霞拳志郎もびっくりの魔都上海と北京ダックその15

     五日目〜間違った外国人観光客〜
最終更新日
2002/3/27
 早めに起きていこうとしたのだが無理。9:00起床。ホントは8:00に別部屋のマスター&タカちんが起こしに来たけど(ノックで)、全然気がつかず爆睡した。

 まぁのんびり起きちゃったのでのんびり予定を決める。なにかこの時点で間違っているが手遅れだマハは今日はししょうと一緒に上海駅だかで北京行きの列車のチケットを購入してきてくれるらしいので、午後、上海城市規画展示館(都市計画博物館らしきもの。上海博物館と凄く近い)で落ち合うことにして、我々三人で上海博物館に行くことにした。

 10:30頃出発・・・・遅すぎ・・・。
 例によってバスに乗って中山公園まで行き、かすかな記憶を頼りに(っていっても昨日だが)バス停に向かうものの、「ZX330」と「20」のどちらの路線に乗るか迷う。もはや記憶にもないのか。とりあえずガイドブックに書いてあるように「20」に乗っていけば人民公園まで行けると言うことなので乗る(ZX330は特殊バスで、ここには20しか待機していない)。
 ああ、ガイドマハ)がいないだけでこれか・・・・言葉も通じねーし(ガイドブックの会話ガイドも読んでないヤツラ)大丈夫か、って感じだ。



 人民公園に降りたら博物館へ向かうために公園内を歩く。なんかそれっぽい建物があるので「これか?」と思ったら上海大劇院(右写真)だった。ガイドブック見ろよ、三人とも持ってるんだから。なんて間違った観光客なんだ。

 と、三人で笑いながら上海博物館のある人民広場(公園ではない)に到着。「上海博物館は上が宇宙、下が地上をイメージした建物とガイドブックに書いてあったぞ」と今ごろ言い出す私。その通り(なのかなぁ)の建物が眼前に。なにか合体しそうなイメージだ。

 人民広場にたくさん人がいるので博物館の入場待ちかとも思ったが、そうでもない。いや、そんなことがありえるわけがないのだが、な〜んもわからんのでそう考えてみた。人間、情報が乏しいときは冷静な判断が出来ないものである(ガイドブックを持っているなら読んどけ)。
 しっかし、みんな公園でエンジョイしてるなぁ。確かにそんな気分がわからないでもない。都心の落ち着いた広場はいいもんだ。人が多すぎて待ち合わせには向かないけど、ここでマハと待ち合わせしてたり・・・ちょっと不安。


 さて、今回の午前の目的地上海博物館へいざ入場。言葉がまったくわからないが、ここで入場券を買えということなので買うわけだが、学割が利くので(※)みんな国際学生証(※2)を出すわけだが、そんなしゃれた物を持っていない私はダメモトで某私大の学生証を差し出してみる。もちろん日本の大学だ。悩みもせずすんなりOK。うわ〜、やりゃあできるなぁ。漢字だからかなぁ?(ガイドブックに日本のでも使えると書いてある←読めよ)。社会主義万歳。

 しかし、ここは日本人も多いなぁ。っていうか日本の物の展示企画があって中国でそれを見ている我々日本人もおかしなものだ。結構って言うかやっぱり外国人多いね。博物館なんて外国人が見るものかも知れませんが。

 博物館の中の説明しても仕方ないので省略してしまうが(結局説明してしまうが)、個人的には青銅器エリアがよいかな。やっぱ中国といったら歴史を感じさせる青銅器でしょ。青銅器といえば鏡ですが、いつも写真では飾り面ばかり写っていて「どこが鏡やねん」と突っ込みたかったが、ここでは鏡の裏面までちゃんと見れました。たしかに鏡です、写っています。あと、魔鏡(※3)も見れました。


 焼き物は・・・特になぁ。あ、璽(判子)はなかなかいいですね、ほしくなりましたよ。それにしても、小さい判やら変な判やら色々ありますねぇ。シャチ○タとかの社員研修とかで来るんですかね、こう言うところ。鏡で文字面も見せているこだわりも素敵です(常識?)→。

 字がなくて8を使ってるのは笑えたけど。やっぱり中国でも昔の言葉とかわかんないときがあるのね。文字じゃなくて記号かも知れないけど。




↑工事中のビルが多い


↑人民公園のバス停



↑鳩が飛び交う人民公園

※:一般は20元(280円)。学割だと5元(70円)・・・日本円にするとすげえ値段だ。

※2:外国で使える学生証。発行に3000円かかる。中国では100%元は取れない。





※3:マキョウ。見た目は普通の鏡だが、光を当てると反射した像に文字や絵柄が浮かび上がるという特殊な加工をした鏡。CITY HUNTER/北条司にも登場。↓

 ↓魔鏡の構造の説明
 
判子を押したやつの拡大 それを漢字で表現しようとしたら・・・8
 
すげーきれいな字とか象形に近い文字とかあるけど、よく考えると単なる落書きのよ〜なものも保存されている・・・・10年たてばダサイが、1世紀たてば文化資産になるとかいった人がいたが、まさにその通りだなぁ。珍しいかどうかで決まる、珍しいから価値がつくわけだな。などと考えながら自分の物はこうなるかなぁとかあってもしょうがないことを考えてみたりもする。デジタルデータはこういう点では文化性のない色気のない代物だな、とかも思ってみたりもする。


 日本語ガイドは電話の受話器みたいなやつを借りて、展示物の横にある番号を押して説明を聞くやつがあった。他の言語版もあり。文字の説明は中国語と英語です。ということで中国来て英語見て説明文を読みます。間違ってます。
 
 あ、写真で重くなったらからこの続きは次回。
 
《参考》今回使用したお金(円換算は14円にしました)
 バス:1+1元(28円)
 博物館入場料:5元(70円) 
 
 
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