【第4次バス釣り大戦】(2/3)


 ゴムボートを膨らませている時、明石チームがなにやら頭を抱えている。聞くと、 ボートに敷く「底板」を忘れてきたとのこと。これでは船底がフカフカ沈み込んで 安定しない。まさに「泥の船」である。 (ほくそ笑む徳島チーム)

 出船した後、どんちゃんが自作ペンシルで立て続けに2本のバスを引きずり 出した!実にペンシルの使い方が上手い。私が動かすより、はるかに生々しい 動きを演出している。うーん、見習いたいものだ…。

 昨年、お松から借金のカタに譲り受けた「スピードスティック」に「アンバサダー5000」 を組み合わせたタックルで「レッドペッパー」をキャストしてみたが、これがまた扱い 辛くて、ライナーでポイント手間に「ドボン」と着水させたり、ポイントのはるか 向こう側に放り込んでしまったりと、散々であった。オカッパリだと気づかなかったけど、 スプール回転が鈍いのと、重めのロッドの組み合わせは結構キャスト時に踏ん張りが 必要なのだと痛感させられた。(その組み合わせは「引きモノ」 に適しているのに…)

 そうこうしている間に、トップに反応するバスの数が減って行き、「次の手」を打つ べき時間帯になってきた。明石チームは…と見ると、釣れていない。移動も、底板が 無いので速度が上がらず四苦八苦しているようだ。

 少し進んだところに、流れ込みと浅めのワンドの2手に分かれている個所に さしかかった。どんちゃんと相談した結果、少し水量が多い流れ込みポイントは パスし、ワンドをトップウォータプラグで攻めてみようということになった。

 しかし、ワンドポイントは、一度だけ私の「レッドペッパー」に反応があっただけで、 後は何をキャストしても無反応であった。これは誤算であった。しかも、私が不注意で ロッドを水没させて、その回収の為にロッドで水底をかき回したので、完全にポイントを 潰す結果となってしまった。

 ポイント移動の際、流れ込みポイントまで戻ってみると、明石チームが結構釣って いた。釣果は、ケンちゃんに4匹、お松に3匹出たとのこと! (わっちゃ〜!) ヒットルアーは小型ミノー(ステイシー60)とジグヘッドリグのズル引きとのこと。 (一気に逆転され、愕然とする徳島チーム)

 しかし、それから正午まで全然反応がなくなり、昼食を取るため上陸。洲本市の「王将」 で、午後からのミーティングを行った結果、お松がもう一箇所、ボートで攻めたいダム湖 があるとのことなので、そちらへ向かうことにした。

【続く】