2007年 ★ 映画のたびたび |
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ランク
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観た日&
映画館 |
作品
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賞&講評
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1位
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05/20札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
『恋愛睡眠のすすめ』 早朝\1200 (原題;The Science of Sleep)
監督&脚本;ミシェル・ゴンドリー出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、 シャルロット・ゲンズブール |
●最優秀 作品賞 ▲邦題が超ダサイので観たい映画のリストからはずそーと思ったところ、
なんと監督ミシェル・ゴンドリーは、2005年『第3回★共犯映画賞』の 第4位『エターナル・サンシャイン』の監督ではない かっ!急に期待大! 映画は冒頭からチープな遊びにあふれていて、こりゃ観て良かった♪ 前作は映画『マルコヴィッチの穴』の脚本を書いたチャリー・カウフマンが 担当しただけあって、ちょいとダークでストレンジな風味であり、さすがの アカデミー脚本賞を取っていた。で、今回は監督自身が脚本を書いた。 その差なのか、ダークなムードから明るくポップな雰囲気が全体を包ん だ。例えれば、ゴダール初期の傑作にして彼の唯一のミュージカルである 『女は女である』のテイスト。さらにはビートルズ映画『ヘルプ!』のセンス の良いオトボケ。1960年代中盤のシリアスになる前のサイケデリックな スィンギング・ロンドンの楽しい自由さがあふれている。そしてなんと、実は オダギリ・ジョーのドラマ『時効警察』のゆる〜いムード、そのまんま、なの だ。もちろん、両者はお互いにその存在を知らないワケだろーから、この 東西のセンスの偶然は世界の流れなのかな? そーゆー意味じゃぁ、もっと多くの人に楽しんで観て頂きたい作品。 |
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2位
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10/26札幌 シアター キノ |
映画『題名
のない子守唄』 監督;ジュゼッペ・トルナトーレ (『ニュー・シネマ・パラダイス』、『海の上のピアニスト』、 『マレーナ』) 出演;クセニヤ・ラポポルト、クラウディア・ジェリーニ、 マルゲリータ・ブイ ピエル、クララ・ドッセーナ、 ミケーレ・プラチド、フランチェスコ・ファヴィーノ、 アレッサンドロ・ヘイベル、アンヘラ・モリーナ |
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3位
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09/09札幌 蠍座 |
映画『善き人のためのソナタ』 \800 原題;Das Leben der Anderen / あちら側の人々の生活
監督&脚本;フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 撮影;ハーゲン・ボグダンスキー 音楽;ガブリエル・ヤレド 出演;ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック、 セバスチャン・コッホ |
●最優秀 監督賞 ▲これは、びっくり。最後の短いセリフまで緊張感あふれる作品。 「特別な映画」というものがあるが、この映画もまさしく、そー。 世に発表された瞬間から、永遠の名作として記憶される作品。 こーゆー作品をビデオやDVDとして過去の名作コーナーで レンタルして観るのではなくて、リアルタイムに映画館で観る ことができたことはシアワセ。 |
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4位
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12/22札幌 シアター キノ |
映画『アフター・ウェディング』 原題;『Efter Brylluppet』 監督;スサンネ・ビア 出演;マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラッセゴード、 シセ・バベット、クヌッセン、 スティーネ・フィッシャー・クリステンセン |
●最優秀 助演男優賞 ▲このデンマークの女性監督の名前は、しばらく追わなければならない。 俳優の表情をとらえた全てのカットに意味がある。この集中力の凄さはすごい。 ラスト近くの父が書斎で死におびえる「お涙ちょうだい」シーンは、いらなかった。 |
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5位
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08/04札幌 シアター キノ |
映画『アヒルと鴨のコインロッカー』 \1200 監督;中村義洋 原作;伊坂幸太郎 出演;瑛太、濱田岳、関めぐみ、田村圭生 大塚寧々、松田龍平、関暁夫 |
●最優秀 アナーキー賞 ▲札幌では今、よーやく上映。映画の舞台の大学がHP『共犯新聞』常連の お布団でROCKのタテワキさんの出身校と、その周辺。つい最近、彼が そこに行って同窓会(?)をしてきたってゆーハナシを聞いたばかりだったので、 おお。だったんですが、映画も、おお!今週は映画館で映画を4本なんですが、 しゃべるネズミに、ロボットになる車に、雨の降らない森のピアノな感じ(がくっ。) だったんで、この素晴らしい映画に救われた。今年私が観た映画の中では、 かなーり、いい感じ。ただ、原作を読んでいない から新鮮だったのかな? とも、ちらりんぐ。 |
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6位
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05/13札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
『バベル BABEL 』 監督;アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、 ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、 アドリアナ・バラッザ、菊地凛子 |
●最優秀 編集賞 ▲「ネタバレ」とゆー言葉があるが、「批評バレ」とゆー言葉を作りたくなった。 って言うのも、この映画を観る前に私は朝日新聞に連載されている沢木耕太郎の 映画時評「銀の街から 『バベル』」を読んでいたからだ。 ■沢木の文には重要な「ネタバ レ」は書かれてはいない。まぁ、それがエチケット。 が、そこにはこんな批評が書かれていた。 ↓
■いつも私は、映画を観ながら自 分の脳味噌の中で 具体的な映画を抽象的な感想へと昇華しようとする。 それが今回は、考えることがいちいち沢木の感想へと 近づいてゆくだけなのだ。こりゃ、「批評バレ」である。 ■沢木が書かなかったことも、い くつかあるが、それは&たとえば、 菊地が高校生に見えるのには無理がある、っー具体的なことばかりだ。 まぁ、1981年生れ、25歳の菊地が高校生は無理。 さらに、25歳の高校生(?)の奇妙すぎる突飛さ。 しかし、そんな「違和感」の蓄積こそがこの映画が生れる初期衝動でも あったのだろう。最近のアメリカ映画には珍しいぐらい、 ざらっとした感覚(=つまり、流れがスムーズではない。)も 監督が意図しているのであれば、かなりの確信犯だ。 |
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7位
