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2001年7月27日(金) 晴れ(松ヶ崎)
 4:59 起床
↑松ヶ崎の朝日
 6:00 朝食
メニューは昨日の残りとカップラーメン。「まともな食事だ…。」とyunoはつぶやいた。
トースト作りに昨日のトーチが大活躍。
そのうち「トーチdeクッキング」なんて本が出せそうだ。(笑)
写真を撮りまくる
 ↑今やすっかり公園です。
 7:27 松ヶ崎キャンプ場 発
 8:13 ダンプ走行区間抜ける         地図       
この日は国分寺〜金山〜長手岬〜尖閣湾とまわる予定で、まず真野の方に行くことにする。
ルートがいくつかあって、一番近道っぽいのをチョイスしたのだが、これが大きな間違いだった…。
一本道だと思ったら、途中で道が二股に。
看板があるのだが、超ジモティーな地名でわからない。
とりあえず右に行く。しばらくしてまたジモティー看板しかないT字路。
これもまた勘で曲がる…を繰り返すうちに、
道路の舗装がなくなり、工事の看板が現れ、
しまいには、向こうから大量の土を載せた、何十台ものダンプカーの列まで現れた!(ひぇ〜)
マズイとは思ったが、もう引き返せない。
しかたなく、ずんずんと進んで行くうちに、その中の1台が見かねて私達に声をかけてくださった。
その人によると、私達の事が無線で話題になっていたらしい。(あぁ恥ずかし…)
道を教えてもらい、なんとか工事区間を抜ける事ができた。
 8:48 やっともとの道に戻る
やっとこれで一安心と舗装された道を進んで行くと、またもや道が二股に。
その上厄介な事に、その道と道の間に「通行止め」の看板が。
これじゃぁどっちが通行止めかわからんではないか。
yunoは真っ直ぐ、私は右を主張。
で、真っ直ぐ進むと、ハイ、はず〜れ〜!
しかも、土砂崩れがあったらしく、道がパックリ割れていた…。(ひぇ〜!)
元に戻って右に行き、「これでダメだったらどうしよう…」と思ったが、
無事、佐渡一周道路に出る事ができた。
だが、出てきた所は松ヶ崎から私達が行きたいのと反対方向に10キロ近くいった所であった
最短どころか超大回り。
皆さん、慣れない場所では標識などの整った幹線道路を使うようにしましょうね!
生きている素晴らしさを実感させられる事件だった。
 8:55 松ヶ崎キャンプ場前通過 (恥ずかしい…)
 9:02 きれいな風景。写真撮る
 ↑手前の木の枝が今にも折れそうなのがミソ。
  :08 出発
  :12 面白看板発見、写真撮る
 ↑すみません、もうしません、ちゃんとワカメも買いますからお許しを(?)
  :42 車に轢かれたたぬきさん発見。謹んでご冥福をお祈りします。
  :54 妙宣寺 着         地図      
左:五重塔
右:ちょっと素敵な参道
10:03 〃    発
  :05 国分寺 着
  :12 〃    発
  :17 セーブオン 着
真野の市街にセーブオン発見。佐渡にもコンビニがあるのだ。
(これくらいで驚いてはいけない。後でもっとスゴイのをみることになる)
10年前はなかったらしく、yunoはもっとびっくり。
クーラーボックス用の氷が手に入ったので、助かった。
  :27 〃       発
  :43 きれいな海岸線
  :53 相川町に入る
11:03 佐渡金山 着                       
佐渡といえば、やっぱり金山。
今は廃坑となっていて、それを使って江戸時代頃の掘削の様子を再現する、
テーマパークのようなモノになっている。
「手をやすめるな〜!」
という、テープに録音されていると思われる監督者(?)の声に合わせ、
リアルな電動人形が鉱石を削る様子は、
昔行った東京タワーの「蝋人形館」の拷問コーナーを思い出させる。
その一方で、悪いイメージがつくのを恐れてか、
「罪人は殆ど使っていません」
などのフォローが至る所に書かれていた。
その後、土産物コーナーで、通行手形をゲット。
私の母は通行手形マニアで、これさえ買ってくれば上機嫌である。
数年前、北海道に行った時にどうしても見つからず、(そりゃ、あるわけないか)
大変焦った記憶がある。
とりあえず、1個確保したので、これで安心して旅が続けられる。
12:09 〃      発
  :15 道遊の割戸(どうゆうのわれと) 着 
 ↑昔、ここで金を掘ったので山頂がパックリ割れているのです!
  :32 夫婦岩 着   ※ここの土産物屋にある品物はとってもレトロ。
 ↑苔がむして、長年連れ添った夫婦の貫禄。
  :45 〃    発
13:00 長手岬(ながてみさき) 着             
 ↑さっきから後姿が多いyuno。
  :11 〃              発
  :21 セーブオン 着     さっきとは違う店。車内でアイス食べる。
  :30 〃      発
  :48 尖閣湾(せんかくわん) 着                
 ↑ね、普通でしょ?
