霞拳志郎もびっくりの魔都上海と北京ダックその5

     一日目〜船旅開始!〜
最終更新日
2001/8/8
 さて、どんどん海を突き進んでいくのだが、とりあえず船酔い予防に薬を飲む。そして寝る。酔わないためには寝るのが一番(※1)・・・でもすぐ起きた。どうも瀬戸内海ルートじゃなくて太平洋ルートでいくらしい。波が強そう。と心配になるが思ったほどではない。それにしても海から眺める景色は素晴らしい物がある。なぜかというと、非常に地上に近い視線から見ることが出来るからだ。そうやって見ると日本ってホント!前にフェリーに乗ったときも太平洋ルートを通ったけど、夜中だったから何も見えなかっただけでなく朝になったら大阪だったし。

 そんで景色を眺めるわけだが紀伊半島とか四国とか、ホント山だらけ。よくあんな急斜面に住んでるなぁとか思ったりする(住んでないって)。ぽつんと見える町並みもいい感じだ。どれだけ小さいスペースに人が住んでいるのか、改めて痛感。日本はやっぱり山と川の国だね。

 それにしても外海に出てくるとさすがに海が綺麗だねぇ。エメラルドブルー(※2)というらしいが、やはり綺麗な海は気持ちがいい。でも、こんなにも色が違うとやっぱりどこがそんなに違うのか考えてしまうとともに、汚い海の魚をガツガツ食べて平気なのかな、とか思ったりする。でも大丈夫だというんだから水俣病なんてのはホントにひどい海の状況だったのかなぁ、とか思ったりもした。人が汚していいのはどこまでなのか、改めて考えさせられる海の変化だった。


 さて、話は変わって船の中の説明をしよう。え〜とまず、時間的に昼なのでご飯を食べるコトした。ご飯は食堂で自分たちで買う、という形になる(使えるのは円・元両方)。中国の船のわりには値段は日本的なので決して安くない。といってもどっかの野球場(※3)みたいなぼったくりではないのでご安心を。ま、おかずが300〜600円ぐらい、ご飯が茶碗一杯で50円って所か(スープはただ)。とりあえず昼ご飯はみんなでシェアにしてみたので600円ぐらいですんだ(安くはない)。ちなみに料理は中華料理と日本のいわゆる食堂料理(ハンバーグとか)です。

 さて、船の生活。TVはまだ一応日本近海(※4)なので日本の番組が見られますが、中国のも電波を拾ってくるらしく、いくつかのチャンネルを見ることが出来ます。まぁ、何いってるかさっぱりわからないのだが、CMは漢字だらけなのでなかなか楽しい。しかもやたら3DCG(※5)使ってるし!なかなかイカス(一方ではバカっぽいとも言う)CMだらけだ。果たしてこれは何のCMなのか?そして何と言ってるのか?そしてホントに売る気があるのか?などとボロクソに考えながら中国という国へたどり着くまでの期待を(間違った方法で)膨らませることにした。

 忘れちゃいけないことがあった。ビザの申請。ビザは船内発行ということだったので、船内に昼食後行われた。3カ国語の放送(※6)は聞き逃したら最後である(中国語で質問できないから)。そのため今回の船旅では聞き耳を立てるように努力してみた。んで、ビザはなんとなく適当に書いて1万とパスポート渡してOK。んで、コーヒールームというところでコーラを買って飲む。その後夕日まで昼寝。あと、忘れちゃいけないことがあったね、おみやげ。新鑑真ポーチだ(※7)。なんでも船に乗るたびに違った新鑑真グッズがもらえるらしい。

 
↑実は先頭は船員しか行けない場所になっている
さて、船と言えば夕日。雲のせいで満足のいくものではなかったが、まわりになーんもない水平線というのはやはりイイ。これはやはり船ならではの醍醐味だね。でも空もあんまり澄んでいなくてちょっと残念です。明日に期待するとしましょう。それにしても風強い!特に先頭!タイタニックやったら(※8)押し戻されるぜぃ!とか思ったりする。でもまぁ、そんなカップルいないからやらないと思うが・・・・ちょっと中国に失礼だが、中国旅行にそんなのが似合うはずもないか。まぁいいや、これでよそ見して氷山を見つけるのが遅くなる(※9)って事はないだろ(ないない)。



 んで、今度は夕食。ごはん×2、おかず×2を気前よく頼んだら900円近くしてしまった。かなりショックだ。次から自重しよう。っていうかだね。カップ麺を食べる人もいるけど。酔うとはきそうだけど、そこの所は旅慣れた旅行者なんだろうなぁ。少なくともカレーヌードルだけは食べるべきではないと思うのは私だけ?え、味?おいしいよ、うん。何にしろできたてじゃないとね。

 夜は星が少しだけ見えてたけど、雲が・・・・嗚呼、海上でみる美しい星空はお預けか。それにしても以外と人の多い船。この船の中ではどんなロマンスが...(笑)。カラオケ(※10)を歌えるバーがあるんだけど、11時まで歌うのはどうかと思うぞ。っていうかみんな寝ろよな。っていうかさ、ソーラン節歌うなよ〜。でも、このバー高いよね。あまり利用者いなかったけど。っていうか明日無料でカラオケ歌えるらしいぞ。でも、さすがにうちらは11時に寝させてもらいます。ああ、長い一日だった・・・・これからどうなるんだろ


本日のコイツら
タカちん
・ビザ申請時に到着までパスポート渡すのことになったのでちょっと不安
マスター
・人生ゲームにはまる
・新鑑真ポーチが2つになる
マハ
・ビザ収得時に寝ていた。その為起きてから係員に言ったら怒られた
儂(tkiyoto)
・ひたすらワンダースワン
・星空が見えないので寝る
 ししょう
 ・ずーっと寝てる

※1:船乗ってすぐ薬飲めば大丈夫。但し、細かい作業をする(見る)とか、下向いたままとかだと酔いやすい。でも、ちょっと酔ったかなぁと思ったら外の強風に当たればOK!あとは気にしないこと。







※2:グリーンではない。










※3:飲食物持ち込み禁止といい、中で食べ物を買わせようとしている(但し係員は良心が動き食べ物の持ち込み黙認)。しかもそれが高くてマズい。ヘボ弁当に1500円を払うのは足下見過ぎ。近代野球場は商業主義なので金さえ入ればイイや、という感じでいるようだ。


※4:おそらく四国・九州南当たり

※5:三次元コンピュータグラフィックスのこと。やたら無意味に文字が動いたりする。


※6:英語・中国語・日本語。喋ってるのは中国人


※7:はっきり言ってダサイ。写真は後日ね






※8:まちがいなく客船の先頭で若いカップルがやる行為。勝手に危なっかしいコトして男に支えてもらうという現代を表す構図。老年カップルには勇気と愛が必要



※9:有視界で航海していた時代なので、物見(?)がいた。でも彼らは映画の中ではラブシーンをよそ見していて氷山の発見が遅れたことになっている。





※10:いわゆるカラオケバー。日本語・中国語両方の曲が入っている。扉が前回のためまわりに平気で聞こえる。






↓↓今回のおまけ↓↓
  
  J-PHONE用壁紙
  PNGファイル2.0KB
《参考》今回使用したお金
 昼食:600円ぐらい
 ビザ取得代:10000円
 コーヒールームのコーラ:200円
 夕食:1000円ぐらい(!)
 
       
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