茨城県のローカル私鉄、「鹿島鉄道を守る会」のホームページ管理人が個人的に探訪した全国のローカル私鉄の現状を報告します。主に、利用客増や利便性向上のために、どのようなことをして努力しているかという視点で、まとめてあります。
鹿島鉄道は2002年、存続か廃止かで心配されましたが、沿線の5市町村と茨城県が5年間(2007年3月まで)の公的支援を行うことで、廃線の危機を当面免れました。しかし、利用者の増加と地域に密着した鉄道づくりを目指して、知恵を出し合うことができないまま、2回目の存続の危機を2006年2月に迎え、結局、廃線が確定してしまいました。
詳しくは、のHPをご覧下さい。
*なお、ここでいう「ローカル私鉄」とは、輸送密度4千人未満を目安にしています。
★ 2006年11月に、「ローカル私鉄」の探訪を終えることができました。 ● 北から、地方別に掲載してあります。 *2009年9月に「ひたちなか海浜鉄道」と「銚子電鉄」」を 「再生鉄道」に追加しました |
鉄 道 | 形態 | スタート時期 | 元の鉄道 | 探訪年月 | |
ひたちなか海浜鉄道 |
3セク | 2011年7月 東日本大震災 から復旧 |
2011年7月 | ||
銚子電鉄 |
民鉄 | 再生目指して… | 銚子電鉄 | 2009年9月 | |
ひたちなか海浜鉄道 |
3セク | 2008年4月1日 | 茨城交通湊線 | 2009年9月 | |
伊賀鉄道 | 民鉄 | 2007年10月1日 | 近鉄伊賀線 | 2007年12月 | |
養老鉄道 | 民鉄 | 2007年10月1日 | 近鉄養老線 | 未探訪 | |
和歌山電鐵 | 民鉄 | 2006年4月1日 | 南海貴志川線 | 2007年12月 | |
富山ライトレール | 3セク | 2006年4月29日 | JR富山港線 | 2007年3月 | |
えちぜん鉄道 | 3セク | 2003年10月19日 | 京福電鉄 | 2003年11月 | |
三岐鉄道北勢線 | 民鉄 | 2003年4月1日 | 近鉄北勢線 | 2007年12月 | |
万葉線 | 3セク | 2002年4月1日 | 加越能鉄道 | 2007年3月 |
ド イ ツ | 2007年8月探訪 |
鉄 道 名 | 説 明 | 探訪時期 | ||
北海道・東北地方 | 廃止が決まってしまった〝ふるさと銀河線〟 | 2005年3月 | ||
「ストーブ列車」本州最北端でがんばる | 2002年10月 | |||
開業80周年、存続の危機を乗り越えて走る | 2002年10月 | |||
日本最北の私鉄電車 | 2002年10月 | |||
秋田県の内陸100㌔を走る第三セクター | 2004年7月 | |||
鳥海山の麓を走る第三セクター | 2002年6月 | |||
最上川流域を走る第三セクター・“フラワー長井線” | 2003年6月 | |||
三陸海岸を走る第三セクター。様々な経営努力が評価され、日本鉄道賞を受賞。 | 2004年3月 | |||
私鉄から3セクに・電車から気動車に | 2002年6月 | |||
阿武隈川に沿って福島県と宮城県を走る第三セクター(電車) | 2003年6月 | |||
観光路線として生き残りをはかる福島県・栃木県の第三セクター | 2004年6月 | |||
関東地方 | ||||
合理化とアイデアで頑張る茨城県のローカル私鉄 2005年3月廃線 | 2003年4月 | |||
沿線の観光資源を生かして頑張る茨城の第三セクター高架鉄道(気動車) | 2005年5月 | |||
朝は3両編成の気動車も走る茨城県のローカル私鉄(気動車) | 2003年6月 | |||
鹿島鉄道 | のHPをご覧下さい | |||
銚子市と共に歩む観光路線(電車) | 2002年5月 | |||
都市近郊と観光地を走る房総半島の私鉄(気動車) | 2002年11月 | |||
菜の花の中を走るレールバス(気動車) | 2002年11月 | |||
都市近郊、千葉県の小さな私鉄電車 | 2004年4月 | |||
SL中心に地域が支援する第3セクター(気動車) | 2002年6月 | |||
住民の足だけでなく、観光輸送に力を入れる第三セクター(気動車) | 2003年9月 | |||
前橋と桐生を結ぶ私鉄電車 | 2002年7月 | |||
100年の歴史を持つ群馬県の私鉄電車 | 2002年7月 | |||
東京からの直通電車も走り、河口湖・富士急ハイランドへの観光も | 2006年5月 | |||
