My Son's Graduation
2008年3月13日(木曜日) 沼田中学校 卒業式 |
■ニュー スでは、「日本海側中心に大雪、各地で11月の観測史上最高更新」、らしい。 我が町には昨夜から、ずーーっと、しん&しんと雪が降っている。 ■ううううう。 今日、2007年11月23日は、午前8時45分集合で、 『沼田中学校 創立60周年 統合40周年 記念式典』、だ。 まいったなぁ。 早起きして、会社の前を除雪してから行かねばならんな、こりゃ。 と、思い、今朝はめずらしく、午前5時55分に起きた。いつもは寝る時間でもある(笑)。ちょ いと『共犯新聞』を更新して、これから厚着を着こんで、除雪じゃぁ。 ■で、 今日の式典で私は、こんなことをスピーチする予定。
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My another graduation !?
▲沼田中学校の校長室に 飾られて いる『歴代PTA会長』のお写真(がくっ)。
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来賓祝辞 PTA会長 久保AB-ST元宏 沼田中学校、新1年生の皆さん、入学おめでとうございます。 この高い位置から、皆さんの、制服を着て、背筋を立て、前を見つめている、すがすがしい姿を見ますと、いくつかのコトバが浮かんできます。 たとえば、「希望」、「夢」、「未来」。そんなコトバが皆さんの姿から立ち上ってくるようです。 そんな多くのコトバの中でも私が一番、皆さんから感じるのは、「可能性」、というコトバです。 もちろん、これから新しい生活が始まる皆さんにとっては、そのような明るいコトバばかりではなく、「緊張」、「不安」、「悩み」といったコト バのイメージ も同時にあるかとおもいます。 しかし、私は、そのような「緊張」、「不安」、「悩み」という暗いコトバさえも、みなさんの「可能性」を推し進める魅力的なエンジンになって くれると信じ ています。 とくに私が今年の新入学生のみなさんから、「可能性」というコトバを感じるのは、 つい数週間前のみなさんの沼田小学校の卒業式を見させていただいているからではないかな、と、思います。 小学校の卒業式では、天野校長先生から、とても温かいお祝いのお言葉をいただき、 みなさん、一人ひとりが天野校長先生から卒業証書を手渡されました。 その直後、みなさんは姿勢を、保護者、ご両親の方を向かれて、一言づつ、すがすがしいスピーチをされていました。 その中には、「ぼくの将来の夢は野球選手になることです。」とか、「私は獣医さんになりたいです。」とか、中には、お父さんのされている農業 やお店を継ぎ たいとか、 「将来は、学校の先生になりたいです。なぜならば、担任の田中先生のようになりたいからです。」とのスピーチの時、 田中先生がマイクから離れてそっとハンカチで目を押さえていましたね。 私は、あの時の小学校の卒業式に、「卒業生、入場!」という司会の声で体育館に入ってきた皆さんの顔を観た時には、 最初は、「沼田町には子供が少ないと言われているけれど、まだまだ私の知らない子供たちがこんなにいるんだなぁ。」と、 入場の拍手をしながら、初めて観る皆さんの顔をひとりひとり、見させていただきました。 しかし、先ほどのスピーチや、卒業式のクライマックスの答辞などを見ているうちに、「あっ、この子は、知っているぞ!」と、ひとり、ひとりが 分ってきまし た。 たとえば、いつも沼田町内を元気に自転車で駆け抜けてゆく子や、ゆめっくるで楽しくお話をしている子供たちが、今、こうして制服を着て、また 新しい生活に 向うんだなぁと気がつきました。 特に、私は商工会の青年部というところで、毎年、夏に町内で「いこいの広場」というイヴェントをしているのですが、まさしく、 そこでカキ氷やフランクフルト・ソーセージを食べていた子供や、雪の上で元気に相撲をとっていた子、 また、盆踊りに色とりどりの浴衣を着て踊っていた子供たちを発見したときには、とても嬉しくなりました。 そして、小学校の卒業式が終わる頃には、最初は、ほとんど顔が分らなかった皆さんが、 名前こそは分らないまでも、今まで何度も会ってきた、この沼田町内の子供たちであることに全ての子供たちが分りました。 そんな時、沼田町の子供たちというのは、本当に沼田町の町民、ひとり、ひとりから愛されているし、みなさんもそれに応えるかのように立派に 「可能性」をひ めつつ、成長してきています。 