ノー ベル賞の候補者も読んでいる、『共犯新聞』!
text by 久保AB-ST元宏 (2007年12月30日 1:10Am)
■いやぁ〜、びっく り。
2007年12月21日、あの青木昌彦さんから私にEメールが届いたのだ。
青木昌彦さんと言えば、今、世界でもっともノーベル賞経済賞に近いと言われている方だ。
今はアメリカはカリフォルニア州にあるスタンフォード大学で名誉教授をされている。
なんと、来年は「世界経済学会連合」の会長に3年の任期で就任されるそーです。
しかも、日を追うごとに、いただくEメールの数も増え、一日で立て続けに3つ届く日もある♪めっちゃ、忙しいのに、 マメです(笑)。
■それと、青木さんの読者なら承知のことなんだけど、
青木さんは モーレツな執筆活動でタイプライターを打ちすぎ、
1982年7月以来、右手で文字を書くことが困難になられている。
ペンを持つのではなく、コンピューターのキーを押すのだとは言え、たび重なるEメールには、多くの意味で頭が下がる。 |
▲青木昌彦
(あおき・まさひこ)
1938年4月1日生まれ
スタンフォード大学名誉教授 |
■とにかく、こんな感じで突然、メールが届いた。
↓
『私の履歴書』の青木です
差出人: 青木昌彦
送信日時: 2007年12月21日 0:27Am
宛先: 久保AB-ST
元宏
久保様
10月に日経で『私の履歴書』を書いた青木昌彦です。
久保様の『共犯新聞』ですばらしい紹介(?)、コメントを頂き、感謝するとともに、そのレイアウトの創造性、デー タの収集能力な
どにいたく感激いたしました。
残念ながら、アメリカで使っているラップトップでは文字化けしてしまうので、最近まで読めなかったのは残念です。
ひとつお願いがあるのですが、『私の履歴書』を引き伸ばして書籍化することを今しておりますが、
久保様のページで使われた全学連22回中央執行委員会の写真は何処で入手されたのでしょうか。
もし可能ならば、あの写真または其れに類するものを使いたいと思っておるのですが、ご教示いただければ幸いです。
上にも述べましたように、アメリカでは文字化けしたものしか見れないのですが、『共犯新聞』で伺うと、北海道でとても面
白いことを種々されているように察 します。
私は北海道に近く行く機会はありませんが、久保様は東京には出られることはあるのでしょうか。
もし、そういうことがあり、又私も東京に居るときは、ぜひお目にかからせていただき、いろいろお話を伺いたいと存じます が。
そうい機会のありそうなときにはご一報いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
--
Masahiko Aoki
Takahashi Professor Emeritus,
Senior Fellow, Stanford Institute of Economic Policy Research (SIEPR)
Senior Fellow, Freeman Spogli Institute for International Studies
(FSI),
Stanford University
Distinguished Fellow, Tokyo Foundation (VCASI)
URL: http://www.stanford.edu/~aoki/
日本語ホームページ: http://www.stanford.edu/~aoki/j/
My recent papers: "http://ssrn.com/abstract=1029156"
(social norms and linked games)
"http://ssrn.com/abstract=980385
" (Diversity of corporate governance and Essentiality based analysis of
corporate governance)
|
■つまり、青木さんは『共犯新聞』の下記の記事を読んだよーなのだ♪
↓
参考; 青木昌彦1960年ブントの青春 (更新日;2007年10月6日)
■まぁ、きっかけは『共犯新聞』内で使われた写真の出どころ調査(?)みた
いな もんなんだけれど、
ここから、スタンフォードと沼田町(がくっ。)の間での奇妙な(?)メル友(?)”往復電子書簡”が始まったのでございます。
私たち2人のEメールを全文、紹介しちゃうと超長文になってしまうので、ここは『共犯新聞』名物、
久保&青木「往復電子書
簡」リミックス・バージョン+ボーナス・トラック付きをお楽しみください(笑)♪
↓
■こんな感じで、私は青木さんとEメール
を何度かやりとりしました。
たぶん、私にとっては今年最大のサプライズでしょう(がはは)。
たぶん、道庁職員でも、北大教授でも、青木昌彦さんからEメールが来る人は少ないでしょう(笑)。
なんと、 スロバキア国立オペラで始まって、 青木昌彦で終わる私の2007年。
こんな1年を過ごしたオヤジ、沼田町では珍しいかも。
■そして私の2008年は、絵本作家の あべ弘士さんで
始まります!
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絵本作家 あべ弘士 講演会
2008年1月25日(金) 2:30〜4Pm
場所;沼田中学校 体育館
北海道雨竜郡沼田町南1条1丁目8−19
料金;無料
★あべ弘士さんによる絵の実演や、動物の形態模写。
さらに、参加者全員にも絵を描いてもらいます♪ |
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みなさん、↑も、よろしく!そして、よい年を!
