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Education試されている北海道教育委員会

高校再編
北海道にある高校の数を半分に減らす権利のある方々との日々。
(更新日;2007年5月26日)
北海道沼田高校 ラスト・デイズ (更新日;2010年3月5日)
JETプログラムのALT
沼田町は、いかにして外国人の常勤英語教師を不要としたか?
(更新日;2005年8月6日)
久保AB-ST元宏PTA会長による「来賓祝辞」
2007年3月13日(火曜日) 10Am 沼田町立沼田中学校 第39回 卒業証書 授与式
My Son's Graduation (更新日;2008年3月13日)
久保AB-ST元宏同窓会長の挨拶。
34年ぶりに小学校の教師に逢いに行く、ということ。
「そうだ、森弥生先生に逢いに行こう。」と、想った。 (更新日;2008年1月6日)


2008年3月1日 土曜日 午前0時45分←■いよいよ、沼田高校の卒業式、ラスト3のカウント・ダウン。


番組宣伝
from quiqu (2007年9月13日11:23Pm)

9月15日(土)午後2時よりHBC(北海道放送)にて、
あんどん祭りや沼田高校を扱った番組、
ダイドードリンコスペシャル
「見たか!酔うたか!」〜沼田町夜高あんどん祭り
が放映されます。なぜか吉村作治先生が案内役です。
いろいろな意味(!)で乞う御期待なり!ぜひ御覧下さい。
★冬は髪の毛が長いのよ?あいかわらず、うさんくさい出演の仕方をした久保AB-ST元宏(がくっ)♪
あいかわらず、うさんくさい出演の仕方をした久保AB-ST元宏(がくっ)。
★道教委の皆さんへ。
番組は、祭りと同時進行の沼田高校の閉校問題にも切り込んでいた。


2007年9月11日 火曜日 午前1時25分←■なんだか、沼田高校が無くなると、課題がひとつ終わるかのようにホッとした笑顔でインタビューに答えるひと。
もしも、ぼくらが平等ならば、
ぼくらがするべきことは、
「お願い」ではなくて、
「質問」なのだろう。


text by 久保AB-ST元宏 (2007年6月6日 1:57Am)

テレビに知っている顔が並ぶ。
去年の今頃、私が「説明会」や「陳情」に出向いた先で会った方ばかりだ。
★あらら。思わぬ再会♪
北海道教育委員会の方々が、苦渋の顔で、北海道内の高校を「閉鎖」、「統合」する案をまとめている。
彼らの「苦渋」は、演技ばかりではないだろう。
だって、「教育」行政に希望を持って上り詰めた重責での仕事が、学校を無くすことなんだから、彼らの「苦しさ」は、我々よりも深いのかもしれない。
そこは忘れないことにしよう。彼らも、苦しいのだ。
★空気になってから、再会♪ しかし、もっと忘れてはならないのは、
このような「政策」は、
アンドロイドや神様のような顔の見えない
抽象的な存在が決めたのではなく、
明らかに、
人間が決めた、のだということ。
そんなコトを改めて言うと、笑われるかもしれないけれど、
こーゆーコトは、決まってしまうと、
いつのまにか決めた人間が空気の中に消えてしまう。
いつのまにか、「時代」の総意であったかのよーな
抽象的な存在に落ち着いてしまう。
ほら、あの年金のように。

だから、私のような足りない脳味噌の人間は、
自分の「違和感」を
「言葉」にしてゆく
「訓練」が必要なのだ。

下記に転記するのは、
私が個人的に、北海道教育局に提出した「質問状」と、その回答である。
当時、私は某学校のPTAの役員ではあったが、
それを含むいかなる団体とはまったく関係なく、
私、個人の判断で質問の文面を考え、提出させていただいた。

そもそも、私がこのような幼稚な「質問状」を書こうとしたキッカケは、
当時、準備されていた「沼田高校の存続を求める署名活動」への違和感からであった。
道議会の議員への「陳情」の次の「行動」が、「署名」活動というのには、
あまりにも「考える」、「企画する」、「代案を提出する」という作業が
ないがしろになっていると私は感じたからだ。
それらの「自分で考える」作業の末に、たとえば、「やはり、高校は必要ない」、と
いう結論が出ても、それなら&それで私は良いとも思った。
そうではなく、「陳情」と「署名」だけでは、あまりにも工夫が足りないのではないか。
私はそこに思考の停止のイメージを感じてしまっていた。
また、「署名」活動も、なんだか予定通りのスケジュールの一環のようであったことも
私には違和感が自然にわいてきた。
つまり、なんだか、「お芝居」っぽかったのだ。

もちろん、署名活動を一生懸命された当時の町長とPTAの皆さんには
頭が下がる。それは、私も強く感じる。私も微力ながら協力させてもらった。
それでも、「陳情」と「署名」を乗り越えなければ、だめなのだ。
自分の頭で考えることを忘れては、
忙しく一生懸命に考えている行政に対しても失礼だ。

そして、そのように忙しい中、私の愚問に回答していただいた道教育庁の岸さんと、
そのスタッフの方々に感謝している。
★署名です♪
2006年6月12日、
沼田高校の存続を求める署名を、
北海道教育庁「新しい高校づくり推進室」の
西村室長に手渡す沼田町の名士の方々。

差出人 : ★日付をクリックすると、♪好きな時代に行けるわっ♪あん♪アン♪北海道教育庁 新しい高校づくり推進室 高校配置グループ
送信日時 : 2006年10月2日 5:37Pm
宛先 : 久保AB-ST元宏
件名 : 新たな指針案等に対する質問について
添付ファイル : 回答.jtd (0.03 MB)

久保元宏 様


 日頃より本道の高校教育の推進に当たり、ご理解・ご協力を頂きありがとうございます。
 
 さて、大変遅くなりましたが、過日照会のありました件について別添のとおり回答します。

 今後、新たな指針に基づく具体的な高校配置計画策定に当たりご意見をお伺いすることもあると思いますので、よろしくお願いします。


             新しい高校づくり推進室参事  岸 豊

質問書に対する回答

< 質問書 >                                 
『新たな「高校教育に関する指針」 (素案)』および
『これからの北海道が目指す教育について (答申)』への質問

教育行政の皆様の献身的な取り組みに敬意を表しつつ、親、さらに、道民として、沼田高校の維持をめぐる検討も含めまして、
以下の質問を申し上げます。つきましては、お忙しい中、恐縮ですが、6月15日までに回答をいただければ幸いです。
■ うぇ〜ん!質問 1
  本道での、「不登校、中途退学など生徒指導上の課題」があげられていましたが、具体的な改善策を教えてください。

 ○  生徒指導上の課題に対する改善策は、多岐にわたりますが、たとえば、
 ・ガイダンス機能の充実
 ・生徒の多様な学習ニーズに応える教育課程の編成
 ・教育相談体制の充実
 などが考えられます。

■ うぇ〜ん!質問 2
  フィールド制を導入いたしますと、より少人数かつ多グループの対応が必要になると思いますが、その形態の予想図は?

 ○ フィールド制導入校に限らず少人数指導等は実施されているところですが、
フィールド制においては普通科の従来の類型・コースより設置科目が増えることが予想され、少人数指導等についても一層の充実が望まれます。
   なお、具体的な指導形態については、それぞれの学校の教育課程、生徒の選択状況、配置教員数等により、様々な形態が考えられるところです。

■ うぇ〜ん!質問 3
  パブリックコメントや住民参加には、「官僚たちと住民における情報の非対称性」という大きな落とし穴があると思いますが?

 ○ 情報量に違いがあるのは事実であるが、パブリックコメント以外の手法も合わせて、情報提供や意見聴取などを行っています。

■ うぇ〜ん!質問 4
  現状の沼田高校で、何が問題なのでしょうか。(生徒数?、学力?、就職か進学先?)
■ うぇ〜ん!質問 5
  上記の質問の関連です。現状の問題を克服するためにやってきた施策は?具体的に列挙してください。
■ うぇ〜ん!質問 6
  上記の質問の関連です。その施策に、どれだけの金額を使いましたか?
■ うぇ〜ん!質問 7
  上記の質問の関連です。その施策の効果、あるいは問題点は?
■ うぇ〜ん!質問 8
  上記の質問の関連です。問題点は内在的ですか、外在的ですか?
■ うぇ〜ん!質問 9
  上記の質問の関連です。もし内在的問題点を認識されていらっしゃいましたら、改善することは本当にないのでしょうか?

○ 質問4〜9についてですが、1学年3学級以下の小規模校においては、限られた教員数の中で、
生徒一人一人に対するきめ細かな指導や特色ある教育活動を展開している学校もある一方で、
教育課程の編成に制約があることや生徒同士が切磋琢磨する機会に乏しいことなどの課題もあることから、
生徒の学習環境の充実を図ることを基本として、通学区域における中学校卒業者数の状況、募集定員に対する欠員の状況などを
総合的に勘案し、順次、再編整備を進めたいと考えています。
 また、これまで小規模校に対する支援として、金額をお示しすることは難しいですが、
「特例2間口校」による学級編制の弾力的な取扱い、「夢と活力あふれる高校づくり推進事業」を活用した教育内容の充実、
1間口校に対する教職員の独自加配などの施策を展開し、教育活動の活性化に努めてきたところです。

■ うぇ〜ん!質問 10
 「新たな高校教育に関する指針」の通りにすれば、うまくいきますか? またそれを、どうチェックし、どう結果報告しますか?

