サッカー観戦記(その1)対浦和レッズ

日にち:平成12年5月3日(水)

序章:前日乗り込み

 前日の5月2日、当然私は学校にいた。

 火曜日ということもあり、3時頃は職員室にいたわけだが、子どもが「先生、お客さんだよ」とやってきた。

 誰だろうとのぞいてみると、そこには私と同じくトリニータサポーターのY野氏がいるではないか。

 我が目を疑った。なぜにこんなところへ…。

 すでにゴールデンウィークの休みに入っているY野氏は、早々と私の家に来たのである。

 しかも、彼は来る途中に私の(教師としての)印象を子どもに聞いているのだ。

 Y野氏は「聞く人聞く人、みんな声が大きいとしか言ってなかったよ」と私に伝えたのである。

 子どもも子どもだ。

 仕事は5時までなのでY野氏には学校で待ってもらうこととなった。

 Y野氏は高学年の子の野球の審判をやって暇をつぶしたそうだ。

 5時になり、いそいそと帰る。「今日は鍋だな」と2人でスーパーへ向かう。

 だが、なんとそのスーパーには白菜がない、鍋の素がない。

 ないないずくしで、妙にこくのない鍋がこうして出来上がった。



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