霞拳志郎もびっくりの魔都上海と北京ダックその12

     四日目〜目指せ南京東路〜
最終更新日
2002/1/28
 初めての中国の(陸地での)朝!AM9:00起床(笑)。7:00の予定だったのが・・・昨日がさすがに遅すぎたか。

 さて、今日の目的地(豫園)に行く前にすることがある、それは洗濯だ。中国来てからまだ二日目なのにいきなり洗濯なのだ。それもこれも船旅の期間があるからだ(※1)。いや、別に朝っぱら(?)からやらなくてもいいじゃないか、夜やって寝てる間に乾かしておけば・・・・と思われるかもしれないが、私にはもはや明日の下着がないのだ。みんなは一日猶予があるが、私と一緒にすることにする。

 さて、寮だからってコイン式のランドリーがあるわけではありません(※2)。清掃のおばちゃんに直接銭を払う方式なのですが、聞いた話から想像して、ランドリーの入口におばちゃんがいるのかと思ったら、洗面エリアのところに洗濯機がボーンとおいてあるだけ。なんとおばちゃんの待機部屋に行ってお金を払って来るという仕組みなのだ。うーん、アナログ。効率化のない社会は人間くさくてなかなか良いです。でも、このやり方だと金払わなくても出来ちゃうよね。それもアナログ。実際にはチェック入れるらしいが。

 ちなみに洗濯機は普通の全自動洗濯機。ホントにふつーに日本で使っているような代物なのでびっくり。でも乾燥機はない。なんたってそこに下着がプラーンと干してあるぐらいですから。

【中国のマック】
 さて、洗濯の間時間があるので(30分ぐらいなのだが)、朝飯がてら(すでに10時を回るので、ブランチかな)裏門商店街へ行く。んで、もっと中国らしいところ行けばいいのに、マックへ行きましたよ、マック(※3)。売ってるモノは日本とは違う中国らしいメニュー、鶏モノが多いのだ。朝マックの時間だったのでしばらく待って通常メニューになってから入りました。

 マハからの話では「いらっしゃいませを言わない」とか「商品を何も言わずボンボンおく」と聞いていたが、全然違います。お客様係(Star※4)いますし、「いらっしゃいませ」言うし(中国語で)、月間最優秀アルバイト(※5)もあるし、クレンリネス(※6)も良くできてますし・・・・負けました。イヤ、マジで。
 以前来たことがあるマハはあまりの変貌ぶりに驚きの色を隠せない。
 マックに厳しいも驚きの色を隠せない。
 マスタータカちんはわからないので「へー」という感じで驚きの色を探せない

 でもポテトはマズいです。下手くそです。ポテトパーソン(通称ポテパ)を見ていてこの動きはダメだよ、とか思った。塩も、油も、量も、歯触りダメです。・・・いけません、職業病(?)です。自分が言われたらヤなのでこの辺にしておきます(ポテトは当たりはずれが多い代物ですし)。

 でもポテトが下手くそと言っても日本とそう変わりません。だからチェックが出来るのです(箸にも棒にもかからないというレベルではないのです)。こういうことは驚きです。モノによってはかなりビックリする仕事ぶりです。この店はかなり努力しているようです。なかでも親がトイレに行っていない間に残された年端もいかない子供に話しかけるお客様係の対応、スマイル、かなりのものです。言葉がわからないのでアレなんですが、見た感じその対応は「子供が好きだから」とか言うレベルではないというのがわかる応対の速さ、良さでした。

↑実際はドリンクもあるよ。みんなの分まとめてるからこんな量なのだ
中国にはこういうサービス概念がないと思っていただけにかなり驚きでした。いや、これはサービスではなく、単なる思いやり、のレベルかもしれませんが、自然で出来る方がずっと素晴らしいと言えるでしょう。あ、鶏はおいしいよ。さすが中国。辛いけど。

 まー、中国のマックは日本と違って(というより日本に登場したときのように)、市価に比べてやや高いです。日本の1/2〜1/3ぐらいですが、中国ではこれならチャーハンが大4皿食べられる値段です。だから雇う人もそれなりの教育を受けた人・・・ってことかもしれませんがね。


 マック近くの超市で珍棒(※7)発見!いやー、今まで売ってるところがなかったから販売中止になったのかと心配したけどあったよ。やったよ!

