【増水の福井ダム】

トップページ  1st  2nd  3rd  4th

 「福井ダム」へ着いた頃には、日も差してきて、 快適に釣りができる天候になっていた。到着するや、お松が 「われ先キャスト」を決めるべく、ケンちゃんの 車から飛び出したので、負けじと追いかけて水際へダッシュした。

 「福井ダム」のおかっぱりポイントは数が少ないので、先行者に叩かれていたら望み 薄なのだが、この日は運良く先行者がいなかったので、目に入る有望ポイントへ 「ドラゴンフライ」という柔らかい素材でできた ワームをノーシンカーで送り込んでやった。 (まず1匹獲ろうという魂胆である)

 しかし、意に反してアタリは無い。やはり前日の影響を受けているのだろうか?この 系統のワームに攻められて口を使わないバスなんていないハズなのだが…?

 結論から言うと…居たのだ(笑)遅れてやってきたケンちゃんのワームにはしっかりと 20cm前後のバスが喰い付いていた。しかも、私とお松が攻めた後にである!

Ken's 1st BASS!!
「キミ達先に来て何してたんよ!」と勝ち誇るケンちゃん

 なんかショックを受けたものの、自分の釣りを続けるべく、キャストを繰り返していたが、 ケンちゃんのヒットポイントに入ったお松が「あっ、くそ、乗らんかった」 とか言い始めたものだから、気になってしょうがない。お松が3回目のフッキングミスを犯した時、 「どれ、ワシにやらせんかい!」と半ば強引に横に入り込んだ。

 なんせ、お松に釣られると、ノー・フィッシャーは自分だけになってしまう。 それだけは避けたいところである。と、ラインがツンツンと走った。アタリだ! 「よし来た!」と鋭くアワせてみたが、何の抵抗もなく、 リグが宙を舞った。 「おいおい、どんな小バスやのん?」とボヤいていたら、 お松は最終兵器と称し「2インチセンコー」を装着して 表れた。「あーっ、それズルい!」と思わず叫んでしまった。

 しかし、そんな極小リグを使ったお松でも乗せられない…。よほどの小物か、はたまた ブルーギルなのだろうか?しかし福井ダムにブルーギルが生息しているという情報は確認して 無いし、今まで釣ったことも無かったので、なんとも言えない。程なくして、このポイントも スレてしまったのか、何をキャストしても反応は無くなった。

 ここで少し奥へと移動し、毎年チェックしている流れ込み周辺に行ってみた。 先行者はいたものの、我々が狙おうとしている川の方には誰も入っていなかった。 これ幸いと、ヤブを掻き分けポイントへ入る。ここが空いていれば、最初の1匹は 獲れたも同然である。
 しかし…釣れない。うーん困った!ここで釣れないとなると、打つ手が無い。 焦りからか、キャストの精度も狂ってきて、対岸の木々に打ち込んでしまい、 折角のポイントを荒らしてしまった。そこへ、追い討ちをかけるようにどんちゃんに ヒット!みんなの羨望の眼差しの中、キャッチしたバスは41.5cm!これまた 5ポイント獲得である。新ルールの恩恵を最大限に受けている感じだ。

DON's 2nd!
今年もここで良型を釣ったどんちゃん!

 結局、この1匹を最後に「福井ダム」を後にすることとなった。ヤバイ! 前半戦2ステージを消化した段階でノー・フィッシュだなんて、1999年の 加古川戦(第5次バス釣り大戦)以来だ。なんか暗雲が立ち込めてきた…。

【得点表】
メンバー/ステージ 1st 2nd 3rd 4th Total
お松
 
 
ケンちゃん
 
 
どんちゃん
 
 
10
タク
 
 

トップページ  1st  2nd  3rd  4th