現代都市の生活には農業を中心とした古代以上に水を必要とする。飲み水としてだけではなく、風呂・トイレ・洗濯・冷房・洗車・工業用水・・・・様々な用途に水は用いられる。その為に都市計画においても重要なウェイトを占めているのだ。
以下にこの図についての付記をする。
SIMCITYでは水源においてのパラメータは「汚染」があるか「淡水/塩水」であるかが水利用に影響をもたらし、水源が汚れているとポンプの給水量が落ちたり、汚染が広まったりするが、上流から汚染が来るなどのようなことは起こらない。また、処理場がなければ汚染が広まっていく(水源へ汚い水が戻る)ようになっている。 以上のような水を収得して利用するのをオフサイト利用といい、釣りや海水浴、クルージング(SIMCITYではマリーナが再現)などの取水せず水を消費しない利用法をオンサイト利用という(そのせいかSIMCITYは水辺は地価を高くするという効果をもたらす)。 現代の水利用における問題点として 1安定した供給 2水質汚濁 3水害 4水環境悪化 の4つがあげられる。 1の対策としてダム、河口堰などがあげられるが、かなりの自然破壊であるとして反対運動が盛んである。 2の対策として水処理施設や下水道の完備が進められるが、まだ日本では他の先進国に比べて下水道の整備が遅れている(人口の60%ぐらいしか提供できていない。でも水道の普及率はNo.1)。 3は最近の東海大水害に見られるとおり都市化が進むにつれて水が浸透せずに流れ出ていかないという現状がそれあらわしている。 4は水のきれいさだけでなく、心地の良い水のある空間が減ってきていることも示している。数々の問題が山積みであるがSIMCITYでは「汚染」「水辺」「供給」という簡単な仕組みであるので説明もこれぐらいとしておく。 |
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