昼食後の寝ぼけた頭で再度ゴムボートをセッティングする。毎度のことであるが、 ゴムボートを車を停めている場所から水際まで持っていくのは肉体的に辛いものがある。 さて、ボートを出したものの、既にフローターでの先行者が入っていて、近場は攻められた 後のようであった。そこで、近場のポイントは少し休める意味で、遠くのポイントまで足を 伸ばすことにした。 途中で一箇所、小川の流れ込みとオーバーハングが絶妙に複合している ポイントを見つけたので、夕方のトップウォータータイムに取っておくことにした。 しかし、日中ということもあるのだろうが、全然釣れない…。有望に見えるポイントは いくらでもあるのだが、我々の用いたリグに反応は無かった。明石チームは…と見ると、 少し離れた場所で色々試しているようだが、やはり釣れていないようであった。 正直、「ボートさえ出せば釣果は2倍3倍…」と なると期待していただけに、かなり焦ってきた。時間だけが刻々と過ぎて行く。 と、ケンちゃんが「ステイシー60」で一本追加。うーん、これにはまいった! どんちゃんが途中でブルーギルを1匹釣っただけで、夕方になってしまった。 もはや、最初に目を付けておいたポイントに全てを託すしか無い。時計を見ると、 午後4時過ぎ。明石チームを残し、一目散に移動を開始した。 目的のポイントへ着いた時、風が少し強く吹き始めていた。ボートが流され、 プラグ操作もままならないので、ポイントから風上の少し離れた場所でアンカーを 打ち、ボートを固定させてから、狙うことにした。水面が波立っている為、 ポッパーを選択し、キャストしてみた。 (実はスイッシャーを忘れて来たのだ)
気を良くしてキャストしていたら、明石チームが追いついてきた。釣れたルアーと ポイントを教えたら、こともあろうに、我々とポイントの間にボートを割り込ませて 来た。なんという破廉恥な行為!が、しかし、アンカーを持っていない明石チームは 一瞬で風に流され、遥か風下へ消えて行った。 (「愚かな愚かなアホウドリ!」 byゲルサドラ) 時合が立って来たのか、水面の「S−8ポッパー」に数匹の小バスが付いて いるのが偏光グラス越しに見えた。これは明石チームに追いつく絶好のチャンスだ! と、「バシャッ!」という水音と共にロッドが絞り込まれた。結構良い型のバスが ヒットしたようだ!慎重に手元まで寄せたのだが、ランディング直前で痛恨のバラシ! この日は5匹ヒットさせて、3匹もバラしたことになる。こんな経験、初めてである。 その後は両チームともバスを追加できないままタイムアップ!明石チームに個人戦、 チーム戦共に持っていかれた形で終了となった。自分が足を引っ張った形で負けて しまったものだから、とても悔しい!前の週に釣った50upの喜びなど、吹き飛んで しまった。リベンジを誓い、淡路島を後にした。しかし、徳島チームの泥沼トンネルは まだまだ続くことになる…。
●バス=2 ●ブルーギル=1 ●ナマズ=−20000 ●その他:審議 |