やっと5つ中4つが終り、一息ついたところにがドリンクとタオルを持ってやってきた。


「お疲れさま、ちゃん。
 ハイ、飲み物とタオルだよ。」

「ん。ありがとう。」


から貰ったタオルで汗を拭き、水分補給をして返すとはまだ仕事が残ってるのか、
他の5つ中4種目がおわった人の所にタオルとドリンクを渡しに行った。



とりあえず、日射病にならないように木のしたでボケーっと芝をみていると何やら音が近付いてきた。

自分にはかんけいないだろうと思っていたが...それが間違っていた。




ー!!!!!!」

「ハイ!?ってぅわぁあ!!??」


いきなり大声で名前を呼ばれたのでビックリして振りかえるとおおきな人が自分に向かって飛び込んできた。
あまりに予想外のことだったのでちゃんと受け止める事も出来ず、(体勢が整ってもきっと無理だろうが。)そのまま倒れてしまった。


「ぅわ、っちょ、誰ですか!?いきなり...」

「いてててて、ゴメン大丈夫?
っても軽い!!」

「うん、大丈夫だけど。 軽くないやい。」


むっくり起き上がったのは確か50m走6秒フラットでエリート校の武蔵野森の...
なんだっけ...?泣きボクロがある...えっとぉ...


「...って聞いてる!?!!」

「うわぁ!!ゴメン、ちょっと考え事しててさぁ。
んでなに?あとよかったら名前教えてよ。」

「俺は『藤代 誠二』。
 ってすごく足が速いしボールコントロールもすごいんだね。
でもあんなにすごくてどうしてAグループじゃねぇの?」

「うんと、俺サッカークラブにもユースにも入ってないし、趣味とかでやってきたからじゃん?
 それにA=エリートってのと尾花沢監督も嫌いだから。」

「確かにA=エリートはイヤだよね。でさ、」

「藤代!!」

「あっキャプテン!」



うわうわ、何か人が増えて来ちゃったよ...
しかもキャプテンってタレ目の方!?それとも渋い方!?
私的にはきっと渋い方だと思うけど...


「藤代!すまない、コイツが何か迷惑をかけてしまったみたいで。」

「イヤイヤ、楽しく談笑できて良かったですよ。
えっと、キャプテンさんですか?」

「ぁあ、『渋沢 克郎』、武蔵の森のキャプテンだ。で、こっちは『三上 亮』」

「うん、覚えた。俺は知ってると思うけど御厨 。マネージャーの双子の片割れだよ。
ってもうそろそろ5つ目のテスト始まるよ。」

「そうだね...ってかちゃんって可愛いね。」




.........はぁ!?
可愛いと申し上げました?
ってことはこいつ『ホモ』!?
イヤイヤ、性別をあのとき言ってなかったし...
ここは教えてあるべきなのか!?
あぁぁぁぁぁ、こいつもあやつの(片割れの事)餌食に!?
ってことで...教えとくか...




「あのさ、藤代。」

「誠二でいいよ。で、なに?」

は男だぞ。」

「「「....は?」」」

「ちょうどいいから誠二と渋沢と三上にいっとくが、マネージャーの御厨 だから。/b>
くれぐれも気をつける様に。そういう趣味があるなら止めないけど。」

「「「ねぇよ!!」」」













「ハクシュ!!」

、風邪か?」

「違うよ翼姫!!ちゃんが僕の話をしているのだ...」

「なんだって?なんだって?『翼姫』ってきこえたんだけどそれはなんなのかなぁ?」

「いひゃいいひゃいごみぇんにゃひゃい。(痛い痛いごめんなさい)」