 ○ 新たな指針は、高校を取り巻く教育環境の変化に対応するための高校教育の基本的な考え方と施策を示ししたものであり、
それぞれの高校において、生徒が活き活きとした高校生活を送ることができるよう、
本道の未来を担う人材を育む学習環境の充実に努めたいと考えております。また、その実施状況についても確認しながら着実に
進めたいと考えており、成果の報告については今後検討していきたいと考えています。

■ うぇ〜ん!質問 11
  本道は高校進学率は高いのに、大学進学率は低いという理由は何であると判断されていますか?

○ 高校卒業後の進路については、生徒がそれぞれの将来設計や勤労観・職業観等に基づき、
大学、専門学校等への進学や就職などを選択しているところです。
大学進学の状況については、本人の進路希望や学力、保護者の経済状況、本道における大学・専門学校の設置状況など、
さまざまな要素が考えられるところです。

■ うぇ〜ん!質問 12
  少子化などから相対的に大学の価値が低下していますが、授業料などの負荷もこれに比例して下げる指導はされますか?

○ 権限外ですのでコメントできません。

■ うぇ〜ん!質問 13
  「芸術」面のさらなる充実を答申されていますが、現状は、芸術授業時間と、芸術教員の採用の極端な減少がありますが?

○ 平成18年4月の北海道教育推進会議の答申において文化・芸術活動の推進を提言されております。
これを受け「北海道教育ビジョン(案)」(平成18年6月)において生涯学習社会の実現のための基本方向に
文化・芸術活動の推進を位置付けております。
 また、学習指導要領における高校の芸術の標準単位数は変わっておりませんし、
教員採用については、各年度の退職者数などにより増減するため、一概に減少しているとはいえない状況です。

■ うぇ〜ん!質問 14
  答申の「自然豊かな北の大地で、自立の精神にあふれ、夢や希望の実現」と、都会集中の高校政策は矛盾していないか?

 ○ 高校の再編整備に当たっては、生徒の学習環境の充実を図ることを基本とし、広域な本道における都市部と郡部の違い、
今後の中学校卒業者数、本道の基幹産業との関連、地域の実情や学校・学科の特性などを考慮しながら進めるものであり、
都会集中を目指すものではありませんし、これからの本道を担う人を育むことを基本理念とした北海道教育推進会議の答申の
趣旨にも沿うものであると考えています。

■ うぇ〜ん!質問 15
  田舎では大量廃校、都会では中退者の大量発生という現状を、教育委員会だけではなく道庁全体で取り組んでいますか?

 ○ 高校の教育環境の充実に当たっては、関係する知事部局とも連携を図り、進めていきたいと考えています。

■ うぇ〜ん!質問 16
  豊かな地域を形成するために、「出産」、「子育て」意欲を支援するための教育機関の維持、充実への対策はありますか?

 ○ 少子化対策については、保健福祉部を中心として教育委員会を含め、全庁的に取り組み、
子どもたちの未来に夢や希望が持てる活力ある北海道の実現に努めることとしています。

■ うぇ〜ん!質問 17
  「地域キャンパス校」と、現状の高校を残すことの差が不明確です。むしろ、残すことによって伝統メリットもあるのでは?

 ○ 1学年2学級以下の高校については、原則として再編整備を進めることとしていますが、
地理的状況等から再編が困難であり、かつ地元からの進学率が高い場合は地域キャンパス校化を図ることとしています。
地域キャンパス校は、センター校からの出  張授業などの支援により教育環境の充実を図ることとしています。

■ うぇ〜ん!質問 18
  高校生減少の一方で、生涯学習意欲の高揚が報告されていましたが、地域の高校を、その教育センターに位置づけては?

 ○ 高校が地域と連携して特色ある教育活動を展開することは、意義があるものと考え  ています。

■ うぇ〜ん!質問 19
  4間口以下の高校には全教科の教師をフルセットで提供しないという教育方針は、教育の機会均等に似合わないのでは?

 ○ 教員については、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律(昭和36年法律第188号)の基準に
準じて配置を行っています。現行よりも教員数を増やすことは財政的な問題もあり難しいものと考えております。

■ うぇ〜ん!質問 20
  各地域に高校を残し、教師を複数校担当にして通勤派遣させることで広い北海道ならではの教育の充実が図れるのでは?

 ○ 小規模校においては、教員配置に伴う課題だけでなく、生徒が少ないことにより生徒同士が切磋琢磨する機会に乏しいなどの課題も
ありますことから、生徒の学習環境の充実を図ることを基本とし、望ましい学級規模となるよう再編整備を進めたいと考えています。
また、地域キャンパス校においては、センター校との学校間連携を図り、センター校教員による出張授業などを行い
教育環境の充実を図ることとしています。

■ うぇ〜ん!質問 21
  過疎化と少子化により高校が無くなると、企業誘致のインフラ後退など、さらに悪循環を加速させることにはなりませんか?

 ○ 地域における高校の存在は大きなものがありますが、中学校卒業者数が急激に減少する中で、高校の小規模化が進んでおり、
教育水準の維持向上等の観点から、こうした状況を改善し、活力ある高校をつくっていくためには、再編は避けて通ることのできない課題であり、
適正な高校配置を進めていく必要があると考えております。

■ うぇ〜ん!質問 22
  今回の「高校適正配置」に関しまして、道民の中で広く認知され、議論されたと思いますか?また、その数値根拠は?

 ○ 平成19年度公立高等学校適正配置計画については、平成12年6月に策定した「公立高等学校配置の基本指針と見通し」に基づき、
2回の地域別検討協議会をはじめ道議会のご議論や地域からの要望などを総合的に勘案して策定したものであり、
広く議論いただいたものと考えています。

■ うぇ〜ん!質問 23
  他都府県よりも、北海道全体の知的レベルを上げるための具体的な政策を、ご紹介ください。

 ○ 他都府県との比較をしてはいませんが、学力向上の施策としては、
「北海道学力向上推進事業」、「小中一貫教育研究開発事業費」、『「北の大地にひろがる美しく豊かな言葉」推進事業費』、
小学校・中学校における少人数学級編制の実施などの取組があります。

■ うぇ〜ん!質問 24
  おそらく貴案における、空知北学区の「9クラス減」の案は、
 滝川工業(3)+奈井江商業(2)+新十津川農業(1)+赤平(1)+沼田(1)+妹背牛商業(1)の9校の廃校であると思います。
 これを、
 滝川(7→5)、滝川工業(3→2)、滝川西(7→5)、砂川(4→3)、芦別(5→4)、深川西(4→3)、深川東(4→3)の「9クラス減」にしては、
 いかがでしょうか?
高校名滝川滝川工業滝川西砂川奈井江商業新十津川農業芦別赤平深川西深川東沼田妹背牛商業
合計
現在のクラス数
40
教育庁の9クラス減の案廃校廃校廃校廃校廃校廃校
31
『共犯新聞』の9クラス減の案
31

 少クラス高校の教師で、美術・音楽・書道や、社会と理科の教師は複数の高校を担当することではいかがでしょうか?

 ○ 中学校卒業者数が急激に減少する中で、高校の小規模化が進んでおり、こうした状況を改善し、活力ある高校をつくっていくためには、
これまでの間口調整だけでは困難であり、再編は避けて通ることのできない課題と考えており、教育水準の維持向上等の観点から、
適正な高校配置を進めていくこととしています。具体的な配置計画案については、各通学区域における地域別懇談会の開催や、
全道規模の教育関係団体と意見交換を実施するなど、地域のご意見を伺った上で、策定したいと考えています。

★まだ、ぶらさがっているもの。 以上が全てだ。
本来であれば再質問も相手への礼儀として必要なのだろうが、私は今のところしていない。
上記の「Q&A」を少数の方と検討したが、たとえば、こんな意見もあった。

要点:
・高校再編は、結局のところ、なんだかんだ言っているが、コスト問題である。
・それはそれで深刻なことではあるが、さんざっぱらお金をつぎ込んできた道教
 育行政の政策レビューもしくは、ベネフィット(必ずしも金額的ではないが)の
 分析に基づく、政策評価がないと今後高校再編して、いいほうに転ぶかどうか
 わからん。
・その視点で見ると、回答は隔靴掻痒で、知りたいと思っている論点がずれてい
 て、ふーんっていうかんじ。
・そもそも道教育行政と道教組は、教育の錦の旗を掲げて、コスト=ベ ネフィット
 問題を意識的に避けてきたことは、明白である!(私見)
・はからずも、滝川市教育委員会が小学生の自殺にからみ、非常にク ローズドな
 対応をとったことで、全国ニュースになり、「みのもんた」は怒った!
 非常に微妙な問題ではあるが、報道を見る限り、同教育委員会は惨敗 とおもう。
・これをきっかけに名誉職の似非プロを掲げた教育委員会のあり方の議論が盛り
 上がることを期待する。
・そもそも、個人的には、さして世の中で騒がれているほど、日本の教育の成果
 である子供たちに悲観していない立場からすると、マスコミは悪い例 ばかりあげ
 すぎる。総じて悪いのは子どもの手本になっていない大人である。
・子どもが親以外で一番接する時間が長い大人が、先生。道教委がやっ ているよう
 にコネじゃなくして、社会人も含めて広く門戸を広げて先生の質を上 げることが、
 真の教育改革ではないか!!それ以外はどうでもいい!!