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09/08札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』 監督&製作&脚本&撮影;クエンティン・タランティーノ 製作&ロバート・ロドリゲス 出演;カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、 ロザリオ・ドーソン、ヴァネッサ・フェルリト、 シドニー・タミーア・ポワチエ |
●最優秀 破綻賞 ▲クエンティン・タランティーノ、あいかわらずのバカ映画だが、 やはり、彼の「映画知能指数」は高い。 冒頭から、音がいいのにびっくり。 観客の耳に食い込んでくるような音を世界中の映画館で再現しているのか? もちろん、あのB級映画館を演出する画像の飛び(!)や、荒れも、 なぜかスクラッチ音楽のように最初っから観ていて快感。 全て観終わると、「なんじゃ、これ。」みたいな、 何も残らない(がくっ。)映画なのだろーが、 まぁ、映画愛、過剰にあふれてる。 これ観ちゃうと、兄弟映画の(?) 『プラネットテラー in グラインドハウス』も観たくなるんだろーが、 私はタランチィーノも出てるタランティーノ・ティスト満載の(?) 三池崇史監督『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』を見逃せない気分(笑)。 こりゃ、映画愛の伝染映画だな♪ |
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8位
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02/03札幌 JR札幌駅 シネマ・ フロン ティア |
『それでもボクはやってない』 監督&脚本;周防正行 出演;加瀬亮、瀬戸朝香、山本耕史、 もたいまさこ 、 役所広司 |
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9位
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10/16札幌 シアター キノ |
映画『殯(もがり)の森』 監督&プロデュース&脚本;河瀬直美 出演;うだしげき、尾野真千子、渡辺真起子、 斉藤陽一郎、ますだかなこ |
●最優秀 実験賞 ▲暗闇の中、手探りでOL風たちをまさぐりながら空席を探しました。 こいつら、みんな介護士か?っー雰囲気で、 老人ホームへ出勤前みたいな風の女性が大勢来ていましたよ〜♪ 実験精神と、観客目線の高度な融合がありますね。いい作品です。 何気なく撮影したドキュメンタリー風ですが、 だんだん観てゆくと、 かな〜り計算された監督の美意識の集中力を感じましたよ。 |
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10位
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07/15札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『キサラギ』 監督;佐藤祐市 出演;小栗旬、ユースケ・サンタマリア、 塚地武雅、小出恵介、香川照之 |
●最優秀
可能性賞 ▲低予算&オリジナルの見本。多作を! |
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11位
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10/16札幌 シアター キノ |
映画『サッド・ヴァケイション』 監督・脚本・原作:青山真治 プロデューサー:甲斐真樹 撮影:たむらまさき 照明;中村裕樹 俳優;浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、 板谷由夏、中村嘉葎雄、オダギリジョー、光石研、 斉藤陽一郎、辻香緒里、川津祐介、とよた真帆 |
●最優秀 ユーモア賞 ▲最初の30分は、まるで弛緩しきったような映像だが、 だんだん観ていくと、これまた計算された造形美。 映画だけしか持っていない時間感覚のセンスに、どきり。 主人公の友人の漫才風コンビや、川津祐介のキャラなんて、 まるで黒澤明の初期の作品のオマージュのよう。 それに気がつくと、「たぶんホラー系の前衛映画だろー」と 勘ぐっていた自分が恥ずかしくなるよーな展開へ。 この才能のある監督は、ついに ハッピー・エンドを描かずに、 「希望」を描くとゆーアクロバットをしちゃった! 日本映画、やるなぁ〜♪ |
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12位
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12/22札幌 シアター キノ |
映画『ロンドン・コーリング London Calling / ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』 原題;『JOE STRUMMER :THE FUTURE IS UNWRITTEN』
監督;ジュリアン・テンプル出演;ジョー・ストラマー、ジョニー・デップ、 マーティン・スコセッシ、ジム・ジャームッシュ、 フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ/B)、 ボノ(U2/Vo)、 ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム/Vo) |
●最優秀 記録賞 ▲観客の多くが、すすり泣いておりました。デビュー前のジョーが長髪の ヒッピーだった映像が残っているのもスゴイ(笑)。パンク誕生の瞬間だ。 1977年、私は15歳。もろパンク世代。ジョーと同じモヒカンにもしました(笑)。 |
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13位
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05/18札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『Smokin’ Aces /スモーキン・エース / 暗殺者がいっぱい』 深夜\1200 監督&脚本;ジョー・カーナハン 出演;アンディ・ガルシア、レイ・リオッタ、 ライアン・レイノルズ、アリシア・キーズ、 |
●最優秀 ぶっとび賞 ▲日本映画『鮫肌男と桃尻女』が最初だ ったと思うけれど、こーゆーブッ飛びマンガ 系映画は一つのジャンルともなっているの だろう。監督がどこまで楽しんでいるかが この手の映画の成功のカギであると思う が、そーゆー意味では成功している。つじ つま合わせの正確さなどを問う映画では 無い。小物、セリフ、カメラの確度、画面の 色の配置などが良ければ、もうそれで成 功だ。ラストのメッセージ臭も、いい感じ。 |
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14位
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11/28札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『ナンバー23』 原題;『The Number 23』 監督;ジョエル・シューマッカー 脚本;ファーンリー・フィリップス(完全オリジナル脚本) 撮影;マルセル・ザイスキンド 編集;マシュー・リバティーク 出演;ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン、 ローガン・ラーマン、ダニー・ヒューストン |
●最優秀 映像賞 ▲『マスク』(1994年)をふくめ、私はジム・キャリーが生理的にキライだったんだけど、 あの素晴らしい『エターナル・サンシャイン』(2004年)以降、私はファンになっちゃった。 本作でも、内省的で複雑だが観客が共感せざるを得ない役を見事に演じきっている。 物語と映像は、本、文字とコジツケを中心に進む。それだけで私好みなのだが(笑)、 情報量の多い映像をスタイリッシュに統一したイメージで創りあげた美学もス・テ・キ♪ |
