さっちゃんも、プールに行きました。I'll follow you wherever you may go!
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Artとは、墓碑銘ではなく。坂本順子 マテリアルとの共犯の領域
マテリアル 【material】
1 材料。原料。
2 生地。素材。
関連ページ
坂本公雄 運動と共犯の領域
愛妻家であることも含めて、奇跡。

2007年3月2日 金曜日 午前1時55分←■去年もらった線香に火をつける、か。
法要 抱擁

Text by 久保AB-ST元宏 2006年4月29日 土曜日 午後3時55分

♪アナログ・メール
♪ワインは、淫。
2006年4月15日、夜、札幌に入り、
JR札幌タワー6階の★エノテカのおすすめ店♪「Wine Bar Dining 宙 SORA」で食事。
ブルゴーニュ・ワイン「コー ト デュ リュベロン」2003年、1本ぺろり。2,990円なり。
コート・デュ・リュベロンは、1988年にAOCに認定された比較的新しいアペラシオン。
グルナッシュ、シラー、カリニャンの3種のブドウ品種のブレンドが楽しめる。
ブドウで分かるように、南部のやわらかさが特徴。
後半、苦味をともなうタンニンが出てくるのはご愛嬌?

2006年4月16日、11Am。
札幌市内のマンションから、札幌市内の大きな寺院へ。
3月2日に亡くなった、
画家の坂本順子さん(1950年生まれ)の
49日の法事。
半分は家族&親戚。
残りの4割は、北海道内の有名な画家。
残りは主人の会社の社員。
そして、なぜか私。がくっ。

坂本順子さんと、不思議で魅力的な「友情」を
私と共有していた若林博士(1942年生まれ)も参列。

写真の中央で博士のとなりは、
今、北海道で最も魅力的な絵を描く
會田千夏(あ いだ・ちなつ、1980年生まれ)画伯。

左端で焼香中なのが、
★1985年10月、創立♪道展メンバーが中心。北の日本画展の北口さつき画伯。
♪行きかうヒト

♪巨大なるカンオケ?

■寺から出たら、買ったばかりの新車に、某天才美少女画家と、某ステー ション・ワゴンねぇさんによるコラボレーションのボディ・ペインティングをされました。がくっ。
■添付写真の状態で、午後7時まで札幌市内の画廊めぐりをしていたわけですが、さすがの私も超☆恥ずかしかったのですが、
なんせ某天才美少女画家&某初めて会ったのに、めちゃ気さく(?)なマダムの作品なもので消すこともできなかったのです。
その時、天から雨が降ってきました。みるみる内に、新車のボディは元の腹黒い姿に戻ってゆきました。
どんなに借金を踏み倒しても、天から守ってくれている竜馬夫人に改めて感謝 申し上げたしだいです。
■法事後、車で移動し、
JR札幌駅の横に建つ京王プラザホテル札幌で食事会。

私にとっては初めて会話をする人が多い。
たとえば、丸テーブルを囲んでの
私の席の左右の女性は、初めて会った。
それでも、故人を通じての雰囲気なのか、
会話はスムーズに進む。

途中の喪主=ご主人のスピーチで、
私の左となりは、喪主の姉であると知り、
右となりは、喪主の家のすぐ隣の奥様らしい。

隣の奥様は、故・坂本順子さんから
私のHP『共犯新聞』の話題を
しょっちゅう聞かされていたらしく、
初対面なのに、やけに私のことに詳しかった(笑)。

亡き愛妻の法要の席には
「ギャラリーどらーるHP」の 読者が
多数出席くださっておりましたが、
久保さんが入ってこられた時に
あちこちから声がかかりましたね。
『長い!』
『一度で最後まで読める程度にしてください』etc.

竜馬@管理人 - 2006年4月17日(月) 2:27Pm
♪巨大なる水子?

♪1本の密造〜?
法要パーティには、ホテルのハウス・ワイン(左)と、若林博士の「シャトーす ずめの学校ぶどうジュース(がくっ)」(右)が登場!
竜馬「おかしいなぁ、みんな博士のが美味しいって言ってるぞ(笑)。」
♪1本の指〜?
『共犯新聞』愛読者であれば、お見通しの通り、たいした話はしていません(が くっ)。
■そん なワケで私は、
某美人画伯から借りた莫大な借金を
無事に踏み倒すことに大成功し、
同じ会場にいたツガイの若林博士を春の野に解き放ち、
二次会も用意されていたのですが、
私の車に画家夫婦の渡 辺貞之夫妻と、
25歳の天才美少女画家、會田千夏嬢を連 れて
画廊めぐりをさせていただきました。
★コーヒーのおすすめ店♪ ■『国松 希根太 彫刻展』
会場;カフェ『SOSO』   
札幌市中央区南1西13三誠ビル1階
電話;011-280-2240

めちゃオシャレなカフェに、
浮遊感あふれる木が素材のインスタレーション。
作家本人が、★ヤング・ブラッド♪自身のHPの撮影のために
在廊されていらっしゃいました。
さすが、作家+カフェ+HP作成者と、
広がる「関係」もアートなのですなぁ。
と、現代のパリ・モンマルトル「洗濯船」を
見た気分になりました。
国松画伯は、北海道では珍しい、
画家一族の三代目。
同じ三代目でも、
ヤミ米屋三代目とは違った品の良さが、
憎たらしいほど好感度が、高っ(笑)!
★コーヒーのおすすめ店♪

■『本田 征爾 展 〜幻日〜にて』
会場;GALLERY 門馬
    札幌市中央区旭ヶ丘2丁目3-38

本田くんの絵は相変わらず(?)でしたが、
ここのオーナー門馬さんの話がブッ飛んでおりました。
ここのギャラリーは、個展スペースとは別に
オーナーの自宅と併設されている常設展
(=まぁ、自宅だから常設ですが、もちろん・笑)が魅力。
こちらを楽しみに来ている方もいるのでは(←本田クン、失礼!)?
★ぷーびー♪本田征爾 展 〜幻日〜
2006年4月14日(火)〜4月23日(日)
11Am〜7Pm
 於 GALLERY 門馬
(札幌市中央区旭ヶ丘2丁目3-38)
★ぐるぐり。海からあがった、マッシュルーム♪

