Emily and Jeffrey Meyer ★ 共犯ＪＥＴ！

2008年←★

。鑑賞日；2008年6月11日（水）

そうさ、
俺は
ロックンロール・ジプシーの
生き残り
真夜中のバスに乗って
お前に逢いに行くのさ

It's all just the same
It's all just a game
Rock-n-roll gypsies are ridin' tonight

text by

久保AB-ST元宏（2008年6月13日 5:37Am）

私が自分のプライベート日記に、

殴り合っていても、出逢えていない・場合も・ある・し、
抱きしめあっていても、出逢えていない・場合も・ある・と、大昔に出逢った占い師が言ってたよーな気がする（がくっ。←か、この場合？）。

と、書いた翌日の、６月１０日（火）。岩見沢市へ仕事に行く。

▲あ、私の友人の弟だ。

この日の最後の仕事は、プロパンガス協会の『講習会』。
プロパンガスって、行政からの許可事業なので、行政の方は、とっても大切なお客様♪
今回も、まずは、行政の代表の方から３０分、ありがたいお話をしていただいた。

で、そのステージに立たれた行政のお方、あらら？どっかで見たことがあるなぁ〜・と、想ったら、
私の中学＆高校時代の同級生＝友人の弟だ。
なんと＆まぁ、私も歳をとったものだ（がくっ。）。だんだん、周りのエライ人の役職に年下が増えてゆく（笑）。

ところで、この方の兄＝つまり、私の友人は高校時代、不良グループ（←なつかしい言い方・笑。）から連続的に暴力を受けていた。
全身がアザだらけになる、かなり陰湿な「いじめ」、だった。
たとえば、ローカですれ違った瞬間、数人から一気に、ボコ＆ボコにされて、
回りで観ているものがあっけにとられているうちに、その不良グループはすっと消えてゆく、とか。
それは彼が「弱い」からではなく、むしろ自我が明確だったから、目をつけられた・のだ。
で、その彼よりも、不良グループよりも「弱い」私（がくっ。）が、その彼をケンカで助けていた。
なんだか、へんてこな思い出話だが、まぁ、そんな感じだった。
私は別に特別な意識はなく、ふつーの気持ちで「行動」していたのだが、ある日、彼の親が私の登校中に我が家に来て、
「久保さんの息子さんだけがいつも助けてくれているのです。」と、お礼を言いにわざわざ遠くの街から来た。
私は帰宅後、それを聴いて、むしろその友人の「孤独」を強く感じてしまった。

思えば私が、「ともだち」とか、「信じる」とゆー言葉を封印し始めたのはそのころだと想う。

その友人は高校を卒業後、雨の日にバイクで死んだ。
葬式で観た棺の中には、包帯でくるまれた数個のかたまりが転がっていただけだった。
まだ２０歳を少し超えた年齢だった。
当時の私は東京でロック・バンドをやっていて、たま＆たま北海道に帰省していた日に、彼のバイクがクラッシュしたのだ。
ほとんど帰省などしなかった私が、もしあの日、帰省しなければ彼のバイクはまだ走っていたような気が強くしたものだ。

かつては、こんな恥知らずな（笑）「思い出」は公表しなかったんだけど、
もう自他共に認める（笑）４６歳の中年オヤジだから、記憶が消える前に記録。
▼

▲
当時、私が連載していたコラムより。
後半の「死んじまった友達には、空に一番近いバイクを」
というのが、この友人のことだ。

アイドル雑誌（がくっ。）『アリーナ３７℃』（1985年2月号、音楽専科社）より。
ちなみに表紙は、中川翔子＠しょこたんの父親、故・中川勝彦（1962年7月20日〜1994年9月17日）。

その友人の弟と、こんなところで「再会」するなんて。
その弟は、わずか３０分の「講演」を、かなりシニカルなユーモアと個性的な論理の組み立てで語り、なんだか、お見事、だった。

