
オーナーの小川さんは「作家」だなぁと思う。
「お金」と「センス」と「努力」のバランスだ。

■壁にかかる風景画は
渡辺貞之画伯の油絵。
彼の風景画は珍しい。
これを観るのも、
ここに来る楽しみの一つだ。

■帰宅すれば
小川さんからメールが着ていた。
絵手紙かぁー。まいったなぁ〜(がくっ)。
蛇足ですが、
この男が「わたなべ・まる」ではありません。
『わたなべ まる 展』

■この日、ギャラリー蛍(がくっ)は、
絵手紙風の作品展示。
私、絵手紙、苦手ですねん。すんまへん。

■なぜ苦手かとゆーと、
みんないい人ばっか、だから。
もちろん、
私も、とっても「いい人」です(がくっ)。
でも、絵本や童話の歴史が持ったような
アニミズム的 「毒」を体験せずに
成立したジャンルだからかも。

■だから&もしかしたら、
絵手紙のジャンルは、
サドやボードレールのように
偽悪的な作家を持ったときにこそ、

ようやく確立するのかもしれない。

■もし、そーゆー作家が出てこない
のであるとするのならば、
このジャンルが固有に
「いい人」ノイローゼの病を持っている。
差出人 : 小川 俊郎@J.アグリプラネット
送信日時 : 2005年12月13日 6:33Am
宛先 : 久保AB−ST元宏
件名 : 写真ありがとうございました

久保様
先日は、写真ありがとうございました。また、添付の写真ありがとうございます。自分もこの角度が一番良いと思ってます。
自分の作品を通して久保さんの作品を見る目というものを改めて認識させられました。

そばも、食べていただき、きっと、「うなかがめーゆ」に行った帰りでも、寄っていただいたとものだと、思ってました。
しかし、「あかとき」、「ぴーぷる展」、「ふれっぷ」と廻られたとのこと、行動力に脱帽です。うなかがめーゆではニアミスだったみたいですね、
今、本業が忙しく、せっかく案内をいただいていたので、チラッとのぞいてきました。

ギャラリー「蛍」は、12月15日から『中村 祐之 展』を行います。
色の違った木を何種類も使い作った絵?です。先日、持ってきていただいたのですが、すばらしいものです。
そばの大盛りの値段は昼150円、夜200円増しです。
昼と夜は、昼サービスメニューで"おいなり"をつけて出しているので、そばの量が若干少なめなので安くなってます。(昼600円、夜650円)
また、お客さんの中には、特盛(ちょうど1人前)を注文される方もいますので、トリプルもいいかもしれません。300円増しで2人前を食べれます。
(値段の設定を間違えたと後悔してます(笑))

若林さん横浜に戻られたのですね。冬もすごされているのかと思ってました。うらやましいですね。

『深川アート逍遥』、 面白そうな企画で楽しみです。
「蛍」中心はちょっとおこがましいですが、「蛍」を情報発信の場にしたいと考えている私とし てはその中でちょっとでも触れられるとうれしいです。
(渡辺先生の絵画が市民会館とか公共施設以外で飾ってあるのは珍しく、また年数回架けかえてくれるそうです)
私のメールアドレス、実名もかまいませんが、くれぐれもお手柔らかにお願いします。
小川
午後3時

喫茶店
ふれっぷ
ふれっぷ♪入り口は、目立たず。 ふれっぷ♪昭和の匂い。 ←■写真のハジに立つ、ここのマスターは、
私の深川西高校「新聞会」時代の先輩の、兄。
でも、たぶん、私がココに来たのは初めて。
そもそも、「新聞会」時代の私はイヤなヤツで、
(もちろん、今は「いい人」です・笑)
もしかしたらイデオロギーとゆーやつに
毒されていたのかもしれない。
あの頃の私であれば、連合赤軍事件の加害者に
なっていてもおかしくは無い。
それは「思想」的にではなく、「性格」的に・だ。

■それにしても、なんとも、30年前が冷凍保存
されたかのよーな空間である。
まずいなぁ。
なんだか、あの頃の「悪い人」に戻りそう(がくっ)。

『渡辺 貞之 第30回 「一枚の絵本展」展』

■なにしろ、「第30回」とゆーのが、スゲエ。
よく続いたものだし、この間、一度も観にこなかった私も、スゲエ(がくっ)。
「一枚の絵本」とは、たった一枚の中にストーリーを盛り込む・という渡辺画伯らしい、「実験」。
私なぞは、先に亡くなった永島慎二を連想してしまうのだが。・・・ごめんね。

■それにしても、渡辺画伯の創作欲というか、業のようなものは恐ろしい。
おそらくは彼の内側に巨大な「過剰なる存在」があり、それを放出しているのであろうが、
今日、ここまで観てきた、東州館でのスケッチ、蕎麦処「蛍」の風景画、
さらに「うなかがめーゆ」に掲げられている油絵、
そのどれもがまったく違う「手法」であるのだが、これもまた、まったく違うのだ。もー。

■おそらくは、ソバ屋の小川さんも、内側に「過剰なる存在」があるために、
農業土木の設計というメチャ忙しい本業を持ちながら、
カヌーをしたり、彫刻をしたり、ソバ屋を経営したりしているのだろう。
それらの行為を、「治療」と呼んでは失礼か。