■で、いつものよーにマルセル・デュシャンなどを観ようと2階に上がってみると、見慣れない着物がズラァ〜ッと並べられていました。
まぁ、自宅なんだから、自分の着物を陰干しでもしていたのかな?とも、すぐに思った私でした(笑)。
■で、マルセル・デュシャンの
チェス・ボックスを形どった作品に、
手をかけて、中を開きました。
この私の暴挙を見て、
この3月まで三岸好太郎美術館で
悪者監視係をしていた千夏嬢は、
「わ・わ・わ。私、今まで、
こーして美術品を勝手に触る人を
監視していたのに〜(汗)。」
で、このチェス箱に隠されている
デュシャンのユーモアあふれるクールな世界を、
千夏嬢&渡辺夫妻と、こっそりと楽しんでいたら、
背後に足音が……!
ちょうど、デュシャン作の、
赤と青のセロファン付きのメガネを取り出して、
千夏嬢が
「東映とびだすマンガ映画祭り」に来た小学生のように、
はしゃいでデュシャン・サングラス状態の時だった!
やばいっ!
足音に振り返ると、そこにいらっしゃられたのは、
オーナーの、門馬よ宇子さん。
うわ&うわ&うわぁあ、や・やべぇ、
勝手に作品をさわって、開けて、
セロファン・メガネをかけているぜ、
この女(=千夏姫・笑)、状態である。
門馬さんは、
「あらら、渡辺先生!
お久しぶりです、よくいらっしゃっていただきました。」と、
私&千夏嬢の後ろに立っていた
渡辺画伯との挨拶が始まった。
♪着物に囲まれて・・・
ラッキー!今のうちに、そ〜っと、マルセル・デュシャンのメガネを資料にはさめて、写真集や大ガラスの設計図をしまって、ふたを乗せて……、
おいおい千夏さん、このフタは、こうじゃなくて、こっちから、あー早くしないと、門馬&渡辺画伯の挨拶が終わるぅ〜と、あわてフタめいて(がくっ)フタを よーやく閉めて、
何も無かったように振り返って、ニコッ。
「門馬さん、お久しぶりです。こんにちは、久保です。こちら、ご存知、天才美少女画家の會田千夏センセーです。」
「あら、會田さん、デュシャン、いいでしょ?」
「がくっ。」

♪リレーはつづく。
■っーコトで、1階に降りて門馬さんがコーヒーを淹れてくださった。
「門馬さん、実は今日は、坂本順子さんの49日だったんです。今、その帰りなんですよ。」
「ああ、そうなの。私も昨日、札幌芸術の森美術館で坂本さんのご主人にお会いしたのよ。」
そして話題は自然に坂本順子画伯の思い出話に。
渡辺画伯は、「私は坂本順子さんのこと、あまり知らなかったんですよ。家内から順子さんの作品の写真を見せられただけでは、あまりピンとこなかったんです が、
一昨年の門馬ギャラリーでの個展で実物を観て、いっぺんにファンになったんですよ。
それで、昨年の私が館長をしている深川市の東州館で個展を是非してくれと、順子さんにお願いに行ったんです。」と、かみしめるようにおっしゃられた。
嗚呼!私が本田クンの個展が観たいからと偶然、連れてきた渡辺画伯と、ここのオーナーの門馬画伯、
実は一昨年から続く『坂本順子個展』の札幌展、深川展のそれぞれの会場主催者だったのだ!
なんとまぁ、偶然にも、もっとも正しい「坂本順子49日」巡礼をしたことになっていた!
■その時、私の脳裏に同時に浮かんだのは、
あの2階のマルセル・デュシャンの
チェス・ボックスをこっそり開けて、
中の赤青セロファン・メガネを使わせてくれたのは、
その時に個展をされていた坂本順子さんだった!と、
気がついたしだい。
みなさん、絶対に真似をしてはいけません(笑)。
美術品は「目」で鑑賞するものです。
たとえメガネでも(がくっ)。
♪同じ場所で・・・。
▲2年前、同じ場所に違う夫婦がいた。
ほんの、たった2年前のこと。
久保AB−ST元宏 - 2004年9月6日(月) 4:05Pm

■私も、今、美術業界で最も熱 い視線をあびている
坂本順子画伯の個展に、
エゾリスに遅れること丸一日、
ようやく拝見させていただきました。
♪永い場所で・・・。
■当初は、あの細長い空間の展示に
お悩みになられていたようですが、
どーして&どーして、
ぜん&ぜんオッケーじゃあーナイっスか。
むしろ、順 子画伯の作品のために
あつらえた空間のようでした。
これは、企画された門馬ギャラリーのオーナー様が
順子画伯のある部分を引き出してくれたセンスが
もたらしてくれた
幸福な組み合わせですね♪

■「みなさん、午後6時からF.H.C.のライブもありますから、楽しんでいってく ださいね。」
そして門馬さんは少し声を小さくして、「なんせ、ライブも無料ですから。」と、ニヤッと笑う。
このチャーミングさも、門馬さんのたまらない魅力だ。世代を超えた多くのアーティストが、ここ門馬ギャラリーをサロンのように愛している。
「ここで私も谷川俊太郎の息子さんのライブも聴いたし、絵だけではなくて、本当に魅力的な空間ですよね。」と、
深川市で夫婦でそれぞれに美術館を持つ渡辺画伯は本当にうらやましそうに言う。
「でも、広いから掃除はたいへんでしょ?」と、久保の話題はアート的ではない。がくっ。
「ここの掃除は全部、私が朝の5時に起きてやっているのよ。」
「ええっ!お一人で!?」と、一番驚いたのが主婦でもあられる渡辺夫人画伯(笑)。
「ほらな、掃除は大事だよ。」と、夫でもあられる渡辺貞之画伯が、妻でもあられる渡辺通子画伯に、まるで美術論のよーに言う(笑)。
「ええ。そのかわり10時には寝ますもの。その代わり、何かパーティがあれば、40人ぐらい、ここに若い人が集まり、朝までカラオケをしたりして騒いで、
しまいには皆さん、自由に布団をひいて寝ていかれるんですよ。
もちろん、私は皆さんに失礼して、いつものように午後10時にはお先に寝ちゃうんですがね。あはは。楽しいのよ〜♪」
「門馬さんの作品は、サイズがかなり大きくて全道展でもいつも話題になっていたんだよ。素晴らしい作品だったなぁ〜、いつも。
門馬さんが全道展をやめられてから、なにか淋しくなったね。」と、
渡辺画伯がニコニコしながら私や千夏さんに解説してくれる。
「へぇ〜。回顧展、是非、観てみたいですねぇ。」
♪思い出は雨のごとく
♪フリクション・スクリーン
♪思い出は雨のごとく
♪思い出は雨のごとく
2005年
7月24日〜8月2日
★ヤング・ブラッド♪Gallery門馬
『門馬よ宇子 展』

