Everybody needs some education. Education★試されている北海道教育委員会 高校再編 北海道にある高校の数を半分に減らす権利のある方々との日々。 (更新日;2007年5月26日)
北海道沼田高校 ★ ラスト・デイズ (更新日;2010年3月5日) |
|
|
もしも、ぼくらが平等ならば、 ぼくらがするべきことは、 「お願い」ではなくて、 「質問」なのだろう。 〜 共犯新聞シリーズ 『廃校 ★ 田舎から学校を無くす権利を持っている人たち。』 〜
text by 久保AB-ST元宏 (2007年6月6日 1:57Am)
■テレビに知っている顔が並ぶ。
去年の今頃、私が「説明会」や「陳情」に出向いた先で会った方ばかりだ。 ■北海道教育委員会の方々が、苦渋の顔で、北海道内の高校を「閉鎖」、「統合」する案をまとめている。
彼らの「苦渋」は、演技ばかりではないだろう。 だって、「教育」行政に希望を持って上り詰めた重責での仕事が、学校を無くすことなんだから、彼らの「苦しさ」は、我々よりも深いのかもしれない。 そこは忘れないことにしよう。彼らも、苦しいのだ。
|
沼田高校教育振興協議会が存続要請活動! ▲2006年5月9日 北海道教育庁新しい高校づくり推進室 西村室長への「要請」。 写真左手前が久保。 ★2006年7月11日(火)1:30Pm〜4:40Pm 滝川ホテル三浦華園1階 オーロラホール 北海道教育庁主催『高校適正配置計画検討協議会』←参加自由。
|
美術教育を通して、子供たちの成長を期待して具体的な実践や研究を続けている方だ。 彼のブログが私もコミットしている「今北海道の沼田高校が存続の危機にあります。」のことを取り上げてくれた。 ↓ 美術と自然と教育と 「愛国心よりも前に」(2006年6月16日) >アメリカ軍に協力して日本軍を海外に送り出せるし、 >アメリカ軍に対し、思いやりのお金もポーンと出せるほど経済的に力のある国です。 >その気になれば沼田高校を存続させることなど簡単なことだと思いますけど。 ↑ ■真の「思いやり」予算とは、教育費である。 と、ゆーコトでしょうか。 山崎さん、本件をブログにて取り上げていただき、ありがとうございます。 また、ここのブログ愛読者の皆様で、もう少し、この件に興味のある方は、こちらのページをご覧ください。
■こんなハナシを聞くと、私が中学生だった頃の、「不良になるから、長髪、エレキ、ロックは禁止。」なぁ〜んてコトバを思い出す。なつかしーなぁ〜。 ■少子化、都会での荒れる高校。 しかし一方で子供たちの「情報」吸収力は、すげー勢いで成長している。 それは、いわゆるオチコボレだって、そこそこのコンピュータ知識や、J-POP(がくっ)の最新情報、サッカーの海外選手の特性など、すごい「情報」力だ。 「情報」吸収力を、「教育」に還元できないのだろうか? ■社会人の「生涯学習」意欲も年々、増加している。 「駅前留学」や「なんとかカルチャー・センター」は、もうかっている、らしい。 高校の空き教室を、地元の「知」の再開発の場にできないものか? ハコモノの「生涯学習センター」を作ることだけではなく、そこに「魂」を入れるべきだ。 ■高校を、高校生から解放せよ! |
▲上記の政策に対する『共犯新聞』の基本姿勢は以下の通りです。 1.教育とは、「あきらめない」ことと、「自分の言葉で考える」技術を伝えることです。 2.上記の姿勢に基づいて、虚無的にならない粘り強い取り組みが必要です。 3.組織の構成メンバーが虚無感を持つようになるを避けるのが、組織役員の仕事です。
