霞拳志郎もびっくりの魔都上海と北京ダックその30

     九日目〜香港マフィアの女ボス現る?〜
最終更新日
2003/6/22

(前回までのあらすじ:ジェニファーにたどり着いた我々を待ち受けているのは頑なまでに「女装しろ」という雰囲気だった。高すぎるお値段と、いくら卒業旅行とはいえそんなバカなことに金を費やして果たして良いのだろうかという葛藤に苦しむいたいけな主人公のお話。)


 さんざん渋る私だが、興味がないわけではない。どうなるのか見てみたい気もするからだ(大したことないのは目に見えているが)。

 ・・・・が、マハが「よし、100元出そう」というので、仕方ないのでマスターと一緒に2着コースにチャレンジすることにした。女装するなら若い内だしな(重要)。
 1着目は男の民族衣装、2着目はチャイナドレスだ(笑)。しかし180元の内50元(※1)も出すというマハ。しかし、そこまでして女装させたいのかコヤツは。何か日頃の鬱憤(うっぷん)を晴らしているような気もする。
 

 フィッティングルームで服を着替えたら荷物をロッカーに入れて、メイクにかかる。普通の記念写真なので特に何事もなくメイクが終わり、写真を撮る。
 











※1:マスターと半分ずつにしたから

↑中国と言えばお馴染みの鳥かご

 大きな扇子も欠かせませんな→


 次は女装、ということになり、まずチャイナドレスを選ぶわけだが、サイズがない!
 ・・・・・そりゃそうだろう。ここはあくまでも普通の記念写真のお店。普通にも売ってないような180cm超える女性が着る服などそうそう有るはずがない(しかも着るのは男だ)。なんとか着れたチャイナドレスはピンクというなんかアレなものだ。
 私は細身なのでチャイナドレスを着られたが、がっしり系のマスターはチャイナドレスが着られずウェディングドレス(!)を着ることになった。

 着替えるわけだが、これでも肩が結構キツイ!(キツイので胸に詰め物入らないし)しかも、チャイナドレスでおなじみのスリットがあるためトランクスが見える!
 ししょうの話によると、「トランクスが写るからパンツ脱げ」と言われて脱いだ男もいたらしいが、女性陣もいる中でチャイナドレス着てフル○ンで歩くのはセクハラに近い気もするので(そうでなくてもセクハラだ)、なんとかまくり上げて見えないようにする・・・・なぜこんな苦労をしなければならないのだ・・・・。


 さっきもやったが、さっきのは男のメイクだから簡単だった。
 危うく眉毛を剃り落とされそうになるが、ししょうがいたので通訳してもらうが、マハだけだったらたぶん剃り落とされていただろう。女の子は剃り落とされていた。ただの記念写真なのにこだわるんだなぁ・・・・。

 しかし、メイクさんがメイクしながら吹き出しているので、この瞬間かなり後悔したが、それ以上にひどいのが、メイクするところが外から丸見えの所だと言うところだ。道行く人が笑ってるがな!!
 男が女装するのはやはりどこの国でも笑いを誘えるようだ。これで私も人を笑わせて幸せな気持ちにすることによって世界平和に貢献できたのだろう・・・・・などと思わなければこれはやっていられない。


 完成!


 おぉ、ほどほどの感嘆の声が挙がり、『まぁ、似合わないわけではないが、とっても美人というわけではない』というような類の評価をしているのだろうと想像しながら鏡をよく見ると・・・・香港マフィアの女ボス(らしき怪しげな人物)がそこにいた。


 いざ撮影と言うときも、先ほどメイクした人がポーズを付けさせたりするのだが、ここでも笑ってるしよ!しかも男の格好で写真撮った時よりポーズの注文と写真撮る枚数が多いし!カメラマンも楽しんでるじゃねーか!!


 気に入ってもらったせいか、そんなこんなでものすご〜く長い間撮影される。これは喜んでいいのか悲しんでいいのか分からないところだが、はっきり言って嬉しくはない経験だ。まぁ、別に女装癖が目覚めそうでもないし、二度と女装することはないだろうということがわかったぐらいか。あ、あと旅日記のネタ的によかったぐらいか。



 さて帰る・・・・・え、見たいって?

 しょうがないな〜、ホラ
 
 
 
 
 


小さっ!







キモっ!






えっ、ダメだって?
だってな〜



も〜、じゃぁ特別に
tkiyotoの恥ずかしい写真が\500,000でGet出来る!
ご使用のクレジットカード
クレジットカード番号 ---
クレジットカード有効期限
 
有料かよ!(冗談だけど)





自分の恥ずかしい写真を自分で売る珍しい試みは不発か










とまぁ、JAROに訴えられても困るので冗談はここまでにして・・・・・


※公序良俗を考慮して写真には加工を加えています
小道具も大事なポイント 意味もなく加工 マスターのスナップ

えっ、これもキモいって?


言うな!(;>_<;)
※:念のため言っておくが、入力しても何も起きませんので・・・・・。


 ちなみに、ここは写真館なので当然の事ながら写真代込みだ(※2)。ただ、出来るのに三日かかるらしいので、その日は帰国しなければならないのでそんな暇はない。が、マハししょうも残るので彼らが受け取ってくれるとのことだ。・・・・自分が見られないのに・・・・。



 ほとほどにジェニファーで楽しんでると、タカちんが帰ってくる。アンプは買わなかったそうだ。で、このあとエンちゃんという人と夕食を人民公園近くで食べる約束があるそうで、一緒に行って食事をする。

 そのエンちゃんも日本語が出来るので話をしたが、やはり私は中国人顔だ、ということが判明。やっぱり中国人の目にも言われた・・・・。っていうかエンちゃんの方が日本人っぽいや(笑)。


※2:当たり前だが忘れていた。写真+なぜかネガ(焼き増し用か!)がついてくる。普通の写真(35mm)ではないのでかなり綺麗だ。
ちなみに女装と言ってもここほどこだわっているわけではない(こだわっているのは客だ)。本業はあくまでも記念写真屋。
上海博物館前にて
水が流れて反射するのだ。
上海博物館と合体したマスター
《参考》今回使用したお金(円換算は14円にしました)
 写真代・変装代:180元−50元(マハから)=130元(1820円)
 夕食:20元(280円)ぐらい?
 バス:1元(28円)
 地下鉄:2元+1元(42円)
 
 
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