そんな皆さんは、小学校6年生の時には、児童会や、運動会、学芸会、また日常の掃除や登下校などでも、沼田小学校の立派なリーダーとして役割 を果たしてき ました。 いままで、小学校の一番上の、お兄さん、お姉さんであられたのですが、今度は、一気に、一番下の下級生になります。 最初は中学校の2〜3年生のオトナっぽさにとまどうこともあるかもしれません。 しかし、「可能性」を秘めたみなさんは、より複雑になるけれども、より刺激のある勉強や、部活動などを過ごしてゆくうちに、さらに、自分自身 が驚くほどの 成長を果たすことになると思います。 いつのまにか、家族の方が知らないことを憶えていたり、体中の思わぬところに、たくましい筋肉がついてきたりするのも、この3年間です。 また、ゆめっくるで借りてきた本や、本屋さんで買った本を読んだり、 夜、勉強の合間に聴いたラジオから流れてきた曲に心を動かされたり、友だちから借りたCDの中の曲が忘れない曲になることでしょう。 今日、帰宅してからそれぞれの過程でも入学のお祝いをすると思いますが、その時にでも、みなさんの家族の方が中学生の時に読んだ本や、曲が何 だったかを聞 いてみてください。 おそらく、家族の方は中学生の時の読書や音楽をおぼえていらっしゃると思います。 中学校時代に読んだ、1冊の本や、1曲の音楽が、皆さんのこれからの長い人生にとっての大切なものになると思います。 私自身も、今から33年前に皆さんと同じように、沼田小学校を卒業して、ここ沼田中学校の、この同じ体育館で入学式を体験いたしました。 その時に、緊張しながらも、少し鼻から吸ってみた体育館の床に塗られた甘いニスの香りが、小学校とは少し違うぞ、 とか、 男子ですから、首にあたる白いカラーの、ひんやりとした感覚、 それまでであれば、学校に来るときは、小学校の校門を過ぎれば、広いグラウンドを一気に走って校舎に入ったものですが、 今度は走ると学生ズボンに泥が跳ね上がるのではないかと気にしてみたりいたしました。 そんなささいな違いの積み重ねを感じながらも、みなさんは今日、一気に沼田町立沼田中学校の一員となりました。 また、保護者の皆さんも、それぞれに、喜びと感慨を味わっていられることと思います。PTA活動をよろしくお願いいたします。 来賓の皆様、今年は沼田中学校の60周年の記念すべき年です。 事業としては、けっして華美な企画はいたしませんが、沼田中学校の在校生の思い出に残る、また、60年間の先輩たちとプライドを共有できる1 年間にしたい と思いますので、 是非、かわらぬ後協力をよろしくお願いいたします。 そして教職員の方々、沼田の子供たちがまた中学校で彼らの可能性を広げられるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。 最後に新入学生、ならびに2,3年生を含む全ての在校生のみなさんに一つだけお願いをさせていただきたいと思います。 毎日、一つだけでいいですから、学校であった話題を家庭の皆さんにお話をしていただきたいのです。 ささいなことでかまいません。 たとえば、「今日、初めて校長先生とお話したよ。」とか、「ボールを遠くまで投げられるようになったよ。」とか、「トモダチが新しいバスケッ ト・シューズ を買ったよ。」とか、何でもかまいません。 もし、家族の方にお話しすることを1週間していないことに気がついたら、まとめて、7つ、学校のできごとを家族の方にお話ください。 少し、機械的すぎるかもしれませんが、みなさんが学校のできごとを家庭でお話しするとき、それを聞いている家族の方は、とても嬉しそうな顔を するはずで す。 是非、やってみてください。 では、沼田中学校1年生の皆さん、元気よく、有意義に、皆さん自身の可能性を広げる3年間を、おもいっきり楽しんでください。 本日はご入学、おめでとうございます。 |
沼田町立沼田中学校 第39回 卒業証書 授与式
2007年3月13日(火曜日) 10Am
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今日の一句
不臥待(ふしまち)や痩せた少女
の柔らかさ
(久保AB-ST元宏 1999年10月)
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歴史から飛び出
せ! ★たとえば→9月26日の歴史★ |