また、今、北海道で進められている高校の数を半分にしようという大きな動きに、
私のような「質問」はいくつあったのだろうか。
それらは、どう処理され、どう生かされ、どこへ行っちまったのか。

私の「言葉」は愚かなものに過ぎない。
ただ、自分の「言葉」で少し考えてみようとしただけだ。

・・・”自分の「言葉」で考える”。
それを、「教育」というのだ。

2007年5月25日 金曜日 午前1時22分←■ついに、沼田高校に廃校の命令が降りる。しかし、沼田町民は、無関心。誰も、話題にしない。
2006年8月9日 水曜日 午前1時43分←■今日は午前9時から沼田町役場で名士(笑)の方々と、「沼田高校教育振興協議会」。これもまだ、終わってはいないんだよ。
Icon for Ms.Catherine and Ms.Mel !教育★Education 高校「廃校」問題を思索&行動(更新日;2006年7月12日)

★おお♪だいじょうぶかな♪沼田高校教育振興協議会が存続要請活動!
ほー。へぇ〜。ふ〜む。
▲2006年5月9日 北海道教育庁新しい高校づくり推進室 西村室長への「要請」。
写真左手前が久保。
★2006年7月11日(火)1:30Pm〜4:40Pm 滝川ホテル三浦華園1階 オーロラホール
北海道教育庁主催『高校適正配置計画検討協議会』←参加自由。
新聞は書きたてる。
2006年7月12日の北海道新聞・空知版。
ピングーの左足のトコロに、久保AB-ST元宏も座っている。
新聞の回りは、当日に配られた資料。久保のメモ(=ラクガキ?)が書かれている。

私は沼田中学校PTA会長の立場で参加した。

争点は、先月、北海道新聞がスッパ抜いた形で明らかになった妹背牛(もせうし)商業高校の廃校。
かなり熱い発言が妹背牛側から続いた。
赤平市からの発言も多かった。

今回、廃校の検討に入っていたのは、
妹背牛商業高校、
赤平高校、
そして、沼田高校だった。

しかし、沼田からは誰も発言しなかった。
実は一番、廃校の可能性が高かったのが沼田高校だったのだが、それが妹背牛商業高校が廃校されるという案が出たため、
沼田町はとりあえずは廃校が逃れたワケで、ここで何か失言があったり、道庁や道教育庁を怒らせたりしてはマイナスなので、
あえて(笑)発言をしなかっいたのであろうか?
たとえそうであっても、妹背牛や赤平の積極的に議論をしようという姿勢と比べると、
沼田町から来ていた町長と教育長のダンマリは、ちょいと淋しいものがあった、なぁ。



会議の中での発言で、印象的であったものをいくつか紹介してみよう。
  • 妹背牛町教育長(男性) 北海道の財政難を、地方の高校に押し付けているだけではないのか?
  • 北海道教育庁あたらしい高校づくり推進室(岸 豊 参事) これからの行政は、財政問題を無視して考えるようではダメなのであります。
  • 妹背牛町PTA(男性) 平成12年から検討しているというが、妹背牛町民が妹背牛商業高校の廃校を知ったのは、6月15日の北海道新聞でだ。
  • 北海道教育庁あたらしい高校づくり推進室(岸 豊 参事) 妹背牛町の教育委員会には説明してきた。正式発表の一ヶ月前には、内々に町へは伝えた
  • 妹背牛町PTA(男性) 当事者とは生徒であり保護者なのに、教育委員会への説明だけでは地域説明では無い。行政として、失格である。
  • 妹背牛町長(男性) 先輩が「町立」として開校し、やがて「道立」になり、町づくり&人づくりの学校を作ってきた。妹背牛だけの問題では無い。
  • 妹背牛町PTA(女性) 妹背牛商業高校は女子バレー部の名門です。全国の4〜500校の高校や大学と交流が続いている事実を知っていますか?
  • 北海道教育庁空知教育局(山端 一史 主幹) ご意見、ありがとうございます。(がくっ。)
  • 妹背牛町PTA(男性) 北海道の教育方針は「夢や希望の実現に挑戦」です。妹背牛のバレー部はまさにソレです。同じ高校ばかり作ってどうするんですか?
  • 赤平市市議会議員(男性) 『新たな「高校教育に関する指針」』は、都市部の大型高校のみの案。教育は40人いても10人でも平等に行なっていただきたい
質疑応答は、北海道教育庁空知教育局(山端 一史 主幹)が司会をして、北海道教育庁あたらしい高校づくり推進室(岸 豊 参事)が応える形式で進められた。
彼らが会場の正面に座っていたわけだが、実はこの日、もっとも「権力」を持っている方が、会場の右横に座っていらっしゃられた。
それが、北海道教育庁空知教育局の、吉井 亮 局長だ。
彼は単に「権力」を持っているだけではなくて、私の印象では、少なくともこの日の会場にいる人間の中ではもっとも優れた事務処理ができる「能力者」でもあると思う。
だから、たぶん(?)「人間的」にも魅力のアル男でもあられることだと思う。それは私が彼と意見交換をした5月8日の数十分で判断できた。
しかし&もちろん、「権力」と「能力」と「魅力」と、「正しい」は別のものである。

質疑に応える岸参事は、彼の誠実な人柄から真摯に応えていた。
私がこの間、ズーッと見ていたのは、質問と応えを聞いている時の、吉井局長の表情である。
うまい具合に、私から斜め45度角前に吉井局長の席があったので、私は彼の顔の観察を充分に楽しむことができた。

質問者がトンチンカンだったり、旧左翼的教条主義であったりする時、吉井局長の顔は、「ふふん、しめしめ。」と、少し嬉しそうに笑う。
質問者が熱のこもった感情に訴えかけるタイプである時、吉井局長の顔は、「やれやれ。これだから大衆は・・・。」と、アキレ顔で笑う。
岸参事の応えが、質問をやりこめると、吉井局長の顔は、「まっ、Q&Aマニュアル通り、だなっ。」と、勝ち誇ったかのような笑いをする。
岸参事の応えが、質問をわざと回避するかのようなディベートのテクニックを使うと、吉井局長の顔は、「おっ。岸クン、やるねぇ〜。」と、少しおどけた笑いをする。

まぁ、そんな感じで、吉井局長の顔は「正直」であった(笑)。
ただし、会議の後半、ついに吉井局長は私が彼の顔を観察していることを発見されたようだ。サスガ、である。ふふふ。



今回の会議は大きくわけて、
「高校適正配置(=つまり、廃校されちまうスケープ・ゴートになるミジメな高校は、どこか?)」と、
「新たな高校教育(=つまり、北海道の高校生の学力向上の模索。)」

教育庁は、「新たな高校教育」をメインに説明したがるのだが、どうも、それは「廃校おしつけ」のカモフラージュにしか見えない。
そもそも、先の赤平市市会議員の発言のように、
「新たな高校教育」と言っても、都会の大型学校向けのみの案であり、田舎での説明会では、ちゃん&ちゃら、おかしい・のである。



さて、結局は、「数字合わせ」なのである。
廃校、と言いつつも、人口にあった学校の規模、とゆーコト。
教育庁の資料によれば、今回の説明会の行なわれたエリア「空知北学区」では、2008年から2014年までの7年間で、中卒者(=つまり、高校受験生)は257人、減る。
これを1クラス=40人で割れば、
257人÷40人=6.425クラス、である。
つまり、7年間で6クラス減らさなければならないのである。
さらに人口の流出に歯止めがかからなければ、257人以上の中卒者が減ることになる。
だから、空知北学区では、「7年間で6〜9クラスの減」が必要である、とゆーのが教育庁の考え方だ。
この「6〜9クラスの減」を、「廃校」と結び付けるには、大きな議論のミゾがある。しかし、そのミゾが議論されていない。

高校名滝川滝川工業滝川西砂川奈井江商業新十津川農業芦別赤平深川西深川東沼田妹背牛商業
合計
現在のクラス数
40
教育庁の9クラス減の案廃校廃校廃校廃校廃校廃校
31
『共犯新聞』の9クラス減の案
31

上記の「教育庁の9クラス減の案」の数字配分は、『共犯新聞』調べ(がくっ)である。
しかし、「9」という中途半端な目標数字と、「3クラス以下の高校は廃校」という提案を合わせてみると、見事なぐらい、教育庁の意図がミエ&ミエに見えちゃうのだ♪
おそらく、この程度のことは、教育庁と、各市町村の教育委員会の間では住民にはナイショ♪で、密かに語られていることだろう。

そこで、上の表の『共犯新聞』案、である。
この「空知北学区」で最も学力レベルの高い高校は、滝川高校である。つまり、この滝川高校を最高位として、高校ランクのヒエラルキーが作られている。
んで、過疎化&少子化で、子供が減り、低いレベルの受験生でも、より高いレベルの高校に合格しやすくなってきている。
だから、レベルの高い高校のクラスは減らず、それ以下の高校のクラス数は激減してしまうのだ。
これって、レベルの高い高校のレベルを下げることにも、間違いなく、なっている。
だからこそ、私は、最もレベルの高い高校のクラス数こそ、減らせ滝川高校こそが、1学年1クラスでもいいではないか!?と、言いたい。
そしてこの学区に1クラス=40人の知的エリート(?)を作って、全員に東大にでも合格してもらえばいいではないか。



