島原鉄道噴火被災後も地域に根ざして頑張る地方j私鉄
2002年12月に探訪

駅入口にある記念乗車券看板 島原外港駅の改札窓口 中吊り広告、窓のシール広告゜
乗客を迎える駅員さん   ホームにある自転車置き場  終点の加津佐駅
 復興された農地  洗車機もある(南島原駅) 売店もある島鉄本社前駅
フr-切符「ハイスクール1000」 フリー切符のPR看板 トロッコ列車の瓦せんべい
 佐世保駅にて 大手門を模した島原駅  島原駅、広告看板、高校生
島原鉄道 平成11年度
設立
営業
キロ
旅客輸送人員(千人) 輸送密度
(人/日)
鉄道営業収入(千円) 営業損益(千円) 収支係数 全事業経常損益(千円) 出資者
1908 78.5 2,151  1,108 901,535 ▲159,735 117.7  ▲203,008 宅島建設、長崎県、西日本商事、長崎日野自動車

見て感じたこと
① 雲仙普賢岳の大火砕流により、一部区間が被災したが、1997年に全線復旧した。
② 利用客増をを狙った投資を積極的に行っている。南島原駅を除いて1990年までに全駅を更新した。駅のホームも改修され、点字ブロックがある。
③ 高校生以外の一般の利用者が多い。途中駅からも利用者がかなりいる。諫早-島原間の直通利用者 も多い。
④ 設備の更新や新車の導入を計画的に進めている。諫早-南島原間は1日22往復ある。
⑤ 駅員を配置している駅が多い。売店も兼ねている駅もある。
⑥ 島原鉄道は、定期バス、貸切バス、フェリー、自動車整備業を経営している。
⑦ トロッコ列車を走らせている。
⑧ 宣伝に力を入れている。駅には各種切符の宣伝ポスターがたくさん貼ってある。
⑨ 新型の軽快気動車は斬新な黄色で、側面には「島原の子守歌」のイメージキャラクターのイラストが描 かれている。
⑩ 島鉄ファンへのサービスとして、旧国鉄色に古い車両を塗り替えている。
⑪ 経営努力が目に見えてよくわかる。車両には窓のシール広告、中吊り広告があり、駅には看板広告  がたくさんある。
⑫ 記念切符を2つ出している。旧国鉄色記念乗車券、幸せ記念乗車券。
⑬ フリー乗車券を4つ出している。温泉とセットで1日乗り放題の「遊湯乗車券」(2800円)、「島原半島子供探検隊」(土日、休日、長期休業の1日ふりー、500円)、「ハイスクール1000」(土日、休日、長期休業の1日フリー、高校生、1000円)、「のんびり1000」(第4日曜のみ、大人、1000円)
⑭ 利用客の使いやすさを考えて手を打っている。例えば、ホームに自転車を置ける。駅の掲示用時刻表には、諫早・長崎へのJR接続列車の時刻も書いてある。
⑮  南島原駅では駅舎の一部を保険会社に貸している。
⑯ 列車のワンマン化は平成13年からと遅かった。利用者を第一に考えていたからではないだろうか。
⑰ 運賃は決して安くはない。諫早-島原間は1200円。スピードも遅い。諫早ー島原間は70分もかかる。それでも乗客が多いのは、利用しやすいからだろう。
⑱ シルバー割引あある。

 島原鉄道ホームページ