北海道★沼田町
2006 年8月19日以降の考察は、ここを、クリック! |
▼若林博士の後輩♪
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これは「更生保護施設」ではない。
▲ルネ・マグリット「これはパイプではない」(1928 年〜29年) カンヴァス ・油彩 59×80cm ニューヨーク ウィリアム・N・コプレイ蔵
2006年8月17日(木曜日) 6:30Pm さて、8月3&4日に続く、第3回目の「更生保護施設」の説明会、だ。 と、会場に行ってみれば、ありゃ&りゃ&りゃ&りゃ。 入り口にあるハズの、 『第3回 「更生保護施設」説明会』 ってゆー、カンバンが無い。 げっ。私、日時を間違えた? んでも、よーく探すと、入り口には、 『沼田町就業支援センター 説明会』 ってゆー、カンバン。 あれ? コレは、アレなの? とゆーコト? の、種明かしは、今回も3時間を超えた会議の最後に披露していただけた。 法務省のマツイ大臣秘書官が、町長の最後の締めの後に、あえてマイクを要求して教えてくれたの です。 「これは「更生保護施設」ではない。 「更生保護施設」という言葉で沼田町のこの事業が語られていることは、遺憾 です。 あえて言うならば、更生保護観察所で す。 コレと、アレは違うのです。 ですから、反対する方は、本当の姿を理解してから反対してほしい。 違う姿に反対されても、前提が違うと建設的な修正議論になりません。」 お みごとっ! 私は、法務省の方々のレベルについて老婆心ながら(?)&陰ながら心配させていただいていたの だが、 今まで3回の合計、約9時間の「議論」の中で、このセリフが一番、 美しかった。 たぶん、法務省内で、じっくり検討して、あみだしたウルトラCなんだろーな。 もしかしたら、「最後の手段」?
確 かに、反対している方は、違うアレを反対しているのであって、コレはアレではないのです、ってゆーレトリックは、面白いなぁ。 しかも、「説明会」の最後の最後に、ソレを言うタイミングも、まるでミステリー映画のドンデン 返しみたいで、いい感じ。 ただし、B級映画だが。 たぶん、今日の会場には法務大臣のSPか、私服警察も、いらっしゃられていたと、私は思う。 いや、むしろ、彼らが職務熱心であれば、来ているべきだ。 たぶん、8月30日(水曜日)に、杉浦法務大臣が沼田町入りするだろう。 その警備にSPや私服の方々に、是非、ご努力していただきたい。 なぜならば、 保護観察下の元・犯罪者に傷つけられては、笑えないのだから。 そのためにも、今日の「説明会」は大いに参考になったと私の立場から(?)も申し上げたい。 もし、SP&私服の方々が、お盆休みなどで(?)今日の「説明会」に来れなかったとゆー「非常 時」のために、 今日出された主な質問と、法務省&沼田町役場の名回答を、 こっそりと、下記に教えちゃおう♪ ↓
この直後に、法務省秘書官のこれは「更生保護施設」ではない。発言がありました。 しかし、この説明会の前日の下記の報道と矛盾します。 とゆーか、「矛盾」させることによって、問題を横滑りさせちゃうのかな? ・・・いや、その結論はまだ出さないでおきましょう。
↑ いかがでしょうか? SPや私服の方々、是非、もうすぐ沼田町にいらっしゃられる、杉浦法務大臣「警護」の参考にし てください。 私たち沼田町民も、それぞれの立場で自己「警護」させていただきます。 では、今日はこのへんで、 パイプ・カット。 がくっ。
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お
国のために、死んでくれ。
ってコトは、もしも更生保護施設の住民に殺されたら、 私も、靖国神社に祀っていただけるのであろう か? A級戦犯に逢いに来た、C級共犯。 ▲2005年11月19日 久保 AB-ST元宏の「東京おのぼり日記」より。 よ〜く見ると、久保の後ろに、とってもお国を愛されていらっしゃられる若者集団が・・・。 もしかしたら、沼田町にできる「更生保護施設」で彼らと、「再会」できるかも♪・・・がくっ。
「更生」するのに、60年間が必要なのだろう か。 「今のあなたは悪い人に見えない」と、沼田町 民は更生保護施設の彼らに言えるだろうか。 沼田町民と、更生保護施設の彼らが「分かり合 える」ためには、 鉄格子の「枠」を取っ払ってしまうだけで、充 分なのだろうか? |