 んで、寮から帰ってきて洗濯物を干すわけだが、一緒に洗ったやつのティッシュが・・・・私の黒いトランクスがエライ事に(涙)。あーもう、旅先で何でこんな目に・・・と言いながらパンパン干す。あっと、干すところがないから紐がいるんだね、ひも。でも結ぶところが無くて困ったよ。ちなみにベランダなんてモノは無いぞ。しょうがないから壊れそうな所に結んで・・・落ちてくるなよ〜。落ちても気にするほどでもないが。


【中国の走り屋バス】
 んで、北京行きの切符をどうするこうすると議論して、まぁそれはとりあえずいいとして豫園行こう、と言うことになったので出発。いつものバスで中山公園いって、中山公園から少し歩いたところでまたバスに乗る(めんどくせー)。そのバス停は最初のバス停と言うことでしばし(安いやつを)待つ。しかし、来ない。でもぼろっちーのは勘弁、ということで空調じゃないのに結構綺麗なバスに乗る。なかなかゆとりのある作りだ。最初だから座れる座れる。

 うわっ、なんだこれ。ソニック+パックマン(※8下左写真)?パクリにもほどがあるぞ。バスを見ると外壁(?)が全面広告になってるんだけど、これが偽鳥山明!(※9下右写真)いいのか、これ?というつっこみは中国ではなしよ。慣れないと。
    
 それにしてもやっけに近代的なビルがあるのに、ボロボロの家がたくさんある光景・・・・これも中国っぽいです。

 それにしてもこのバスの運転手、運転荒すぎ。いや、どこの国もそうかもしれないが、前のバスとの車間距離10cmって・・・・しかもトロリーバスがトロリーバスを追い抜きにかかったりとか、自転車がすぐ横を通っててもまったく動じないで横のスペースは空けないとか、走り屋じゃないんだからさぁ。バスだよバス。でもそのうち慣れる。いや、慣れるって。

 それにしても水タンクを運んでる人多いなぁ。やっぱ飲めないのね、水道水。って感じ。

 えっ?南京東路はどこだって?これからこれから。何てったって、「目指せ」だからね




※1:新鑑真号(船)の中には洗濯&乾燥機がしっかりとあるのだが、いきなりつかわんだろ・・・・ということでたまった洗濯物たち。


※2:各階にあるわけではなく、いくつかの階の洗面エリア(共同)に洗濯機がおいてある。







※3:マクドナルド。関西ではマクド、関東ではマック。ちなみに名古屋もマック。中国語ではマイタンラオというらしい。




※4:Store Activ...めんどくさいので説明省略。マクドナルドのHPで確認して下さい。

※5:日本の某店舗で実施されているアルバイト表彰制度。中国のマックでは客席に写真と名前が・・・・ティンキーさんが持ち込んだんじゃないよな?とか一瞬疑う(かなり身内ネタですまん)

※6:ようは清潔にすること。通称C。マックの三代要素(?)の一つ。



























※7:日本語読みすると変態扱いされかねないが、もちろんそんな風には読まないので一安心(中国語ではヂェンバン?)。以前マハがおみやげに買ってきてバカウケした(名前が)プリッツのパクリ商品。はっきり言って美味くない。




※8:ソニック・ザ・ヘッジホッグの主人公ソニックの頭、パックマンの主人公(?)パックマンの顔。いかにも中国。というかアジアは混ぜ合わせ(いいトコ取り)文化というのをつくづく痛感。

※9:鳥山明の代表作はDr.スランプ、ドラゴンボールなど多数。ドラクエのキャラデザインもするが、こんな鳥山キャラは見たことない。飲めば強くなるとでも言いたいらしい。バスの外壁全面広告でこれなので、著作権などここには存在しないようだ。文化人の敵、市民の味方の国なのか。

《参考》今回使用したお金(円換算は14円にしました)
 なんとかチキンバーガーセット(デザートがついてくる):約15元(210円)
 バス2路線:1×2元(計28円)
 
 
       
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