次のは…ボールコントロール。

翼と別れて一人でフラフラしていたら私の名を呼ぶ声が…。


「おーい、!!」


…あっ、若菜だ。


ここで叫び返すのはどうかと思い駆け寄った。

だって今ボールコントロールの見本中ですよ?

私が近付くと二つの反応が…

一つは『何で呼んだの?』という非難の様子でもう一つは…目付きが悪いのか睨
んでるのか…良く分かんないけどそんな感じで見て来るのですよ。


「何、若菜。
人を呼ぶ時は両脇の人の了解をとってからの方がいいよ。」

「あー、うん。
そーだ、こっちのムッスリしてんのが『真田 一馬』で細目が『郭 英士』
あと俺の事は結人でいいよ。」


…おいおいソレ自分の友人だろうに…

面白い紹介だけどね。


「わかった。結人ね。
あと郭と真田だね。
俺は 。知ってる通りマネージャーの双子の片割れです。
できたらって呼んで。名字だとどっちだかわかんないからさ。
んじゃ、俺翼んとこ行くからまたな。」

「おぅ。」










を見送って英士と一馬を見ると変な顔をしてる。


「どうかしたか?」


「…アイツと仲良いの?知り合い?」


英士がチラリとを見た。


「いや50M走の時知り合った。」


「…アイツに50M走で勝ったのか?」


一馬…

お前、相当負けたのが悔しいんだな…(笑)


「いや、負けたよ。
だってがこの中で一番速いし。」


うんうん、本当に速かった。


「ふぅん…一馬呼ばれたよ。」

「えっ、あぁ。」










翼のところに行くともぅボールコントロールを良い成績で終わらせたのかちょっ
と機嫌が良かった。


「翼。」

。次はU-14の一人、真田だよ。」


…言いたい事があったのに…



それから真田、結人、郭とボールコントロールを見た。

軽々しくやってそうだけどでもワンタッチを大事にしていて良かった。

郭もサーバーミスを物ともしなかったし…

さすがU-14…なのかなぁ…


その次に糸目の子が後ろ向きで返した。

あっ、なんか楽しくなってきたかも♪

そしてとうとう私の番が来た。

っと、あそこに行く前に…


「若菜!」

ちょっと挑発を♪

「何!?」

「俺はもっとすごいよ★」