万国の共犯者、
2008年もよろしくお願いし マウス♪がくっ。
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Re: 青木さんとの「往復電子書簡」をUPいたしました♪
差出人: 青木昌彦
送信日時: 2007年12月30日 9:29Am
宛先: 久保AB-ST元宏
久保さん
『共犯新聞』、有り難うございました。
Buttrick の写真まで出てきてびっくりしました。凄い情報収集能力ですね。
さて、私は此処2週間ばかり「私の履歴書」に気分的にかかりきりで、
本職の方で、お尻に火がつきました。(論文を二つ書かねばならない)。共犯の たたりか。
ではしばらく沈潜しますが、
東京に来る用事があるときは連絡してみてください。現在はスタンフォードですが。時々「共犯新聞」 覗いてみます。
出はよいお年を。出はよいお年を。ハアちゃんにもよろしく。
MA |
二つの論文にも興味がありますね。理解できないでしょうが(がくっ。)。
差出人: 久保AB-ST元宏
送信日時: 2007年12月30日 10:37Am
宛先: 青木昌彦
青木昌彦さん、おはようございます。
北海道の久保元宏です。
>共犯新聞有り難うございました。
↑
■さっそくのレスありがとうございます。
今、いただいた青木さんのメールを『共犯新聞』1面トップの最下段に添付させていただきました♪
更新のネタが尽きなく、有難い限りです(笑)。
昨夜、青木さんとの「電脳往復書簡」をUPさせていただいた時の『共犯新聞』のBGMは、ジャニス・ジョップリンだっ
た のですが、
今朝の更新でBGMを、「カリフォルニアの青い空(→木?)」に変えました(笑)。さわやかすぎるかな〜?
>Buttrick
の写真まで出てきてびっくりしました。凄い情報収集能力ですね。
↑
■日本経済新聞での1963年のバトリックさんは、カッティング・コートをさっそうと着ていて、
慎太郎刈り(?)の青木さんと若き東西の学徒という印象ですが、さすがに今年の4月のバトリックさんはカンロクがついて いますね。
また、青木さんのメールで知ったのですが、つい先日、交通事故で亡くなられたのですから、この亡くなる数ヶ月前の写真で すから、グッときます。。
■『共犯新聞』に載せたバトリックさんの写真をクリックすると、下記のHPにつながります。
↓
http://www.econ.umn.edu/hurwicz/pictures.html
↑
ここでレイアウトされているバトリックさんの位置は、このHPの管理者の持つバトリックさんへのリスペクトが感じられま すね。
そして、それよりも青木さんに観ていただきたいのは、同HPの上部、4行目の右に、Ken Arrow の名前が見えます。
ここをクリックしますと、ケン・アロー(=まさに、矢部波人の名前の元ネタ、というか、
青木さんにとってもキー・パーソンのケネス・アローですよね。)氏のスピーチの動画を観ることができます。
ここでのアローは、少々、スラング(=たぶん・笑。私の英語能力ですもんで。)を使いながら参加者を楽しませるスピーチ をしています。
青木さんが「ヒーロー」と呼ぶに値するような魅力のある方ですね。
ちなにに、このHPは、青木さんの指導教授であられたレオニード・ハーウィッツの記念パーティの模様です!
■そうそう、今回の『共犯新聞』のボーナス・トラック付き往復書簡に書き加えたのですが、
私の住む沼田町には、1966年に地元の高校を卒業して、政府の農業研修生としてカリフォルニアで2年間、農場で住み込 み生活をした方がいます。
彼も、当時のサンフランシスコ周辺で頭の上に花をのせた多くのヒッピーやロックのフリー・コンサートを見ているようで す。
という1948年生れの方がいます。
まったく青木さんとは違う角度からでしょうが、日本を代表する立場でカリフォルニアに18歳で2年間行ったようです。
それまで英会話も、夜学の高校で貧しい英語を学んだだけでしたので、彼の現地での苦労には頭が下がります。
今は沼田町で農業をしているのですが、ご存知のように日本にトラクターやコンバインなどの農業機械が導入されたのは 1970年代以降で、
彼が渡米した時は日本はまだ馬や牛で農耕をしていた時代です。彼のような数人の農業研修生が現地で農業の機械化を学ん で、日本に普及させたのでしょう。
彼と私は沼田町でALT(=政府が田舎に派遣する外人教師)を中心に、英 会話教室を運営し
て いました。
>さて、私は此処2週間ばかり「私の履歴書」に気分的にかかりきり
で、本職 の法で、お尻に火がつきました。(論文を二つ書かねばならない)。共犯のたたりか。
↑
■もちろん、「本職」こそが「天職」ですので、そちらこそを私たち読者は楽しみにすべきなんでしょうね♪
>ではしばらく沈潜しますが、
>東京に来る用事があるときは連絡してみてください。現在はスタン
フォード ですが。時々「共犯新聞」覗いてみます。
↑
■ありがとうございます。
私も、今までどおり、楽にやってゆきます(笑)。
>出はよいお年を。出はよいお年を。ハアちゃんにもよろしく。
↑
■あはは。
我が家のハアちゃんも、風邪が治り、今は午前中ですので冬休みの宿題を神妙にやっております。
もうすぐ、兄弟で恒例の大騒ぎ(?)が始まることでしょう。
私も何度も書きましたが(笑)、
「よいお年を!」。
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