■もう、
86歳という年齢に驚いている自分が
愚かに感じてしまうほど、
作家のエネルギーに圧倒される。
♪思い出は灰のごとく
♪思い出は雨のごとく
♪フイクション・スクリーン
♪思い出はモノクローム

「それで、2階の絵の展示コーナーに並べてあった着物は…?」と、久保がたずねると、
渡辺画伯は「あれも、作品なんでしょ?着物もアートですから。」と、予想を告げたけれど、
門馬画伯による正解発表は驚くべき、「正解」だった。
「ああ。あはは。あの着物、売っているんです。」
「え?ええ?えええええー?」
「実は、私、50歳までお茶をやっていたんですよ。」
「裏ですか?表ですか?」と、知ったかぶりの久保が聞く。
「裏です。裏千家で、ほら、この奥にも茶室がありまして、炉が切ってあるんですよ。」
「なるほど。ギャラリーって、いわば、現代の茶道ですもね。」
「はぁ?」
「ほら、お客さんを迎え入れ、もてなし、お互いの美意識の確認を楽しみ、会話を楽しむ。特に門馬ギャラリーなどは、もてなしの最高の形態ですし。」と、
こーゆーコジツケ反射神経(だけ)は得意な、久保。
「もう着物は着ないの?」と、渡辺夫人。
「それが、50歳で足を悪くして、茶道をあきらめたのよ。それから絵を描き始めて、今ではもう、86歳よ。あははは。」
「!」86歳という年齢を初めて知った千夏画伯は目を丸くして驚く。確かに、すでに知っている私でも、このバイタリティの前には信じられない年齢だ。
門馬画伯は、つい最近も四国へ美術館めぐりの旅行に行き、私たち4人以上に精力的に勉強し、
そこで観て来た絵や美術館そのものの魅力をまるで女学生のように目を輝かせて、みずみずしくも正確な表現の言葉で私たちに報告してくれましたし。
「そ、それで、なんで着物を売るんですか?」
「この着物を売って作ったお金で、今年の11月に北海道近代美術館で展覧会を開くのよ。」
「ゲェエエエエ〜!ギョエェェエエー!すっ、すげぇ。」
「私の着物は一枚一枚が思い出なのよ。だけど、本当は一番この着物たちを着たかった今の年齢になったら足が悪くなって着れなくなっちゃって。
だからこそ、今、私が一番したいこと、北海道で一番大きい美術館に素晴らしい画家を十数人集めて、インスタレーションをしたいのよ。
それを実現するために、今まで大切にためた着物を売るのよ。それならば、私の長い人生の 意味が再生されるでしょ?うふふ。」
時々、つまらないことで虚無的になる自分が恥ずかしくなるぐらいに「希望」が、アタリマエのように次から次へと元気良く語られてゆく
素晴らしい大先輩を持つ北海道美術界に、私は少し羨望すら感じました。

2006年11月10日(金)〜11月19日(日)
『FIX・MIX・MAX!  アートのフロントライン(最前線) / FIX・MIX・MAX!:Contemporary Art Exhibition 』
「質・表現ともに急速に拡張する現代 アートの世界。その動向を全国的・世界的に活躍する作家たちを通し、ライブ感覚で検証します。」
入場料;一般 500円、高大生 300円、小中生 無料



★just imagine...♪アートだ!あん♪アン♪ギャラリーどらーる 札幌市北4西17 HOTEL DORAL 1F
■『外山 ムツ子 展』 2006年4月1日(土)〜30日(日) 年中無休&24時間公開
心のパッチワークか? 暗い画家による、明るさへの歩み寄りのような個展。

富良野の風景を明るい色で描いた、
小野州一のような作品もあったが、
明らかに両者が違う点は、
外山の精神が病んでいるところ。
風景のパッチワークか?
この、「病気の入り具合」が、
彼女が所属する「全道展」の特徴でもあるのだろう。

しかし、今回の個展では、
たとえて言えば、
上手に笑えない女の子が、
一生懸命に笑おうとしている力みがある。
その無理が、
小品に見られる技術力不足の露呈としても現れている。
しかし、「笑おうとする努力」を責める権利は誰にも無い。
ダイナミックに練り上げた心象風景

ここでまたコーヒーをご馳走になり、ふかふかの椅子に体を沈めながら、4人で美術談義。
「はじまり」続ける、という生き方。
私以外の3人は画家だ。
もうすぐ彼らが所属する全 道展が始まる。
何もかも、終わってはいないのだ。




■訃報 竹田 博
(札幌の『ギャラリーたぴお』オーナー、美術家、享年67歳)

text by うぇ〜ん!久保AB-ST元宏 (2007年12月19日 5:24Pm)

■たった今、★丸島 均。札幌を中心に美術ギャラリーの紹介と感想記、雑記♪栄通さんのブログで知ったので、今ごろ書いているのだが、
竹田博さんが死んだ。
つい先日、竹田さんが経営するギャラリーに私も訪問したばかりだった。
それが11月28日(水曜日)午後4時ごろ。

さらに北へ散歩し、
『ギャラリーたぴお』で、
7人によるイラスト展の
『パーフェクト・レインボウ12』。

ここのギャラリーは
いつも(?)総花的な印象だが、
それはオーナーには
ほめ言葉になるんだろーなぁ(笑)。

林教司の「ドン・キホーテ風、私」、
「と・べ・ず」が面白かったが、
いずれも1992年、1994年の
古い作品。
Wow! ★階段を登って、仙人に逢いに行こう!
発展途中の「描きたい」気持ちの結果。