「個性ある教育」、「地域に根ざした教育」。
そんなモノがあるとすれば、無くなる前に議論することは、まだまだタクサンあるはずだ。

<上位高校の「クラス減」をめぐる複雑な事情>
中学生の保護者は、
「上位高校への入学が楽になったのなら、このチャンスにウチの子供を上位高校に入学させたい。で、あるから滝川高校や深川西高校のクラス減は、今は困る。」
とゆーのが本当の正直な気持ちでしょう、ね。
そーゆーことで、たとえば5歳の年齢差のある子供のいる家庭では、
「上の子は学年順位20番でも深川西高校に入学できなかった(=つまり、沼田高校に入学)けれど
下の子は学年順位30番なのに、あまり努力しなくても深川西高校に進学できそうだ。超ラッキー♪」とゆーナイショのキモチが存在しているんだろーね。

2006年7月11日 火曜日 午前9時58分←■今日は午後から、滝川市での北海道教育庁主催「高校再編計画会議」に参加。妹背牛商業の廃校議論で燃えるか?
2006年7月7日 金曜日 午前3時31分←■11日に開かれる北海道教育庁主催「高校再編会議」の資料が届いた。A4で、厚さ1cm。ぎゃふん。
地域の生涯学習「知的」センターとしての高校、という再生案
text by. 久保AB-ST元宏 (更新日;2006年6月17日 11:33Am)

■北海道千歳市の公立中学校の美術教師、教育とは、常に、新しい!山崎正明さん、とゆー方がいる。
美術教育を通して、子供たちの成長を期待して具体的な実践や研究を続けている方だ。
彼のブログが私もコミットしている「今北海道の沼田高校が存続の危機にあります。」のことを取り上げてくれた。

★just imagine...♪アートだ!あん♪アン♪美術と自然と教育と 「愛国心よりも前に」(2006年6月16日)
>アメリカ軍に協力して日本軍を海外に送り出せるし、
>アメリカ軍に対し、思いやりのお金もポーンと出せるほど経済的に力のある国です。
>その気になれば沼田高校を存続させることなど簡単なことだと思いますけど。


真の「思いやり」予算とは、教育費である。
と、ゆーコトでしょうか。
山崎さん、本件をブログにて取り上げていただき、ありがとうございます。
また、ここのブログ愛読者の皆様で、もう少し、この件に興味のある方は、こちらのページをご覧ください。

妹背牛商業高校 が、廃校!?

■さて、6月15日の北海道新聞にて、「妹背牛商 募集停止へ」の記事が掲載されました。
「うむむ。これがホントの、アジビラか?」
■妹背牛(もせうし)町とは、我が沼田町と川を挟んでの、となり町です。
この新聞記事を読んだ沼田町の数人の方から、私は声をかけられました。
「やったね!久保クンの運動が成功したんだね!」
がくっ。
沼田高校のスケープ・ゴートとして、妹背牛商業高校が”廃校”になったとしても、本質は何も解決していないのです、よ。

■行政のスケジュールでは、6月19日の道議会→8月の決定&発表ではあるのですが、
議会センセーたちの資料&原案を作るのが役人の仕事であるのは、古今東西、同じよーです。
ただし、まだ「案」にしかすぎない「資料」を、閲覧の権利がある新聞記者がそれを読み、
得意になって(?)スッパ抜いたことが、既成事実になってしまったかのような「風評被害」とゆー、世論操作に私は大きな疑問を感じます。
マスコミは自らの仕事を「伝える」ことではなく、「驚かす」ことと誤解されているようです。
こーゆー記事は、もっとデリケートに扱うべきです。
そもそも、北海道の高校が半数になりかねない大問題が、マスコミで議論されていない不毛が悲しいですね。

■北海道では、こーゆー無残な「算数リストラ」が進められ、東京では「数学ゼロトレランス」が議論されている。
ゼロトレランス
学校が明確な罰則規定を定めた行動規範を生徒・保護者に示し、破った生徒にはただちに責任を取らせる生徒指導の方法。
ルールを破った生徒には、容赦ない罰則を与える。
1997年、クリントン大統領(当時)が全米に呼びかけ浸透させた。
それまで教育現場で支配的だった、生徒の事情をよく聴き、生徒理解に重点を置いて指導する「ガイダンス」と呼ばれる手法とは一線を画し、
絶対に許容しない厳格さで臨む。
アメリカでは、この方法を用いて、荒廃した学校の再建に成功した例が挙げられている。
「ゼロトレランス」とは、もともと、「不良品を許容しない」という産業界の考えだったが、「子供を不良品にしてはいけない」という意味で、その考えが応用された。
義家 弘介 (よしいえ・ひろゆき);元・高校中退者、元・北星学園余市高校教師、横浜市教育委員
「しかし、それは教育ではなく、矯正である。」
朝日新聞2006年6月17日より

■こんなハナシを聞くと、私が中学生だった頃の、「不良になるから、長髪、エレキ、ロックは禁止。」なぁ〜んてコトバを思い出す。なつかしーなぁ〜。

■少子化、都会での荒れる高校。
しかし一方で子供たちの「情報」吸収力は、すげー勢いで成長している。
それは、いわゆるオチコボレだって、そこそこのコンピュータ知識や、J-POP(がくっ)の最新情報、サッカーの海外選手の特性など、すごい「情報」力だ。
「情報」吸収力を、「教育」に還元できないのだろうか?

■社会人の「生涯学習」意欲も年々、増加している。
「駅前留学」や「なんとかカルチャー・センター」は、もうかっている、らしい。
高校の空き教室を、地元の「知」の再開発の場にできないものか?
ハコモノの「生涯学習センター」を作ることだけではなく、そこに「魂」を入れるべきだ。

■高校を、高校生から解放せよ!

2006年5月31日 水曜日 午前11時47分←■「予定調和」、という仕事がある。「予定調和」名刺交換会、「予定調和」総会、「予定調和」会議、「予定調和」反対運動。とても便利である。
2006年5月30日 火曜日 午前5時51分←■今日は午後4時から「夜高あんどん裁許長会議」、午後7時から「沼田高校”廃校”問題会議」。・・・・・・。
2006年5月26日 金曜日 午前11時50分←■正しい「運動」とは、「署名運動」ではなくて、ヤツラの素案を深く研究して行なう、「質問攻め」である。

★考える必要、あり♪新たな「高校教育に関する指針」
▲北海道教育委員会では、
社会の変化や、
生徒の能力・適性、興味・関心、
進路希望等の多様化など
高等学校を取り巻く
環境の変化に対応し、
未来を担う人材を育むための
高校教育の基本的な考え方と
施策を示した
新たな「高校教育に関する指針」の
策定作業を進めています。
★高校生、ばんさい♪

▲上記の政策に対する『共犯新聞』の基本姿勢は以下の通りです。
1.教育とは、「あきらめない」ことと、「自分の言葉で考える」技術を伝えることです。
2.上記の姿勢に基づいて、虚無的にならない粘り強い取り組みが必要です。
3.組織の構成メンバーが虚無感を持つようになるを避けるのが、組織役員の仕事です。
「解決」って、なぁ〜に?

〜 愚か者の知恵と、無知の涙 〜


Daddy you’re a fool to cry

Even my friends say to me sometimes
And make out like I don’t understand them
You know what they say
They say, daddy you’re a fool to cry
You’re a fool to cry
You’re a fool to cry
And it makes me wonder why.

I’m a fool baby
I’m a fool baby
I’m a certified fool, now
I want to tell ya
Gotta tell ya, baby
I’m a fool baby
I’m a fool baby
Certified fool for ya, mama, come on
I’m a fool
I’m a fool
I’m a fool
♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To Die

行動日;2006年4月20日(木曜日)

こんばんわ。
久保でございます。

はる先生が教えていた時の沼田高校は、2間口(=1学年に2クラス)だったんでしたっけ?

「2間口→1間口」になる時に、「沼田高校教育振興協議会」が、町長を会長にして作られました。
当時、私は商工会青年部部長で、めちゃアテ職のメンバーになりました。
でも、その時は自分の子供も小さくて、「お客さん」みたいな気分で出席していました。正直。
もちろん、その時の気持ちの中には、「おそらく、これだけの有識者の集まりだから何か良い打開策を実行してくれるだろう。」という期待もありました。
んで、夜、町内を歩いて沼田高校に関する署名活動を一軒一軒、歩いて回った記憶があります。
今から考えれば、「署名活動」など、ダダっ子の叫び声にすぎず、
行政の上層部(=権力?)からすれば原始人のダンスみたいなものです。

本当の「行動」とは、「理論武装」である、と、今ごろ気がついた私です。

それから数年たって、今度は「廃校」の時に、私が「中学校PTA会長」とは、超因果です。
ちなみに、「2間口→1間口」当時の農業青年部長が、私の前の、「中学校PTA会長」で、今月28日まで「沼田町PTA連合会」会長です。
んなモンだから、因果やねぇ。と、二人で話します。

実は今日、午前中に、上記2人+沼田高校PTA会長の3人で、岩見沢の教育局に行って、意見交換をしてきました。
添付の写真がソレです(笑)。まぁ、これが私の最新のバンドです。
この行動は、沼田町長、教育委員会、各学校には知らせていません。
この行動後、高速道路で沼田町にもどり、午後1時から「平成18年度 第一回 沼田高校教育振興協議会」が開かれ、
私と沼田高校PTA会長は、これまたアテ職で参加。
しかし、メンバーではないという理由で、町PTA連合会会長は傍聴も含め、出席が許可させず、会議は、なかなかイカした・・・・・・(←自主規制)でした。
で、先日私が添付したメールの最後の2ページを出席者に配り、説明しました。