■いや、おそらく「音楽療法」(って、なんだかよく分からないんですが・笑)のように、
彼らには必要な行為なのだろう。

■「一枚の絵本展」は今回で終了するそうだ。私はギリ&ギリ、観ることに間に合った(笑)。
「終了」とは、おそらく渡辺画伯の中で
「整理」(=もしくは「集大成」)の時期が、いよいよ来たのかもしれない。
彼が放出してきた巨大な銀河が、どのような「一枚の絵」にたどりつくのか、
私などは無責任にワク&ワクしている。
一枚の絵本♪そして、人物との出会い♪
午後4時

うなかが
めーゆ
美術館
★just imagine...♪アートだ!あん♪アン♪うなかがめーゆ美術館
北海道深川市9条17番44号 電話;0164-22-3597
桔梗智恵美、 幸田尚子、りんごムロショップyukes
『うなかがめーゆクリスマス 展』
2005年12月9日(金)〜11日(日)
ギャル(?)パワー炸裂!★夢は、かなうのか?
うなかがめーゆ、冬は基本的にクローズです。
3日間だけ開けてもらうという企画です。
暖かくしておいでくださいませ!!
投稿 bokemi  2005年11月25日 午前 9時28分
一枚のDM♪そして、メリー・クリスマス♪
一枚の絵♪そして、人物との出会い♪
うなかがめーゆ♪夢が叶う「こんなTシャツが、ほしかったの」
一階 では手作りのTシャツを交互に作っていた。
渡辺貞之画伯の絵をプリントしたり、
ししゅうをしたり、絵の具でペイントしたり、
なかなか自由、かつ、カッコイイ。
一枚のTシャツ♪そして、メリー・クリスマス♪
うなかがめーゆ♪夢が叶う「フェルトの魔法使い」
二階 (と、言っても屋根裏みたい・笑)では、
ご婦人たちが集まって、
フェルトによる小物作りのワークショップ。
「かんたんにできるわよ〜」という、不思議。
うなかがめーゆ♪夢が叶う
一階 の展示室で目を引くのは
渡辺貞之画伯の新作?

その前のイスに、ちょこんと吊るされたフェルトの
クリスマス・リースが気になる。
一つのフェルト♪そして、人物との出会い♪ 一つのフェルト♪そして、メリー・クリスマス♪
クリ スマス・リース、
なんと、300円(税込み・笑)!

思わず買ってしまいました。
買ってから作者を聞くと、
私の知人の画家でした。
気に入ったモノを作ったのが、
お気に入りのヒトであった
というのは偶然ではなく、

ちゃんと準備された、
「波長」
のようなものかもしれません。
なんだか、
お米を売る自分の立場も振り返ってしまいました。

うなかがめーゆ♪夢が叶う「再会?」
この日のサプライズは、この女性。
なんと、私の深川西高校「新聞会」の一級、後輩。
ゲッ。私の過去をみんなに、しゃべらないでね〜(がくっ)。
「久保さんって、高校時代はジェフ・ベックとか、ばっかで、
私の誕生日に難しいロックの本をプレゼントしてくれて、
私、読みませんでした。」・・・がくっ。それ以上、言うな〜。
はい、これが、1970年代の典型的な(?)高校生♪そして、メリー・クリスマス♪
参考 までに
(何の参考だ!?)、

深川西高校
「新聞会」時代の、久保。

典型的な
1970年代の高校生である。

(そ、そうかぁ?)
一軒の画廊♪そして、メリー・クリスマス♪
北海 道の夜は早い。
うなかがめーゆ美術館、また来年。

■せまい街だからか、ほんの3時間ほどでグルリと、深川市内のアート観光(?)が楽しめた。
それぞれが独立した「組織」であるが、見事に有機的に結びついている。
その魅力的な「接着剤」とは、もちろん&やはり、渡辺貞之画伯だ。
今年一年、渡辺画伯は、大きな個展、 美術団体の役員、東州館の館長、主催する劇団の公演、などなど、超人的なスケジュールをこなしたようだ。
それでいて、年頭には40日間のイタリア半島周遊を実行している。
イン・プットとアウト・プットが見事に結びつき、複数の大きな「成果」を生んだ一年であったのだろう。
今回、私が回った深川市内の各会場は、なんだか渡辺画伯の「熱」の落下傘作戦のよーでもある。
「中心」の存在は幸福である。同時に、「中心」の存在は、「中心」の不在を目指す運動によってこそ、引き継がれる。
そんなことを考えるのはヘソマガリでもあるし、「中心」がある安心の上での発言なのだろう。

■それと、まぁ、私の個人的なことになるが、私は、まだ(?)、なんとなく、深川市とゆー街と「和解」できていなかったようなことに、今さらながらに気が ついた。
1977年(=大昔だ)、沼田町の中学生であった私にとって、地元を飛び出した最初の土地が深川市であったんだなぁ、そーだよ、そーそー。
なにもかも(←あー、あれも&これも)中途半端なままに投げ出し、札幌へ行き、東京へ行き、また札幌へ戻り、んでもって、結局、沼田町に住んでいる私。
(そう考えれば、私が深川の法人会などに馴染めなかったり、
札幌や旭川では落ち着くのに、深川で酒を飲もうという気にならない謎が、よーやく解けた。のかよ?がくっ。)

メリー・クリスマス。 (←こう言えば、何でも許される、この時期でもある。笑&がくっ。)