10月 11月 12月 気ままな教室日記(6月) 1月 2月 3月
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 6月30日(水) ウ┃ル┃ト┃ラ┃マ┃ン┃、┃前┃へ┃な┃ら┃え┃!┃
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5年生の算数で、垂直と並行の勉強をしました。子どもたちに両者を印象付けよう
として、並行は「前へならえ!」垂直はウルトラマンの「スペシウム光線」の格好
を教えました。そして、号令に合わせてその格好をします。リズムよく号令をかけ
ていって、たまに順番をはずしたりすると、子どもの動作も間違ってしまい、思わ
ず笑いがこぼれます。
でも、これで垂直と並行が定着するのかと思いましたが、なかなかそうは行きませ
んでした。ここが指導の難しいところですね。
 6月29日(火) 『┃元┃気┃に┃な┃っ┃ち┃ゃ┃う┃算┃数┃』┃
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2年生で算数の研究授業がありました。今回は『元気になっちゃう算数』というソ
フトを使ってmmの単位の学習でした。プロジェクターで大きく映し出された画面
を見て、子どもたちの興味関心は最高潮でした。長さの問題を出してくれる人を募
集すると、何人もの子が手を挙げました。こんなに子どもたちを意欲的にする力が
このソフトにはありません。偉大です。
 6月28日(月) 松┃井┃紙┃人┃形┃
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昨日、石川県で「松井サブレ」というお菓子を買いました。このお菓子の箱には、
松井選手のイラストがかいてあります。このイラストをはさみで切り抜いて、裏側
に磁石を貼りました。
算数の時間にこれを黒板に貼って吹き出しを書き「みんな〜、並行って知ってるか
い?」と書き込みます。これだけでも、授業がぐっと楽しくなります。結構いいア
イデアだと思うのですが、いかが?
 6月27日(日) 野┃口┃塾┃i┃n┃石┃川┃
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26日土曜日から石川県の羽咋市で開催された「野口塾in石川」に参加して来まし
た。ちょっと読み聞かせの実践発表もしてきました。野口先生のお話はいつお聞き
しても楽しくためになります。
今週末は群馬県の太田でもあります。そこにも行きます。
 6月25日(金) 探┃検┃ツ┃ア┃ー┃
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今日は探検ツアーです。5,6年生は日光方面へ出かけていき、いろいろな体験学
習をしてきます。あいにくの雨天で、蒸し暑くて大変でした。私はステンドグラス
体験のグループと一緒に「KAME」という工房へ行きました。日光にちなんだ眠
り猫をモチーフにしたステンドグラスを作りました。銅のテープをパーツのガラス
に巻いて、その銅のテープが接触する部分をハンダ付けします。子どもたちもいき
なりのハンダ付けですごい体験だったと思いますが、丁寧に教えてもらってどの子
も上手にできていました。そこで昼食もとらせていただき、その上、ボランティア
の方に連絡をとってくれて、日光の民話も聞かせてもらいました。なかなかいい体
験をしたと思います。ステンドグラスはキーホルダーにしてもらい、子どもたちの
中には早速、筆入れに付けている子もいました。
 6月24日(木) 垂┃直┃と┃並┃行┃
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5年算数「垂直」の勉強です。教科書の単元の最初のページは絵地図がかいてあり
ます。それを使って垂直の勉強をしました。まず、
「この地図に自分の家を書き込みましょう」と指示します。こうすることで、ぐっ
と楽しみが増します。次ぎに、
「自分の家から学校までの通学路を考えましょう」と指示します。学校のすぐそば
に家をかいた子はあっという間に着いてしまいます。そして、
「通学路にある交差点のうち、垂直になっているところを○で囲みましょう」と指
示します。もちろん、子どもたちは垂直という言葉を知りませんので、教科書を見
て調べ始めます。新しい概念を教えるときには、実物をたくさん提供してから、そ
の特徴を考え名前を知るという方法もあるのだと思いますが、私は先に特徴を教え
てから、実物を提供します。この方がすっきりと頭に入るからです。その後、その
地図を使って、垂直になっている道路を探しました。
 6月23日(水) 読┃み┃聞┃か┃せ┃
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校内読書週間です。今日は、低中高学年に分かれて、読み聞かせをしました。高学
年は私が読み聞かせをしました。読んだ本は『よだかの星』です。6年生の国語で
『やまなし』を教えているので、関連があっていいかなと思って選びました。読み
聞かせをする時には何に注意したらよいか、いくつかそのポイントがあるのです。
そのポイントをはずさなで読めば、誰が読んでも意外にいい読み聞かせになります
時間は20分でした。だいたい20分で終わったとおもいます。子どもたちも最後
まで上手に聞いてくれました。
 6月22日(火) 自┃転┃車┃大┃会┃
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地区の自転車大会がありました。交通安全子ども自転車競技会という名称だったと
思います。少ない6年生の中から、比較的時間のある子が練習をして競技に参加し
ました。5時間目が終わったころ、その子たちが帰ってきました。階段で会ったの
で話を聞くと、とってもうれしそうに「準優勝でした」と教えてくれました。トロ
