Tanigawa Kenichi ★ 谷川 健一 rice days ! drink nights ! ★民俗とは、共犯の確認。 | 菊とコメ
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「考える」とは、究極の自由。
Happening is a War of Gan ! 『共犯新聞』の無料(がくっ。)愛読者のみなさんならば、 私が『日本経済新聞』裏面の人気連載「私の履歴書」の大ファンであることは、もー☆お見通しでござろう。(←なんで、サムライ言葉?) このゴールデン・ウィークについに発売されたも、このコーナーの産物♪ この連載、面白いのだが、毎月ごとに「自伝」を書く人物によって、面白さも、乱高下〜。 そりゃ、そーだよな。「自伝」が面白いんじゃなくて、その「人物」が面白いか・どーか・なんだから(笑)。 正直、ここ数ヶ月は、月によりけりだが、ちょいと&かなり、つまらん・かった。 んが、この5月!久々の大物登場である!
↓ 上記の連載第一回目で本人も書いているが、 谷川健一の特徴は、「考える」時の視野の広さが圧倒的に広大である、とゆーこと。 たとえば、彼以前の民俗学は、創始者である柳田国男が中世以降のみを視野に入れてきたのに対して、 まるで古代史と民俗学を融合するかのよーに、全ての人類史から、つまり、根源から考察する。 その結果、農業のみを日本人のアイデンティティとしてきた柳田に対抗軸として、 狩猟民族や、海洋民族の存在も重要視した。 その考察を深めるために尊敬と畏怖をこめて、アイヌや琉球をサンプルとしてフィールド・ワークしてきた。 全集が出たとは言え、偉大なる思想の巨人として、まだ&まだ全体像がつかみにくい谷川健一の思索が、 本人、自らの自伝として毎朝、読めるのはなんとステキな5月♪ そして、『共犯新聞』無料(←しつこい!?)愛読者たちにとっては、 この谷川健一とは、あの谷川雁の兄なのである! 詩人の谷川雁は、1960年前後の闘争時代、あの竜馬@どら〜る翁の運動の同伴者だった。 まぁ、谷川雁と竜馬翁のことは『共犯新聞』では何度も書いてきたし、 実は書けないこともたくさんあるし(笑)。 だから、この5月。その兄、谷川健一から毎朝届く手紙のような自伝を静かに読み進めたいのだ。 |