北海道★余市町
text by. 久保AB-ST元宏(2007年5月16日 4:17Am)
全ての先人の教えにウソは、無い。
だから、我々は、できるだけ多くの先人の教えを聞き、しかし、先人の教えは先人の環境の中でだけの教えにしかすぎず、普遍では無い。 それぞれの彼らの環境を独自に調べ、そこにある共通の方程式を探し当てるのだ。 そして、得た方程式を後輩たちに教える時には、 今度はまた別のテクニックが必要になる。そこで失敗する者も多い。 つまり、聞く技術、分析する技術、伝える技術。それらは、それぞれまったく違う種類の技術だ。 そして、それら3つの技術を持っている者がいる組織は魅力的だ。 ・・・ってゆーのは、もちもん、その老人の言葉を私のコトバに置き換えたのだが、あまりにも若々しい発想と分析力に驚いた。 おおむね、「仕事」とはつまらないものだし、時にはクダラナイものだ。ただし、こーゆー出会いが救ってくれる。 ちなみに、その老人は私に上記のような人生訓(?)を説教したわけではない。普通に私と商売の話をしただけだ。それだけなのに、会話に方程式があったのだ。
などと、2人で廊下で、ひそ&ひそと飲んでいたら、4時30分ごろ、年配のヤミ米屋が起きてきた。彼らはいつもこの時間に起床しているらしい。 「おはよーございます。」と、声をかけると、相手はドキリ。 「おっ、久保くんたち、早起きだねぇ。そうか、沼田町は遠いから、もうそろそろ、出発しなきゃいけないのかぁ。そりゃ、たいへん。ごくろーサマ。」 「は、はぁ。」 「じゃ、気をつけて帰ってください。」 「は、はぁ。」と、言いつつ、缶ビールを手にしている夜明けの2人であった。
無料の駐車場がある映画館、といえば、札幌では、アソコか。 って、ことで、行く。
そして&また、 私は 120km北の書斎へ もどった。 |