ガイドブックによると風光明媚なところと書いてあったので、寄ったのだが、ごく普通の海水浴場。
なんかイメージと違うので、すぐに出発。
  :56 〃              発
  :59 揚島遊園(あげしまゆうえん) 着        
左:尖閣湾全景
右:岩の上に海鳥がとまってる
ここは土産物屋の向こうにゲートがあって、
入場料を払わないと海のほうに行けないようになっている。
美味い商売しているなぁ〜と思い、ちょっと入るのをためらったのだが、
せっかく来たので入ることに。
が、これが大正解!!お金を取るだけのことはある絶景なのだ。
写真もビデオもバチバチ撮る。
どうやら風光明媚なのはこっちの事だったらしい。
ここは映画「君の名は」のロケで使われた所らしく、
真知子と春樹の記念撮影看板(顔の部分がくりぬかれてて、そこから顔を出して撮るアレです)があった。
でもよくわかんないので、私達はその隣りのたらい舟のほうで撮った。
14:22 〃                  発
14:49 入崎(にゅうざき)キャンプ場 着        地図        
本日の宿に到着。(もう?)
ここは有料だが、島の西側にあるので、夕日が眺められると思い、ここにしたのだ。
早速、受付を済ませ、砂浜の真ん前に陣取る。
…と言っても、砂浜より高い所にあるので、万が一、波が来ても大丈夫。
そのちょっと先にはテント専用サイトもあって、そこはほぼ満員であった。
さっき砂浜と書いたが、本当は砂ではなく石。佐渡は砂浜は少ないのだ。
小石が敷き詰めたようになっていて、しかも岸深なので、波は穏やかで、いつでも水が澄んでいる。
泳ぐよりはシュノーケルをつけてもぐる方が楽しいかもしれない。
実際、小学生の男の子とお父さんがそうやって遊んでいた。
水着に着替えて水遊び
まだ日も高いしので、私達も海に入ることにした。
年々肉ぶとんが厚くなる私としては水着姿をさらすのは出来るだけ避けたいので、
海に入ると肩まで浸かって(温泉じゃないんだから…)
さらに、激しい動きで注目を集めないよう、静かにプカプカしていた。
16:25 水遊び終了。着替え、洗濯、夕食のしたく
米をとぎに、テント専用サイトのそばの炊事場にいくと、
私達と違って、豪華でおいしそうなものを作っているのが見える。
流しで、自分で釣った魚をさばく男の人がいて、それを見た仲間の女性が
「魚さばけるなんてすごいですね〜!家の主人はな〜んにもできないし、しないし…」
となにげに夫への不満を洩らしていたのが印象的だった。
夕日の写真撮る
↑入崎の岩陰に沈む夕日
夕食   メニュー…ミニカップラーメン、ごはん、味噌汁、シーチキンとろ
 ↑貧しいながらも楽しい夕食♪
ご飯を食べようとすると、地元のおじさんがいきなり私達の所に来て話し始めた。
なんでも、その人は東京に出て建設業に携わっていた事があるらしく、
どこかのお金持ちの家を建てたという話から、
今は地元の橋の建築やっているとか、
このへんはアジやアワビがとれるとか、
そういった話を小1時間程一方的に喋った後、
「相川の花火を見に行く」
といって去って行った。
どうも私達を花火が始まるまでの時間つぶしに利用したようだ。
おかげでごはんがすっかり冷めて日もどっぷり暮れてしまった。
とは言っても、地元の人に気さくに話し掛けてもらえるなんて嬉しい出来事ではないか。
佐渡に向かってからというものずっと災難続きで
うちらは招かれざる客か、とまで思っていただけに、
この時初めて佐渡に歓迎されている気がした。
星は見えなかったけど…
日が暮れると、私達の真正面に月が現れた。
満天の星空を期待していたのだが、月明かりのせいで星はあまり見えない。
でも、こんなまぶしいまでの月明かりって見たことあったかな…?
真っ暗な海面を一筋の光がスポットライトのように照らしている。
こんな幻想的な光景は見たことない。
コーヒーを飲みつつ見とれてしまったのであった。
そのそばで、yunoはなんとかこれをカメラに収めようと悪戦苦闘していた。
が、人間の目には明るくても我が家の一眼レフ君には暗くて見えないらしく、どうしてもピントが合わない。
結局「記憶」という名のカメラに収めるだけにした。
相川の花火が遠くに見える
22:15 月明かりの眩しさに戸惑いつつ就寝
…のはずが、またもやトラブル発生。
7人の侍ならぬ7匹の蚊が車の中に侵入し、「ブゥ〜ン」という独特の羽音を立てて勝手気ままに飛びまわっている。
yunoがキ○チ○ールを駆使して、一匹、また一匹と倒していく。
私はというと、寝袋を頭まで被って殺虫剤の「流れ弾」をよけているうちに寝てしまった。(薄情な奴)
朝目覚めると、目を真っ赤にしたyunoが一晩の格闘の成果である、たくさんの蚊の死骸を見せてこう言った。
「こいつらのせいで眠れなかった。超むかつくよ〜!」
蚊への怒りがあまりに大きく、さっさと寝た薄情嫁に対する怒りはないようだ。よかった!


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