更新日;2006年8月10日(木曜日)
3:19Pm
↑ ■本来であれば、 文部科学省が になうべき「教育」や、 厚生労働省が になうべき「雇用」を、 法務省の「罪」と「罰」に閉じ込めて、 国家の役割義務を、たらいまわし、しているんじゃぁ、ないのか? ■で、あれば、 新設するのが「更生保護施設」だけでは片手落ちであり、 同時にセットで誘致すべきは、 教育のありかたを研究する、東京大学・ 教育学部・教育行政学コースと、 刑法のありかたを研究する、東京大学・法学部と、 国営の職場だ。 そうでなければ、「再犯を無くす」という根本の理念が達成できない。 その結果、「更生保護施設」は、 単なる「島流し」&「うば捨て山」の現代版になるだけだ。 |
犯
人(ホシ)に願いを♪
更新日;2006年8月8日(月曜日) 1:33Am
あの明治政府でさえ、 庶民の習慣を変えることはできなかったのね。 町政を図る『もの さし』地方自治体は、政府の出張所で あってはならない。 人口減対策のウルトラCが、 犯人(ホシ)に願いを♪ なのね。 |
誰
が見ても、へんてこりん。
リングの上と、リングの下の温度差? ぼくらは永遠に、リングの上に、あがるこ とができないのか? 「誰が見ても、へんてこりん。」で、ある ことは、 リングの下の不幸でもあるけれど、 リングの上の方々の不幸でもある、んだよ ね。 |
さて。 今は、2006年8月4日、午前2時50分。 最初に自分にバインドをかけていた通り、私は発言はしなかった。 だって、これは「詰め将棋」、だもの。 で、いくつかのマスコミの取材は受けました。 ▲私がNHKにコメントしたこと を、ノーカットで話そうか?
▲この同じ夜、午後6時半から午 後10時まで3時間半とゆー、主催者側の意図から逸脱した、めっちゃ長時間の会議の後、 私は26年ぶりに再会した同級生と、ポジティブな話をした。 「希望」を語ろうぜ。しかも、現実的にな。 ▲それから、なんとビックリ。 東京にいるはずの、TKB-Gさんと、真夜中の北海道沼田町で合流。 やっぱ、3次会は、焼き鳥屋「のらくろ」か? それにしても、ここ国道だぜ。道路の真ん中を、ふつーに歩いている。 「国」にすがる町長の気持ちも、分るよな。 ・・・だけど。 |
この問題を考察する過程で、沼田町(&日本の過疎地)の問題点を考える良い訓練にもなりまし た。 新規事業を進めるのは重要なことです。 たとえば、万引きが発生するから札幌にスーパー・マーケットを建てない、というのは経済人の発 想ではありません。 事故が起こるから、自動車に乗らない、というのは現代人の発想ではありません。 万引きが起こるならば、それ以上の商品を売って、利益をあげればいいのです。 事故が起こるのならば、運転免許証や交通法規を制定し、保険に入ればいいのです。 中長期的なシュミレーションの結果、総合的に、利益が発生するのか?が、重要です。 また、本件の賛成者の多くの方の考えは、 「これを断ると、もう沼田町には国家事業は来ないであろう。 もし、受け入れるとするならば、本件は総合的にはマイナスでも、沼田町が国に恩を売ったことに なるので、 さらに追加の国家事業が来るだろう。」と、考えている方も多くいます。 私はとても正直な見方であると思います。 ▲予定通り、2006年7月31 日午前10時、沼田町役場へ元・犯罪者の「更生施設」について意見書を提出に行く。 予定通り、翌朝の北海道新聞に報道された。 記事は、予定通り、明確な「反対」よりも、「不安」の存在と、「条件」の必要さを書いてくれ た。 「予定通り」ではなかったのは、町長が忙しかったからか(?)、立ち会えず、 かわりに(?)担当の課長と1時間30分、激しい意見交換を行なえた。 この日は、一日中、かわりばんこに我が社に本件で意見を持っている方が来社した。 色々な意見を聞かさせていただいた。 また、法務省がまとめた提言を研究してみた。 PTA連合会の役割はほぼ、ここまでかもしれない。 まず、機能が停止している町議会に動いていただきたい。 新聞に書かれた8月1日。午後3時から沼田町議会の総務文教委員会が開かれている。 そこで本件のプロジェクト・チームをつくるべきだ、と、私は要請した。 