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15位
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12/08札幌 シアター キノ |
映画『Peace Bed アメリカVSジョン・レノン』 前座『いなむら一志ライブ』 製作&監督&脚本;デヴィッド・リーフ、 ジョン・シャインフェルド 出演;ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ヤン・ウェーナー ▲上映前のミニ・ライブ『いなむら一志』。
公開初日だから、特別企画♪ ウクレレで「イマジン」を、 アコギで「ハッピー・クリスマス」を、 日本語で歌った。 |
●最優秀 プラカード賞 ▲ジョン・レノンの命日に「イマジン」が耳に入ってくることが 生理的に不快なジョンのファンは多い。私も、だ。 つまり、あまりにも「美しい曲」、「イマジン」が ジョンを「愛と平和」の、「いい人」に押し込めてしまうからだ。 その、「分りやすい」うすっぺらさが、 ジョン本来の魅力である「複雑さ」を、かき消すからだ。 ■ジョンは、「愛と平和」の人であり、「狂気」の人であった。 その両義性こそがジョンであり、 普通では結びつかないその両極を結びつけたのが ロックン・ロールなのだ。 ■この映画が作られた価値は、 ジョン・シンクレアと、アンジェラ・ディヴィスというジョンの曲にも書かれ、 タイトルにもなった1970年代を代表する急進的活動家が 公式に記録されたことにもあると言って良い。 当時はかなり社会を騒がせたが、もう時代は彼らを忘れている。 少なくとも、ジョンのファンであれば知ってはいる二人だ。 それだけでも、ロックン・ロールの力は信じられる。
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16位
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01/01札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『鉄コン筋クリート』 男性Day\1200 監督;マイケル・アリアス 脚本;アンソニー・ワイントラーブ 原作;松本大洋 声優;二宮和也、蒼井優、田中泯 |
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17位
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04/07札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『デジャヴ』 深夜料金 \1200 監督;トニー・スコット 脚本;ビル・マーシリイ&テリー・ロッシオ 出演;デンゼル・ワシントン、 ポーラ・パットン |
●最優秀 デート用映画賞 ▲よくできた映画だと思ったら、『パイレー ツ・オブ・カビリアン』製作ジェリー・ブラッカ イマーの作品だという。う〜む。だから面 白かったと納得させられるのはクヤシイが (笑)、時間つぶしに観た映画の方が良か ったとゆーんだから、こりゃ、私の負けか。 それにしてもハリウッドには良い脚本が無 くなったと感じさせる一方で、地味ながらも ちゃんとこのような構成力が勝負の佳作も 作っているんだなぁ。宣伝やポスターでは 感じないが、恋人同士で観ると燃えるぞ。 |
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18位
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11/13旭川 シネ プレックス 旭川 |
映画『ボーン・アルティメイタム』 夜\1200 原題;『The Bourne Ultimatum』 監督;ポール・グリーングラス 撮影;オリヴァー・ウッド 編集;クリストファー・ラウズ 主題歌;「Extreme Ways」 by Moby. 出演;マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、 デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン、 ブライアン・コックス、パディ・コンシダイン |
●最優秀 緊張感賞 ▲ヨーロッパ映画をしこたま観たあとにアメリカ映画を観ちゃうと、 「うすっぺらだなぁ〜。」と、感じちゃう。で、日本映画をしこたま観たあとに アメリカ映画を観ちゃうと、「豪華!」(笑)。かと言って、私の中で 映画のお国柄ランクがあるわけではなく、やっぱ、作品ごとに評価は違う。 それでもアメリカ映画には、他国に圧倒的な差をつける巨大な資本投資がある。 カネをばらまくところには、人材も集まるわけで、 その環境を無視して映画を語るのも片手落ち、だ。 ■ってなワケで、アメリカ映画にカネがあるのは当然だとしたら、ポイントは、 カネの使い方、だ。だってさ、「おいおい、これにカネを使うのかよ〜。」っ てな、 がっかりなモロ成金映画が多いのもアメリカ映画の一方での特徴であるのだから。 つまり、カネは、ある、無いにかかわらず、 使い方でセンスが露出しちゃうリトマス紙なのであ〜る。 ■その点、この映画はセンスのあるカネの使い方をしているね。 まず、映画が始まってからスグに気がつくのは、カメラが全編、固定されていない。 こ、これって「手持ちカメラ」で全編、撮影したの?とゆーテイストになっている。 これって、シロート映画ではありがちなんだけれど、この映画は「手ぶれ」を 味方にしている。たとえば戦いのシーンで、アドリブで激しく動く役者が選んだ 武器の一瞬を絶妙の角度でとらえる。カー・チェイスは、まるで単なる交通事故の ように演出するが、手ぶれカメラがリアルさを浮かばせる。 つまり、「手ぶれ」非固定カメラとは、ドキュメンタリー感覚の演出なのだ。 そー考えれば、スティーブン・ソダーバーグ監督『トラフィック』(2000年)は 歴史的作品だった。それまでも「手ぶれ」でリアルを演出する映画は多かったが、 『トラフィック』以降は「手ぶれ」をカンペキに計算された映像構築の中に 取り入れることに成功した。 ■その「手持ちカメラ」路線のひとつの大きな到達点が、この映画だと思う。 手ぶれ、性急なフォーカス、無理なスライド、時には人間の視線のように不器用、 さらにゆれる必要の無い静寂なシーンですら手持ちカメラがゆれる・・・など。 これらの映像材料を、みごとな編集が、映画全体にすばらしいリズムを あたえた。確かに、物語は単純。しかし、インディーズ映画が商業映画に なる時にすてる「手持ちカメラ」のリズム感を生き生きと111分ぶっ通しで 構築しきった、ここにカネを使うセンスは大きな評価に値する。 ■あと、蛇足だが、旭川市内にある2つのシネコンでは、 ディノスシネマズ旭川は館内の非常灯が明るすぎ てまるで茶の間で 大型テレビを観ている感じになっちゃうが、こちらの映画館は良いねぇ♪ |
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19位
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04/22旭川 ディ ノス シ ネマズ 旭 川 |
映画『ブラッド・ダイヤモンド』 \1800 監督;エドワード・ズウィック 出演;レオナルド・ディカプリオ、 ジェニファー・コネリー、 ジャイモン・フンスー |
●最優秀 図式賞 ▲美少年オーラが無くなったディカプリオは彼本来の仕事を重ねつつある。おそらく 本作も彼が選択したからこそ世界公開になったのだろう。そんな映画の作られ方が され始めたアメリカは、日本映画界よりも健康なのかもしれない。そもそもダイヤモ ンドを否定することはハリウッドを否定することにもつながる。それを、物語の体力で 143分の長時間を一気に観せるのだから物語とはまるで野生動物のようだ。物語を 面白くするためか、かなり図式的に描かれてはいたが、おそらく、この通りなのだ ろう。ソロモン役のジャイモン・フンスーは今後も注目したい俳優となったが、原住 民の生活ももう少し丁寧に描くと良かった。 |
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20位