■なんと、この日の午前11時2分に、お亡くなりになったようだ。

「拝啓
寒さ厳しく、12月に入りました。
・・・

悲しい報告をしなければなりません。
先頃、11月28日、午前11時02分、竹田博が永眠しました(享年 67歳)。
私共、覚悟いていたとは申せ、25周年を待たずして逝きました。
残念で堪りません。・・・・・・

不一、林教司」

■そう言えば、私が『ギャラリーたぴお』に訪問した時も、
誰もおらず、不気味なぐらいに静かだった。
そうだろう。そこの主人が死んでまだ5時間後だったのだから。

■竹田さんの年齢を初めて知ったのだが、67歳だった。
北海道には、1905年生まれ、97歳で現役の前衛画家、
一原有徳(い ちはら・ありのり)がいるから、まだ若い、のか。
それでも最近、若林博士や、どらーる竜馬翁ら、
1942年生れの元気老人(?)と付き合っているからか、
67歳という年齢に日本の青春を感じる。

■竹田さんが元気な姿で『共犯新聞』に登場したのは、昨年の3月だ。
2006年3月7日、札幌で坂本順子の葬式を終えた私は、
数人のベテラン画家と画廊めぐりをした。
その時に、葬式会場でも会った竹田さんと再会し、言葉少なに会話した。

★二人の仙人。
・ギャラリーたぴお 『竹田 博 展』
  仙人のような風貌の画家が描く、ジャンクなコラージュ集。
  ってゆーか、コラージュのジャンク(がくっ)。

★サロンとしての、画廊。ここにも。
・エルム画廊 『同好会展』
  元衆議院議員の五十嵐公三など、北海道の長老画家の即売会。
  老人ホームの待合室?

■上記の写真でも分るように、竹田さんは長髪で、白いヒゲを長く伸ばし、
ファツションは革ジャンに、インドのマフラーと、
まるでザ・ローリング・ストーンズ(?)だった。
その作風も、1970年頃のヒッピーが
新宿の東口で座って売っているようなイラスト(?)。
実際、『ギャラリーたぴお』には画家が集まって、酒やワインを呑んでいた・とか。
おそらく、竹田さんはそんな
自由な(=コミューン?)空間を共有したかったのだろう。
もちろん、そのような「なかよし&こよし」に、厳しい意見を言う声も、あった。
確かに、他のギャラリーに比べれば、初心者に近い画家も展示をしていた。
その作品に対する厳しさよりも、
ゆるい「仲間意識」が批判されたこともあったのだろう。

■それでも、たとえば私は『ギャラリーたぴお』で、
ブレイク前夜の『會田 千夏 展』を観ている。彼女と会ったのもこの時が最初だ。
★サロンとしての、画廊。ここにも。
2006年8月 14日 『『ギャラリーたぴお』での『會田 千夏 展』。
■こうして、
きちんと才能を吸収し、
紹介した
竹田さんの功績は
認められてゆくであろう。




■「竹田博を偲ぶ会」は、
12月17日(月曜日)、
おとつい行なわれたそうだ。
あまり広くはないギャラリーに
100名近くの方が集まった。
それが彼の残した
財産なのだろう。
★画廊の仙人。ここにも。

2006年3月3日 金曜日 午前1時41分←■「本日14時5分に坂本 順子は苦しみから解放されました。」……お見舞いに行くのを我慢した意味が無くなった。
2006年3月8日 水曜日 午前11時27分←■月曜日の通夜、若林博士は朝9時までワインを呑んで、寝ないで10時からの葬儀に出席。負けた。がくっ。
2006年3月10日 金曜日 午前1時39分←■それでもまた、不細工な「ことば」をゴロ&ゴロと、また。

これは、何なのだろう。どうして、みんな、集まっているの?
★これは、何なのだろう。どうして、みんな、集まっているの?
▲2006年3月6日 8Pm 坂本順子さん「通夜」、終了。
差出人 : DORAL 坂本 公雄
送信日時 : 2006年3月9日 6:14Am
宛先 : 久保AB-ST元宏
件名 : スパムメールのエロにまみれてのメール感謝。

今、名簿を整理しておりましたが、
すごい数の美術関係者が来ておりました。
私との接点の無い、
「ギャラリーどらーる」での個展可能性の薄い方 々が
本当に大勢参列してくださったことは
順子の人徳と
作品を惜しんでくださった方
としか考えられません。
改めて涙が零れて困ります。
差出人 : 久保AB-ST元宏
送信日時 : 2006年3月10日(金曜日) 3:26Am
宛先 : エミリー・メイヤー
件名 : Night and Day and Nights !

Hi, Emily.
This is a world famous Moto!!!

>Shibuya Sensei told me that a great artist recently died. The wife of the director of the Doral Gallery?

Yeah. The correct answer.

>Shibuya sensei gave me a web address where I can see her work.

And you can see another her picture and my comments for her in my home page.

>Most extraordinary! Her "found art" pieces are very interesting visually,
>and surely a statement about the waste and leftovers of our society.

Her art style is very severe. An extremely few color and a lot of materials. It keeps sparking my imagination.

>My sympathies to her husband for his loss,
>and also to the art world for its loss of a great artist.

Yes you know her husband is great man.
She and her husband can break through Hokkaido art scene.
In fact they made fresh art scene in Hokkaido.

> I hope you are well! When are you coming to Sapporo again?
> I will talk to you soon! Emily

Me and Dr.Wakabayashi went to Sapporo on 6th March, it was this Monday for her funeral.
And we went to two bistros. It was from 10Pm to 9Am !!!!!!
And after next morning's funeral, we went five art gallery in Sapporo.
That times I drove with three presbyter artists. They told me so many Hokkaido art story.
It is very interesting for me, and maybe for you!

This weekend I will go to Sapporo. So now I get many free times than my busy winter from autumn.
And our group will play the Curling on 6:30Pm 15th March in Moseushi town. Can you join it?

Say X to your Jeff.