去年の10月下旬に、はる先生を含めた数人に沼田高校廃校?とゆーメールを送りましたが、
あの時の多くの方のレスは、「そりゃぁー、久保くん、早合点だよ。まだまだ、そこまで行っていないよ。」でしたが。
あれから12月に道教育庁の「答申」がでて、2月に「指針」が出て、今月24日には、「公聴会」とゆー・・・・・・(←自主規制)です。


同じ高校教師でも、進学校と、教育困難高(?)とでは、体力を向ける先がまったく違うのですね。
両校教師の苦労話の発言を並べて考えると、
プロフェッショナルとしての教師(←まぁ、そうではない教師もいるでしょうが)を前にして、
私自身がすることを私自身が判断する愚かささえ感じてしまいます。


もちろん、
「札幌から生徒を受け入れるのは、相当腹を括って、行政からのかなりの援助を取り付けてからでないと、難しいと思います。
と、札幌の教育困難高の教員が言ってるんだから、間違いありません。」
のでしょう。
そして、もう熟慮済みでしょうが、高校教師に本件のストレスをまかせているだけでは、本質は解決しないのですよね。

また今年も、大都会の教育困難高校から100人単位のドロップアウト生徒が出るでしょう。
そして一方では、イナカの高校が、ひっそりと、しかし、どんどんと廃校になってゆく。
さらに「国家」が教育費を削る一方で、保護者が、教育費にお金をかけることへの理解は増えている。

この3つの、バラバラ状態。

「少子化」をなげくのであれば、何故、もっと「教育」に体力を傾注しないのか?
「少子化」を理由に地方の高校を無くすことが、住民の出産、子育て意欲の低下につながり、さらなる少子化を加速させる危険に、どうして気がつかないのか?
地域内の子供人口のパイのみからの算出による「適正配置」だけでは、住民の郷土創出意欲を無くす悪循環に気がつかないのか?
数合わせのみが、「適正配置」ではないのです。

ドロップアウトした高校生を教育する義務は「国家」には無いのか?
高等教育の機関の無い地方が増えてゆく「国家」に未来はあるのか?
保護者が使いたい教育費は、そんな時に、どこに向けられるのか?

現場の教師だけの問題ではありません。
何か大きなものが試されているような気がします。

<追記>
■昨夜は『共犯新聞』UP後、なんだか食糧問題と似ているなぁ〜と、思った。

つまり、地球のどこかで確実に飢えている人たちがいる。
一方で、米があまったり、牛乳やタマネギが廃棄処分される国がある。

高校をドロップアウトするハイティーンが大量にいる。
一方で、高校に空き教室が増え、廃校になる。

もう、一国だけの食糧政策ではダメであり、
もう、「学区」だけの教育(=「国」つくり)だけでは、ダメなのだ。

久保AB-ST元宏 (2006年4月21日 10:10Am)

田舎から高校を無くす権利を持つ人たち。

〜 愚か者の知恵と、無知の涙 Ⅱ 〜

♪Too Old To Rock And Roll , Too Young To Die
★はーい、ロバート♪
共犯音楽祭★TERAのROCK名盤100枚!★Music〜音という抽象芸術♪Whole lotta love
無念いっぱいの年貢米を
作詞&作曲;レッド・ツェッペリン(1969年)
意訳;久保AB-ST元宏(2006年4月25日)

You need coolin’, baby, I’m not foolin’,
もちっとさ、冷静になるべ。おら、アホじゃなかんべ。
I’m gonna send you back to schoolin’,
おら、お代官様に、おらの村の学校閉鎖さ再検討していただきたいだ。
Way down inside honey, you need it,
お代官様は、もっと下々の働き蜂の、おらたちのこと、知るべきだべ。
I’m gonna give you my love,
おらだって、お代官様のこと好きだんべ。
I’m gonna give you my love.
ちゃんと年貢米、こせえているだ。

Wanna whole lotta love?
それでも、まだ年貢が足りねぇって言うだか?
Wanna whole lotta love?
おらたちから、なんぼ年貢米さ取り上げれば、おらたち幸せになれるだか?
Wanna whole lotta love?
今度は、おらたちから学校さ取り上げるだか?
Wanna whole lotta love?
そんなんで、よかんべか?

You’ve been learnin’, baby, I bean learnin’,
さすがお代官様、えれぇ学問をお持ちだんべ。んだども、おらたちも同じださ。
All them good times, baby, baby, I’ve been yearnin’,
来る日も来る日も、マジメに学問してるだ。それとゆーのも、お代官様をお慕い申し上げてのことだっぺ。
Way, way down inside honey, you need it,
そこで一つ、お願げぇなんでげす。下々のおらたちのこと、もちっとお考えなさってけれ。
I’m gonna give you my love,
それも&これも、お代官様の国にいたいからでやんす。
I’m gonna give you my love.
秋にはちゃんと、年貢米を出させていただくだ。

Wanna whole lotta love?
えぇ?おらの村から郵便局さ無くすだか?
Wanna whole lotta love?
なんとまぁ、お医者様に行くのにも、もっと銭っ子かかるだか?
Wanna whole lotta love?
今度は学校さ取り上げるんだか?
Wanna whole lotta love?
どうせなら、わしらが考えなくてもいいように、脳味噌を年貢に納めさせてくだせぇな。

(various mumblings and screechings with cool effects)
「ふんぎゃぁ〜、ふんぎゃぁぁ〜、ふがー!ふがー!うぐげぇぇあああがぁええええー!」

You’ve been coolin’, baby, I’ve been droolin’,
お代官様は、いっつも冷静だべ。んだ、んだ。おら、いっつもアホみてぇだし。
All the good times I’ve been misusin’,
せっかく、お代官様から「そちも何か申せ。」と言われても、おら、ダメだ、マトモなこと言えねぇ。
Way, way down inside, I’m gonna give you my love,
んだからもー、お代官様、おらんち来て、家の中ひっくり返して、米っ子さ、全部もってってけれ。
I’m gonna give you every inch of my love,
おら、お代官様になら、一粒のこらず、全部、差し出させていただきやすって、へぇ。
Gonna give you my love.
へぇ、どーぞ、どーぞ。
Yeah! all right! let’s go!
がってんだす!ええでがす!さぁ、どんぞ!

Wanna whole lotta love?
おら、ほら、ライス。
Wanna whole lotta love?
おら、ほら、ライス。
Wanna whole lotta love?
おら、ほら、ライス。
Wanna whole lotta love?
おら、ほら、ライス。

Way down inside, woman,
んだども、次は、カカァ、
You need love.
おめぇさ、年貢に入れてしまうだべか(笑)?

Shake for me, girl
なぁ、娘っ子よ、とうちゃん、なやんでるんだべさ。
I wanna be your backdoor man.
おら、どーせなら、村八分になりてぇだ。
Hey, oh, hey, oh
「とっつぁん!」「おう」「しっかりしてよ!」「おう」
Oh, oh, oh
んだ、んだ、んだ。
Keep a-coolin’, baby,
受験生のために、頭、冷やすっぺか。
Keep a-coolin’, baby.
とうちゃんも、まだあきらめていねぇだよ。

およばれ日;2006年4月24日(月曜日)

■行って来ました。
ウワサの、『新たな「高校教育に関する指針」に係る意見を聞く会』

まぁ、タイトルはソフト(?)だけど、北海道(=つまり、道庁)の考えていることは、
「(北海道も予算難だし、高校生も減っているから)高校の数を半分に減らしたい。
とりあえず、高校生の少ない田舎から廃校にしましょう♪」っー感じの、コト。
それを事務方だけで決定しては、波風(?)が立つので、「広く意見を聞いていますよ〜♪私たちは密室で勝手には決めませんよ〜♪」っー会議。
それを、「ガス抜き」とは言うまい。
それを、「パフォーマンス」とは笑うまい。

■しかし、残念ながら、私は頭がいい。
道庁がいくら説明をしても、「これは平成12年から皆様に検討していただきましたが〜♪」と、長期展望を唱えても、
彼らが北海道の道民に議論を投げかけた「素案」ないし「指針」とゆー叩き台は、言うなれば、決められた「方程式」。
<地元の中学校の卒業生が行かない地元の高校=地元では必要のない高校>
この「方程式」を「大前提」と鵜呑みさせられた田舎の名士様たちが、地元の中学校や高校の入学式&卒業式などの式典での祝辞で、
「残念ながら(!)今年も我が町の中学卒業生は、わが町の高校を○人しか選びませんでした。」と、
あたかも中学校の卒業生が地元の高校を廃校に追い込んだかのようにも聞こえる「お祝いの言葉」をマイクを通じて、つらそうな顔で語られる。
それを黙って、中にはうつむいて、聞いている生徒や保護者の気持ちが少しは分かる私では、ある。
この「方程式」は巧みに作られていて、中学生は3年生になると、いわゆる「輪切り」と呼ばれるランク分けをされる。
上から成績の良い順番に、高校があてがわれる。
この作業が高校のランクを自動的に決める。確かに、地域内で学力の高い高校を人工的に作ることには成功するだろう。
しかし、過疎化と少子化が加速する時代においては、上位ランクの高校への入学がしやすくなり、結果的に下位ランクの高校の受験者が激減する。
んで、どんどん下位ランクの高校が廃校にさせられてゆき、最後には地域内にたった1校しか残らなくなる。
決められた「方程式」に、決められた「過疎化」&「少子化」とゆー決められた「係数」をかけたところで、出てくる「答え」は同じなんだよねぇ〜♪
つまり、道庁のやっていることは、「広く意見を聞いていますよ〜♪私たちは密室で勝手には決めませんよ〜♪」と言いつつ、
全ての議論に同じ「方程式」と同じ「係数」を与え、「考えさせる」つもりで、「気づかせる」よーに仕向けているダケなのだよ〜ん♪