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11/04札幌 蠍座 |
映画『鏡の中にある如く』 \800 原題;Sasom i en spegel 米題;Through a Glass Darkly 1961年 スウェーデン映画 91分 監督&脚本;イングマール・ベルイマン 撮影;スヴェン・ニクヴィスト 音楽;エリック・ノードグレン 出演; 狂う娘カーリン;ハリエット・アンデション カーリンの弟;ラーシュ・パスゴード 作家の父;グンナール・ビョルンストランド カーリンの夫;マックス・フォン・シドー |
●最優秀 撮影賞 ▲上映メディアが市販されている家庭用DVDだったので、がくっ。と、きたが、それ でも亡くなったばかりのベルイマンの映画が映画館で観れるのは嬉しい。映画 館の 支配人=田中次郎、さすが&ありがとう。 物語は、夫が妻の狂気を義父に伝えることの唐突さと、狂った理由に関しては 説明 不足すぎて滑稽ですらあるが、あとの全ては完璧なまでに剃り落とされた神話 のよう な出来ばえ。娘の狂気のシーンは凡庸な監督であれば過剰さばかりが目立つ演 出 をするのだろうが、さすがに観る者を凍りつかせる。やはり、撮影が素晴らし く、どの 画面を切り取っても、一枚の芸術写真になる美しさだ。やはり、天才(=監 督)にも 理由(=撮影)が必要。映画は出会いか。 |
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21位
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10/26札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『キングダム -見えざる敵-』 \1200 監督;ピーター・バーグ 出演;ジェイミー・フォックス、 ジェニファー・ガーナー、クリス・クーパー |
●最優秀 民俗賞 ▲アメリカで はテレビで銃のシーンが使えないフラストレーションを有料の映画産業 が受けいれているかのような昨今。かつての戦争映画ブームならば観る側もカ タス トロフィが味わえただろうが、「ブッシュの戦争」以降は後味の悪さが付きま とう。そ れをカバーしたのがラストのセリフなのか。 |
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22位
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11/28札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『オリヲン座からの招待状』 監督;三枝健起 原作;浅田次郎 脚本;いながききよたか 撮影;柳田裕男 美術;花谷秀文 出演;宮沢りえ、加瀬亮、宇崎竜童、 田口トモロヲ、中原ひとみ、原田芳雄 |
●最優秀 民青賞 ▲表現にとって、「わかりやすさ」とは魔物だ、と、つくづく思う。 最近、絵本を読んでいるからなおさら、それを強く感じる。 「わりやすく」しなければ伝わらないし、 「わかりやすく」したことで犠牲になる表現もある。 原作からして、製作の意図は、まさに「直木賞」的「わかりやすさ」。 そのツボが泣ける場面を準備してくれるので、 泣きたい客のニーズには応えている。 ■それでも安っぽいお涙頂戴の一歩手前で踏み止まらせたのは、 またしても美しい撮影センスだ。特に、逆光が美しい。 最初は偶然かと思ったが、あえて逆光を多用して、ノスタルジーを演出してる。 ■テーマは、佐野眞一・風に言えば、 「誰が映画を殺したのか?」であるが、 子供のサイド・ストーリーなどを挿入したために焦点がボケてしまい、 テーマを投げかけただけで、深められなかったのは残念。 |
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23位
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03/11札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
『ドリームガールズ』 監督;ビル・コンドン 音楽;ヘンリー・クリーガー 出演;ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、 エディ・マーフィ、ジェニファー・ハドソン |
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24位
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11/28札幌 蠍座 |
映画『酔いどれ詩人になるまえに』 原題;『Factotum』 監督&脚本;ベント・ハーメル プロデューサー&脚本;ジム・スターク (『ダウン・バイ・ロウ』)
原作;チャールズ・ブコウスキー出演;マット・ディロン、リリ・テイラー、マリサ・トメイ |
●最優秀 反面教師賞 ▲マット・ディロンは、1989年にガス・ヴァン・サント監督の 『ドラッグストア・カウボーイ』でジャンキーを演じ、インディペンデント・スピリット賞の 男優賞を受賞し若きカリスマになった。しかし私は、あまりにも アメリカ中産階級的あまえんぼうな映画の内容が不快だった。 で、マット・ディロンの底の浅さがずーっとキライだったんだけど、 2004年の『クラッシュ』で見直していた(?)んだけどぉー、 今回はオトナになった『ドラッグストア・カウボーイ』だな。がくっ。 ■「無頼」とゆージャンル(?)がゲージュツ家にはあるそーだが、つまりは 表現者のサイズと社会のサイズに誤差がある状態での、両者の衝突のことだろう。 それは総じて両者間の「手続き」観の相違が原因だ。 私がむしろ興味があるのは、それでも表現をしたいと激しく湧き出る情熱の「理由」 のようなもの、だ。この映画は薄い映像で、それを薄く描いただけだ。 |
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25位
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09/08札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 監督;摩砂雪 声優;緒方恵美、林原めぐみ、三石琴乃 |
●最優秀 映画青年賞 ▲私には、この映画について語る資格が無いような気もしますが(笑)、 やはり、混んでいましたねぇ〜。 あの漢字乱用などの個性的な映像美学や、 ラストが画面右下に「(ひらがなで!)つづく」とか、 その後に次回のテレビ番組的な予告とか! こりゃ&もー、タランティーノ脳味噌のジャパニーズをたく版!ですね。 そして、これもまた、「映画愛」なのでしょう。 そしてもちろん、あの猫背の軟体動物(!)のよーな、ロボット。 弱っちー&ぐずぐず男な、主人公。 バランスをとるかのよーに、マンガ的に(?)はしゃぐ 「サービス、サービス」な、おねーちゃん。 とにかく、なんでも&かんでも、明るければいい時代に、 暗い(?)映画が偉大なる才能の監督によって大ヒット作品として登場したのには 賞賛させていただきたいと思います。 ちなみにテレビ番組が放送されていた当時に私は下記のような俳句を作りました(笑)。 ↓ 泥蚯蚓エヴァンゲリオン飼育不可 (久保元宏 1997.4) |
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26位
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11/03札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『ヘアスプレー』 特別月間\1000 監督;アダム・シャンクマン 出演;ジョン・トラヴォルタ、ザック・エフロン ニッキー・ブロンスキー、ブリタニー・スノウ ミシェル・ファイファー、クィーン・ラティファ クリストファー・ウォーケン |
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27位
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02/03札幌 JR札幌駅 シネマ・ フロン ティア |