終わらない通夜

こんにちは、DORAL 坂本 公雄 さま。
久保 元宏です。

お忙しい中のメールに感謝いたします。

>昨夜から独り暮らしに戻りました。
>この一年間も独り暮らしではありましたが、
>病院に私が行くのを待っている順子がおりましたので、
>一人の気はしませんでしたね。
>むしろ「留守を預かっている」気持ちでした。

■「忙しい」ことで救われていたのかもしれませんね。
★ニセコの鳥も、花も、山も、泣いています。
▲2006年3月6日 6Pm 通夜の前に、徳丸 滋 画伯が、喪主の公雄さんに声をかける。
8Pm 坂本順子さん通夜、終了。

★語るための酒、か。 10Pm エノテカ札幌店の女性スタッフから、メールで教えてもらった店へ。

     >札幌でオススメのレストランの件ですが、
     >●★店主は、元エノテカ・スタッフ♪「ワインダイニング左岸」 南2条西1丁目6-11 第3広和ビルイースト2階
     >TEL:011-207-1033
     >元エノテカスタッフがご主人とお二人で切り盛りされているお店 です。
     >お料理もワインも非常に美味しくオススメです!

3,000円のコースと、2,900円のフランス・カベルネソービニヨン2003年の組み合わせ。
隠れ家的な店で、なかなかイー感じ。

前菜;黒ゾイのマリネ・サラダ=ブリブリの魚が淡白ながらも歯ごたえがあって良い。
塩が強すぎ。

茄子とトマト、牛肉ラグーとモッツアレラのココット焼き=グラタン 風で、
器が高熱なわりには、中身は冷たい。もっと火を通したほうがトマトの甘みが出るはずだ。
ミート・ソースが品のいい深みを出しているのには、好感。

ポリチーニ茸のパスタ=「ポルチーニソースのフェットチーネ」で、 トリノ的(笑)。
茸のボリュームが見事。これも温度が低い印象。

カルネ;豚ロースのあらびきマスタードソース=ボリュームと脂身が嬉しい。
博士は「黒鯛のカリカリ焼き バルサミコソース」。
これも、素材の味を上手に引き出していて満足。
バルサミコは魚にかけていないのも、いいかも。

デザート;白ゴマのブランマンジェ 紅茶のソース=さすがにこれだけは
温度と塩加減が気にならない(がくっ)ので、安心して食べれる。
3つの個性的な味を上手に重ねている。
食べながら味がどんどん変わるデザートってーのも、魅力的。

エスプレッソ=切れが良い。

     皿を統一していたりして、この価格であればコスト・パフォーマンス、ばっちり。

★始まって、しまった・・・。
▲12Pm 15分ほど歩いて、ビストロ「ル・プラ」へ。
実はもう、閉店時間。
     「もう、ダメっすよね〜。」と、顔を出すと、「あらら、久保さんなら、いいわよ。」 と、マダム。
ここで、午前5時まで(!)赤ワイン。 がくっ。
もう客は居ないので、
ムッシュこと、オーナー・シェフと、そのマダムが
客席に来て一緒に飲み明かしたのです。

話題は、フルートへ。
なんと、マダムもかつてはフルート少女だったそうで。
フルートと言えば、博士なので、大盛り上がり。

対角線上に、私とムッシュが、うなずきコンビ。

何本もワインが空瓶になってゆく(笑)。
コルクを抜きながら、マダムが気がつく。
「あらっ!私のソムリエ・ナイフって、フルートと同じ色だわ!」



「そろそろ、帰りますか。」と、博士に言うと、
マダムが「あら?久保さん、ホテル、どちら?」
     「いやー、実はマンションがありまして・・・。」「じゃ、そこ行きましょ!」
     面白いの3割り、迷惑(がくっ)7割りで、4人で東札幌のマンションへ。
★ナイフを、広げて。
▲このソムリエ・ナイフは、ムッシュか らマダムへのプレゼント。
美しい色と形と、物語。

★ここで、午前5時。 マダムがワイン・セラーから、
むんずとつかみ出した高級ワインと、料理を
私のマンションへと持ち込む。

マンションに着くと、
その前に乗用車が2台、駐車してある。
「こいつらは、通報されていないなぁ」と、うなる。

7Am 「やべー、おれ、仮眠するわ。」

8Am 目が覚める。
「若林さん、こんな時間なのに、
よくそこまで冷静に分析されますねー。」とゆー
オーナー・シェフの酔っ払って
グデングデンの声が聞こえてくる。

     シャワー。

9Am マンションを出る。
     博士は一睡もしないで、葬式会場へ!

10Am 坂本順子 葬式。
★ジーパン参列。
▲棺に花を入れる喪主。空夢の『絵日記「あ・ら・た」』も、この中へ。
それを見つめているジーンズ正装は、先日、アトリエが全焼になった高橋英生画伯夫妻。
この世の中には、何種類の悲しみがあるのだろうか。
『高橋 英生 ★ 上勇知の炎』参照のこと。
★フクロウ、飛んだ。
▲1919年生まれの、谷口一芳画伯の4作品。
すごい迫力だ。

手前が谷口画伯。絵を見入る渡辺画伯夫妻。
終了後、わんっ!吼え続ける絵筆。渡辺貞之画伯夫婦に、
「深川市まで車で送りましょうか?」と聞くと、
「いや、札幌市民ギャラリーに行きたいので。」と、
言い出したので、
「あ、それは私たちも同じですよ。」。
で、準備をしている二人を待っていると、
マスクをしたフクロウは飛んでいった。谷口一芳画伯が、
歩いてきた・・・。

・札幌市民ギャラリー
『札幌美術展2006 幻想の刻 永遠の夢』

札幌を代表する34名の画家。
シュールがテーマで、
各人の個性が楽しめる、って感じ?
★ななめに、それは上昇?下降?
▲1980年生れの、Artとは、ニューヨークのホイットニー美術館から、大阪の乙画廊まで、どこでもドアの奥で、今夜、パーティが2時から開かれる!會田 千夏画伯 の作品。独特の世界だ。

★二人の仙人。
・ギャラリーたぴお 『竹田 博 展』
  仙人のような風貌の画家が描く、ジャンクなコラージュ集。
  ってゆーか、コラージュのジャンク(がくっ)。

★サロンとしての、画廊。ここにも。
・エルム画廊 『同好会展』
  元衆議院議員の五十嵐公三など、
    北海道の長老画家の即売会。

  老人ホームの待合室?