▲バジルのパスタと、
スモーキーなコーヒー♪

昼飯抜きで仕事をしていたので、
喫茶店 ☆コーヒーの湯気。

『ＺＡＺＩ（ザジ）』で、メシ。

札幌市中央区南２条西５丁目
狸小路５丁目東側
電話；011-221-0074
営業時間；10Am〜10Pm
定休日；不定休

ここは３０年以上前からある老舗なんだけど、
私は初めて入った。
狭くて、排他的な（？）純喫茶かと想っていたんだけど（笑）、
実際は二階もある４５席ほどのゆったりした空間だし、
シチューなどのフード・メニューも充実している。
札幌市内のアート系高校生のたまり場、らしい。
なんで、私、今までここに来なかったんだろ？

▲レトロで広いトイレで、
ピストル、ピス。

2008年6月10日（火） 6:30Pm〜8:30Pm●映画館へ♪

　スガイ・シネプレックス札幌劇場　割引券で、 \1000

『アウェイ・フロム・ハー

君を想う』

原題；Away From Her
監督＆脚本；サラ・ポーリー
原作；アリス・マンロー
挿入歌；ニール・ヤング
出演；ジュリー・クリスティ、
ゴードン・ピンセント、
オリンピア・デュカキス、
マイケル・マーフィー、
クリステン・トムソン

久保の眼
■たいせつな時間を、ていねいに、ゆっくりと、じっくり描き上げる時、
自然は美しく観える。実際、この映画の６０％の映像は美しい。その
自然よりも美しいのが、時折インサートされる主人公の妻の若いときの
顔、だ。映画を観ている者も主人公と一緒になって、この妻に恋をして
しまいそうになる。そんな風にして恋はいつも瞬間に起こる。そして、
生活はいつも気が遠くなる永遠の中に放り出されている。その両極端
の時間のギャップこそが、「人生」なのだろう。時間のギャップは時に
人をめまいに落としいれ、不必要な誤解や争いを準備してしまう。それ
でも、恋をした瞬間を永遠にした者は、ていねいな修復を怠らない。
■まぁ、もちろん、ニール・ヤングが流れる映画に悪い映画があるわけ
は、ない。夫役の俳優のはれぼったい目はアジア人の私には懐かし
い思いを抱かせるが、この目を発見した監督のセンスは信じていい。

2008年6月10日（火） 8:50Pm〜10:20Pm●この日、２本目の映画♪

　シアター・キノ　深夜料金 \1200

『パラノイドパーク』

監督＆脚本＆編集；ガス・ヴァン・サント
原作；ブレイク・ネルソン
撮影；クリストファー・ドイル、
レイン・キャシー・リー
出演；ゲイブ・ネヴァンス、
テイラー・モンセン、
ジェイク・ミラー、
ローレン・マッキニー、
スコット・グリーン、ダン・リウ

久保の眼

■監督の前作『ラスト・デイズ』の見事な非調和ぶりの記憶がまだ強く残っている中で
の新作だ。確かに『ラスト・デイズ』で築いた映像は他では観たことがなかった世界観
だった。おそらく、監督も自分のピークを感じたことだろう。しかし、少し考えてみれば
『ラスト・デイズ』はロック・バンド「ニルヴァーナ」の自殺したカート・コヴァーンを主人公
にした作品であった。つまり、作品の「成功」のかなりの部分が映画が映画になる前から
カート・コヴァーンの強烈な個性によって約束されてもいたのだ。監督も、その部分に
気がついたのではないだろうか。そこで、自殺したカリスマに頼らずに真にオリジナル
の世界観を構築しようとして取り組んだのが、本作なのだろう。
■確かに長回しのスケート・ボードのシーンなどはトリップ感覚が生まれ、さすがの個性
だが、これらが美しければ＆美しいほど、ＰＶ（＝音楽ビデオ）との差は何か？と感じて
しまう。さらに中盤に起こる「死」によって、それまでの幻想的な映像美が、一気に説明
臭い平板な画面に観えてしまう。ラストに手紙を燃やすことだけが不条理では無いのだ。