『マリー・アントワネット』 監督・脚本;ソフィア・コッポラ 撮影;ランス・アコード 衣装;ミレーナ・カノネロ 美術;K.K.バーレット 出演;キルステン・ダンスト、 ジェイソン・シュワルツマン、アーシア・アルジェント |
●最優秀 格差社会(?)賞 ▲っーか、ソフィア・コッポラが現代のマリー・アントワネットか? 金がかかっていて、雑。 色がキレイに出ているシーンが多いので、もったいないなぁー、 かなりフィルム(?)を使ったんだろーなぁ、とゆーゼータクが気になる貧乏性な私? 後半、「自由」の象徴となりそーだった主人公が「歴史」と交わる部分が、 まったく監督の中で消化されていない。なんだか、短大生が新書本1冊だけを読んで 書いた卒論を読まされているよーな気分にさえなっちゃった私は、オジン? パンクやギャング・オブ・フォーをからませようとゆーアイディアすら、なんだか幼稚な 学生がはしゃいでいる以上の必然性まで掘り下げていないよーに 感じる私は、ジジイ? |
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28位
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12/02旭川 シネ プレックス 旭川 |
映画『椿三十郎』 オリジナル;黒澤明 『椿三十郎』(1962年1月1日公開) 監督;森田芳光 製作総指揮;角川春樹 原作;山本周五郎 『日日平安』 脚本;黒澤明、菊島隆三、小国英雄 撮影;浜田毅 出演;織田裕二、豊川悦司 、松山ケンイチ、 鈴木杏、村川絵梨、佐々木蔵之介、 風間杜夫、西岡徳馬、小林稔侍、 中村玉緒、藤田まこと |
●最優秀 パロディ賞 ▲ドイツが『カリガリ博士』を、フランスが『天井桟敷の
人々』を、
もしくは、『気狂いピエロ』をカバーしたいと思う監督がいるだろーか?リメイクするだろーか? ・・・ふつう、いない。 なぜならば、それらは古くなってるどころか、 いまだにどんな最新作よりも新しいのだから。 そして、クロサワも、しかり。 クロサワをリメイクしたがるのは、いかに日本が古い映画を 再上映せず、他国に比べて映画を興行だけではなく、 「映画学」という文化と認めていない証拠である。 こんなことをする国は、日本とアメリカぐらいであろう。そしてまた、 森田芳光&角川春樹っー、 いかにも、うさんくさい(笑)コンビが好きそうな企画である。 ■んが、そんな小言を抜けば、よくできた映画である。 痛快娯楽映画である。当たり前だ。 脚本がいいのだし、すげーお手本があるのだから。 織田裕二が豪快に演技するたびに、 三船敏郎の亡霊がスクリーンに浮かんでしまう。 こんなにいい映画が撮れるのであれば、 リメイクなんぞしている場合ではなく、 もっとオリジナルの新作をどんどん作るべきである。 |
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29位
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01/28札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『どろろ』 早朝\1200 監督;塩田明彦 原作;手 塚治虫 出演;妻夫木聡、柴咲コウ、土屋アンナ、 中井貴一、瑛太、原田芳雄、原田美枝子 |
●最優秀 中間報告賞 ▲「塩田明彦なら、原作にあった被 者の悲しみも苦しみも世の無常もすべて 込めた上で,一大エンターテイメントを作ることだってできたはずで す。」という柳下 毅一郎の斜に構えたブログも、一理あるがエンターテイメントとは、つまり「落し処」 とゆーコトなのだろう。そー&ゆー意味では怪獣映画として、とりあえず「成功」か。 |
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30位
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08/05札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『レミーのおいしいレス
トラン』 \1200 監督;ブラッド・バード、ヤン・ビンカヴァ 出演;パットン・オズワルド、ルー・ロマノ |
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31位
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08/05札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『トランスフォーマー』 ポイントで無料 監督;マイケル・ベイ 制作総指揮;スティーヴン・スピルバーグ 出演;シャイア・ラブーフ、ジョン・ヴォイト |
●最優秀 アナクロ賞 ▲これも骨王さんのようなCG製作者にはたまらないだろう。しかし、それだけかも。 |
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32位
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01/02札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『シャーロットのおくりもの』
朝\1200 監督;ゲイリー・ウィニック 脚本;トニー・クシュナー、エリック・ロス 出演;ダコタ・ファニング |
●最優秀 文部省推薦賞 ▲アメリカの最大のトラウマ「差別」を巧みに物語にしている。映像では蜘蛛の網 の表現が魅力的。主演の少女も大物になりそな予感。ハリウッドは幼児マーケテ ィングと同時に業界育成もしているのか。 |
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33位
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04/07札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『蟲師』 深夜料金 \1200 監督&脚本;大友克洋 原作;漆原友紀 出演;オダギリジョー 、江角マキコ 、 大森南朋 、蒼井優 、りりィ 、李麗仙 |
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34位
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11/10札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『自虐の詩』 深夜\1200 監督;堤幸彦 脚本;関えり香、里中静流 原作:業田良家 撮影:唐沢悟 出演;中谷美紀、阿部寛、遠藤憲一、 カルーセル麻紀、竜雷太、名取裕子、西田敏行 |
●最優秀 視覚効果
賞 ▲堤監督が「中谷さんの『嫌われ松子の一生』を見たんですが、 とても良くできた映画で、中谷さん主演で、同じことをやっていては 『嫌われ松子』を超えることは出来ないと思ったんです。」と、 認めているよーに、やっぱ、『嫌われ松子の一生』のフォロワー映画。 んが、堤監督も『池袋ウエストゲートパーク』、『トリック』といったTVドラマから、 映画『明日の記憶』、『包帯クラブ』まで多彩な才能を使い分けている映像の才人。 『クワイエットルームにようこそ』と比べれば、こちらは圧倒的に、映画だ。 特に撮影がキレイで、場所選びとカメラ・アングルに集中力がある。 残念ながら松尾スズキにはまだ、そこまでの才能は無い。気がついていないのか? やっぱ、松尾はまだ&まだ演劇の人、とゆーコトなのだろう。 しかし、『自虐の詩』のツマラナさも、この職人としての映画の「整理」技術にある。 う〜む。やっぱ、映画って、ムツカシーのね。松尾の原作で堤が撮ればいいのか? |
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35位
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06/09札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン /ワールド・エンド』 深夜\1200