★立て。
・ギャラリーどらーる 『米谷 雄平 展』
  今の北海道画壇の最重要人物による、
  何でもアリの自由な世界。
★1919年から、1980年まで。
・北海道立三岸好太郎美術館 『札幌回顧 -洋館のある街-』
  昭和初期の札幌の町並みを伝説の画家の油絵で振り返る。やっぱり、三岸は天才 だなぁ〜。
【写真左から、會田千夏(1980年生れ)、久保元宏(1962年生れ)、
若林博士(1942年生れ)、谷口一芳 (1919年生れ)、渡辺貞之(1940年生れ)、渡辺通子】
で、帰ろうとしたら、
「久保さん!」の声。
なんと、三岸好太郎美術館でアルバイトをしている會田 千夏画伯ではありませんか!
これも順子さんのたくらみ?
帰りの車の中で
「こーやって札幌の画廊めぐりをする時には順子さんが案内してくれたんですよ。」と、
運転しながら言う。

と、以上。
ご存知のように画廊は入場無料ですが、駐車場と美術館は有料です。
この日、私は1919年生れのベテラン画家、谷口一芳(たにぐち・いっぽう)画伯ら、
3人の画伯+若林博士を乗せての運転でしたので、
どこの駐車場も美術館も谷口画伯の”顔”で無料パス
でした。

とにかくなによりビックリは、
前日の通夜から、若林博士は、まったく寝ないで精力的に行動していたのです!

米谷 雄平先生〜♪ママの軍手も、応援してますっ。←■死の2日前。写真のジュンコ画伯は、とても長生きされていらっしゃられる。

あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
『し・あ・わ・せだった・・・』と一語一語ゆっくりと言い、『ありがとう。僕もだよ』と言いますとすごい力で手を握って頷いてから目を閉じました。


お見舞いに行けばよかった。 お久しぶりです
写メ〜ル差出人: 坂本順子
送信日時: 2005年12月28日(水) 8:23Pm
宛先: うぇ〜ん!久保AB-ST 元宏

私は免疫力がなくて本来は面会謝絶なのですが…
富田知子さんが年末を乗り切る為の鍼の帰りに顔を見に寄ってくれ ました。
治療でパソコンも暫く見ていられない状態でしたが…
昨日、どらーるの国松明日香展を何とか観る事が出来ました。
そして久保さんのHPにたどり着き ました。
たまたま★My Deep ART Diary !富田知子評1★My Deep ART Diary !★My Deep ART Diary !を 富田さんに見せている所に、
天然記念物の田鶴子ちゃんの友人の湯川さん(札幌の大学の経済学部助教授)が、
クリスマスを埼玉の田鶴子ちゃんの茅葺きの家で過ご し帰札し、
今日ススキノで忘年会前にお見舞いに来てくれました。明日は岐阜の親の家に帰るらしい。
健康だと何とかなるのですね〜。私のお正月は個室で静か に過ごします。
夫は毎日来て励ましてくれますが、倒れてしまわないか心配。
それから…さいとうギャラリーの展示が阿部典英さんと米谷雄平さんに囲まれ、
守られ ているように配慮して下さったと聞きました。素直に光栄に嬉しく思いました。
富田さんと湯川さんの前にオレンジ色のパソコン文字が久保さんのです。
富田さ んが今度会ったらもう少し愛想良くしなければ…と言ってました〜。うふふ。
このメールは誰にも内緒だよ。
夫は疲れるからと心配しますので…お願いします ね。
坂本順子

差出人 : 坂本 順子
送信日時 : 2005年12月28日 水曜日8:24Pm
宛先 : 久保AB-ST元宏
件名 : 湯川さんのお見舞い〜♪

飼い犬のエンジュ(田鶴子ちゃんの犬)が散歩をする時、
濡らした日本手拭いを首に巻付けているのにちなんで、エンさんカエル。
ベッドの上で枕代わりになりますね。
看護師さん達にも好評かな…?
帰る。

女流画家と、その審美眼にかなった宝物。 From: DORAL 坂本 公雄
To: 久保 元宏様
Subject: お知らせ
Date: 2006年3月2日 木曜日 11:24Pm

愛妻 坂本 順子が逝去いたしました。
生前のご厚誼を感謝しつつ、ご報告いたします。

若林博士にもご通知願います。

坂本 公雄

坂本 順子さんの、通夜・葬儀

通夜;2006年3月6日(月曜日) 6Pm
告別式;2006年3月7日(火曜日) 10Am

斎場;札幌市南6条西9丁目 公益社中央霊堂 (駐車場完備)
TEL:011-511-4242  FAX:011-511-1142

喪主;夫、坂本 公雄さん
葬儀委員長;夫の会社、株式会社DORAL会長、布施 光章さん
ここで、別れる。失われたもの。残したもの。生まれ行くもの。

魔女の集い(?)。
▲投稿者:竜馬@管理人 投稿日:2005年3月3日(火) 6:15Pm

◆「高橋 靖子絵画 展『祝祭へ』」  カフェエスキス

自由美術会員・全道展会員の高橋 靖子さんの個展です。

近所のクリニックに行きがてら訪れたところ、
そこには靖子さん本人と、全道展・行動展会員の富田 知子さん、
後藤 和子さん、坂本 順子の4人が陣取っており、
一般のお客さんは少し離れて所に席を取っておりました。
怖かったのでしょうか・・・(笑)
From: DORAL 坂本 公雄
To: 久保 元宏様
Date: 2006年3月5日 日曜日 8:11Pm

祭壇は順子の遺言で、全道展会員の高橋 靖子さんにデザインをお願いいたしました。


「白い菊の祭壇だけは勘弁してね。
靖子さんにお願いして明るくて、きれいな祭壇を作ってほしい。
百合やカサブランカを使って私の頭文字を入れてね。
少しお金がかかるけれど、私の生命保険を使ってくれればいいから。。。お願い!」
けれども、彼女は生命保険に加入していなかった(ガクッ)。

