ラリベラ




どんなところ?
13世紀頃、北部ラリベラにあったサグウェ朝のラリベラ王が、 第2のエルサレムを作るべく建設したといわれるコプト派キリスト教の岩の教会がある所。
二つの教会群と単独の教会が一つ、合計11個の教会があり、これらはユネスコの世界遺産に指定されている。
山岳地にあり、周りにはグラウンドキャニオンのような山がある。

岩の教会
断面はこんな感じ なだらかな斜面にあった地面の岩(岩盤)を下にくり貫いて作った教会。
ただ単に下にくり貫いただけではなく、部屋や窓もあり外壁には凝った彫り物がある。
とても800年も前に人力だけで作ったとは思えないほどの精度の高い技術で作られている。 24年間かけて、エジプト人が完成させたらしい。
教会の中は薄暗くひんやりしていて、なんとも言えない岩の重い圧迫感がある。
その圧迫感の中を歩くと、華やかな衣装を着た僧侶が巡礼者に 古い十字架や聖書の由来などを説明していたり、巡礼者が床に座り 祈りを捧げている光景が見られる。
巡礼者は教会の入り口の側で祈りと共に壁にキスをし、岩の壁は摩擦で擦れて ツルツルになっていて、800年の長い歴史を感じさせられる。

ギョルギス教会 教会内の高層
ラリベラの写真は 写真集 にもあります。


2014年1月現在
アクセス
アジスアベバから飛行機ならラリベラ空港まで約一時間。バスなら2日間。
航空チケットは、アジスアベバ市内の旅行代理店で簡単に取れる。
ラリベラ空港から町まで乗合バスや乗合タクシーで約30分。
ホテル
エチオピア最大の観光地といっていいほど有名な所なので、ホテルは たくさんある。
一泊数10ドルの観光ホテルから、一泊50ブル(約250円)以下の安ホテルまで色々。
外人観光客専用の高級ホテルではUSドル払いしかできない場所があるそうです。
ガイド(案内人)
「ガイドをやってやる」と言って来る奴が大勢寄って来ますが、ガイド無しでも教会へは入れます。
現在のエチオピア人の平均収入を考えると、完璧な英語を話すガイドならガイド料は1日500ブルかかることも。 ガイドは歴史、ラリベラの地理教えてくれるからおススメ。ガンナやティムカット時はセレモニーの時間等、 ガイドが教えてくれるのでつけた方がいい。エチオピア人に聞いても曖昧だし、 それぞれの教会で違う時間にセレモニーが行われているので。セレモニーは入場制限があり、 いっぱいになると入れてくれないが、外国人はチケットを持っているので入れてくれるみたい。 その時ガイドがいるとスムーズに案内してくれる利点がある。

オススメ期間
乾季の9月中旬から4月。
特にエチオピアクリスマス(1月7日)には神聖で盛大なクリスマスセレモニーを行なうので超オススメ!
ラリベラのクリスマス旅行記はここにあります。
ティムカット(1月19日)にもセレモニーが行われるそうです。
その他
街中の教会に入るには入場チケットが必要です。11個の教会共通チケット、950ブル
教会の中は、土足厳禁です。靴の持ち込みはできる。 暇そうなガキに「靴を見張っててくれ」と頼めば見張りをやってくれるハズです。(要チップ)
教会内で、僧侶が古い書物や十字架を見せてくれるので、その後 お布施をすると良いでしょう。 お布施は1ブル程度で十分です(入場チケットで950ブルも払ってるんだから)。

世界遺産の教会以外にもラリベラ周辺には歴史のある教会が幾つかある。
詳しくはここを見てください。





ラリベラの図



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