監督;ゴア・ヴァービンスキー脚本;テッド・エリオット、テリー・ロッシオ 出演;ジョニー・デップ、チョウ・ユンファ、 オーランド・ブルーム、トム・ホランダー、 キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、 ナオミ・ハリス、キース・リチャーズ
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36位
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07/14札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『ハリー・
ポッターと不死鳥の騎士団』 監督;デビッド・イェーツ 原作;J.K.ローリング 出演;ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン ルパート・グリント、ロビー・コルトレーン |
●最優秀 金太郎飴賞 ▲世界中の子供たちは将来、「ハリー・ポッター世代」と呼ばれるんだろーな。安定。 |
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37位
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06/10札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『スパイダーマン3』 早朝\1200 監督;サム・ライミ 脚本;アルヴィン・サージェント 出演;トビー・マグワイア、 キルスティン・ダンスト、 ジェームズ・フランコ |
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38位
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04/29札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『黄色い涙』 深夜\1200 監督;犬堂一心 原作;永島慎二『若者たち』 脚本;市川森一 出演;二宮和也、相葉雅紀、大野智、 櫻井翔、松本潤、香椎由宇、高橋真唯 |
●最優秀 テレビ向け賞 ▲深夜の地味な映画なのに客はOL風ばっか。あ、コレ、アイドルグループ嵐の映画 なのね。そーゆー点からしたら、がんばってんだろーけど、永島慎二ファンや、かつ ての1974年NHK銀河テレビ小説を知っている目からすりゃぁーものタリン。この監督 は『ジョゼと虎と魚たち』が良かったので、長く観てゆきたいと思っていたが、どーや ら長澤まさみ主演の『タッチ』も凡庸なアイドル映画のよーだし、初代『セーラー服と 機関銃』を美意識の基本にしちゃっている世代だからなのかもしれない。しかし、嵐 とて二宮ばかりではなく、なかなか俳優の素材として面白そうなヤツもいるのだから 残念な作品なのかもしれない。脚本を市川に頼んだのも狙いなのだろうし。つまり 監督としてのツメと仕上げが雑であることがこの映画を傑作にさせなかった罪だ。 たぶん犬堂は売れっ子(笑)なんだろう。しかし、そんなコトが傑作を堕胎させた罪 のイイワケになるはずがない。とすればプロデューサーの管理能力が問題か。今、 よーやく邦画が復興しそうだからこそ、ていねいに映画を一本、一本作っていって ほしいのだ。思えば、犬堂の映画には必ずアイドル(もしくはそれに準ずる入客の 予想が立てられる人気俳優)が登用されている。それを利用するなら、なおさらだ。 |
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39位
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11/10札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『クワイエットルームにようこそ』 監督&原作&脚本;松尾スズキ 出演;内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、りょう、 妻夫木聡、大竹しのぶ |
●最優秀 軌道修正必要賞 ▲今やギョーカイは、松尾スズキの才能に期待している。 いや、期待っーより、「たよっている」。確かに松尾はそれに応えてはきたが、 この映画を観る限りでは、その過剰な才能が整理されていない。 「整理する必要は無い。」と、反論されそーだが、 この映画は小劇場の演劇を撮影しただけだ。 つまり、映画としての必然が無い。ダンス・シーンで喜んでいるところが悲しい現実だ。 |
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40位
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11/08旭川 ディ ノス シ ネマズ 旭 川 |
映画『ブレイブ
ワン』 原題;『The Brave One』 監督;ニール・ジョーダン 脚本;ロデリック・テイラー 出演;ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード、 ナビーン・アンドリュース、 メアリー・スティーンバージェン、 ニッキー・カット、ジェーン・アダムス |
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41位
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12/22札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『ナショナル・トレジャー
リンカーン暗殺者の日記』 原題;『National Treasure: Book of Secrets』 監督;ジョン・タートルトーブ 出演;ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、 ダイアン・クルーガー、ヘレン・ミレン、 ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス |
●最優秀 柳の下のドジョウ賞 ▲中学生なら喜ぶだろーなぁ。ほとんど『名探偵コナン』の、ノリ。 ニコラス・ケイジもふけた。かつての危ないフェロモンが無くなって枯れた印象。 知的なオジサン・キャラでは、つまらん。もっとヒールを演じて幅を作るべき。 |
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42位
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01/14札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『モン
スター・ハウス』 朝\1200 監督;ギル・キーナン 製作;ロバート・ゼメキス、スピルバーグ |
●最優秀 お子ちゃま利用賞 ▲もはやアメリカCGアニメは、アニメータの「観たこともない映像を観せたい」とい う創造欲以外は、物語もキャラもステレオタイプの焼き直しばかり。すでに限界か? |
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43位
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11/25旭川 シネ プレックス 旭川 |
映画『マイティ・ハート / 愛と絆』 原題;『A Mighty Heart』 監督&脚本;マイケル・ウィンターボトム 脚本;ジョン・オーロフ プロデューサー;ブラッド・ピット 原作;マリアンヌ・パール 撮影;マルセル・ザイスキンド 編集;ピーター・クリステリス 出演;アンジェリーナ・ジョリー、 ダン・ファターマン、アーチー・パンジャビ |
●最優秀 かんちが