さて、翌日も札幌だから・と、おとなしく（？）沼田町へ帰宅。

６月１１日（水）。

▲午後１時１７分、
『共犯新聞』に
デート特集（？）をＵＰして、
札幌へ！

▲ＲｙｏさんのＨＰ掲示板に
私が書き込めば、
「引きこもり中（？）」のＲｙｏさん、
「やれやれ」と、書き込んだ（笑）。

やれやれ

Ｒｙｏ - 2008/06/11(Wed) 15:00 No.5063

「みやした(？)」「ミヤシタ(？)」
どちらだったか忘れてしまいました。

観ておりません。
井上まさじさんの作品ですから、
今までの画風なら想像がつくのですが。。。。。

ところで、久保さんとａｋａさんの
懐かしい写真は分かりましたが、
真ん中のお嬢さんはどなたでしょうね？

ギャラリー大通美術館

札幌市中央区大通西5丁目11 大五ビル（地下鉄「大通駅」2番出口から60m北）
TEL 011-231-1071

『エミリーマイヤー・川村羊蹄二人展　”Connections”』
2008年6月10日（火）〜15日（日）10Am〜7Pm （最終日 5Pmまで）

６月１１日（水）５〜7Pm オープニング・パーティ♪

エミリーちゃん、ついに国家権力からの契約が切れて、
この夏、アメリカ帝国へ強制送還されちゃいます♪
徳丸画伯は、そんなエミリーちゃんに山のふもとの
『小川原脩記念美術館』での企画への参画を
たくらんでいらっしゃられるよーです♪
エミリーちゃんも、このステキな国では
（たぶん）最初で＆最後の個展を、大通美術館で開きます。
Ryoさんが訪れていただければ、エミリーちゃんの髪の毛も
よりいっそう、くる＆くるしちゃうことでしょう。

５〜7Pm オープニング・パーティ♪

▲左の絵のモデルが、お菓子ぱく＆ぱく中の、はる先生♪

▲ハーイ、クリス！

▲ついに、はる先生と

ミカキチ＠ろーら嬢、出逢う。

▲おいっ、久保が真ん中かよっ！

▲いやぁー、楽しい＆楽しい♪

▲

jimonoさんと、「再会」。なんてったって、私とjimonoさんが逢うのは今回で、まだ、たったの２回目！
逢わなくても充分、濃密な関係が続いている不思議。・・・いや、もはや不思議ですらないな。
jimonoさん、バンドのベーシストが抜けたそうな。はる先生にバンドに入ってもらったら？

▲久保もいないのに（？）、いつのまにか『共犯新聞』３ショットになってる（笑）。
ミカキチ、jimono先生、もちろん初対面なんだけど、『共犯新聞』のおかげで（？）、最初っからド真ん中の会話♪

Re: And groove is on. If you want it.

差出人:

jimono

送信日時: 2008年6月16日 11:02Pm
宛先: 宛先:

久保AB-ST元宏

久保さん
jimonoです。先日はつかの間でしたが、
共犯購読者及びライターの皆様とお会いできて楽しいひとときでした。
本当にわずかな時間だけだったのですが、
はるさんとだんなさん、みかきちさんとお話ができました。
会ったことのない方々と、挨拶もほどほどに、
すぐに話がど真ん中に行く様、
無防備な子どもたちのネットトラブルに手を焼いている陰鬱な昨今、
これは痛快でしたなぁ。
お２人ともまだまだお話ができそうでした。

