【第4次バス釣り大戦】(1/3)


【日程】  :1998年4月25日(土)
【天候】  :雨〜晴
【場所】  :淡路島のダム湖
【同行者】 :お松、ケンちゃん、どんちゃん

【レポート】

 前週に50upを釣ったので、祝いにビールにつまみを買って意気揚々とお松の マンションに乗り込んだ。今回はケンちゃんも参加しているので、淡路島を挟んで、 徳島勢と明石勢のチーム戦ができる。なかなか面白くなりそうである。

 ケンちゃんとは、95年の生野銀山湖以来だから、2年ぶりの再会となる。 いろいろと積もる話をしながら酒が進む。釣り談義が肴だからホイホイとビール缶が 空いて行く。こんなんで、明日は起きられるのだろうか? (96年の「第2次バス釣り大戦」の再来か?)

 翌朝の早朝…お松に起こされ、なんとか起きることができた。ふと見るとケンちゃん がいない。聞くと、車の中で寝ているそうだ。ケンちゃん、デリケートだから我々の イビキの中では寝られないそうだ。 (タクだけや!大イビキかくのは!byお松)

 さて、小雨の降る中、最初のダムへ着いた。ワンド有り、オーバーハング 有りと、淡路島ならではの雰囲気の良いポイントであった。皆思い思いのポイントへ 散って行った。

 今回、試してみたかったのが「チャグペッパー」。シーズンオフに店頭で 見かけ、シンプルなフォルムに妙に惹かれて購入したので、早速キャストしてみた。 「コポン…コポン…」なるほど、うまい具合にポップ音を出す。前に飛沫を飛ばすの ではなく、カップの凹みを水面に押し付けると、一番良い音もだせるし、首も 振ってくれる。飛距離も申し分ないものがある。

 数投後、絶妙の位置にキャストが決まって、自己満足しながら首振りをさせて いたら、「ゴボン…」と横からひったくるようなバイトと共にプラグは水中に 消し込んだ。

 少し距離が離れていたのと、糸フケが出ていたので、結構大げさなアクション で大アワせをくれてやった。ロッドに重みは…ある、乗った!気分良くリーリング を開始する。まだ水中にいるのでサイズは良く分からないが、手ごたえからして 30cm前後のバスであろう!最初の一匹がトップで出たのは嬉しいな… などと考えながら寄せていたら、まだ半分ほどしか寄せていないところで 「プツ」と、手ごたえがなくなり、プラグだけが飛び出してきた。

 近くにいたお松に状況を説明し、悔しい気持ちを聞いてもらおうとしたら、 お松はろくに話を聞かず、たった今バイトのあったポイントへプラグを放り こんできた。しかし、バイトはなかった。

 しばらく同じ箇所を探っていたが、その後は全然反応がなくなった。 雨も強くなってきたので、どうしようかとお松と相談していたら、どんちゃんが 30cm程のバスを持って表れた。ヒットルアーは「ゲーリーバズ」! 「雨が強くなってきたんで、アピール強くしよ思て、 オリザラ投げてんけど、あかんかったんで、同じとこ、バズで通したら一発で 来たで!」と会心の笑みで教えてくれた。

 お松が焦っている!どうやらバズベイトを持って来てないようだ! 実は私も持ってないが、私の場合はスピナベを水面直下で使って代用しようか と考えていた。と、お松が移動をすると言い始めた。今が一番良い時間帯なの だが…ついていくことにした。

 「もしバズベイトを取りに帰るのに移動を言ってたら、とっちめなくては…」 とどんちゃんの車中で話していたら、コンビニで停車した。雨合羽を 買うとのことであった。どんちゃんを除く3人が合羽無しだったのだ…。

 雨合羽を購入後、同じポイントへ戻った。今度は場所を変えて、岸際を トレースさせようと、狙い定めてキャストしてのだが、スプールと指が雨で 濡れていたので、スッポ抜けたキャストとなってしまい、ポイント上にある 枝々を跨いでしまった。

 こういう時はゆっくりと引いて、枝を超えさせていくのがセオリーであるが、 少なく見ても3箇所は枝を超えなければならない。おっかなびっくり引いて いたが、やはり、一つ目の枝をクリアした後、反動で二つ目の枝に数回転絡めて しまった。後は、いくら引いても枝がしなるだけ…回収を諦め、できるだけ ラインを残さないよう切る。 「さらば、チャグペッパー…」

 気分を変えるつもりで、今度はスピナベ(デルタフォース)を結んで 数投おきに細かく移動し、探っていたが、思ったより反応が悪い。 皆を見ても、誰のロッドも曲がっていない。うーむ、困ったものだ。

Get BASS by SpinnerBait! しかし太ってたよな、この頃って…
 流れ込みがあるポイントで、茂みの際にスピナベをキャストし、引いて みたところ、ようやくアタリがあった。サイズは25cm程であったので 難なくキャッチした!徳島チームが2−0で先制パンチを見舞う。 なかなか良いスタートである。

 再び、トップで出た場所へ戻り、スピナベを引いていたら、15cm 程のバスがバイトしてきたが、あっさり外れてしまった。惜しい… と、背後で釣っていたケンちゃんにヒット!「レッドペッパー(ベイビー)」 でケンちゃん最初の一匹をキャッチした。あとは…お松だけ(笑)

 「ボート出そ、ボート!」ついにオカッパリは諦めボートを出すことに なった。さて、この後どうなるのであろう…

【続く】