■だから、私はまず、「方程式」を疑え!と、言いたい。

■少なくとも、「1学年4クラス以上が適正」とゆー「大前提」の根拠すら、科学的じゃぁーない。

★立場は変わり続ける演劇世界♪
▲地元では壇上から指名する立場の町長も、今日は一般席から手をあげて発言。
■んで、今日は北空知の全ての市と町の、
市長&町長、
教育長、
中学校校長&PTA会長(=これ、私・がくっ)、
高校校長&PTA会長が呼ばれた。
その他にも、参加自由という素晴らしい主催者のご好意で、
教職員組合とか、近所のオバサンなども来ていた。
その人数、200人弱。
とにかく、この地域の全ての
市町村長+市町村教育長+校長+PTA会長が
集められたんだから、
かなぁ〜り、濃い会議のハズ、である。

★あらら。思わぬ再会♪
■で、驚いたのは、なんと&まぁ、今回の主催者(=北海道教育庁)の一番エライ人が、私の知人だった。がくっ。
私は約8年前、道庁主催の研究団体「北の・みらい塾」の塾生として1年間、
道庁職員や北海道各地の「がんばっている人(?…当時の流行語で言えば、「地域を元気にする人」がくっ。)と一緒に合宿などをして、
地域活動(=村おこし?)の勉強をした。その時の、同期生が、彼だった。
いやぁ〜、偉くなったもんだねー、Kさん。

■かつて、そのKさんと私は、何度もお互い顔を真っ赤にして酒を呑んだりしたものだから、
彼の説明する初々しさ(?)に、なんだか当時を思い出したりしたもんです。がくっ。

■会議は午後1時30分から、午後4時30分までだったんだけれど、後半になるにしたがって、参加者からの意見に熱が加わってきたね。
その多くが、「地元から高校を無くすな!」。
でも、残念ながら、熱気を浴びた声が大きくなるにしたがって、
主催者側(&Kさんも?)は、「ああ〜また、地域エゴか。しょーもねぇーなぁ〜。」と、感じていらっしゃったことでしょう。
道庁は理詰めで議論し、道民は感情を訴える。
こりゃ、ダメだぁ〜。
この構図は世界中で見ることができる不毛な世界。
道庁と道民の間に立つ、市役所や役場の職員は、
道庁側の「方程式」を一生懸命、マジメに解いて、「正解は、道庁様!」と言い出すしかないんだなぁ〜、もー。がくっ。

■こんなコトを繰り返していたら、発言する気力も無くなる。
Kさんが大志をいだいて道庁に就職したのは、道民の無気力を増幅させるためだったのかい?

■古い「方程式」にばかりこだわっていたら、北海道は他府県に負けて、さらなる田舎度を上げるよ。
地域内の最高知性が中学程度の田舎の田舎度は、ド田舎。がくっ。
いい加減にしてくれよな。

★変えなきゃいけないのは、ホントーは何?おほほほほ♪
▲確かに、知事は「広告塔」だけど、ね。
■そんなコトを思いながら、
次から次へと質問や意見を述べる参加者の声が
うつろに聞こえてくる。
そもそも、こんな重要な案件を知らない道民が圧倒的だ。
私も、PTA会長なぁ〜んてゆー似合わない立場ではなかったら、
本件を知らなかったであろう。
教育局は、今日のように「広く意見を集めて」いるだろーし、
インターネットでも開示している。
しかし、もっとテレビや新聞で議論をする場を広げるべきだ。

高橋はるみ知事も、「米チェン!」と言ってる場合ではなく、
「高校を考えよう!」キャンペーンを大々的に打つべき

高校問題は、
教育問題であり、
就職問題であり、
経済問題であり、
少子化問題であり、
人口問題であり、
地域問題であり、
北海道問題なのだから。

■私は最初っから、発言コーナーでは意見を述べさせてもらうつもりだった。
それは道庁に対してと、
私のとなりに座る私の町の町長&教育長へのアピールの意味もあった。
いくつかの意見が出て、少し議論が深まりかけた時に
私は手を上げて意見を言おうとしたが、
タイミングが悪く、他の人が指名された。
200人もいる会議室だから、かなり意見&質問も激戦だ。
そして私が意見を述べようとした時に指名された方の発言から、
激情型のスピーチをされる方が多くなった。
特に教職員組合の方の発言は、懐かしい(?)演説口調だった。

もう、その段階で私は手をあげる気分が失せ、
用意されたA4のアンケート用紙に意見を書くことに集中した。

会議の全てが終わった時、私は文字で埋めたアンケート用紙を持って、
壇上の中央に座っている今日の主催者側代表のKさんのところへ行った。
「Kさん、沼田町の久保です。」
「あっ!久保さん、来てたの?」
「あはは。いやぁー、Kさんのお立場、よく分かりますよ。タイヘンですねぇ〜。」
「いや、もー、こんなんなっちゃって。えへへ。」
Kさんの左右に座る、(おそらく)Kさんの部下たちも、
素顔を見せたKさんを横から親しげに笑う。
きっとKさんは職場では優しい上司なのだろう。
それは主催者側にとって、
長時間の会議の緊張感が崩れた瞬間であったのかもしれない。
その気持ちの中には、
「よかった。たいした意見が出なくて。」っーものもあったかもしれない。

「Kさん、これ、読んでおいてくださいね。」と、私はアンケート用紙を渡した。
本来は会場出口で事務員の女性に渡すべきものだ。
「おっ。あ、ありがとう。」
「じゃ。」
★コトバのチカラ不足♪
▲しかし、字がキタナクて読めない。がくっ。

■んで、家に帰れば、Kさんとは別の「北の・みらい塾」の同期生から引越し案内のハガキが届いていた。
なんでも彼は、道庁の教育局本庁から、留萌の教育局に転勤になったらしい(笑)。
おいおい、私は、この人とも対立する立場(?)になったのか(笑)。
みんな、偉くなったね。
っーコトは、いよいよ、俺たちの時代が来た、ってゆー意味ではなかったのかい?

Yeah! やっぱし、マンガもメディアだ。
2006年4月27日(木)発表の、久保AB-ST元宏の連載マンガ。
※3コマ目の「和風園」とは、沼田町にある老人ホーム。がくっ。
「地元から高校を無くすな!」。
でも、残念ながら、熱気を浴びた声が大きくなるにしたがって、
主催者側(&Kさんも?)は、
「ああ〜また、地域エゴか。しょーもねぇーなぁ〜。」と、
感じていらっしゃったことでしょう。
道庁は理詰めで議論し、道民は感情を訴える
こりゃ、ダメだぁ〜。
この構図は世界中で見ることができる不毛な世界。

久保AB-ST元宏 (44歳)
(2006年4月24日付け『共犯新聞』の独り言より)
今の政治には思想がない。
思想があるところには、人間性と愛がない。
でも私は、
思想と愛は両立すると信じている。

イタリアの映画監督 マルコ・ベロッキオ監督 (66歳)
(2006年4月26日付け『朝日新聞』のインタビューより)


マルコ・ベロッキオ監督 最新作!
やっぱ、映画館で観たい♪マヤ・サンサ♪テロとは?
人を殺してまで信じるべきものがあるのか?♪テロとは?
1978年にイタリアで起きた、「赤い旅団」によるテロを描く。
テロ集団の女性メンバーのセリフが印象的だ。
「人を殺してまで信じるべきものがあるのか?」

< 虚無と夢の間で >
●Eメール送信日時:送信日時 : 2006年4月25日(火) 3:45Pm
こんばんわ、福原さま。
久保元宏です。

新聞のコラム、連載が終わったんですね。
お疲れ様でした。
締め切りなど、苦労もあったことでしょうが、定期的に文章を書くことは良いことですよね。
「連載」という強制は、まさにその環境を作ってくれます。
                  
>福原 満 コラム『ゆのみ』  (2006年4月末 掲載)

『夢まい進、実行』

>(前半、省略。)
>わが子たちにはそれぞれに夢があり、それぞれの夢に向かってまい進しているようである。
>長女は歯科技工士を目指し、歯科学校で勉学中。長男は市民派弁護士を目指し東大文Ⅰに努力中。
>小学校の次男は少年サッカーの選手であるが、将来は世界でプレーする選手だそうである。頼もしい限りである。
>嫁様の夢は何だろう、当然有るのだろうな。聞いたことが無いが、聞いても教えてくれないでしょうね(笑)。
>さて、私の夢は!。当然有るのです。皆様も同じでしょうが、年を取ってからの夢は公言出来ませんが、私にも有ります。
>取りあえずは、今通っている北大大学院を卒業する事が先でしょうが、頑張ります。
>(以下、省略。)

我が社の社員の長男も市民派弁護士を目指しています。
最近の子供の流行なのかな?何かマンガにでもあったのでしょうか。
とにかく、それぞれの子供が「努力」をして、それぞれの途中で「結果」を作っていることに、情けないオトナとして頭が下がります。

今日、幼馴染の死を知りました。
奇病にかかっており、急に10年前から筋肉がなくなりだしたのですが、ついに亡くなりました。

その過程で、千歳に住んでいる別の幼馴染と、数回メールをしました。
最後に、沼田高校が廃校しそうだとのメールと、その件を書いた私のHPアドレスを添付しますと、下記のレスが届きました。

>もっと力抜けば 普通に話したら?
>ぼくらは所詮安全パイを選んだ一般人なのだよ
>現実と向き合って生きてる訳だろ 普通がいい普通が・・・


彼の本意は分かりませんが、彼なりに私を心配もしてくれての言葉なのだとも思いました。

今回の福原さんのコラムは、ラストが見えてきた頃から先に準備されていた題材なのでしょうか?