そういえば、戸塚先生は教員になった時期が私と同期なはず、
彼が留萌高校勤務時代に何度かお会いしてますねぇ。
あちらは覚えていらっしゃらないと思いますが。

登山ですが、うちはまだ４歳児がいるので、
家族で、となればまだまだハイキング程度しかできませんなぁ。
トムラウシの合併計画はよさそうですね。
実は私も大学に通う計画をたてていて、８月は面接かなぁ。
もう少し予定をはっきりさせたいと思います。
雨竜沼の時に、エミリとジェフとは
「雨竜から増毛に抜けたいね、ぜひ夏に」、と話していました。
彼らが帰るまで実現するかなぁ。

それでは。

▲jimono家の４歳児♪

▲生まれたての映光（えみ）ちゃんを抱く、
おねーちゃんになりたての
万祐（まゆ）ちゃん♪

▲なんだか、リアル版『共犯新聞』（笑）な展開。
はる先生ご一家に、なぜか溶け込んでいる、
全ての人と初対面の、ミカキチ（笑）。

▲今回のエミリーの札幌初の個展は、
書家の川村羊蹄と合同で♪
作品名「楕円形の方程式」

▲中央の白い箱に入ったケーキは、
ミカキチの手造り♪評判、すこぶる良し。

▲しかし、エミリーとミカキチのツーショト、
まさか見れるとは（笑）。

▲はる先生のダーリン♪まさ先生も、記帳♪

▲このゆれている方、はる先生の同僚の社会科の戸塚センセイ。
『共犯新聞』を読んでいただいているそうで、まいど、ありがとーございます♪
戸塚センセイの背後にある青い絵が、はる先生がメールで語っている絵、だと思う。

▼

Re: And party is on. If you want it.

差出人: はる先生

送信日時: 2008年6月13日 11:27Pm
宛先:

久保AB-ST元宏

こんばんは！
パーティー楽しかったですね。
ホームページ見ました。
たくさん写真を載せて下さってありがとうございました！
みんなで楽しく見せていただきました。

久保さんが美女を連れてやって来たので、
びっくりしましたが、
それがろーら嬢と知ってもっと驚き！！
久保・ろーら対談で、こんなすごい人が近くにいるのか！
とドキドキして、直接お会いしてみたいと思っていたので、
本当に嬉しかったです。
思ってた以上に素敵な人でした♪
またゆっくりお話ししてみたくなりました。
ラジオも聞いたことがなかったですが、聴いてみます。
音楽の趣味もディープな感じで楽しみです。

ちなみにまさは、彼女に「オーラ」を感じたそうで、
「何のオーラ？」ときくと、
「自然食のオーラ。
環境と身体にいいものを食べてる
原始的なオーラ。」と言ってました。
まさは特殊な才能を持ってるようです。知らなかったっす。

それと、ギャラリーの入口のすぐ左側にあった
妊婦さんの絵、見ましたか？
あの絵は二月に亡くなった、
戸塚さんの奥様とお腹の娘さんの絵です。
戸塚さんにはよく久保さんの話しをしていて、
いつか一緒に飲みたいな、と思っていたのです。
今は元気も無くて、なかなか誘えませんが、
色んな方面で久保さんとは話しが合うと思うので、
機会を作ってみたいです。
今日はエミリー達と、
Ｇ・モルダーのライブに行ってたようです。

↑
差出人:

久保AB-ST元宏

送信日時: 2008年6月14日 9:19Am
宛先: はる先生

■えっ！？
それって、

ジョルジオ・モロダーですか！？
ええええ？

↑
差出人: はる先生

送信日時: 2008年6月15日 11:22Pm
宛先:

久保AB-ST元宏

ええ、そうです。
戸塚さんがエミリー達を誘いました。

どう発音しても、ジョルジオ・モロダーだと通じなくて、
最終的に分かったのか、不明でした。
でも、ライブの前に、
エミリーはジョルジオに直接メールをして、
何と奥さんから返信をいただいたそうで、
バックステージに入れてもらう
約束を取り付けたのです。
だから、最終的には通じたようで、安心。
発音は未だ不明。

それでは、また！

はる

▲書家★川村羊蹄！

午後７時、
閉店されたギャラリーを追い出された
ジプシーたちは
呑みかけのワイン・ボトルと
喰い散らしたケーキを
つかんで、
大通公園へ。

まるで
深夜レストランから
追い出された
ニューヨークのヒッピーたちが
セントラル・パークで
グラスに甘えに行くみたいだね。

▲まだ＆まだ、パーティは終わらない！
And party is on. (If you want it.)

