■ドライブしてみよう
Nevis Range (Fort William)
本当は、話のタネに実地試験を受けてみたかったのですが、忙しくて断念し、日本の免許証を書き換えることにしました。1年以内の滞在予定の方には、日本で国際免許証を取得するほうが簡単ですのでお薦めします。
手順は次の通りです。
申し訳ありませんが、オートマティック車限定免許をイギリスの免許に書き換えることができるのかどうかは存じません。事前にお調べになったほうがいいと思います。
余談:DVLAは、イギリス政府のエージェンシー化の成功例に挙げられています。確かに職員さんの対応は非常ににこやかでてきぱきとしていました。でも、「15日で交付できるようになったのは画期的」なのでしょうか??日本で進んでいるエージェンシー(独立行政法人)化は、喧伝されているよりは、期待を少々割り引いた方がよさそうですね。即日で発行されている日本の免許証はこれ以上スピーディーには発行できませんからね。
余談の余談:DVLAに書類一式を持参したら、運転免許証の翻訳証明は、係員の方がコピーをとって原本を返却してくれました。この親切があだとなり、後日、「コピーではなく原本を送付して下さい」とのレターが!しかも、「当方のミスで」ともなんとも書いてないです……。15営業日以内に取得できるものと過信せず、やっぱり余裕を持って申し込むのが正解ですね。
付記:2003年9月に妻の免許申請に行ったら、ごく最近規則が変更になったとのこと(写真が本人のものであることを知人に証明してもらう必要がなくなった代わりに、パスポートを同封して送付する必要があるらしいのですが……。ちょっと自信なし。)。上記の手続きについて変更がないかご確認下さい。
たとえ車を持っていなくても、レンタカーだってあります。気軽な一泊旅行はいかがでしょう?
1.らくらくコース(春〜秋のシーズンを想定。冬季は日没が早いので観光を減らして早めに到着した方がいいです。)
1日目 Edinburgh 10:00 発 → A90 → M90 Junction 10
→ Perth 観光・昼食(安く済ませるには、M90
Junction 10 を北上するA912沿いのTESCOでランチを買っておくとよいでしょう。)
→ A93 → Scone Palace → A93北上 → A924(羊がいっぱい)
→ Edradour Distillery → Pitlochry 観光 → A9南下 → B8063西入る6マイル(標識注意。)
→ Chapelhill Inn (http://www.chapelhillinn.com/
知る限りエディンバラ近隣で一番おいしいパブです。月曜定休)にて夕食。→
Greenacres B&B http://www.bedandbreakfast-perthshire.co.uk/Location.html
に宿泊(庭と、庭からの眺望が素敵です)。
2日目 Greenacres B&B 発 → B8063(西行き) → (A822
→ A85 → A822 →) A9 → Bridge of Allan にて昼食 →
Stirling Castle と Wallace Monument を観光(道順としては、Wallace
Monument の方が順路ですが、Stirling Castle に入場すると
Wallace Monument の無料入場券が付いてきます。2003年春現在。)
→ Falkirk, Linlithgow を観光(時間があれば) → M9
→ Edinburgh着
2.お得なコース(レンタカーを24時間以内に返却すれば一日料金です)
ためしてみようPart2をご参照下さい。
3.Hadrian's Wall コース(日帰り)
Edinburgh 9:00 発 → A68 → A697 → A6089 → Kelso観光
→ A698 → A68 → Jedburgh観光・昼食 → A68 → B6398(西行き)
→ Cawfield Quarry にてHadrian's Wall観光 → B6398 → A69
→ Carlisle(カーライル)観光 → A74(M) → A702 →
Edinburgh (※Carlisleからの帰路で、時間に余裕があれば、A7をお薦めします)
なお、天気が良ければ、A68沿いのScot's Viewもお薦めです。
4.スコットランド全周遊
ためしてみようPart2をご参照下さい。
5.眺望を楽しむ日帰りコース
冬なら雪景色が楽しめますが、路面の凍結・積雪には十分ご注意下さい!
Edinburgh → A90 → M90 Junction 11 → A93 → Scone
Palace (冬季休業)→ A93(冬季凍結・積雪注意) →
Braemer → (積雪がなければB976経由可) → A939
→ Grantown-on-Spey (昼食) → A95 → A9南下・帰着
補足:スコットランドをドライブしていて、道を間違えやすい地点がいくつかあります。こちらをどうぞ。
エディンバラ市内にはレンタカー会社が多数あります。もし思い立ったら、ドライブ旅行はいかがでしょう?
