<TV出演>

今から20数年前、関西ローカルで放送していた「ハロー・ヤング」(通称ハロヤン)という人気TV番組があった。
この番組には、ホットなアマチュアバンドを紹介するコーナーがあり、このコーナーに出演する事がバンドにとっての一つにステータスでもあり、出演するバンドのレベルは非常に高かった。

JUNKOと知り合って間なしの頃(1年の春)の事だった。自宅で何気なしにTVを観ていた。「あっ!そうや!ハロヤンやってるでぇ」とふと思いつき、チャンネルを変えてみた。丁度アマチュアバンドを紹介するコーナーだった。

「今週紹介するバンドは、女の子ばかりでハードロックをやってますレディース・バンド、「みれーゆ」です」との司会者のMCが終わるや否やカメラが切り替わり演奏が始まった。

♪チャララララーン♪チャラララランラン♪チャララララーン♪チャララララーン♪とギターのリフで始まる(こんなんでわかるか!!っちゅうねん!!)ブリティッシュ・ハードロックの大御所「ディープ・パープル」の“BURN”という曲だった。

「へぇ〜、なかなかやるなぁ」なんて思いながら観ていると、メンバー順番にアップで映し出されていった。その時、ベースを弾いている人を見てこの目を疑った。「ナ・ナ何!このベース、JUNKOちゃうのん?」って。それは紛れもなくJUNKOだった。

TV出演すること何も聞いてなかったし、知らされてなかったし、TV観たのがただ単なる偶然なのか、神様がそうさせたのか解らないが、このTV出演は私にとってJUNKOの存在をより大きなものにしていった。バンド仲間としての憧れと共に、もっともっとJUNKOの事を知りたいという気持ちを募らせていった。何か運命的なものを感じながら・・・・・


BACKTOPNEXT