ロックンロール・ジプシーの
バラッド

ballad of
rock'n'roll gypsies

作詞；小西康陽
作曲；花田裕之

　街から街へ
　旅から旅へ
　そうさ、オレは
　ロックンロール・ジプシーの
　生き残り
　今夜のショウがはねたら
　お前に逢いに行くのさ

　晴れのち曇り
　曇りのち雨
　そうさ、オレは
　ロックンロール・ジプシーの
　生き残り
　カーニヴァルの夜には
　お前に逢いに行くのさ

　ギターを弾いて
　ステップ踏んで
　顔にはおしろい
　塗りたくってさ

　祭りの日には
　どしゃ降りの雨
　そうさ、オレは
　ロックンロール・ジプシーの
　生き残り
　真夜中のバスに乗って
　お前に逢いに行くのさ

▲エミリーとジェフは、３年間の契約が終わり、８月でアメリカにもどっちゃう。
そればかりか、エミリーと、はる先生が勤めている高校から、ＡＬＴ（＝ガイジン英語教師）がエミリーを最後にいなくなるらしい。
久保「えっ！？どーして？」
はる先生「ガイジンの先生が学校で利用されていないから、らしいわよ。」
久保「おかしい。おかしすぎるよ。」

▲もうエミリーとは二度と逢えない、かもね。

▲ジェフ「久保サン、７月カ、８月ニ、登山、シマショウ！」
エミリー「久保サン、７月カ、８月ニ、フレンチ・レストラン行キマショウ！akillerサンヤ、若林博士、タテワキサンモ連レテキテ♪」

久保AB-ST元宏「It's all just the same.
It's all just a game.
Rock-n-roll gypsies are ridin' tonight.」

▲消防団員は、制服で葬式に出る。

札幌のグラスの上から午前２時３０分にもどった私は、

その、６月１２日（木）午前１０時。消防団の仲間の父親の葬式に出る。

昨夜のパーティで私は同じことを英語で２回、日本語で２回、伝えた。
エミリーとジェフには英語で、はる先生夫妻には日本語で。

「バッド・ニュースがあるんだ。
去年、みんなで一緒に行った利尻島の昆布漁師の家、おぼえてるだろ？
そこの長女が沼田町の私の友人の嫁なんだけど、
その友人の父親が脳梗塞で倒れてから長い闘病の末に、おとつい、６月９日に亡くなったんだ。
お通夜は、今日の今、エミリーのオープニング・パーティと同じ時間帯に沼田町で行われているんだよ。
あの利尻島の家族のみんなも、今夜は沼田町でお通夜に出ているはずだ。
おれも、明日の朝、葬式に出る。
利尻島のみんなに挨拶しておくよ。
こうして、利尻島に行ったメンバーが集まっている、その同じ夜に、
沼田町では利尻島の家族が集まってるなんて、
まるで『共犯新聞』、だ。」

偶然は重なるもので、なんと、亡くなった方の息子＝私の友人は、ミカキチが転校する前の沼田小学校の同級生だったとか！

そして私は葬式会場の奥から、じっと、焼香をする人々を見つめ、
あの利尻島の漁師が現れるのを、待っていた。

▲そう。この方だ。

2007年８月２日（木）　

利尻島にて。

■ドライブの途中で、ちょいと沼田町の農業青年に電話してみた。
「どう、沼田は？」
「雨、降ってないよ。」
「がくっ。」
この年の沼田町は、田植え後、雨が降ったのはたったの３日！利尻がこんなに大雨でも、沼田町は降らないのかよっ。
「ところで、利尻に着いたんだべ？せっかくだから、オレの嫁の実家によりなよ〜♪」
実は、その一言を待っていた（笑）。利尻島から沼田町に嫁に来た若妻の実家が、利尻で漁師をしているのだぁ〜♪

