霞拳志郎もびっくりの魔都上海と北京ダックその33

     十一日目〜今度こそ、豫園〜
最終更新日
2003/12/15

 もう朝飯とか昼飯とかどこで食べたのか記憶から消えそうな感じになってきたが、気にしないでいこう。

 明日、昼の船に乗って日本に帰るタカちんマスターの三人(※)にとっては事実上最後の上海エンジョイデー(相変わらず表現が古くさいネ!)


 そんなわけで、今日は最後らしく観光地でシメ、と言う事で前回行った時に入る事が出来なかった豫園と、上海来たら必ず観光コースに入るという外灘(すでに説明済み)に行く事になっている。また、マスターは豫園商場内でランバダパンダ(※2)を買うという崇高な目的(?)がある。



 バスで中山公園→バスで人民公園→バスで豫園商場(というか明星街、右写真)とすんなり来る。

 しばらく歩いて、豫園に近づいたな、と思ったら、いきなり爆竹が空中で炸裂し、テロかなにかかと思ったら、結婚式をやっていた。ものすごい人混みだ。そうだ、今日は日曜だったな。

 思わぬ光景に遭遇し、まったく無関係な人間だが、ドサクサに紛れて一緒に祝福する。いいのだ、祝福は悪い事じゃないから。



※:マハししょうと残ってまだ上海周辺を楽しむらしい(飛行機で帰ってくる)。タカちんマスターは予定があるからつき合えない、という理由だが、単に飛行機で帰ってくる金がないだけである。

※2:その14で少し説明。ランバダ(という一時期流行ったラテン系ダンスの曲。ダンス自体は腰をくねらしたり、足と足を絡ませるという悩ましいもので一世を風靡した)のメロディが流れるパンダ人形。踊るらしい。後述。
人混みと爆竹は何事かと思えば結婚式。
結婚を祝福するのも、新郎が周りの
男から何か言われるのも万国共通か。
二人は祝福されながら、なんと
花付きのベンツに乗って行きました。
結婚式はフンパツするのね、やっぱ。

 珍しいモノを見る事が出来たのでホクホク顔で豫園に向かう。



 今日は昼なので豫園も問題なく入れる(前は時間が終わりがけ)。ここ豫園は「都市の中の山水」と言われた名園らしく(ガイドブックからのパクリ)、中国庭園である。その歴史は・・・・省略するが、子供が父親のために菜園を造園したところから始まり、理想の庭園を造ろうとして財政が厳しくなったという、よくあるこだわりによる財政破綻(※3)の庭園でもある。

 だてに財政が厳しくなるぐらい金を掛けただけあって、その出来はなかなか素晴らしい。というか絵になるポイントが多いので楽しいとも言える。ただ、中国庭園なんて地味でつまらないもの見て何が楽しいんだ、という人はその通り楽しめないと思うので無理に入る必要はないと思う。
※3:有名なところではドイツのノイシュバンシュタイン城(シンデレラ城のモデル)のなんてのも。
現代日本にもたくさんある。人間引き際が大事である。


豫園に入るとこんな感じ

日本の庭園とは趣が異なる

さまざまな規模の建物と岩や池や木

日本語変だよ。ひょっとして英語も?

蛇行した塀の上には龍が

こんな感じでのんびりしてたのかね

絵になる場所が多いですな

黄昏(たそがれ)場はいくらでもある

もちろん、こんなポイントも・・・
マスターは合体ポーズが好きか?

この珠を取れると幸せになれるとか
なれないとか・・・・・って取れんぞ



日本語のパンフもある。
メニューは中国語だけどね
 豫園近くの緑波廊酒家という高そうなレストラン(右写真パンフ※4)で、ガラにもなく「おやつに点心・飲茶」を楽しむ。・・・・・値段が凄いな。


 もちろん、ブランチを朝食べたから「おやつ」でもあるのだが、それぐらいしか手がでなかったワケではない(たぶん)。
 とはいえ、点心だけのコースとかもあり、見るだけでも面白い食べ物もある。


※4:外国人がほとんどのような気がしないでもないので安心を(なにを?)。値段は安心できるかは不明。
エリザベス女王も来てるのか。2階からは豫園がよく見えるらしい。ガイドブック「個人旅行」には中級レストランの欄に載っている。
《参考》今回使用したお金(円換算は14円にしました)
  ブランチ:不明
  バス:1+1+1元(42円)
  豫園入場:25元(392円)学割効かないのね
  飲茶:40元(560円)ぐらい
  
 
 
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