愛した、とても愛した
恋の最も純粋な状態を知った
嗅いだ、夜を通して
君の残した家具を、空っぽの家を
電話に手が伸びなかった
何度も伸ばしては戻した
自分に負けた
分かっていながら
プライドだと僕が思っていたのは実は
僕の絶望だった
なぜなら分かったから
君が完全に行ってしまった事を
それに君は正しかった
僕は悪かった
これは間違っていると実は君も知っている
君も終わって欲しがっていない
でも心はいつも自分を守るよね
恋愛を犠牲にして守るよね
君は悩むな、傷つくな
僕の命、僕の目
絶対に拗れるな
すべての悲しみを僕に贈ってくれ
僕は泣く、ふたりのかわりに
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