この本は原著が 1987年、和訳でも 1990年と、既に古い本になっています。 内容的には当時ほど「先進的」ではなくなっている面もありますが、 それでも充分に興味深い本です。
いささか残念なのは、対象とする物が多岐に渡る為に、 個々のテーマに対して余り詳細に立ち入っていない事でしょうか。 その代りといっては何ですが、各章の最後には多量の参考文献(=論文)が list されていますが、 大学などの研究機関にいないと、これを揃えるのはかなり困難かと思います。
OS の内部動作の仕組みなど、 どう動いているのか全く判らない物の理論を説明されても、 チンプンカンプンなだけで終ってしまう場合が多いですが、 理論の前に動作の実際を(理屈抜きにしてでも)理解しておいた方が楽な様です。
前に紹介した本 では、OS の実際の動作や仕組みなどを判りやすく説明していました。 この本はそれとは逆に、OS の動作や仕組みの裏に存在する論理を説明しています。 私はこの順で読んだおかげで随分とラクに理解出来ました。
基本的に、趣味でコンピュータ触ってるだけのシロウトのタワゴトです。
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