フィーやメダルをもらって誇らしげに見せてくれました。放課後練習を続けたかい
があったと思います。よかったです。
 6月21日(月) 1┃年┃生┃の┃補┃教┃
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1年生の担任が出張だったので、朝から1年生の教室に向かいました。私は最初に
赴任したのが中学校だったので、最初に小学校1年生と対面したのは教師になって
6年目でした。その時、トイレに行きたいという子どもたちを「いいよいいよ」と
許し、全員が教室から出て中に入らなくなってしまったのをよく覚えています。
その頃と、ずいぶん変わりました。子どもたちはもっと手がかかるようになってき
ました。私も甘やかし教師ではなくなっています。
1年生って、丁寧語で話すことができません。なぜできないかと言うと、教えない
からです。教えても、させないからです。教えてさせれば、その場で少しだけでも
できるようになります。そういうことを、1年生にそこまでするのは厳しい、とい
う人もいます。確かに、1年生といると、そのあまりにもあどけないしぐさやもの
言いに、ついこちらの心もゆるんでしまいます。でも、教師ですからきちんと指導
すべきことは指導すべきだと私は思います。
 6月18日(金) や┃ま┃な┃し┃
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6年生の国語は今日から「やまなし」に入りました。今まで「やまなし」の授業は
相当力を入れて読解をしてきましたが、最近はちょっと肩の力を抜いて授業をして
います。今回もまた、ちょっと工夫をしてみたいと思っています。「やまなし」の
後に宮沢賢治の伝記のような評論が載っていますので、それと作品とを関連づけて
読んでみようと思います。そういう読み方は、今まで否定してきましたが、それは
その読み方が悪いからということではありません。今回は、そういう読み方もある
のだということを子どもたちに教えてみたいと思っています。
 6月17日(木) 筑┃波┃大┃学┃付┃属┃小┃学┃校┃
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筑波大学付属小学校の公開研究会に行ってきました。坪田先生の授業を参観しまし
た。すごい授業で、ちょっとふるえました。筑波プランなので、現行の学習指導要
領にはない立体(正8面体)の展開図の授業でした。展開図を意識させないで、正
8面体をまず作らせたそうです。正4面体の各辺の半分の位置で頂点部分を切り取
っていき、残った立体が正8面体になるそうです。それを見ながら「いくつの辺を
切ったら平らになるか」を考えさせていました。とても、書ききれないものすごい
授業でした。見に行けて本当によかったです。
 6月16日(水) 6┃年┃理┃科┃の┃調┃べ┃学┃習┃
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6年理科、ヒトの体の調べ学習を行いました。あらかじめ該当するサイトと登録し
ておき、それをまとめてリンク集を作っておきました。そこから自分の好きなサイ
トへ行き、資料を見ます。コンピュータを使うと、図書資料で調べる場合には、な
かなか上手にいかない子でも、ある程度調べることができます。サイトをあらかじ
め選んであれば、その割合はさらに高くなります。こういうところも、コンピュー
タのよいところです。
 6月15日(火) 特┃別┃支┃援┃教┃育┃
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特別支援教育研修の2回目です。県総合教育センターで行われました。ADHDの
理解と対応を自治医科大学の先生からお聞きしました。その中で、とっても心に残
った言葉があります。「発達障害は悪くはならない」「発達障害は自然によい方向
へ向かう(しかし治るということはない)」「悪くなることがあれば、それは対応
が悪い」ということでした。発達障害は環境によって認定されるかどうかが変わる
という話もなるほどと思いました。よい研修でした。
 6月14日(月) 調┃べ┃学┃習┃
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5年理科の調べ学習の続きを行いました。まとめに入る子もいます。まとめ方は、
画用紙に自分で書いてまとめるか、「発表名人」を使ってまとめるかどちらかにし
ました。「発表名人」を使う子がほとんどだと思いましたが、意外にも画用紙に手
がきという子が多いのに驚きました。
 6月11日(金) 歴┃史┃教┃材┃ソ┃フ┃ト┃
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歴史の授業用のソフトを、社会科専門の同僚二人とともに、放課後あれこれと見て
教材研究をしました。授業のどんな場面で、どんなふうに使えるかという視点で見
てみました。こういうソフトの研究もそれはそれでいいものです。

6月25日に予定されている「探検ツアー」の準備で子どもたちも大忙しです。今
は訪問する相手先への電話連絡で、何人もの子が職員室に電話をかけに来ます。あ
らたまった電話のかけ方というのは意外に難しく、大人の人でも礼をわきまえない
人が多いのです。それはちゃんと指導されてこなかったからでしょう。子どもたち
には、電話のかけ方のプリントを印刷して渡し、練習をさせます。かける前に、や
りとりの練習をさせます。それから実際にかけさせます。やや文面を読んでいるよ
うな話し方になるのですが、それは仕方がありません。言葉遣いだけは、相手の方
に失礼にならないようにできたと思います。各班の班長が責任をもってやっている
のか、意外に上手なやりとりをしています。
 6月10日(木) 校┃長┃先┃生┃参┃観┃授┃業┃
