■道庁のお池で鴨と遊んで時間をつぶしてから、いよ&いよ、の会場の『赤レンガカフェ』へ♪
寺島さんは東京での仕事が押していて、30分遅れるとのコト。 会場のカフェは狭く、選ばれた(?)30人の参加者が座れば、もー☆びっしり。 ■で、参加30人の一番最後に私が自己紹介をしている最中(笑)に、寺島さん、よーやく到着♪
しかし、それは、なんだか誰もが知っていることを科学的に「確認」しているだけのよーな気もする。 そして寺島さんは、より最新の数値で現在を脳味噌の中でバーチャルに創りあげ、そこで起きている問題を指摘しているだけで、結論は言ってない。 私にとっては、そんなロジックよりも、下記のようなレトリックの面白さのほうに魅力を感じる。 ↓ ★「金融」と不動産ばかりでメシを喰っていていいのか?
★経済の成長力と、産業力は違う。 ★BRIICSは、世界の成長エンジンだ。 ★日本は、「成熟した債権国」へ移行?・・・悩ましい(笑)。 ★21世紀のキーワードは、「移動」だ。
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■「ウクライナ」と私が聞いて、思い出すのは、従軍看護婦ナイチンゲールと、劇作家チェーホフ、だ。 ■このよーに「現在」と「歴史」の知識を交差させるのは、『共犯新聞』の方法論でもあるので、寺島氏の手法には親近感を感じてもイイのだろーが、 どーも、寺島氏の知識の豊富さに「おみごと!」と感嘆する観客にばかり時局解説(?)をしたところで、何か決定的な限界があるように感じてしまう私なのだ。 ■そこで、寺島氏にそこのところを突き抜ける発言を期待して、質問をしてみた。
たとえば、中村哲と寺島さんの対談を読みたい人は多いだろう。 たとえば、どこかのテレビ局で、毎週、寺島さんをホストにして時局にふさわしいゲストと対談をさせる番組を観たい人は多いだろう。 寺島さんの持つ膨大な情報量と分析力を、世界の現場の最前線で活躍している方々にぶつけ、質問し、 偉大なるヒントを提供してゆくことがシンクタンク人生の正しい道だと思う。 そしてまた、寺島さんはモノローグ(=一人語り)ではその膨大な情報量から自家中毒(?)になってしまう危険性もある。 情報は常に世界に向けて開いておくべきである。その回路として寺島さんが、そこに立っているのは、もはや義務ですらあると思うのだ。 text by 久保AB-ST元宏 (2007年12月17日 月曜日 10:34Am) |
■沼田町出身の「気になる」人物 | |||||||||||
三井物産戦略研究所長 寺島 実郎氏 |
1947年8月11日、北海道沼田町生まれ。
73年早大大学院政治学研究科修士課程終了。
同年 三井物産株式会社に入社。
しかし、79年の革命後、イラン・イスラム共和国がいかなる外国の借款にも応ずるつもりがないことを表明すると、 日本政府はイランへの円借款を停止する。 ところが、イランは89年にホメイニが他界後、ラフサンジャニ大統領の現実主義的政策が開始され、 経済復興5ヶ年計画が明らかにされると、外国からの借款に積極的な姿勢を見せ始める。 このようなイラン政府の政策転換に対して日本もイランに対する借款の見直しを考えるようになった。 〜『日米同盟下における「イラン脅威」の検討」宮田 律(静岡県立大学国際関係学部助教授)より
83年〜84年ブルッキングス研究所(在ワシントンDC)に出向。 ■「ブルッキングス研究所」とは、民間最大のシンクタンク。 公式ホームページ★The Brookings Institution (Washington, D.C.)
87年〜91年米国三井物産ニューヨーク本店業務部情報・企画担当課長。 91年〜97年同ワシントン事務所長、97年4月〜99年三井物産業務部総合情報室長。 99年10月から同戦略研究所所長。 公式ホームページ★三井物産戦略研究所(Mitsui Global Strategic Studies Institute) この間世界平和研究所客員研究員、早大客員教授(システム科学研究所)、 県立宮城大客員教授、通産省産業構造審議会臨時委員、文部科学省中央教育審議会委員、 総務省情報通信審議会専門委員などを勤める。 米主導のもうけ万能、市場原理至上主義に疑問を投げかけ、 21世紀を生き抜く国家・企業戦略として「正義の経済学」を主張している。 ■最近の「気になる」発言 「日本の政治家はIT革命などを普遍的な歴史の潮流のように無批判に受け止めているが、 実は米国の国家戦略だということを認識していない」(2001年7月17日) ニューヨーク2001「戦争」への発言 主著は、『「正義の経済学」ふたたび』(日経新聞社、2001年)、 『1900年への旅─あるいは、道に迷わば年輪を見よ』(新潮社、2000年2月)、 『団塊の世代 わが責任と使命─戦後なるものの再建』(PHP研究所、1999年11月)など。
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フォークシンガー 細坪 基佳氏 |
★北海道沼田町出身。 フォーク・ソング・デュオ「ふきのとう」のメイン・ヴォーカリストとしてデビュー。 |