甲信越・東海 ・北陸地方 | 上高地への観光路線として走り続けるローカル電車 | 2004年2月 | ||
上田市全体で「乗って残す」運動を展開しているローカル電車 | 2004年2月 | |||
富士山麓の工業地帯を走る電車と貨物 | 2003年3月 | |||
SL運転、観光鉄道として頑張る静岡県の私鉄電車 | 2003年3月 | |||
観光客誘致にも工夫を凝らす静岡県の第三セクター(気動車) | 2005年6月 | |||
生活路線と観光路線を両立させてがんばる北陸の私鉄電車 | 2005年10月 | |||
2005年12月1日の廃止が決まってしまった第三セクター(気動車) | 2005年10月 | |||
金沢市内と周辺部を結ぶ2つの路線の電車 | 2004年10月 | |||
路線縮小が続く能登半島の第三セクター(気動車) | 2004年10月 | |||
京福電鉄から引き継いだ第三セクターが、2003年7月に運行を再開 | 2003年11月 | |||
福井市内は道路(軌道)を走る。北陸でがんばる私鉄電車 | 2005年10月 | |||
長良川沿いを走る岐阜県北部の第三セクター鉄道 | 2003年12月 | |||
明知鉄道 | 日本列島中央の山の中でがんばる!岐阜県の三セク | 2002年8月 | ||
アイデアで勝負!イベント列車も記念品も | 2002年8月 | |||
(三岐鉄道)貨物輸送が経営を支える | 2002年8月 | |||
住民の存続運動が実り、2003年4月1日から、三岐鉄道が運行を引き継いだナローゲージ | 2003年12月 | |||
JR紀勢本線のバイパスとして使われる | 2002年8月 | |||
近鉄北勢線 | 近鉄が撤退を決めたナローゲージ | 2002年8月 | ||
2002年4月に第三セクターで再スタートをきった富山県の路面電車 | 2003年11月 | |||
2004年3月31日に廃止になる、名鉄の最後の気動車区間 | 2003年12月 | |||
2005年4月1日の廃止を会社が届け出た岐阜県の路面電車 | 2004年1月 | |||
近畿地方 | 滋賀県南部の高原を走る第三セクター気動車 | 2005年1月 | ||
琵琶湖の東岸平野をのんびり走る電車 | 2005年1月 | |||
有田鉄道 | 1日2往復で廃線寸前、和歌山県のみかん鉄道 | 2002年8月 | ||
日本最短、和歌山県御坊市のローカル私鉄 | 2002年8月 | |||
軽快気動車を導入してがんばる兵庫県の第三セクター | 2003年7月 | |||
利用者は少ないが地域の足として走る第三セクター | 2003年7月 | |||
京都、大阪への特急も走り、観光に力を入れる京都府北部の第三セクター、 | 2005年1月 | |||
中国・四国地方 | 1999年開業の第三セクター岡山・広島アイデア企画で厳しい経営環境に挑む | 2005年1月 | ||
京都と岡山から鳥取へのディーゼル特急が走る高規格路線。第三セクターの稼ぎ頭。 | 2006年11月 | |||
倉敷市内と水島の工業地帯を結ぶ、貨物もある非電化路線 | 2005年1月 | |||
沿線人口3万人でもガンバル鳥取県の第三セクター | 2003年7月 | |||
山口県東部の錦川流域を走る第三セクター | 2004年11月 | |||
地域に愛されてガンバル山陰地方唯一のローカル私鉄電車 | 2003年7月 | |||
2002年7月開業、最後の第三セクター地方鉄道 | 2003年10月 | |||
日本一乗客は少ないが貴重な交通手段として存在する徳島・高知県の第三セクター鉄道 | 2003年10月 | |||
経営危機に陥ったが、頑張る香川の私鉄 | 2003年10月 | |||
九州地方 | 北九州の旧炭田地帯を走る第3セクターの優等生 | 2003年1月 | ||
黒字経営を続ける長崎県の第3セクター |
2002年12月 | |||
噴火被災後も地域に根ざして頑張る地方j私鉄 | 2002年12月 | |||
“自転車持込”で頑張る九州の私鉄電車 | 2005年12月 | |||
神話の里を走る宮崎県の第3セクター | 2002年12月 | |||
阿蘇のカルデラ内を走る町村営の鉄道 | 2005年12月 | |||
30分間隔運転でがんばる福岡県の第3セクター | 2003年1月 | |||
高校生の大事な足、熊本県の第3セクター | 2002年12月 |