「ボク」ときて「彼氏」となっていたら、大半の人は不思議に思うかもしれません。でも、著者の石川大我氏にとっては、ごく当たり前の世界なのです。そんな石川大我氏(タイガくん)の思いが綴られた本です。
この本との出会いはインターネットでした。とある日、「ドラァグクイーン」という人々がどんな人か知りたかったので、Yahooで検索をしていました。そうすると「同性愛」というカテゴリに行き着いたのです(今考えると当たり前なのですが)。数ある同性愛サイトの中で面白そうだったのが「すこたん企画」というサイトでした。その「すこたん企画」で紹介されていた本がこの「ボクの彼氏はどこにいる?」です。
最初はタイガくんがかっこよかったのでサイト内を見ていたのですが、そのうちに何故か自然にこの本を買ってみようかなという気になっていました。「すこたん企画」内の「困ったもんじゃのう&いいもんじゃのう」を読んでいて買う気になったのかもしれません。単に少数派(マイナー)好きなので買っただけかもしれないです。
この本を読んで、すこたん企画のサイトを見て、いつも思う事があります。自分は本当にこれでいいのだろうか、と。何か自分にできることはないのかな、と。「人の為に何かできるかも」なんて思う事は「ただ自分が優越感に浸りたいだけじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。でも、何かできるかもしれないと知ってしまった以上「何か」をしたくなるのがといの性格なのです。
この本を読んだ頃の初心を忘れず、苦労した(苦労している)新人時代の昔(今)を忘れず、これからも日々暮らしていこうと思います。 |