い賞 ▲いわゆる「社会派」の映画が、「社会派」であるという理由だけで リスペクトされるのはバカな話。この映画も、NY911後、アフガン戦争中の パキスタンでのテロ、殺されたジャーナリスト、など、まさに「社会派」の直球勝負? しかも、実話、である。これを、超ハリウッド・カップルのブラピとアンジーが 映画化したのは、人気の次に手に入れたいリスペクトだったんだろーが、どうだべ? ■実は私は、この恐るべき地味な映画が、地味であることで満足している製作側の 自己満足とナルシズムが観ている最中に、だん&だん不快になってきてしまった。 ■日曜日の昼下がり、映画館の観客はオヤジ一人は私だけで、あとは ナウいカップルばっか。彼らは、以前、元カレ&元カノと観たブラピ&アンジーの 『Mr.&Mrs. スミス』と同じ、おっしゃれーなムードを今カレ&今カノと再現しよーと したんだろーが、残念でございましたぁ〜、みたいなー。 ■実際、この映画、アンジーが出ていなきゃ、日本の配給会社は買わなかった かも。超、地味。しかし、地味であることは罪では無いが、思想のナルシズムの 押し売りに は、ゲーーーである。アメリカ人を殺したパキスタン人なら、拷問しても &殺してもいい、みたいな気分ぷん&ぷん。ここには、アフガン戦争に持ち込んだ アメリカの贖罪意識や葛藤は、まったく無い。あるのは、夫をテロリストに誘拐 された妊婦の立場を、アメリカにすりかえることによって、アメリカの 反テロ戦争を肯定しようとする姑息な「思想」だ。 ■映画の最中、主人公が「なぁ〜んみょぉお〜ほーれんげーきょ〜」と、 祈るシーンがある。監督はイノセントな場面を演じたつもりなのだろうが、 私はなぜか不潔な印象を持ってしまった。帰宅してから知ったのだが、 モデルになった妻は創価学会の会員だ そうで、原作の翻訳本も創価学会系の 出版社から出ているのだそーだ。「この時期にこの映画を公開するのは テロ特措法の国会通過を狙っているのかな。」と、書いてあるブログまであった。 ■救われるのは、パキスタン人民の生活を克明にスケッチしている 撮影取材映像の挿入だ。しかし、それさえも超ハリウッド女優アンジーの 「演技力」のアクセサリーだとしたら、がくっ。 |
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44位
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12/22札幌 スガイ 札幌劇場 |
映画『マリア』 原題;『The Nativity Story』 監督;キャサリン・ハードウィック 出演;ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、 オスカー・アイザック、ヒアム・アッバス |
●最優秀 カスCG賞 ▲美術の努力による当時の映像の再現のみが良い。監督による喜怒哀楽の 表現が薄っぺら。『アフター・ウェディング』と大違い。物語表現は誰もが知っている 「神話」をそのまんま、ゆるくなぞっているだけで、無いに等しい。 |
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45位
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08/07札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『ピアノの森』 監督;小島正幸 ピアノ演奏;ウラジーミル・アシュケナージ |
●最優秀 お前アホだろ賞 ▲札幌の画家Satoshi Matsuyamaさんがかなり褒めていたので観たのだが、絵も 物語も雑。森の中にピアノがあるイメージはいいのだが、雨が降らない森は森か? |
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46位
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06/09札幌 ユナイ テッド シネマ・ 札幌 |
映画『大日本人』 深夜\1200 企画&監督;松本人志 製作;吉本興業 脚本;松本人志 、高須光聖 音楽;テイ・トウワ. 出演;松本人志 、UA、板尾創路、 竹内力、神木隆之介、海原はるか |
●最優秀 映画をなめんな賞 ▲これは、まずい。こんな松本人志は観たくはなかった。私の世代は彼の笑いの センスを全面的に信頼していた。例えて言うならば、誰かが笑わせようとした時に 松本の顔を横目でチラリと見て、松本が笑っているかどうかで笑おうとしていた。 過剰に笑わせようとした結果のスベリに絶妙の一瞬の間の後に「寒ぅ〜。」と反応 したのがその代表的な例だろう。だから、松本のトーク番組とは現在を切り取った 高品質のサンプルでもあった。それは、表現者であることと、批評家であることを 同時にいとも簡単に目の前でやってしまう優れた「芸」でもあった。私が知る彼が もっとも面白かったのは1990年代初期の日本テレビ『ガ キの使いやあらへんで!!』 冒頭のダウンタウンとしての漫才だ。特に『ダウンタウンのごっつええ感じ』(1991 年〜1997年、フジテレビ系)とパラレルに両番組が放送されていた時期は、『ご っつ』が表現者としての「作品」として、『ガキ』が自由に発言することが時代の 感性の目盛りになるかのような批評としての役割を果たしており、この二つの番組 が松本の才能をちょうど良いバランスで放出していた。しかし『ごっつ』が無断で プロ野球の優勝特番にすり替えられたことを松本が怒り、この番組は打ち切りと なって以降、松本の表現の場は極端にせばめられることになる。同時に『ガキ』も 表現の放出が無くなったストレスが、アンバランスな状態で出てしまい、しだいに 笑いの質が低下していった。私もいつの間にか松本の番組を楽しみにしないよう になった。確かに音楽番組『ヘイ!ヘイ!ヘイ!ミュージックチャンプ』での歌手の いじり方はサスガではあるが、松本の批評のセンスを無益に消費しているだけの ようにしか感じられない。つまり、松本に必要なのは表現者としてのステージなの であった。そこで映画の話が5年も前から出ていたというのはマネージメントの正し い判断であった。私もそう思い期待は膨らんだ。しかし映画公開の直前3月27日 に死んだ植木等への、小林信彦による追悼文を読んだ時、私にそれまではまっ たく無かった不安が大きくよぎった。そこに書かれていたのは「植木さんはナマの 舞台がもっとも面白く、次がテレビのバラエティ(『シャボン玉ホリデー』など)、三 番目が映画である。映画では、<立っているだけでおかしい>植木さんの魅力は 伝わってこない。」という悪い予言のようなものであった。映画を観終わった私は、 残念ながら植木に言えることは松本にもあてはまることを、確認させられた。この 確認はかなり悲しい確認であった。もちろん小林の指摘は正しい反面、全てを語っ ていない。つまり、ナマの舞台では表現者が全てを仕切れるが、それがテレビ、 映画となるにしたがって表現者は単なる監督が選んだパーツにしかすぎなくなる からだ。であるからこそ、監督=松本の無能ぶりと、センスの誤解が産む醜悪さ に私は悲しくなってしまった。確かに本作は公開直後の土日2日間で動員15万 6700人、興収2億2691万円を記録。同日に公開スタートした北野武監督『監督 ばんざい!』との芸人監督作品対決は、本作に軍配が上がる結果になった。この 数字は、私と同じように表現者としての松本を待望している者がいかに多いかの証 明であり、映画の質ではない。松本への期待だけで客が多いのであれば、これは 単なるアイドルのタレント映画と何の代わりもない。おそらく、公開2日間の勢いは 一気に落ちるであろう。年老いた映画評論家のような言い方でイヤだが、私はあ えて言いたい。「映画をなめるな。」、と。そんな松本の姿勢は映画の公式ホーム ページでの彼の言葉の中にもある。それは、「失敗すれば”誰も今まで見たことが ないので、わからない”状態になることでしょう。でもその場合も横道に逸れたとは 考えてなくて、何年後かには必ずわかってもらえると思っています。」だが、ここに は現在を鋭く切り取って、笑いの価値の目盛りをつけていた鋭い批評者としての 松本の姿はまったくない。もしこの映画が「何年後かに」テレビで放映されたのなら 私が松本であれば放送日には恥ずかしくてグアムにでも旅行してしまうだろう。こ の松本の発言には最初から先回りの防戦を張ろうという弱者のずるさしかない。 何度も書くが眠れる表現者=松本への期待は大きかった。それがこれでは、彼 は自分の墓を自分で掘ってしまった。残酷なテレビ界は松本を見限るかもしれな い。だからこそ、松本は第二作を作るべきなのだ。彼自身と、私たちのために。 |
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NHKー