行動日;2006年4月20日(木曜日) こんばんわ。 久保でございます。 はる先生が教えていた時の沼田高校は、2間口(=1学年に2クラス)だったんでしたっけ? 「2間口→1間口」になる時に、「沼田高校教育振興協議会」が、町長を会長にして作られました。 当時、私は商工会青年部部長で、めちゃアテ職のメンバーになりました。 でも、その時は自分の子供も小さくて、「お客さん」みたいな気分で出席していました。正直。 もちろん、その時の気持ちの中には、「おそらく、これだけの有識者の集まりだから何か良い打開策を実行してくれるだろう。」という期待もありました。 んで、夜、町内を歩いて沼田高校に関する署名活動を一軒一軒、歩いて回った記憶があります。 今から考えれば、「署名活動」など、ダダっ子の叫び声にすぎず、 行政の上層部(=権力?)からすれば原始人のダンスみたいなものです。 本当の「行動」とは、「理論武装」である、と、今ごろ気がついた私です。 それから数年たって、今度は「廃校」の時に、私が「中学校PTA会長」とは、超因果です。 ちなみに、「2間口→1間口」当時の農業青年部長が、私の前の、「中学校PTA会長」で、今月28日まで「沼田町PTA連合会」会長です。 んなモンだから、因果やねぇ。と、二人で話します。 実は今日、午前中に、上記2人+沼田高校PTA会長の3人で、岩見沢の教育局に行って、意見交換をしてきました。 添付の写真がソレです(笑)。まぁ、これが私の最新のバンドです。 この行動は、沼田町長、教育委員会、各学校には知らせていません。 この行動後、高速道路で沼田町にもどり、午後1時から「平成18年度 第一回 沼田高校教育振興協議会」が開かれ、 私と沼田高校PTA会長は、これまたアテ職で参加。 しかし、メンバーではないという理由で、町PTA連合会会長は傍聴も含め、出席が許可させず、会議は、なかなかイカした・・・・・・(←自主規制)でした。 で、先日私が添付したメールの最後の2ページを出席者に配り、説明しました。 去年の10月下旬に、はる先生を含めた数人に沼田高校廃校?とゆーメールを送りましたが、 あの時の多くの方のレスは、「そりゃぁー、久保くん、早合点だよ。まだまだ、そこまで行っていないよ。」でしたが。 あれから12月に道教育庁の「答申」がでて、2月に「指針」が出て、今月24日には、「公聴会」とゆー・・・・・・(←自主規制)です。 同じ高校教師でも、進学校と、教育困難高(?)とでは、体力を向ける先がまったく違うのですね。 両校教師の苦労話の発言を並べて考えると、 プロフェッショナルとしての教師(←まぁ、そうではない教師もいるでしょうが)を前にして、 私自身がすることを私自身が判断する愚かささえ感じてしまいます。 もちろん、 「札幌から生徒を受け入れるのは、相当腹を括って、行政からのかなりの援助を取り付けてからでないと、難しいと思います。 と、札幌の教育困難高の教員が言ってるんだから、間違いありません。」 のでしょう。 そして、もう熟慮済みでしょうが、高校教師に本件のストレスをまかせているだけでは、本質は解決しないのですよね。 また今年も、大都会の教育困難高校から100人単位のドロップアウト生徒が出るでしょう。 そして一方では、イナカの高校が、ひっそりと、しかし、どんどんと廃校になってゆく。 さらに「国家」が教育費を削る一方で、保護者が、教育費にお金をかけることへの理解は増えている。 この3つの、バラバラ状態。 「少子化」をなげくのであれば、何故、もっと「教育」に体力を傾注しないのか? 「少子化」を理由に地方の高校を無くすことが、住民の出産、子育て意欲の低下につながり、さらなる少子化を加速させる危険に、どうして気がつかないのか? 地域内の子供人口のパイのみからの算出による「適正配置」だけでは、住民の郷土創出意欲を無くす悪循環に気がつかないのか? 数合わせのみが、「適正配置」ではないのです。 ドロップアウトした高校生を教育する義務は「国家」には無いのか? 高等教育の機関の無い地方が増えてゆく「国家」に未来はあるのか? 保護者が使いたい教育費は、そんな時に、どこに向けられるのか? 現場の教師だけの問題ではありません。 何か大きなものが試されているような気がします。
|
|