第2ステージに連れて行かれた場所も雰囲気は良かったが、日が昇っていた せいもあり、バスの反応は鈍かった。お松は到着するなり、取水ポンプ周辺に 陣取った。皆が移動を始めてもネチネチとノーシンカーワームで攻め続けている ところから判断すると、この池一番のヒットポイントは取水ポンプ付近のようだ。 ただ、このポイントは、せいぜい1人しか攻められなさそうなので、皆思い思い に池に点在するポイントに散って行った。 私の方は開始早々「RS−150」にブルーギルがかかったが、その後は さっぱりなので、池を一周しながらポイントを丹念に探って行くことにした。 速攻で来たので、期待したのですが…ギルでした。 タックルはすでに「アライブシャッド」のノーシンカーリグをセットした スピニングタックルに替えてあったが、これにも反応が無い。福井ダムで 効果があったので、期待していたのだが…相当タフっているようだ。 開始から20分程して、お松に待望のヒット!25cm程のバスを釣ってきた。 やはり一番のポイントを独占してただけある。リグはケイテックのチューブワームを使用との こと。 池を2/3周ほどした頃、先行していたケンちゃんにヒット!25cm程のバスで あるが、「ゲーリーグラブ」のピロピロピー…もとい、グラビンバズに結構な数でチェイス してきたとのこと。この辺は期待できると、キャストしていると「RS−150」にヒットが あった。25cm程のバスであることは確認出来たが、足場が良くなかったので、抜きあげる タイミングを計っている間にエラ洗いされ、痛恨のバラシ!これはキツかった。 その次のキャストで「RS−150」が、手前の沈木に根掛かりし、回収する為にロッドを あおったところ、外れたルアーが後方に飛んでいった。慌ててロッドを前方にあおったら、 その反動で今度は私に向かってまっすぐ飛んできた。手で顔を覆ったらその手にザックリと フッキング!(いて〜!!)刺さった箇所は右手の中指と薬指の間にある水掻きみたいな ところであった。 カエシまで刺さっていたので普通に抜くことは不可能と判断し、フックを貫通させ、 カエシの部分をニッパーで折ってしまう方法を試すことにした。ニッパーを持っていない けど、まあ、これは誰かが持っているとしても、果たして自らの手で、フックを貫通させる ことができるのだろうか?(痛くないのかな?) 恐る恐るフックを進めてみると、刺さった箇所が浅い部分だったので、思ったほど痛みは 無い。(といっても全く痛く無い訳では無い)少しずつ、フックを 押したり引いたりしていると、次第に皮が盛り上ってきた。が、思ったより皮が厚いのか、 なかなか針先が出てこない。 汗を掻き掻きトライを続けること数分、ようやく針先が貫通した。あとはカエシまで貫通させ れば準備OKなのだが、皮が「ビヨーン」と伸びてなかなか進まない。片手で皮を押さえながら フックをグイグイと押していたのだが、少し進んでは戻ってしまう。少々弱気になってくる。 (病院に行こうかな?さっきギル釣ったフックだから化膿したらどうしよう…「破傷風」って コワいんだよな…) 近くにいたケンちゃんにペンチを借りに行ったら、かなりビックリしてた。(まあ当然だろう) ペンチでフックを掴んで扱ってみたところ、手で押すよりスムーズに作業が進んだ。でも今度は 少し痛い、あ…あと少し、痛ててて…やった、やっと貫通したよ!(ここで一息) で、最後にカエシの部分からフックを折ると、拍子抜けするくらい簡単にフックは手から 抜けた。ああコワかった。(汗びっしょりだよ) 時間的に薬局とかは開いていないだろう(まだ8時前だ)から、少し様子を見ながら釣りを 続行することにした。 しかし、その後誰もバスの顔を見ることなく、この池を移動することになった。 傷口(刺さった後と、突き抜いた後の2ヶ所)は思ったほど大きくは無く、血はすぐに止まった。 刺さった箇所が良かったのがせめてもの救いであった。
●バス=2 ●ブルーギル=1 ●ナマズ=−20000 ●その他:審議 |