<出会い>  

高校まで大阪と滋賀でお互い全く交わりはなかったが、1978年4月、JUNKOと私は追手門学院大学 文学部 社会学科に入学し同じ大学に通うようになった。これが全ての始まりだった。追大は学生数は少なく、社会学科も100人くらいというアットホームな大学だった。

入学していろんなクラブの勧誘を受けたが、JUNKOは、高校時代からロックバンド(パートはベース)をやっていて、そんな関係ですぐに軽音楽部に入部していた。私は、地元大津でロックバンド(パートはなぜかドラムス)をやり始めていたので軽音楽部には入部しなかったが・・・。

私は、すぐにFUKUOKAという友達ができた。彼も社会学科で滋賀県草津出身のロックギタリストということもあり、JUNKOと同じく軽音楽部に入部していて当然JUNKOとは知り合いだった。

そんなある日の出来事。授業を終え教室を出て、私はFUKUOKAと2人で喋りながら廊下を歩いていた。するとFUKUOKAは急に少し前を歩く女性に「オーイ!***」と声をかけた。
振り向いた女性がJUNKOだったのだ!!これが始めての出会いだった。

FUKUOKAは3人共通のキーワード「社会学科」「ロックバンド」と、FUKUOKAと2人個々のキーワード「軽音楽部」と「滋賀県」でお互いを紹介してくれた。そして二言三言話して「ほな、またなぁ」と別れた。
 
その時の後景は今も鮮明に覚えている。22年前のことである。JUNKOの第一印象は「とても気になる存在やなぁ」だった。まさかこの女性と結婚するとは思いもよらなかった。

その後キャンパスで見かけると気軽に声を掛け合い、音楽仲間として親しい友達になっていった。


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