世界貿易センター崩壊と世界のニューヨーク その13

     五日目〜晴れと変なメトロポリタン〜
最終更新日
2003/9/24
 ほどほどに食事を済ませ、今後のプランを綿密に立て時間通りに行動する・・・・もその内駆け足に・・・・・・やはり、丸一日は取っておきましょう。マジで。この手の物が嫌いな人でも、珍しい物が好きなら時間はかかりますしね。
なんか不細工なマリア像とキリスト像
を一直線に対面させて、その中点に
犬がいる、という構図。
高さ10m以上はありそうな柵。
なぜにここにこんな風にしてあるのか
不明。説明文読んでる暇ないし。
アフリカゾーン。いかにもだが、凄い
ぞ。なぜ股間を押さえていたり、
ブツをぶら下げているのかは不明だ。
これはあのエクスカリバー(※)?
なんてな。実際握って闘うには向か
なそうだけど。後ろは並べすぎ・・・
ヨーロッパにも薙刀があったのか!
考えればあるんだろうけど、
結構中世モノには登場しないよね。
写真ではわからないが、非常にメタ2
していて重そうである(重いのだが)。
馬もエライ事になってるね。
もはや意味不明。裸でバイオリンを
弾く少年。しかもこの体の向きは
一体なんなんだろうか?
気がついたら外は晴れている。
これは所々にある天窓。自然採光を
多く取り入れているから気分がよい
再び中庭。サンサンと降り注ぐ太陽。
ガラス張りの中庭で太陽を浴びなが
らのんびり鑑賞、というのは贅沢だ。
外光が入ると、このようなガラスや水
の反射を使った作品も実に映える。
これはティファニーの作品だそうだ。
鏡にローソクがあってもなぁ。どうも
これは明かり用の鏡なのか?
鏡に炎を反射させるとか?
博物館と言うよりはホームセンターか
と思わせるような展示。数が多い
からだと思うが、拍子抜けしてしまう



































※:「円卓の騎士」でお馴染み(?)のアーサー王が湖の聖霊から授けられた剣。ゲームのおかげか「最強の剣」のイメージがついて回る。当時こんなゴテゴテした装飾の剣があるわけではない。単なる装飾品となっているものと思われる。


 なんか変な所が多いな、よく見るとさ。

 ガラスケースなんてどうよ?いや、高級そうならいいってわけじゃないが、なんか展示品が多すぎて並ぶだけ並べてあるというのが多いような・・・・ガラスケースで展示してあるのは特にそうだよな。

 なにか、内部ではエリア内の展示品と場所の確保に大変そうな担当部署の苦悩が見える気もするが、ちょっと残念。でもまぁ、たくさん見られた方がいいのかもしれないからこう言うところがあってもいいのかも知れない。そういう意味では庶民臭さ(謎)も残ってるというところだろうか?


 ・・・・え?ちっとも「美術品」に触れてないって?いやぁ、ね。趣味(笑)。
 たくさんありますよ、絵画とかも。ただ、モネなどの絵画は撮影禁止とかが多いんですよね。



 メトロポリタンから宿に帰ると、Ko-itchyが来ていて、Yuriもそう暇をもてあます事がなかったようだ。良かった良かった(結果論)

 中華を食べよう、ということになってKo-itchyの家の方にある中国人街(※2)のレストランに地下鉄で行く事に。
 実は、今日午後7時から例のテロの追悼式があって、街にはキャンドルを持ち歩いたりする人とか、教会に人が集まっていたりしており、一部の人は神妙な顔つきで歩いている(キャンドルはスーパーに山売りされている)。ラジオを聞いている人もいる。行方不明者がまだたくさんいるのに行うというのは、やはり嫌なモンだろうなぁ、とも思うが。
※2:チャイナタウンというとロウワーマンハッタンのチャイナタウンを浮かべるが、ここクイーンズやブルックリンにもチャイナタウンはある。マンハッタンじゃない方が生活者がたくさんいるのは安いからだろう。
教会に集まる人、人、人。



柵じゃなく金網がされている駅
 Ko-itchyの住むクイーンズはエルムハースト Avで降り、途中で超市(スーパー※3)にもよって、中国製品を見てから、中華レストランへ行き、コース料理を食べる。
 ・・・・つーても女の子多いから残るのよね。まさかここでも中国流に「残すが吉」(※4)というワケでもないだろうに、ということで食べる・・・・がさすがにキツイね。やっぱり残すが吉という文化を貫くような料理の量は引き継いでいるのね。



 味か・・・まぁ、ちょっと中国のと味が違うよな。小籠包は正直「本場には程遠いな」という感じだったし、やはり本場で熟成されてきた物は、それなりにその風土だから生んだんだろうなぁ、とか思ったりする。
 ま、上海では小籠包がウマいと言われる店で食べただけって言う話もないわけではないがね。


 Ko-itchyと別れ、宿に帰って今日はさすがに寝る。もう、なんもないしね。
 


※3:スーパーマーケットは中国語で超市。英語の国なのに英語よりもデカデカと「超市」と書いてあるのが、いかにも中国人街という感じ。上海旅日記その8などを参照のこと。

※4:テーブルを囲む中華料理はいわゆる「もてなす=オゴる」為の料理であり、完全に食べ尽くすというのは持てなす人へ良くない(まだ食べると思うから次のを頼む)というような文化があると言う(ホントのルーツは知らないが)。
もちろん、割り勘なら気にせず食べても問題ないのだが。現在はゴミの関係もあるからそんなに気を使う必要はないだろう。
この時はみんなそんなルールなど知らず、ただ食べられなかっただけである。量の概念が変わらなければ食べ残す文化は残るだろうってことかね。
《参考》今回使用したお金($1=120円で計算)
 夕食:15ドル(1800円)ぐらい?

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