▲で、ずー＆ずーしく、「こんにちは〜♪」

▲「すごいよ。こんなの初めて見た〜。」

▲こうして昆布のサイズを合わせて、出荷するのですねぇ。

▲なにやら、昆布をたばねて、
「はい、おみやげ。」
げっ！
どーやって持って帰るの、これ！？

▲最終的には、ビールをご馳走になりました♪私たち、まったくの他人なんですが（がくっ）。

▲弔電を読んだのは、blue-treeくん。

亡くなった方は、７４歳の農家の方。私もよく知っている優しい人だった。
1934年に、道南の、やまんだ平取町の輝くやまんだ！

もときくんが住んでいる平取町で末っ子として生まれた。
それから４歳の時、家族で沼田町に移住してきて、農業を始めた。
しかし、その年に父親が死ぬ。
まもなく、母親も死ぬ。
兄は戦死。
14歳で農業経営者として自立することになった。

私は、まったく、そんな人生など知らなかったし、そんなそぶりを見せる方でもなかった。

この方の人生が特別なのか・

加藤多一の家族もそうだったのだから、この「時代」が特別だったのか？

私の友人の施主が、最後に屋外であいさつ。

「父は、長い間、病気に苦しんでおりましたが・・・・。
オヤジは、ほんと、ほんとに、仕事ばかりの人生で・・・。
・・・私は、とうさんが、本当に大好きでした。」

施主は、ようやく、これだけを言った。
短いあいさつの中で、代名詞が、
「父」、「オヤジ」、「とうさん」と、３回も変わった。

きっと、いつもは「とうさん」と呼んでいたのだろうな。

そのあいさつが終わると、多くの親戚が、
火葬場に向かうバスに乗り込もうと、どや＆どやと出てきた。
その中に、利尻島の家族の一団もいた。

利尻島の家族がお寺の狭い庭をななめに横切って中央にさしかかった時、
私は静かに歩み寄った。
「こんにちは。」
一番近くにいたその家族の次男は、「？」。
そーだよな。去年の夏、私は髪の毛は短いし、こんな消防の制服なんて着ていなかったし。
「あ、去年の夏におおぜいでおじゃました、久保です。」
「あ！」と、最初に家族の母親が私と気がつき、
次に父親が、真っ赤な目でじっと私の目を見つめながら、こまかく何度もうなずき、言う。
「そうか、そうか。また利尻さ、来てけろ。」
それからすぐに私は利尻島のみんなに囲まれた。
それがお寺の小さな庭の中央だったから、他の参列客は不思議がっただろうな。

▲そして、黒く太い煙が沼田町の空に融けていった。

でも、ぜんぜん、不思議じゃないんだよ。
な、ジェフ。な、エミリー。

差出＆撮影人 : Jeffrey Meyer
送信日時: 2007年10月15日 9:40Pm
宛先 : 久保AB-ST元宏

Hola!

Ohisashiburi !
Hope all is well in Numata !
We visited Uryunuma Shitsugen with the Shibuyas a few weeks ago.
It was really beautiful!
We had a lot of fun with the Shibuya family.
Check out

my blog for some pics and commentary

▲It is a beautiful open landscape with a very big sky.
▲It was raining pretty hard by the time we hit the marshlands.	▲We took refuge under the overlook platform for a lunch break.

This Wednesday we are going to see

Herbie Hancock, Wayne Shorter, Ron Carter, and Jack DeJohnette at Kitara.

Should be a funky time.

Hope to see you sometime soon !
Keep on keepin' it real in Numata !

Jeff (and of of course Em)

P.S. Say hi to Soran Chan and the Wakabayashis for us !