今朝、東京で出版社で働いている知人から、「久保さんのライフ・ワークについて教えてください」とのメールをいただいたのですが、
「私にはライフ・ワークはありません」との返事しかできませんでした。
彼女は、『ライフ・ワーク』という名の雑誌を創刊する準備資料にしようとしていたのですが。

同じように、私に「夢」は無いような気がしますね。
「夢」ではなくて、「姿勢」みたいのものがあるような気がします。
差出人 : メリッサ
送信日時 : 2006年4月27日
★2005年3月12日、沼田町ほたる館でのパーティ♪
Hi MR. Kikuchi!! How have you been? I havent heard from
you in a long time. Do you still teach in Numata? How is
the weather there now? It should be getting warmer there
now right? I am working in vancouver now but I will be
going to New York for 1.5 months to study at Parsons
school of Design.Im soooo soo excited. More travelling
for me! Have you been travelling since christmas? Talk to
you sooN!

Meru
差出人 : 久保AB-ST元宏
送信日時 : 2006年4月28日

New York for New You

Hi, Mel. Mr.Kikuchi sent to me his E-mail that said you will go New York for a design school!
Mmmm. I am jealous of you. In fact that city is special area at the world.
But tonight I spend at Mr.Wakabayashi's hand made house with hand made wine.
Can you see picture of this mail? This is a tonight's Wakabayashi's small party.
I don't want your New York souvenir, but your New York story.
And now my relationship with Numata's Kyouikuiinkai is shaky.
Hahaha, it is my fate. Have a nice your new fate! and me!
★オヤジな夜♪


陳情。
もしくは、「届く(=つ・な・が・り・た・い)」、という意味の再考察。

2006年5月10日
★「届く」、という意味。
もー、この歳になると(?)記憶もさだかではないが、おそらく私にとっては初体験であった。

陳情、である。

5月8日(月曜日)は岩見沢、5月9日(火曜日)は札幌へ。

陳情の内容が、「沼田高校の存続」であるから、
大きく分けて、
1.行政→北海道教育委員会=本庁&空知教育局
2.議員→道議会議員=自民党、民主党、公明党
に、行った。

言ってみれば、本庁(=道庁)の「支店」が空知教育局。
だから、本庁を説得できれば、「支店」周りは必要ない。
しかし、「さぐり」を入れる意味では、先に「支店」を表敬訪問するのは無意味ではない。
しかも、我が町の担当「支店」である空知教育局の局長は、本件の大元である原案を平成5年に作った重要人物!
大元の原案執筆者ならではの、現在の事態に対する「責任」のような真摯な態度が聞けて良かった。

今回の陳情は、私の町の、いわゆるエライ人を中心に、9人で行ったのだが、
おおむね、
切り込み隊長=町長、
落下傘部隊=私、
みたいな感じで発言。
ってゆーか、他の7人はまったく発言無し。
他では、我が町の町議会議長が数回、補足的な現状の感想を述べたぐらい。
陳情とは、こーゆーモノらしい。
つまり、「町議会議長」とか「町教育長」とか「農協組合長」とか「商工会会長」とかの、「肩書き」が訪問すればいいのである。
訪問することが「熱意」の証であり、「議論」は公聴会で行なえばいいのである。
しかも、「議論」では道庁職員に負けるのであるからこその、陳情なのであって、すべからく、陳情では「肩書き」のお披露目が第一目的なのである。
私のように「議論」が楽しみで(?)ワクワクしていた者にとっては、がくっ。で、ある。

しかし、空知教育局では、少々、「議論」らしい場面も作れた。
その中では、相手が、私の意見に対する反対意見を言いながらも、私の再反論の余裕を与えずに話題を変えるという
議論のテクニックもチラリと使い、それを私は見逃さなかった。
つまり、ほんの少しだが相手も本気になってくれたようだし、その議論を相手も楽しんでくれたようだ。
行政側で素案を作る立場は、住民のバカさ加減を実感しているのであろう。
その一方で、住民は行政と議論できる訓練をしていないので、陳情という原始的情熱アピールに向うのだ。
この「すれちがい」の不幸は、いたるところで、日本の体力をも消耗させているハズだ。

また、本庁の本件での直接の担当責任者との陳情も、面白かった。
とにかく私の意見に対して真摯に反対意見を重ねてゆく姿勢に好感が持てた。
議員や町長のように、「一票」に対するリップ・サービスが必要ない次元での真剣勝負には、それなりの意味があると私は理解できる。
せっかくだから、私もその姿勢に敬意をしめすために、一回だけさらに反対意見を重ねてみた。
おそらく、こんな意見交換=議論すら、一般ピープルと道庁トップの間では無いのだろうな。

道議会議員たちへの陳情も、興味深かった。もちろん、まったく別の意味で(笑)。
まず、来年に選挙があるのが陳情側の私たちには、都合が良かった。
選挙が近ければ、センセーたちの本気度も違ってくるのだろう。
それは次回の選挙に出馬しないことを表明済みのセンセーの投げやりな態度にも、逆に明確に現れていて、正直だなぁ〜と、微笑ましかった(笑)。
さらに、岩見沢市の市町村合併などで、選挙区が大きく変わるので、来年の選挙に出馬予定のセンセーは、真剣。
特に「農協」や「商工会」は、政党の票読みに便利なので、
「農協組合長」とか「商工会会長」とかの、「肩書き」が訪問すれば議員センセーには効果がある。……道庁の方には効果薄だと思うけど(笑)。
いずれにせよ、行政の担当官たちは議員を「先生」と敬う態度は崩さないので、構図としては議員に陳情する角度の意味は維持されている。

結果は、どーなるかは分からない。
終わってみて私が強く感じたのは、
陳情とは、金と手間のかかった最終ガスヌキ、だ。と、ゆーこと。
それは、かつて陳情が魔法のように効果を示した時代のオトギバナシと、国家に金の余裕の無い今は違う、とゆー現実でも・ある。
しかし、陳情で見え隠れした人間模様、組織の脆弱さ、行政の不備などが体感できて、とにかく私にとっては楽しい「見学旅行」であった。
おそらく、このままであれば、陳情は過去の遺物となり、無くなるだろう。
だって、無意味なパフォーマンス以下のイヴェントだもの。
しかし。
それでは、住民の「感情」を「議論」に「翻訳」するのが仕事であるハズの「公僕」の存在理由も、同時に死ぬ。
がくっ。

2006年4月19日 水曜日 午前1時37分←■早川義夫が歌うように、「敵は遠くに」、だ。今、目先の相手とケンカをしても、その向こうにいるヤツラを喜ばせるだけだ。
2006年4月17日 月曜日 午後1時47分←■色んなことを平行して進めている。複合的に考えているのではなくて、問題が複合的なのだ。
2006年4月12日 水曜日 午前1時33分←■自分の言葉で、考えてみたいだけだ。 もし、それが罪であると言うのならば、私の脳味噌を牢屋に入れなさい。
2006年4月7日 金曜日 午前11時33分←■「ガス抜き会議」、「めくらばん会議」、FUCK OFF!
地元の高校を廃校にしないために、ぼくらは何をすればいいんだろう。

バカバカしいのが青春・か・よ?ただし、横浜銀蝿とは、大違い。がくっ。
ラモーンズ!
ROCK 'N' ROLL
HIGH SCHOOL
ガクセイ時代は、「学校をぶっつぶせ!」と、言ってたのにね(笑)♪
久保の高校時代。がくっ。

Re: 沼田高校、廃校!?

ハル先生からのメール
(2005年10月24日 月曜日 9:09Pm)


沼田高校、廃校なりそうなんですか?!
毎年聞くことですが、今度は本当になってしまうのでしょうか。
ついに高校のない町になってしまうのでしょうか。
これからの沼田町のことを考えると、いい未来が想像できません。

(となり町の)深川西高校の定員をぐっ減らした方が、お互いの為なのです。

道にお金が無いのはわかるけど、
教員の給料減らすんだから、生徒に還元してほしいです。

納得のいく説明はなされましたか?
それが気になります。
ゴー・ハル・ゴー・ゴー!ロケンロー・ママ先生♪黄色が、お似合い?
左が、高校教師の夜の姿。ハル先生、ロケンロー営業ツアー。

それから、
渋谷"jimono"先生のライブに行って来ましたよ。
かっこいい四十代を見ると、
これからの日本も楽しいかも、と思えるんだけどなあ。
和服姿がはまりまくってましたよ。

おおお。外道みたい。
jimono高校教師、ライブ・イン・ジャパン。

ツェッペリンの初期みたいー。
共犯音楽祭★TERAのROCK名盤100枚!★Music〜音という抽象芸術♪キャラバン

作詞&作曲;jimono(2005年)