・ とはいえ、予約は肝心です。ある当日にドライブを思い立った場合、無駄足にならないよう念のために電話で空きを照会してからレンタカー会社に行く方がよいでしょう。
・ なお、事前に予約する場合の注意点としては……。電話で予約して当日にカウンターに行ってみたら、予約が取れていなかったなどということが起こりえます。インターネットで予約をするか、窓口に直接出向いて予約をするのがよいでしょう。その際、予約番号などの紙に残る証拠を手に入れておくことが重要です。
・ 国籍を理由に断られることはありません。ただ、年齢制限(例えば25歳以上)があったり、免許取得からの経過年数がある程度必要だったりするかも知れません。
・ 国際免許証でOKです。友達とドライバーを交代する場合は、ドライバー全員分の登録が必要です。
・ 1日(24時間)単位の貸し出しです。私の知る限り、半日や6時間単位で貸し出している会社はありません。
・ paperwork(事務仕事)は日本と比べて、大変ゆっくりと進みます。混んでいる日には全然順番待ちの列が進まないことも。出発したい時刻よりも十分余裕を持って借りた方が無難です。返す場合も同様。
・ レンタカーを借りるときに加入する自動車保険の用語解説:
「Full Cover」 無制限対人賠償+対物賠償(無制限であることが多いようです)+車両保険 (とはいえ、口頭での説明を過信せず、必ずご自分で保険契約書をご確認下さい。)
搭乗者傷害保険は「Full Cover」には含まれませんので、自分の死亡・けがに対する保険も付保されているか、あるいは日本で掛けてきた海外旅行保険に含まれているかどうかを必ずご確認下さい。
「CDW」 「corrosion damage waiver」の略で、事故を起こして車両を傷つけた場合に自己負担する限度額を引き下げるための追加保険です。
・ 借りる際は、車両に外観の傷がないかどうか念入りにチェックしましょう。傷がある場合は、どんなささいな傷(scratch,
mark)であってもチェックシートに記入してもらうことが重要です。
・ホイール(特に左前の)
・バンパー
・サイドミラー
・ドアを開けたときに何かに当たる部分
には、こすり傷が多いので特に注意が必要です。
・ 燃料計にも注意して下さい。満タンでない場合は、必ずその旨をチェックシートに記入してもらいましょう。
・ 車種によっては、ライトのスイッチが分かりにくいので、暗くなってから慌てないために、確認しておいた方がよいでしょう。
・ 笑い話ですが、友人と二人でレンタカーを借りてドライブした際に、ギアをリバースにいれるための解除スイッチの場所がわからなくて、本当にあせりました。
・ 燃料はほとんどの場合、無鉛ガソリン(「Unlead」。緑色のマーク)ですが、念のため確認した方がよいでしょう。
・ 多くの場合、車の燃料タンクにはカギが付いており、車のキーを入れないと開きません。念のため、タンクのフタの開閉の仕方を教えてもらっておくと安心です。ガソリンスタンドは、セルフサービスです。
・なお、契約書類は数ヶ月ほど保存しておいた方がよいです。レンタカーの運転者もスピード監視カメラ(いわゆるオービス)によるスピード違反の摘発対象で、後日、違反切符のお知らせが舞い込むことがあります。借りたナンバーが記載された契約書類を保存しておけば、身に覚えがない場合トラブルが防げそうです。
エディンバラには、市民向けの会員制のカークラブがあります。営利企業ですが、エディンバラ市役所が協賛している事業です。料金は、30分あたり£1.15 (深夜や1日単位で借りる場合は約半額になる割引あり)、1マイルあたり燃料代が£0.15(100マイル以上は、単価£0.11)です。メンバーシップは月額£12です。利用したい時はインターネットで簡単に予約できます。
お住まいのフラットの近くに、このクラブの車専用のparking bay があれば、そこそこお薦めできます。上記の料金は一見高く感じますが、冷静に計算してみるとそうでもありません。もっとも、「車には一切乗らない」のが一番安上がりですが……。
入会条件は、イギリスに1年以上住んでいることと、1年以上の運転経験(日本での運転も含む)があることです。
ホームページ http://www.smartmoves.co.uk
●スピード違反をしたらどうなるの?→こちらをどうぞ。
●イギリスで免許を取ろう。→こちらをどうぞ。
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