昼食後、この日は都合により、午後3時に終了させて欲しいとケンちゃんから申し出があったので、次のラウンドで最終にすることになった。 あわよくば、このまま逃げ切れば久しぶりの優勝だ。 ここで少し欲が出てきた。 最終ラウンドは、昔(1999年)数釣り合戦をやらかした野池であった。 それまで優勝争いをしていたのに、他の皆に置いていかれ、この池だけで一気に3位に転落した記憶がある。 ここなら乱戦になる可能性は大いにあり得るだろう。 開始早々に「AD常吉ワーム」にアタリがあったが、スッポ抜け! 少し焦ったが、過去に来た時のように反応が良くない。 周囲を見ると皆同じ事を感じているのか、首を傾げている。 数投後、もう一度アタリがあった。 今度はキッチリアワセて、貴重な先制打を見舞うことができた。 ここで、お松が対岸部へ移動を始めた。
対岸部はプレッシャーがかかっていないはずなので、一気に数を稼ぐ手に出たようだ。 お松とは逆周りのルートで対岸部へ移動し、慎重にキャストしてみたが、ここも昔のような反応はなかった。 どうやらこの池も相当叩かれてしまったようだ。 それでも、粘り強く1匹追加することに成功。 目先を変えようと、「ワンナップシャッド」をキャストしたら、2投目でこの日最大(…といっても30cm前後)のバスのキャッチに成功した。 これで計8匹、何とか逃げ切れたかもしれない。 元の場所に戻ったら、どんちゃんが猛追しているとのこと。 しかし、あまり大きな池で無いので、すぐにスレてしまったのか、ギリギリのところで「沈黙の池」と化してしまった。 午後3時に予定通りストップ・フィッシング。 1997年以来、実に7年振りの首位返り咲きの瞬間であった。
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