ああ、饅頭が待ち遠しい。

坂本 公雄

♪小川マリさんの展覧会の写真を観る、2005年『寒昴展』オープニング・パーティ♪ ♪ほら
♪パーティは、やっぱり、終わらない。 
2005年11月12日 日曜日 午前2時15分←■札幌出張中に、「ギャラリーどらーる」の竜馬社長から、坂本順子画伯が新作に取り掛かったという吉報を聞く。

「平等」って、暴力だ。
★動く♪それだけで、いいのだ。
■「FROM 05〜TO 06 展」
会場:さいとうギャラリー
〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西3-1 LA GALLERIA(丸一ビルヂング)5F
電話;011-222-3698
会期:2005年12月20日(火)〜2006年1月8日(日)
休廊:2005年12月26・29・30・31日、2006年1月1日

信じたことは、一度も無い。
告白するが、実は私は、(本当の意味で)一度も「約束」をしたことは、ない。

ってゆーか、「本当」というコ トバ(=概念)すら、疑っている。

坂本順子の新作だ。
まず、「サービス」という概念の置き換え(=位置の確認)が、求められる。
少々まわりくどくなるが、「サービス」は、個のみでは不可能だ。
サービスをしようとした気持ちが、実はサービスをしようとした受け手から、逆に「サービスがで きる」というサービスを受けている・のだ。きっと。

坂本の去年の同展の「めでたし」は、思えば、印象的だった。
つまり、重層的な「サービス」が、ある。

それを、「気を回す」と受け取 る「安心」の道もある・だろう。

しかし、「サービス」の道は、 より重層的であり、深く、不覚、俯角、伏角、不快、深い。

「先回り」は、「先回り」で は・ない。
「先回り」しようと準備した瞬間に、「先回り」は「準備」の支配下に陥る。

坂本は、作家だ。
彼女の絵画の技術は、知る人ぞ知る。しかし、彼女は絵画ではなく、立体へと、はみ出る。

窓枠は、窓から「はみ出る」の が仕事であっても、やはり窓枠も所詮、窓だから、はみ出ることは永遠にできない。

窓は、窓だ。
向こうが、見える。
しかし&やはり、窓は窓だから、我々は窓を見ながら、窓に気が付かず、窓の向こう側「だけ」を見ているフリに安心する経験に、「安心」する。

「お正月」だから、「お正月」 を見せる。
しかし、それは「お正月」とは、こーゆーモノだ・と思っている受け手側の「お正月」を提示する ことだ。
さらに、「お正月」は、こーゆーモノだ・と、思うことを「あえて」している受け手の、「あえ て」&「こーゆーモノ・だ」という自己暗示を、見せ付ける。
それが、去年の同展の「めでたし」だ・と、仮定してみよう。

額縁を持つ「絵」は、多い。
千代紙で作られた薄っぺらい富士山。ピンクにペパーミント・グリーンという、「あえて」の歩み 寄り。

窓の外で、マーク・ボランがラ メのスーツを着て、レスポールを腰まで降ろしている。

ジョン・レノンが、「どん・れっ・みー・だう ん」と、ひざまずく。

ベッドで、千代紙。・・・あが た森魚じゃんか!

窓を開く。それは、すれちが い。でも、窓を開く者は、窓枠の「すれちがい」に気が付かずに「遠く」を見ている。
それもまた、「窓(たち)」のサービス。

それを「愛」と呼ぶのは、たや すい。
しかし。
しかし、だ。
それを、見詰めることは、はたして、たやすい・の・だ・ろう・か。
Text by 久保AB-ST元宏 2005年12月22日 木曜日 午前1時37分

★動く♪それだけで、いいのだ。

★終わらない。
 Text by 久保 空夢
★おみくじ!当たるも、新・八犬伝。がくっ。
泉 修次 『06 おみくじBOX』
★あーーーーーーーーん。
田村 佳津子 『あーん』

『坂本 順子展 — 不在の構図 — 』
(深川市1条9番
深川市経済センター JR深川駅隣)
同時に、2ヶ所で開催しました!
Artとは、ニューヨークのホイットニー美術館から、札幌のエルエテまで、どこでもドアの奥で、今夜、パーティが2時から開かれる! 『坂本 順子 展』2005年6月
無事、終了!
観れなかった人、ザマァ〜ミロ!
愛妻家であることも含めて、奇跡。
▲「愛妻」も才能のうち(がくっ)。

全国有名デパートで、売れてます!
▲あまりにも人が集まるので、売れるかも?
『坂本 順子展  — 彼女の領域 — 』
休廊;月・金
(深川市9条17番44号 電話;0164-22-3597)
静寂な告白。
領域を尊重したくなる出会い。
全体の大胆さ、細部のユーモア。
廃材ではなくて、素材。
めぐりあう才能。
坂本順子が、数年前に1年間だけ制作に取り組んだビスクドール
坂本順子画伯の法律上のマネージャーから、下記のようなお礼状を いただきました。(Eメール;2005年6月30日 木曜日 1:40Pm)
平成のイケメン、美術界にモロトフ・カクテルをブチかます!?
▲けっして、上記の画像をクリックしないでください。
>『共犯新聞』1面トップに、平成の「百恵&友和」の画像を掲載させていただいております。

はいはい、昨夜か今朝早朝かに拝見しておりました。
ボケ老人みたいな男が座っており、
「あ〜気の毒に」と生気の無い表情を憐憫の気持ちで見ておりました。

我がHPに又ひとつページが増えまして、
「坂本 順子展掲示板永久保存編」の編集を若いCG作成社員にCGしました。

かの「現役バリバリ作家で唯一北海道立近代美術館で展覧会を開いた米 谷 雄平先生」が、
『治ったら、僕らの仲間100人を集めて生還記念展覧会をしてあげ る』と
励ましの手紙を下さいました。

ところで久保さん。
連日のビールと焼酎で、混乱されておりませんか?心配致しておりま す。
潤子画伯は今日、これから7月作家の搬入でギャラリーどらーるに参り ます。
その後同伴出勤させられるのではないかと怯えております。

