世界貿易センター崩壊と世界のニューヨーク その5

     一日目〜来たぜアメリカ〜
最終更新日
2002/3/27
 さて、朝飯を食べたらすぐにデトロイト到着。ここで入国手続きをするのだが、その時に必要なのが「税関申告書」と「出入国カード(※)」とやらで、機内で配られたので人のガイドブックを見ながら書くことにする(別に忘れても審査の前に置いてある)。不思議なことに荷物を受け取らなければならないらしい。なんてめんどくさいんだ(常識です)。

 デトロイト空港・・・・「広いなぁ〜」といってたらRieさん「こんなのロサンゼルスに比べれば全然小さいよ」と言われる。そうなのか、そうだよな、ロケットブースター(※2)使うわけでもないし(これも常識)。アメリカでは飛行機はバス感覚で使うから(というか土地もあまっているので)飛行場は大きいようだ。当然といえば当然だが、知っていても見て見りゃびっくりの大きさです。他の国は知りませんが。


 次の乗り場へ行くためにシャトルバスへ乗る(※3)・・・・降りるところ間違えた。ということで歩いて乗り場まで向かうことにした。しかしターミナル内を歩くのも色々な店が見れるのでいいということにしておこう(プラス思考)。
 しっかし、やたらサイズデカイし、いろいろ。歩く歩道もあるし(そんなに珍しいものでもない)。で、無事ゲートについたわけだが、まだまだ時間があるので(日本を出発した時間は早くなってもデトロイト発は変わらない)座って待つことにする。

 っていうか天気えらい違うし(当たり前)。
 

 さて、デトロイト発の飛行機に乗ると、今度は先程のより小型なので(国内線だから)窓側に座ることが出来た。やはり窓から見える風景を見なければ男が廃る(?)というもんだ。ということで外を見ると・・・・エンジンすぐそこ!音が凄いや、まぁこれも運か(エコノミーだからです)。


 外をずーっと見てるとめちゃくちゃ傾いたりしてかなり不安なんですが、まぁ何かあった時はみんな運命共同体なので気にしないようにしましょう。それよりもこの国はホントに田園が大きいっす。っていうか住宅も大きな庭・プールを持っているっす。さすがにクルドサック(※4)などもしてるし。結構住宅街は単調な格子状になっていないようです。これもコミュニティ道路(※5)の工夫の一環でしょう。でも農村は限りなく広く日本の里山みたいな場所はほとんどないという感じです(林みたいな所はぽつぽつある)。まぁ知ってはいたのですが、実際見てみるとやっぱり大きいねぇ。

画像が汚いのだが、飛行機の影を中心に円の虹が出来ている
 さー五大湖(恐らくエリー湖)を見たり雲の中の虹(右図)を見たりしながら雲海の狭間を満喫する。これはなかなかイイ。


 んでラガーディア空港につきそうになってきたが、怪しい雨雲が・・・上空だと霧状になっているようで降下している飛行機の窓を斜め下から登っていきます。さて、無事に着陸して、何とか晴れているようだが路面はだいぶ濡れていた。

※:ビザを持っている人はI-94(白色)、持ってない人はI-94W(緑色)になる。


※2:主に戦闘機が短い距離や通常よりも重量が重いときに離陸するときに使う。ロケットなどにも使われます。こんなの使う旅客機には乗りたくありません。

※3:現在ではデトロイト空港は新しくなったのでバスに乗る必要はありませんが、その時は、国内線やら国際線やら離れていたのです。








※4:cul-de-sacフランス語で「袋小路」。ワザと行き止まり道路にして通過交通を減らす、都市計画の基本的な手法。住宅地に使われる。

※5:ワザとうねらせたり、バンプ(盛り土みたいなもの)を作ってスピードを出せないようにしてある道路。当然徐行しなければならないため汚染ガスの量が増えることがネック。


   
さらばデトロイト(笑) 雲を見てても楽しい
大きな家と計画的な住宅地 上から見れば雲もこんな感じ
下に見えるは自由の女神 普通に野球グラウンドがどこも芝生

 入国審査は済んでるから荷物をもらってタクシーで宿まで。タクシー結構狭いね、幅広いけど。おおぅ、日本車多いね。しかも日本とはデザインが異なるのがあるんだね。おおぅ歩行者専用の巨大な橋(※6)があるんだね、イーストリバーに。

 つーかね、なんでもデカイよ、建物。マンハッタンはやはりビル群ばかりだぁ。

 病院みたいな建物の横に救急車停まりすぎ!こんなに救急車が活動するのか、ここは。というか駐車場を用意するより路上の駐車場なのか、救急車も。


 なんとか無事に宿についた(そりゃ着くだろ)。タクシーはチップを最初に込みでいってきたのは外国人だったからなのかな。

 部屋の手続きをして荷物を置いて外に出る。あ、先程から降り始めた雨が強くなってきている。まぁこれぐらいなら大丈夫でしょう、ということで晩ご飯を食べに行く。しかし今日の日付で考えればどれだけ食べるんでしょうか?しかしそれだけの時間、活動しているのだからしょうがないでしょう。さて、予定していたお店(※7)に入ってメニューを見ると・・・・・手加減しろよ。とばかりの膨大な数のメニュー。おそらく適当にいっても大丈夫だろう。たぶん覚えてないよ、メニュー。

 つーわけでみんなホットドックを頼むのでハンバーガーを頼んでみる。頼んだ後になにやら倉庫らしきところからデカイハンバーグの焼いていないやつを大量に運ぶ兄ちゃんを見た。・・・でかすぎだろ?!ということで案の定その肉がハンバーガーとして目の前に現れた。おおう、すげぇ。食いつけませんわ、これには。
 ケチャップは後づけのようでクラウン(上のパン)がはずれていた。ってかね、でかすぎ。ジュースのサイズもでかいけど。もう一つ別物を頼んだのが通じていなくて結局来なかったわけだが、来てたら値段と量がとんでもなくなるのでそのままやめることにした。こんなんくってたらそりゃ太るわ。そりゃ寿命短くなるだろ

 さて、食べた後にスーパーに買い物に。・・・デカ!噂通りデカイ(商品が)。確かに交通の便とかあるだろうけど、でかすぎだよぉ。ストック天国だね、ここは。それに冷蔵品エリア寒すぎ。従業員がジャンバーと手袋で装備して作業しに来るというのはエネルギー使いすぎじゃないですかね?さすが日本並に環境にやさしくない先進国です。やる規模が違います。にしてもホントにデカイ。まぁデカイ方がゴミが少なくて済むからいいんですが(※8)、小さい物もまとめて売っているけど、ガム20本パックって何よ?なんてこったって感じです。今日はデカイばっかれんこしてますな。

 まぁほどほどに買い物をして店を出ると・・・・・豪雨!!!

 雷は轟くわ側溝が川になるわ(ホント)さんざんです。いや、東海豪雨の時ほどじゃないけど、ひどすぎです。先行き不安のNY初日。大丈夫かね、この先は。


※6:恐らくワーズ島歩道橋。










※7:BIG NICKという考えられないほど20cm以上あるデカイホットドックを提供するお店。たしかW75stぐらいにある。




※8:小さい物は小さくても包装は一緒なのでゴミは必然的に多くなる。
《参考》今回使用したお金($1=120円で計算)
 タクシー:一人$9(1080円)ぐらい
 夕食:$7(840円)ぐらい

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