そもそもこ んな重要な案件についての議会の委員会が無いというのも、マヌケな話だ。 官僚の言いなり、以前に、考えようともしない。 たとえ「賛成」でも、「反対」でも、どちらの結果になってもいいから、 行政からの受け売りの情報ではなくて、議会独自に収集した情報で、しかも自分の脳味噌で判断すべきだ。 そんなプロジェクトを、ちゃんと作ってくれたかどうか。また、そのプロジェクトは機能している か、どうか。 それをチェックするのは、町民の義務だ。 そしてまた8月1日、今夜、7時から、「沼田町商工会理事会」がある。 ここは「賛成」の総本山だ。 さて、私も理事。 今朝の新聞記事を元に、「商工会の理事が反対するとはなにごとか!?」的な糾弾もあるだろう。 くれぐれも勘違いしないでほしい。 「反対」&「賛成」よりも前に、「不安」&「条件」、そして「手法」を見つ めてほしい。 これから飯を喰ってから、出席してきます〜♪ |
「住
民エゴ?」・・・うーむ。
むしろ、「国家エゴ」、っー感ぁんじぃー、だな。 『「犯罪者を更生させる施設」を考える会』を、考える。 2006年7月22日
■わずか人口4千人のド田舎の町長のもとへ、大臣さまから直接の電話が来る、っーコトがまず大きい。
まさか、そのコトだけで我が町の町長が舞い上がっている、とは思いたくはない。 しかし、過疎化が激しい中、町内にあった企業も続けざまに撤退し、働く場所も無いとゆーありさ ま。 ワラにもすがりたい、とゆーキモチが、ワラ人形でもいいや(がくっ)とゆー展開にならないよう に、私もちょいと考えてみることにした。
■「質問コーナー」の真っ先に手をあげたのが久保だったので、町長など担当行政サイドはドキッとしたことだろう(笑)。
「また、久保かっ!」ってな感じ(笑)? まぁ、去年の「ALT問題」、今年の「沼田高校廃校問題」など、行政から嫌わ れるコトばっか続けざまにやっている元・犯罪者(がくっ)なもんですから。 ■しかし、私は上品なぐらい (笑)、上記のように紳士的な発言(がくっ)をした。 そのことは行政側にとっては少々、肩透かしであったのかもしれないが、ここは対立軸を鮮明にして排除されるよりも、 行政側のバラ色提案一色の会議の雰囲気を、ニュートラルな位置までチカラづ くで持ってゆく発言が必要であると私は判断したのだよ。 そーすれば、なかなか発言しにくい雰囲気のこの会議でも一気に意見が噴出するのではないのか? と、たくらんだワケなのだよん。 ■んで、私の質問に町長が答えた 後、少しの異質な静寂が数秒続いたあと、参加者からの質問が一斉に沸き起こった。
↑ ■いきなり町長を「あんた」呼ばわりするのも、元・町長にとっては 現・町長がかつては部下の「助役」だったからか(笑)。 それにしても、この発言で一気に会場内の雰囲気はヒート・アップの可能性を生んだ。
↑ ■おそらくこの質問者の発言が、 公式の場で出された初めての明確な「反対」の声だ。 それまで町長や担当行政が使ってきた、「沼田町民は大賛成している。」という宣伝文句は、この発言の瞬間に使えなくなってしまった。
↑ ■なんだか、町長の答弁も苦しく なってきたよ〜な。
↑ ■この質問者は(少なくとも私よ りは・笑)頭がイイ人なのだが、どーしたことか、この日の発言は支離滅裂。歯切れが悪かった。 また、町長の言う「40人の人口増」の裏づけの説明は無かった。
↑ ■今回の会議には、商工会の会議 では配られたランニング・コストの「運営経費収支計画表」が、配られなかった。 もし、その計画表が配られたのであれば、町の累積赤字と、「計画案は甘い」ことがより明確に なったであろう。
↑ ■ってコトは、悪い子もいるの (笑)?
↑ ■結局、「もう時間ですので。」 と、ゆーコトで会議は終り。 時計を見れば、午後3時。1時間30分の会議で明らかになったことは多い。 確実なことは、まだまだ「交渉」すべきこと、「説明」すべきこと、そして、「語り合う」べきこ となどが、たくさんあるということの実感だ。 ■帰りながら、発言しなかった人 たちと雑談をすると、なんと、ほとんどの人が、反対。 しかし、町から仕事をもらっているなどの理由で発言はしなかったそうだ。 むむむ。
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