著者 |
本多勝一 編 中野徹三、工藤父母道、八木健三、畑正憲、C.W.ニコル、他 |
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タイトル | 知床を考える | ||||||
発売日 | 1987年4月13日初版第一刷 | ||||||
内用 |
01 知床国立公園の原生林に危機・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本多勝一 02 伐採計画の浮上と反対運動の胎動・・・1986年8月31日まで・・・深沢 博 03 森林「活性化」の必然性なし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・午来 昌 04 森林機能、十分に維持・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・古瀬 茂 05 管理に総合的視点を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・間野 勉 06 森林施業捨てるのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・秦 武 07 野生動物絶滅の恐れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・畑 正憲 08 保護と利用の調整を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小関隆祺 09 インドのチプコ運動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松井やより 10 知床100平方メートル運動とナショナル・トラスト・・・・・・・・・・・・・宮丸吉衛 |
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装丁者 | 小関 潤 | ||||||
発行所 | 株式会社 晩聲社 | ||||||
定価 | 2,000円 古本屋(札幌白石区南郷道8丁目・文教堂書店)で1,000円 | ||||||
関連リンク |
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久保元宏 の感想 |
いわゆる「市民運動家」は、トーゼンだが、なぜか、地域活動をしている人に、ナチュラリストが多い。 個人的には、魅力的でも、そんな人の前で、居心地の悪さを、私は感じてしまう。 この本の冒頭で、本多氏は、 「環境問題を抜きにした哲学や経済や文学や科学は、”現代”のそれではない」と、 太文字で、書いている。 その、いさぎよさには、感心するが、まだ、私の中では、整理がついていない。 なんだか、印籠をタテに、威張る水戸黄門みたい。(ゴメン!) とにかく、ナチュラリストの人たちは、 自分たちは、大きい世界を見ているつもりかもしれないが、 逆に、大局が見えていない人も多い・・・と、思う。(再び、ゴメン) ただ、この本が出版された当時の「原生林伐採事件」に正面から、取り組んだり、 反対の立場の林野庁などの意見も掲載しているなど、フェアーな姿勢は評価したい。 題名どうり、「考える」本には、なっている。 |