俺達 キャラバン
Cm7
お猿を引き連れ
Cm7
俺達 キャラバン
Cm7
見渡す限りの荒野を這う
Cm7


俺達キャラバン
Cm7
モウゼがパートナー
Cm7
ラリッたモウゼ 楽しくやろうぜ
Cm7
奇跡を起こせぬなら
Cm7

誰も寝静まる夜の果て
A    Am7♭ Cm7 Fm7♯ B
きしむ車輪のリズム
A Am7♭ Cm7 
つきぬける
A A# B
俺とキャラバン
Cm7

俺達キャラバン
落ち着く術もなし
甘えたボーズ 既にオーバードーズ
寝てる間におさらばだ

誰も寝静まる夜の果て
砂に埋もれた街を
踏みつける
俺とキャラバン
Re: ■jimono先生ライブ・イン・ジャパン!

jimono先生からのメール
(2005年10月26日 水曜日 0:20Am)

久保様
JIMONOです。

ライブに共演しているバンドは
ほとんど20代の学生さんとおぼしき人々です。
彼らは洗練されたデザインのホームページを持って、
われわれが楽しんできたようにライバル意識などを持ちつつ
バンド活動を楽しんでいるようです。
私のバンドはついに『オールドスクール』などと言われるはめに
なってたりします。し、しかし私まだ30代...。

ライブ画像DVD作成不能なので歌詞とコード表で
JIMONOのこの秋のライブのテーマ的な曲をお楽しみ(?)下さい。
(実はコードってあまりよく知らないのです。
自分で勝手に押さえてるだけなのであまり確かじゃないんですけど)

久保 >私がまとめた沼田高校存続案のメモ(?)を添付します。
>今日、会議終了直後に沼田高校の教頭に渡しました(笑)。


▼添付された案は綿密で根拠があり、
当時こんなふうに建設的な意見を整理して意見を言ってくれる
町民の方がいるとどんなに心強かったかと思います。

いろいろ思うところはあるのですが、時間の関係上率直なところで意見をします。
< 基本理念 >
▼全くです。札幌から生徒を呼んで、彼らが悪さをしこたました時などは
住民の方々にことごとくお叱り受けましたが、
こういう基本理念だけは感情を取り去って肝に銘じてほしい
高校教員側としては願います。

< 「山間地留学」型高校 >< 緊急課題は、マッチング >
▼うちの娘の小学校入学を機に長男坊も一緒に
特別認可公立小学校に転校されるてはずを整えているのですが、
それは森の中の学校で、愛林少年団などまさに山間地で少数に対して
独自に教育をすすめる小学校です。
でも高校時代でそれを切望する生徒や保護者はそう多くはないと思います。
ポジティブな生徒を呼び込むならずばり、
山間地留学携帯電話及ゲーム完全持込禁止進学特訓寺子屋教育では?
「国立農林水産を狙うならならウチですよ、ウチ!」みたいな。

それにしても、久保さんのバンド時代の歌詞、二十歳そこそこの青年が書くとは思えない内容ですよね。
何なんですか?あの異様なテンションは…。
「学校?」あったぜー。

月見猫からのメール
(2005年3月31日 火曜日 2:06Pm)

// "Kubo Motohiro"-san wrote (on 03/30) //
> 「学校はなんにも教えてくれはしなかった」の全歌詞、
> 教えてほしいのですが。
> 憶えていますか?
> 私の手元には歌詞カードも、録音テープも無いのです。

「10月17日ACB」と、書いてあるカセットテープが月見猫のうちに。
対バンは高千穂商科大学の、STAR FUCKERS!

この日の曲順は

1.19の僕のジュークボックス
2.地面にキスしな!
3.つながりたい
4.ゴキゲンダンサー
5.恋のオーバーヒート
6.東京24時
7.CRAZY LAZY
8.学校は何にも教えてくれはしなかった
9.戒厳令の街


書いた本人も、資料が手元に残ってないと忘れてたりするんだ?


共犯音楽祭★TERAのROCK名盤100枚!★Music〜音という抽象芸術♪学校は なんにも 教えてくれはしなかった

作詞&作曲;久保元宏 (1981年)
編曲;飯島康義坂田知久寺田谷嘉則、池上伸一

学校は なんにも 教えてくれはしなかった
安全運転ばかりじゃ なんにも出来や しないぜ
台本は渡されたけど 演じる気にもなりゃしない
同じ顔した イヌに 吠えられて ばかりじゃ たまんねえぜ

yeah, yeah, yeah, yeah!

学校は なんにも 教えてくれはしなかった
基本どおりにやってちゃ なんにも作れやしないぜ
考えることばかりじゃ 考えることもできやしねえ
頭のネジを 巻き過ぎて 切れちまう前に やっておこうぜ。

yeah, yeah, yeah, yeah!


頭のネジを 巻き過ぎて 切れちまう前に やっておこうぜ。

yeah, yeah, yeah, yeah!


学校はなんにも教えてくれはしなかった
くさった顔して少年ジャンプで 自殺するなよBABY
自滅回路つきの ロボットなんかには なるなよ
パワーは 充電されているのに 放電のはけ口が 見つからねえ

yeah, yeah, yeah, yeah!

ラララララララ・ラララララララ・……
共犯音楽祭★まったく、落ち着きの無い人たちじゃ!ぷん&ぷん。  共犯音楽祭★これは、20世紀の精神異常者たちでございます。  共犯音楽祭★いやぁ〜ん、バカぁ〜ん。

>後々まで残った曲は一つも無い。

1.19の僕のジュークボックス = 私の処女作(?)。作曲はサカタ。ブルージーなグルーブは永遠だけど、歌詞はもはやオヤジ・ギャグ?でも、曲を作るのはカンタンだ・と、自信がついた(笑)もんです。
2.地面にキスしな! = テラダヤが私のアパートでドストエフスキー『罪と罰』(←ただし、手塚治虫のマンガ版・笑)を読んで書き上げた、彼らしいメッセージ(?)ソング。
3.つながりたい = 今聴くと、不思議に21世紀のIT時代を予言している。NTTが、この歌詞そっくりのコピーをCMに使っていたのには驚いたねぇ〜。ただし、後半の歌詞は今聴くと恥ずかしい(がくっ)。
4.ごきげんダンサー = 曲名の「ごきげん」と「ダンサー」は、作曲当時のビート・バンド全盛期のキーワードをあえて使ったんだけど、曲を通して聴くと、そのビート・バンド時代の終焉の予言の歌詞でもある。
5.恋のオーバーヒート = 池上の曲。キメの「♪オーバーヒート!」のブレイクで、ギターを弾きながら、ふわりと中空に跳ぶのが気持ちよかったっす。
6.東京24時 = 大ヒット曲「戒厳令の街」を葬り去るために書いた曲。しかし、歌詞はスキだらけ。サカタのかっこいーギター・ソロに救われた。ジャズの解釈に取り組んだ幼さが、今となっては、かわいいね(がくっ)。
7.CRAZY LAZY = 「♪信じられるものは・・・」の部分とか、これは&これで、なかなか完成度が高い曲。確か、数分で書き上げた記憶がある。
8.学校は何にも教えてくれはしなかった = 衝撃(?)のイントロからして、作曲のシロートならではの、何でもアリの、ある意味、「自由」な作曲法(がくっ)。
9.戒厳令の街 = 私の歌詞にサカタがザ・モッズにインスパイアされて(?)曲を付けてくれた。
けっして完成された歌詞ではないが、この程度の歌詞でさえ当時(&今も?)のバカ・パンク・バンドとは一線を画していた(と、また自慢かよ・笑)。

■「10月17日ACB」・・・・・・。何年だろうね。
いずれにせよ、「パレスチナの憤り」を作曲する前の、ビート・バンド時代(?)だね。
と、思って私の書斎をゴニョ&ゴニョしていたら、新宿ACBで、スター・ファッカーズのメンバーなど、出演バンド全部と、ライブの最後にステージに上がり、合唱(恥&笑)している写真が出てきた(がくっ)。
この楽天的ビート主義(?)を生理的に否定した私のナウなセンス(?=もしくは、「性格の悪さ」)が、バンドを進化(?)させたのかもしれない。
この時期の直後に、ポスト・ビート・バンド時代に移行する同伴者として、モドキがいたのも、「ああ、こっちの道を選んで間違いない。」的な確信を彼らから与えてもらったのかもしれない・な。
しかも、ソレが「お互いに」でると、すぐに知らされたんだけど。
そー考えれば、良くも&悪くも、私(たち)には、同走していたバンドが、それぞれの時期にいて、その同走(←同窓、ではなくて)バンドによって、バンド・スタイルの時期を分けることもできる・かもん。
スター・ファッカーズ → モドキ → アレルギー
あ、スター・ファッカーズの前に、スフィンクスがいたか(がくっ)。
私たちがアレルギーたちと対バンをしているころ、スター・ファッカーズも、よーやく「ビート・バンドなかよし&こよし」路線(?)に疑念を感じたのか、
「レジスタンス」とバンド名を変えて、ストーンズ・コピー路線からクラッシュ・コピー路線に変えてたよな。
最新型のシンセ・ドラムを導入したクラッシュ『コンバット・ロック』コピー路線な彼らのライブを見て、なんだか悲しくなったのは、私だけぇ〜ぇ?
■スター・ファッカーズのギタリストだった松井は、今、私の町の隣に住んでいて(偶然!)、バンドを続けているよ。今はギターだけじゃなくて、ボーカルもやってて、まんず、まんず、ええ感じやわ。
しかも彼の叔父さんが、その町の美術館「東州館」で働いているスキン・ヘッドで、人生を捨てて(?)演劇に生きているとゆーイナカのアーティスト一家なのでした。
まぁ、最近の私の美術鑑賞趣味の盛り上がりで、ひょんなトコでスター・ファッカーズと遠巻きに「再会」しとんだす。