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5年生の理科の授業に校長先生が参観に来ました。昨日作ったリンク集を使って、
調べ学習を行いました。メダカの受精卵の成長の様子とヒトの受精卵の成長の様子
に分かれて調べました。どの子も集中して夢中になって見ていたと思います。
インターネットでは検索の能力が大変重要なキーです。しかし、教科の中の調べ学
習では、あらかじめサイトをピックアップしておいた方が効率的です。サイト検索
そのものの学習は、情報教育の中がきちんとやっていった方がいいのですが、教科
の調べ学習の中で、子どもたちに一から検索をさせるのは、時間効率がとても悪い
と思います。うまくヒットしない子もいますし、情報として十分でないサイトを見
てやみくもにメモする子もいます。学習することがメインの教科授業の中では、教
師が自分の目で確かめて、これだ!と思ったサイトを見させるべきでしょう。
 6月 9日(水) 教┃材┃リ┃ン┃ク┃集┃
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各教科の教材リンク集を作りました。枠は前日に作ってありましたので、そこに書
き込んでいきました。といっても、サイトを見つけて確認しながらの書き込みです
ので意外に時間がかかります。とりかかりはここ「kyositu.com」のサイトからで
す。このサイトからいろいろな教材リンク集にリンクできますので、そこからさら
にサイトを選んで作ってみました。まだ5年と6年の理科が中心ですが、だんだん
と充実させていこうと思います。
今日は、5年生と6年生は陸上大会でした。何人かは入賞し、女子1人が優勝しま
した。
 6月 8日(火) 明┃日┃は┃陸┃上┃大┃会┃
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明日は町内の陸上大会です。今日は最後の朝練習をしました。今年は5,6年生の
練習参加者が合わせて25人しかいなくて、ほとんどの子が2種目に出られます。
入賞する子が何人か出てくれればうれしいです。雨が心配ですが。
 6月 7日(月) コ┃ウ┃モ┃リ┃は┃卵┃で┃?┃
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5年生の理科の授業。卵で生まれるか、親と同じ姿で生まれるのかを聞いてみまし
た。中でも、コウモリは迷う子が数名いました。
「コウモリは卵で生まれると思う人はグー、親と同じ姿で生まれると思う人はパー
 お店で売っていると思う人はチョキを出します。せーの、はい」
というと、グーを出している子が4,5人いました。コウモリはほ乳類で唯一空を
飛ぶ動物ですから、鳥だと思っているのかもしれません。子どもたちは意外に勘違
いをしているようです。
 6月 4日(金) 作┃文┃マ┃ン┃ダ┃ラ┃
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4年生の国語の補教に出ました。宿泊学習の作文を書くという内容です。作文用紙にいき
なり向かって書き始めていましたので、簡単に構成を考えさせました。
┌──┬──┬──┐
│  │  │  │
├──┼──┼──┤
│  │  │  │
├──┼──┼──┤
│  │  │  │
└──┴──┴──┘
3×3のマスをノートに書かせ、その真ん中に「宿泊学習」と書き込ませます。
「宿泊学習と聞くと、頭の中にぱっと思い浮かぶことがあるでしょう?それを、周
のマスに書いてごらんなさい」
と指示します。周りの8つのマスに題材を書かせます。これだけでも作文指導の1つになり
ます。次ぎにその題材を書く順番を決め、番号を書かせます。そして、作文用紙に書かせ
ます。それぞれの題材について、上記のマスを書いてさらに詳しく書くこともしますが、4年
生では、これだけでも十分です。

 6月 3日(木) 確┃か┃め┃の┃歌┃
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テストや問題を解いている時、早く終わった子に確かめるようにいいます。その時、この歌
を歌って、なごやか?に確かめをさせます。これを歌うとみんな笑います。

「たしカメの歌」
もしもしカメよ たしカメよ
世界のうちで おまえほど
うっかりまちがう ものはない
どうしてそんなにまちがうの
 6月 2日(水) 重┃要┃な┃2┃つ┃の┃段┃落┃
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6年国語で差し替えになった教材「火星に生命をさぐる」の授業。
発問「二つの重要な段落を選ぶとすると、どれとどれですか。」
重要というのはどういうことをいうのかをはっきりしないと判断できません。ここでは重要とい
うのは「その二つの段落を読めば、この文章で筆者が述べたいことが、だいたい分かる段
落」ということにしました。
非常に様々な意見が出されました。消去法で考えていき、最後に解説をしました。
「問題を提起している段落」と「その問題への解答が書かれている段落」の二つを重要な段
落としました。
 6月 1日(火) 事┃件┃
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あってはならない事件がおきました。
これからいろいろなことがマスコミで騒がれ、文科省、県教委とも対応に追われるでしょう。
亡くなった女子児童、その御両親のことを思うとやりきれない思いです。
これを機に、カッターを持たせるなとか、多目的室を監視しろとか、そういう枝葉末節の議論
になっていかないことを願いたいと思っています。
我々教師は、子どもの心を理解する努力をさらにしなければなりませんが、それだけに終始
してはならないと思います。今は考えがまとまりませんが。