更新日 2001年4月16日
スペック |
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モデル |
C52 486SLC |
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9552-Y0B |
9552-YZB |
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CPU |
IBM 486SLC 25MHz |
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メモリ |
標準4MB(最大16MB) |
標準16MB(最大16MB) | ||
HDD |
120MB(ESDI) |
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初期OS |
なし |
OS/2 J2.0 |
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ディスプレイ |
10.4インチ TFT カラーLCD |
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バッテリー |
Ni-MHバッテリー |
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重量 |
3.5kg |
PS/55note C52 486SLC はThinkPadのエンブレムの付いた初代ThinkPadといえるマシンです。米国名ThinkPad700C。秋葉原をうろついているときに1500円で放出されていたのを見て思わず衝動買いしてしまいました。マシンの状態ですが、底面のコプロスロット(ソケット?)の蓋が無い、AC付近の筐体割れ、ACアダプタ無しといったまさにジャンクだったのですが、帰ってきてさらにびっくり、なんと内蔵HDDパックが抜かれている!さらにメモリも無い!!
さて、どうしましょうか。
とりあえず画像アップしておきます(撮影はいつものPC110+CE300)。
画像1(正面) 画像2(ThinkPadのロゴというかエンブレム) 画像3(FDD) 画像4(ACコネクタ、割れてる) 画像5(背面、左からMCA拡張バス、ディスプレイ、パラレル、シリアル) 画像6(右側面、電源スイッチとマウスコネクタ) 画像7(左側面、内蔵モデムのスロット、蓋がありません) 画像8(底面) 画像9(コプロソケット、蓋なし) 画像10(メモリスロット、ここも空っぽ) 画像11(前面裏返し、左からHDDパックスロット、バッテリースロット、FDD、せめてHDDは欲しかった) 画像12(セキュリティシステム用のフック、こうするとHDDが抜けなくなる) 画像13(早く電源探さなきゃ) 画像14(キーボード、打ちやすいです) 画像15(エンブレムというかロゴです)
とりあえずACアダプタが入手できたので通電してみると、起動はするのですが16500とI9990303というエラーメッセージを吐き出して止まります。フロッピー入れてもダメでした。やはりHDDがないとダメなのか、それとももっと致命的なエラーなのか。保守マニュアル買いますか。
後日談 : 先日WebでESDIと思われるHDDを購入し、接続しましたがダメでした。で、いろいろ情報を集めるうちにリファレンスディスケットが必要という結論にたどり着き、散々探し回った挙句某サイトからダウンしてきました。あとこちらの掲示板によく書き込んで下さるsyu~さんからの情報でMCAに詳しいサイトも紹介していただき(syu~さん、有難う御座います)、エラーコードなども確認できました。
結論ですがいろいろ出ていたエラーは、メモリの構成が変わっていた(恐らく増設メモリを外したせい)のとHDDがなかったのが原因と判明しました。リファレンスディスケットからメモリ構成は直しましたが、HDDについては一応ESDIと認識したのですが診断プログラムでコントローラがおかしいとか何とか出てしまい結局ダメでした。ただとりあえずHDD以外のシステムは異常なしとでたのは良かったです。
後日談パート2 : 秋葉原を巡回中ちょうど立ち寄ったソフマップでなんとThinkPad720を発見してしまいました。720CのUSモノクロ仕様ですがたしかMCAのはず、このHDDが使えるかも、使えなくてもUSキーボードがあってもいいかな、しかもトラックポイントが黒いよ、ACがついて9000円ならいいほうかな、どうせジャンクPC買ってもいろいろ足すとそのくらいになるし、などと思っているうちに気がついたら買っていました。
で、この720ですがジャンク扱いだったのですが一応完動品でした。このディスクを使っていつかC52を復活させようかなどとたくらんでいます。(720については別ページで紹介してます。)
あとHDDパックですが構造的にTP555BJなどのHDDパックと同じようですのでHDDの換装(パックの分解)も同じ手順で行えるようです。換装するHDDがあればの話ですが。
後日談パート3 : 720のHDDパックを装着しいざ電源オン!やはりエラーが出ましたが今回はシステムをリストアしろとかいうメッセージが出ました。また起動直後、エラーが出る前にFDDにアクセスしているような雰囲気がありました。そこでPC-DOS7のシステムディスクを入れて立ち上げたところ、ついにシステムがたちあがりました。ばんざーい!
いまいちMCAの仕組みがわからないのでHDDのエラーの原因が不明ですがとにかくFDDからの起動は出来るようになりました。というわけでさっそくQCONFIGでデータを取りました。さてこれから完全復活までどういう風に攻めていきましょうか。
ちなみにWebで購入したHDDパックですがよくみるとESDIと認識されていませんでした。リファレンスディスケットの装置構成の画面で 0 ESDI と出ていたのをESDIHDDがあると勘違いしていました。たぶんHDDが死んでいるかIDEのHDDに中身が換装されてしまったのかもしれません。パッケージに記載されているモデル名では720と同じ(WD-W2160D)だったのですが、、、
後日談パート4
復活!!
とりあえず720のHDDを差し替えてリファレンスディスケットで起動するとIMLエラー(詳しく見なかったので内容不明)が出て
Buckup/Restore System Programs
から
Restore the system partition
を実行してくれというので、その通りに実行して再起動するとHDDが正常認識されました。(例の
Invalid system disk
Replace the disk, and then press any key
のメッセージがでた。)
ためしにWin95のシステムを転送したところ、見事にHDDから起動しました。
後日談パート5
ついにESDI HDD手に入れました。120MB HDDパックを\1kで入手できました。早速C52に取り付けて起動したところ、何の問題も無く起動しました。さあ、何を入れようかな。
後日談パート6
秋葉原のジャンク屋でコプロを発見。387SX-16MHzでクロックが心配でしたが装着したら無事認識しました。今のところコプロの恩恵は特に無いのですが、気分的にいいですね。ついでにC52版のリファレンスディスケット(700Cでは無い)も入手、本格運用も間近か!?
後日談パート7
復活しました!
まず720からHDDを移植して装着、リファレンスディスケットでBIOSシステムを転送、ついでにメモリカードも装着し装置構成を設定し、PC-DOS7をセットアップWin3.1も入れちゃいました。
というわけでうちのC52は
メモリ16MB、HDD160MB、コプロ付き
となりました。今度はWin95でも入れますか!?(といってもPCカードの使えないこのマシンにどうやって入れるか。必殺FDコピーって手もあるけど面倒くさいなあ。)
PS/55note C52 486SLCにWindows95を入れる!
HDBENCHで見るPS/55note C52 486SLC