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2002年6月≪ 2002年7月 ≫2002年8月

2002年7月
壺中の天 椹野道流
4回目の読了です。
椹野先生の鬼籍通覧シリーズ3冊目です。9月に4冊目が出るらしいのでおさらいをしておこうかと。読んだ雰囲気は、瞬間の恐怖と執念。見つけて欲しい執念、見つけたい執念。生きていたい執念。その中に、ぽっかりと空く虚ろな感情。その感情がいっそう執念を引き立たせている感じです。
感想としては、可もなく不可もなくというトコロでしょうか。ただ、推理ものとして読むと物足りないです。何も考えずに読んでいけば面白いですねー。内容的には講談社ノベルズでは軽すぎるし、かといって、これでホワイトハートは対象年齢的にきついかな、という微妙な中間作品だと思います。この感想は1冊目の「暁天の星」が出たころから変わらないです(苦笑)。もうちょっと自分に表現能力があれば感想も詳しく書けるのにー(T-T)。
好き嫌いで言えば、大好きの部類に入ります。じゃなかったら4回もは読まないですよー。なんとなく深津絵里さん主演だった「きらきらひかる」というドラマを思い起こさせます。法医学とか、監察医という共通点があるからなのかなぁ。あ、「謎解き」という共通点もありますねぇ。どこが違うかといえば、必ず心霊現象チックなものが鬼籍通覧には絡んできます。あと、男性が多いですね。
山口達也のこっち向いてじゅのん! 山口達也
TOKIOの山口くんが雑誌「JUNON」で連載していた犬についてのエッセイ?集です。山口くんがじゅのんちゃん(アメリカン・コッカー・スパニエル)と出会うところからはじまっています。山口くんはかっこいいし、じゅのんちゃんはかわいいし、読んでいて楽しかったです。少しですが、松岡くんとJAZZくん(ケアン・テリア)も出ています。
ネコ派のといでも、これを読むと犬がかわいくて仕方なくなりましたね〜。動物好きでTOKIOが好きな方にはかなーりおすすめの一冊です。
タナストゲーム 栗本薫
伊集院大介シリーズです。
今回は文庫おちしていたので買ってみました。ぢつは、ノベルズの時に一度買って読んでいます。引越しの際にノベルズを売ってしまったので買いなおしました。栗本先生の本は読むと鬱になる時期があったので要注意なのですが、最近は大丈夫なのでたくさん読めます。心理的に追い込まれてる描写や雰囲気が鬱になっていた原因かもしれません。
他の先生の推理小説より、心の中の悪?が中心になっていと思います。今回も物的証拠よりも、心理キーワードから犯人を暴いていく形になっていました。犯人かもしれない人が二転三転していくので読み出すと止まらないです。
心理的なことや、普段の考えを考えさせられました。何気ない一言や行動が他の人には大変なことかもしれないということを実感させられました。これは疲れているときとかに読むとまた鬱の世界に引き込まれそうです。うー。
ちょっと気になるのは、ここ最近事件のパターンが似通ってきたかな、と。一人の作家さんにいろいろなパターンを要求するのは違うかもしれませんが、短編時代みたいに伊集院さんのいろいろな推理が読んでみたいです。
犬神奇談 椹野道流
椹野先生の新刊です♪こう、いつもはさくさくっと読んでしまいもったいなく思っていたので、今回はゆっくり雰囲気を存分に味わいながら読んでみました。また、舞台が香川県の金毘羅さんというのもよかったですね。地理的に想像しやすかったです。
今回は特にほのぼのー感が漂っていて良かったです。うんうん。
個人的にはこれ以上天本さんと敏樹くんの関係はすすんでほしくないです。ほのぼの止まりが一番好き。。。かな。

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