霞拳志郎もびっくりの魔都上海と北京ダックその17

     五日目〜我々はときめく博物館?〜
最終更新日
2002/5/20
 さて、マハがひょっとしたら待ってるかもしれないと言うことで一度博物館に戻ってみるが、おらず。まぁ、ほっとこう

 ということで先に本日のもう一つの目的地「上海城市規画展示館」の方へ行く。まぁ午後からこっちに行くという予定だったので、マハとはそこで落ち合えるだろう、といい加減に考えることにしておく。


 さて、上海城市規画展示館(以下長いので都市計画博物館・・・・これも長いので却下)に入るわけですが、ここは学割効いても高い!16元だ(約224円)。上海博物館に比べて3倍近いお値段にビックリ。一般も高い、40元だ(上海博物館は20元)。
 くっ、この違いはなんだ!という感じだ。さらにさらに恐ろしいことが起こる。

 ねーちゃんがいるのに、チケット読みとり機械式にしている意味が分からない入口を通過し、どこへ行けばいいのかまったく皆目見当がつかないという恐ろしくサービス精神に欠けた作りのため、間違えて地下へと降りる。これがかなりのミステイク。話に聞いてたのは、地下が昔で、1階が現在でその上に未来の上海があると聞いてたので、地下も博物館だと思ったらショップ街・・・・・しかも地上にいく階段を見上げたら正面チケット売り場・・・・。
 そう、ここは博物館を出ているのだ!

 出口って書いとけやボケ!
 
 と切れそうになったが、よくよく考えればそんなような文字が書いてあった気はする。でも「出口」という表記でないので入口なのか出口なのかわからないのだ。
 最初は写真を撮ったりして呑気に構えていたのだが、驚愕の新事実に気がついた我々三人はどうにか戻れないかと出口(特に目立った境界がない)にいる警備員に英語、ジェスチャーで間違えたんだとアピールしても通じない。仕方ないから受付のねーちゃんに英語でタカちんがトライするのだが、「知るかよ」といった感じでダメだ、と言うのだ(英語で)。オマエさっきうちらが通過する時笑顔で迎えとっただろうが!それは営業スマイルか!と切れそうになる。

 二度と来るかこんなトコ!

 と言っていても仕方ないので改めてチケットを買うという悲惨な事態になる。ああ、大出費。中に入ってみているとそこにはマハが!

 もっとはよ来いっつーの!(※)

 まったくこれこそタッチの差で早めに来てくれればこんな間違いをすること無かったのに、といつものように責めますが(※2)、どうもバスが事故ったとか色々あったということで来れなかったそうだ。ちなみに明日の深夜列車のチケットは買えたらしい。
 そんな久しぶりの再会(5時間程度ぶり)の感慨にふけっている暇はない。というのもこんなコトしている間にここの閉館時間は刻一刻と近づいてきているのだ。で、急いで回ることになった。


 構造的に上に行けば行くほど時代が経つ、というイメージになっていて、1階は今、2階は近未来、3階に上海の模型、4階が未来の上海のプラン、5階が展望台?(たしか)、というような作りになっている。

 やはりメインはフロアの大部分を占める上海模型。これまでいくつもの町模型を見てきたが(そんなに見てないが)、これだけ大きい物は初めて見た。これでも上海全部じゃないんだけど(私たちが泊まっている華東師範大の部分がちょうどないのだ)、ガイドブックに載るだけ分ぐらいは網羅されています。あの高い入場料はこれを作るためだったのかぁ、とか思ったりするほど色々なギミックを搭載した模型なども他に存在するので、都市マニア、模型マニアなどは借金してでも行きましょう(日本円で最大560円ぐらいですが)。
※:はよ来い=はやく来い







※2:イジメではありません












昔の上海。城壁に囲まれているのがいかにも「城市」という感じがする

近々出来る高層ビルも含めた浦東地区の数年後の姿

上海模型その1

上海模型その2

北京ダックさばく市民の姿

なんとかセンター開発プラン

上海模型その3







上海模型
その4


ちなみに、この丸いのはよく登場するテレビ塔。んでその横の高い三本のビルの内一番左にあるのが世界第三位(01年現在)の金茂ビル。
要するにそれを超えるビルが二つ建設予定だと言うことです。
 という感じです。我々は一応「都市」関連の分野の専攻なので喜んでみていたのですが、一般の人が見て面白いと感じるかどうかは保証できません。ハイ。
 
 タイトルを見る限り私たち自体が博物館みたいな感じだな。
 
《参考》今回使用したお金(円換算は14円にしました)
 城市規画展示館:16元(224円)×2
 
 
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