Cooler Master GALILEO
初出 2001.12.26
Cooler Master社製のヒートシンクGALILEOです。
ヒートパイプを使って熱伝導を上げ小型ながらもよく冷えるという評判のあったシンクです。確かに小型で、700MHz用リテールより少し大きい程度です。
あまり小型すぎて性能的には期待していませんでした。いくらヒートパイプを使っているといってもここまで小型だとねぇ。それにフィンが薄いことがやはり気にかかります。ヒートパイプとシンク基部との接触はどうなっているのでしょう。金属板で締め付けて取り付けているようですが、この部分の熱伝導は十分なのでしょうか、何か白い物が塗られているようですが、熱伝導グリスなのでしょうか。
CPUとの接触面には灰色のシートが付けられていました。見た目がグラファイトシートのようなのでそのままにしておこうかとも思ったのですが、「CPUとの接触面に付けられているものは全て取り除く」という方針に反しますので、取り除くことにしました。で、判ったことは、あれはたぶん鉛ですね。せっかく基部が銅になっているというのにCPUとの間に鉛を挟むなんて何を考えているんでしょう?鉛は柔らかい金属だからCPUとの接触が良くなると考えたんでしょうか?
このヒートシンクの取り付け金具は大変良くできています。取り付け取り外しが非常に楽です。この取り付け金具は大変気に入ってしまいました。
測定結果です。
ふむ。まぁこんなものでしょう。700MHz用リテールと1GHz用リテールの中間程度の成績です。大きさから考えると結構いい成績ではないですか。ブックタイプPCのように筐体内に余裕がない場合に使用するのもいいかもしれません。少なくとも700MHz用リテールよりもいい成績を出していますから、少々のオーバクロックでしたら可能でしょう。