松本電鉄上高地線
上高地への観光路線として走り続けるローカル電車
2004年2月に探訪

 松本から新島々を結ぶ観光路線である。新島々駅前のバスターミナルには、たくさんのバスが駐車している。すべて、観光局用であるから、春から秋にかけて活躍する。観光シーズン以外は閑散としている。1時間に1本程度の電車は朝夕以外は乗客も少ない。鉄道とバスが観光客のために、同じアルピコグループとして連携しているのが強みである。沿線住民の利用を増やすために、最近、無料駐車場を新村駅近くに設置して、実証実験を行っている。 

 Highland Rail と観光地風 リゾート列車の雰囲気 高校生が降りると閑散
ワンマン運転 車内には広告が目立つ 新島々駅前のバスターミナル
1時間に1本が基本のダイヤ 新島々駅ホームには看板が目立つ 車両基地のある新村駅(有人)
 パーク&ライドの実証実験駐車場 新村駅近くにある実験中の駐車場 新村駅のホーム

 

松本電気鉄道 
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1920 14.4  1,466 2,217 387,227 ▲1,074 103.1 329,825 アルピコ自工など

                見て感じたこと
 ① 観光路線である。観光なしでは成り立たないと思う。
 ② 日常の乗客を増やそうとする努力はあまりみられない。1時間間隔の運行を基本にしていては、乗客は増えないだろう。
 ③ 上高地線の宣伝パンフを駅で配っていた。

 松本電気鉄道のホームページがあります。  存続運動のホームページがいくつかあります。