BS2「衛星映画劇場」を、観逃すな!
大昔、そう、昭和のころ。1970年代。 映画館すら無い田舎の町に住む美少年(?)にとって、NHK教育テレビで日曜日の夜に放送する 白黒の古い映画は、すばらしい夜の学校だった。 もちろん、ビデオなんてまだ普及していないどころか、自宅で好きな時に映画が観れるとゆー発想 すら思いつかない時代だ。 本で読んだタイトルだけしか知らない、あこがれの作品が、テレビのむこう側から我が家のお茶の 間にやってきてくれるんだから、こりゃ&もー☆たまらんっ、だった。 時は流れ、レンタル・ビデオ、DVDにシネコン、ネット無料サイト、YouTube。 映画は一気に手軽になった。 そして、邦画も少しづつまた魅力的な作品を増やしていった。 この良き映画の「飽和状態」の時代にも、NHK−BS2はきちんと良い映画をコンスタントに放 送し続けている。 たとえば、そう来週。 下記の2作品は是非、観ておきたい。 両作品とも2004年の邦画だ。 『花とアリス』は、「第2回★共犯映画賞」の1位に輝いた作品だ。 『いつか読書する 日』は、観たかったが上映時期がヤミ米繁忙期で見逃した映画だ。なんせ、ジュリーの嫁がサ リーの恋人になる! まぁ、そんなそれぞれの理由で魅力的な映画を、映画嗅覚ばつぐんレディーの ira さんにレビューしていただこー! ネタバレしても、いーじゃん。すてきな映画は何度でも観たくなるのだから、ストーリーよりも映 像に溶け込もう♪ いってみよー♪
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そー
言えば、 いつのまにか、「クダラナイ。」っー言葉が 親しみを含んだ好意的な意味に(ばっか り)使われるよーになっていたよなぁ・・・。 とゆー話題。 ■6月9日(土)&10日(日)の両
日、私は映画を3本、観た。
なにしろ、話題作である。 んが、これらは、 「観なくても内容が分る映画」と、「内容が分られる恐怖がはみだした映画」 で、あった。
■私にとっては、こーして立て続けに映画を3本観ることぐらいはフツーなんだけ ど、 さすがに今回は、こたえた(笑)。 こんな映画ばかり観ていると、「趣味は映画です。」と言うのが、恥ずかしくなる(笑)。 ■武満徹は、つまらない映画を観ちゃうと、「お口直しに」映画館のハシゴをした そーだが、私も、それ、よくやる(笑)。 しかし、3本も観た後、もー気力も無いわね(笑&がくっ。)。松本人志、罪な男やね〜(?)。 ■そんな気持ちにムチ打って(?)、映画館と同じサッポロ・ファクトリー内にあ るスープ・カレー屋『ヒリ・ヒリ』に行く。 と、その店の前で、中古レコード屋が出張販売、っーか、いわゆる催事をしていた。 こーゆーのって、ゴミ中古が多いのよね(笑)。 たとえば、B’zとか、ユーロ・ ビート(がくっ。)とか、さ。 まったく期待しないで、カレーが出来上がるまでの数分、ちょいとブラリしてみたら、 なんと、おお、
さらに、
■そんな感じで、映画のカタキを中古CDでとったよーな、にちよーびの私。 さらにこのキブンを古本屋へ・・・。 が、ここは正攻法ではなく(?)、ジャンク路線で、っーコトで、 「お宝.倉庫札幌苗穂店」に行ってみる。まぁ、 沼田町への帰路の国道275号線の途中だしね(笑)。 ■正直、つい最近、内堀 弘『石神井書林 日録』なんちゅー高尚な 古書の世界の本を読んだばかりの脳味噌には、ゆるすぎる古本屋。 それでも、コミックや小説などの古本が50万冊ある。 で、ココのコンセプトは、「50万冊ある。」って量のオドカシが目的(笑)。 それはバカにして言ってるんじゃぁーナクって、ここまでヤレば、ご立派、ってコト。いや、ホント。 ある意味、インスタレーションに近い(笑)。もしくは、意地か(がくっ)。 ■まぁ、とにかく、どんな古本でもいいから、50万冊分の棚を埋めよう!とゆー ヘンな目的で古本がムリヤリ詰め込まれている。 だから、かなーり、本のレベルが低い。 しかし、ここが重要。 たとえば、ブック・オフやGEOのよーな「新古書」店は、売れ筋&新刊古本は半額で売り、それ以外のジャンク本は105円均一の棚に押し込んでいる。 しかし、さすがPOSデータ管理の大企業、「105円均一の棚」っーたって、スペースには限界があるので、さすがにクズ本は並んでいない。 それが、この50万冊の棚には通用しない(笑)。 そも&そも、ブック・オフやGEOの店員っーたって、本の知識はリスザルの脳味噌程度だろう(←ごめんね、正直で。)。 ならば、50万冊の無差別クズ本の山のほうが、手付かずの聖域である可能性、あり&ありよ。 いわゆる「売れ筋の本」と、「売れそうな本」との間に、ひっそりと棚埋めのためだけにつっこまれたジャンク本。 ふつーの客や本屋の店員は「クダラナイ」本と処理するでしょーが、その価値の判断は私がしましょう! ■と、ほぼ100円均一のジャンクな書棚を眺めていると、 おおおおお。あるじゃん、面白い本が! ↓ ヨネヤマ ママコ 『砂漠に コスモスは咲かない』 (1977.9.10初版、講談社、定価\880→古本\100) ▲パントマイムのあのオバサン、 の42歳当時の自伝。 ネットで調べれば、\2500なんて相場もある。さもありなん。石井漠やマルセル・マルソーが当然のように出てくる。 矢代静一 『銀座生れといたしましては』 (1979.9.15初版、新潮社、定価\950→古本\105) ▲忘れ去られた小説家の50歳当 時のエッセイ。 戦前の銀座の思い出が貴重な実体験で記録されている。友人、三島由紀夫の思い出も貴重。安野光 雄の表紙絵もいい。 ローズマリー・キングスランド『ジャスト・ア・ ジゴロ』 (1983.1.25初版、新書館、定価\1300→古本\105) ▲デビッド・ボウイ主演の映画 本。ハード・カバーの豪華本だが、数年前からこの店の棚にあり、売れていなかった(笑)。 巻末で解説をあの名著『カリガリからヒットラーまで』の訳者でもある平井正が書いているのにも 注目。 高橋章子 『アッコです、ドモ。』 (1986.3.30初版、筑摩書房、定価\950→古本\100) ▲1977年から1985年まで 刊行されていた伝説の若者向け投稿雑誌『ビックリハウス』の元・編集長が、終刊直後に書いたエッセイ集。 最近の彼女の実用本よりも面白い。 黒田清◎黒田ジャーナル 『ブラック・ファック ス あるいは「昭和」から「平成」、時代を読む』 (1990.4.10初版、集英社、定価\1200→古本\100) ▲怒っているねぇ〜。彼は死んで しまったけど、今も情況に変わりは無い。むしろ、彼の不在が気にかかる。 私の知人も彼の事務所で働いていたが、今はどんな形で意志を継いでいるんだろう?44歳の大谷 昭広も書いてます(笑)。 美智子 『橋をかける 子供時代の読書の思い 出』 (1998.11.25初版、すえもりブックス、定価\1365→古本\300) ▲この著者、苗字が無くて名前だ けなのは優香みたいな有名人だからか?答えは、天皇の奥さんだからです。 さすが民間初の皇族、こーゆー方がなって良かった♪皇族の発言はむしろ多くなるほうがいいのか も、ね。 今福龍太 『クレオール主義』 (2001.9.3初版、青土社、定価\2520→古本\200) ▲1991年、著者のブレイクの きっかけになった名著の10年後の新装版。1991年当時も話題になったが、 ケチな私は「無名の新人学者の本がこんなに高いのかっ!」と、買わなかった。まさか、今頃、 買って読むことになるとは(笑)。 白川静 『桂東雑記 Ⅲ』 (2005.4.27初版、平凡社、定価\1800→古本\900) ▲この日買った一番高い本 (笑)。しかし、白川翁の最晩年の初版本が入手できるだけで価値は大きい♪ しかし、この本、ここの店には似合わないなぁ〜(笑)。どーゆールートで、この店に入庫したん だろ? ↑ ■どう?サスガ、久保、でしょ(笑)?8冊で、計\1,910。 が、こんな本、私以外の誰が買うんだろう〜? と、思うとこれらの本がフビンになり、思わず買ってしまっちゃった。・・・ってのもホントのところなのよね。がくっ。 ■ちなみに、こんな感じでいつものよーな文科系オヤジな時間を札幌で過ごしたこ の土&日、 札幌ではいたるところで『ヨサ コイ・ソーラン祭り』のフィナーレだったんだけど、私はそれらを観ないで行動。 まぁ、映画館の横でチラリと集団でタケノコ族(がくっ。)のよーに踊っている姿は目に入っちゃいましたが。 「クダラナイ。」と、「興味無い。」は、違うんだよね(笑)。 |