『坂 本 順子展』 2005年6月17日(金)〜30日(木)
北海道深川市内の2ヶ所で、同時開催です!
『坂本 順子展 — 不在の構図 — 』
深 川市アートホール東洲館 (深川市1条9番 深川市経済センターJR深川駅隣)
★微笑むホリエモン。・・・ではなくて、竜馬氏(がくっ)。
アートホールでは、主に大きな作品を展示しました。
坂本順子の作品の前で。★ポエトリー・リーディング&パフォーマンス。
先日、深川東州館で行われた香月 ひとみさんの熱演の写真を添付します。
坂本順子さんの作品に囲まれた中でのパフォーマンスは、
まさしくお2人の魂のコラボレーションではなかったでしょか。小川氏・撮影&記)
共犯アート時評 アーカイブ

投稿者:栄通 投稿日:2005年6月24日(金) 11:44Am

 深川にもいってきました。踊りもみてきました。真ん前に座っていたので、
彼女(香月人見)に食べられるんではと緊張しながらの観劇でした。

主に灰色の大きな二点の作品の前での演劇ですから、
そのシーンが作品と同時にやきついています。
いきなり退場口近くに走りこんで、突っ立ち、あたりは真っ暗、
顔だけが亡霊のように浮かび上がる。
坂本順子の作品の前で。★ポエトリー・リーディング&パフォーマンス。
坂本順子さんの作品は暗くて見えないはずなのに、
周りを囲んで踊っているようにみえました。
「私はまっすぐ立てない・・・・キリンです。
私はまっすぐ歩けない・・・・アリです」。
演者に合わせて絵画が詠っているようでした。

 『うなかがめーゆ館』にもいってきました。
閉じられた空間、ボックス アンド ボックスアート。
個人的にはかなり魅かれる場ですね。
ミクロの世界に、親和力でバチバチ響いているというかーーーーー。
 館長・渡辺通子さんとも会話の機会をえました。印象に残る言葉があります。
「結局、つずけて観に来られれる方は作家さんなんですよね」。
『見る・聞く・喋る』だけの自分はどうなるのだろうと思った次第です。
そうなっても、お許しをーーーー。



久保AB−ST元宏 - 2005年6月24日(金) 5:34Pm

>『見る・聞く・喋る』だけの自分はどうなるのだろう

■「目利き」も作家の一種でしょう(笑)。
そーゆー意味では、「愛妻家」も「目利き」なのかもしれません(がくっ)。



『坂本 順子展 — 彼女の領域 — 』
うなかがめーゆ美術館 休廊;月・金 (深川市9条17番44号 電話;0164-22-3597)
★森の管理人ホリエモン。・・・ではなくて、竜馬氏(がくっ)。
うなかがめーゆへの(東洲館からの)行き方は、
「駅を背に、駅前の通りをまっすぐ」
「駅から数えて3つめの信号を左折すると片側2車線の太い通りをまっすぐ」
「ラーメン味の時計台・市役所のある交差点を右折」
「日蓮正宗のお寺と消火栓を越えた交差点を左折」
「突きあたる手前、右側角に洋風の白いオーナーの家、その隣」(石川亨信氏・ 記)
熊と相撲をして育った久保。久 保元宏2005 年買ったモノ

2005年616日 木曜日 晴れ

昼間は、著名な画家に混じって展覧会設営のお手伝い。
夜は、すずめの学校「カナダ料理教室」。

06/16深川
深川市
アートホール
東洲館
個展『坂本 順子展 — 不在の構図 — 』 \0
今回、あらためて 坂本順子画伯の作品を
網羅的に観る機会を得て、感じたのは、コラー
ジュ作家が好む、写真や新聞記事などを素材に
使っていない・ということ。ある意味、写真や新聞
記事は情報として「二次加工」されたものであり、
画伯にとっての興味はそうではなく、情報が加工
される前の「素材」そのものなのかもしなないなぁ
ーっと、思った。作家がコラージュに向かう時に、
素材選びには「情報」の濃度があると思うのだ。
神田日勝たちが、好んで新聞記事を画材に取り
入れたのは、そこに明らかな同時代であろうとす
る意思表示があったからだろう。セピア色の写真
などを取り込む作家たちにしても、同様だろう。
坂本順子画伯がそうしなかったのは、扉は扉、
パイプはパイプ、網は網、鳥の首は鳥の首、と
して必要であったからではないだろうか。
■今回、順子画伯をめぐる多くの方が深川市に
集まって、作品を一つづつ愛しみながら展示方
法のアイディアを出し合っている姿を、遠くでサ
ボリながら見ていると、そんな人々の集まりその
ものが順子画伯のコラージュ作品のようにも感じ
た。もちろん、それは画伯の人柄なのであろうし
私などが知りえない魅力的な交流の中間報告な
のであろう。しかし、もう一方で画伯自身が作家
であると同時に優れた美術ファンであるという面
も記憶しておきたい。作家同士がファンなのだ。
06/16深川
mini gallery
うなかが
めーゆの
美術館
個展『坂本 順子展 — 彼女の領域 — 』 \0
こうして坂本順子 画伯の展覧会を成功させよう
と、多くの知人&友人が集まられたことに偉大な
る作家の「不在の構図」とはネガティブな意味で
はなくて、運動体としての「不在の構図」であると
実感した。これは「彼女の領域」があきれるぐらい
に広大であることの証明でもあるのかもしれない。
■本展覧会は今年の北海道画壇を年末に回顧
する時には必ず触れられ&語られることだろう。
とにかく、素晴らしい展覧会だ。どれぐらい素晴ら
しいかと言うと、涙が出るほど素晴らしい。

俳句は、パンク。今日の一句
当時の日本にとって辛亥革命は、決して対岸の火事ではなかったのであるが、正しい意味でのアジア連合、国際協力の意識に欠如した政治家や、己の実力を試したい軍部などには理解されないばかりか、列強の覇権主義を真似することになっていく。しかし一部の日本人にはアジア、特に大国中国の近代化民主化がなによりも急務であることを実感し、資金や政治活動によって革命を支持していたのである。

支那人を
危(あや)めてしぐる
花車権輿(けんよ)

(久保元宏 2002年12月8日)

★日付をクリックすると、♪好きな時代に行けるわっ♪あん♪アン♪歴史から飛び出せ!
たとえば→5月29の歴史
水を、カエルを、雪を、光を♪
Happy Birthday
to
Mr.
人生のストローク、生活のマチエール。Toshihiko Shibuya !