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2001年7月26日(木) くもり(松代)
6:00 起床 謎の音楽 パート2
突然の「野ばら」でたたき起こされる。
不意打ちだったので何が起こったのか一瞬わからなかった。
よく考えれば、ムーンリバーがなった時点で朝も音楽が鳴るのを予想できたのだが、
そこまで読めなかった。ちょっと悔しい。
でも9時間も寝たので、休養十分。素直に起きる事にする。
朝食
朝食のメインは、今回一番のお楽しみ、紀伊国屋で買った
外国製のコンビーフ&ポテトの缶詰であった。
これをフライパンで温めてパンにのっけて食べようという魂胆である。
さっそく缶切りでキコキコあける…。が、中身を見た時、
私は思わず缶の表示を確かめた。
なぜなら、私は間違えてドックフードを買ったと思ったからだ。
(幸か不幸か、間違えてはいなかった)
あの…ペ○ィ○リー○ャ○ってご存知ですか?あれにそっくり!。
形状だけでなく、ニオイまで!
…でもこんな事誰よりも楽しみにしていたyunoに言う訳にはいかない。
どんなにショックを受け、また怒り出すか…。
その次の瞬間、さらに信じられないことが!
「いったっだきま〜す」なんとyunoがそのまま食べようとするではないか!
「えっ、そのまま食べるの…?」
「だってこれ火が通ってるでしょ?」
「で、でも温めた方がお、おいしいんじゃない?」
「こんな所で火使えないよ」
という訳で、、缶から直接スプーンですくって食べる羽目になってしまった。
やはりいざとなると手が出ない。食べれば美味しいのかも知れないが、
どうしてもドックフードという言葉が頭に浮かんでしまう。
(何度も言うようですが、決してドッグフードではありません、笑)
意を決して口に近づける。やっぱりペディグリーな香りが…
やっとの思いで口に入れる。
「…まずい」
私に言えるのはその一言だけだった。
結局、この缶詰はこの日の夕飯で、フライパンで温めて食された。
炒めればそれなりに美味しかった。最初からそうすれば良かったのだ。
7:30 ビデオ&写真撮りつつ道の駅が開くのを待つ
左:ほくほく線の電車
右:線路の向こうの棚田に面白い案山子発見。
8:11 道の駅『松代ふるさと会館』 発
左:松代ふるさと会館の建物
右:道の駅認定の証の碑
 :30 町が一望できる高台通過 妻有大橋渡る
 :38 道の駅『クロス10十日町』 着 
昨日スタンプを押し損ねたので、寄る。
しかしまだ開いていなかったので、持参したゴムボールでキャッチボールをしつつ待つ事に。
ここで大事件発生。なんとyunoのパンツが破けたのだ!
私の投げたボールが低めにいったので、しゃがんだ時、顔が蒼ざめ、
そしてお尻に手をやってキョロキョロしている。
最初、短パンが破れたと思ったらしい。
私は笑いながらも内心あきれ返っていた。
9:00         〃        発
スタンプをゲットしたので、出発しようと駐車場に戻ると、
観光バスが何台か止まっていて、その中の1台から運転手とバスガイドが出てきた。
2人は無言で、バスガイドはスーツケースを引きずりながら、
運転手からニ、三歩下がった位置をキープして歩いている。
yuno曰く「あの2人はデキてるな。」
理由を聞くと、まずしゃべらないのが怪しい。
仲が悪いようにも見えるが、その割には2人の距離が近すぎる。
よって、2人は男女の仲であろう。とのことだった。
人間観察もいいけど、その前に破れたパンツをどうにかしろっつ〜の!
  :18 信濃川見える
  :19 小千谷市に入る
  :25 ガソリンスタンドにて給油
  :52 道の駅『ちぢみの里おぢや』 着
左:ちぢみの里の建物
中、右:道の駅内にあった面白交通標語
10:04         〃         発
  :16 きれいな風景あり 写真撮る
  ↑サムネイルにしたらパノラマじゃなくなっちゃった…
  :21 謎のパッシング
対向車のトラックがパッシングをした。別にこちらもむこうも曲がろうとはしていないのに。
「この先でねずみ取りをやっているサインじゃないかな」
しばらく走ると本当にねずみ取りをしていた。
トラックの運ちゃんというと、どうも悪いイメージばかり浮かんでしまうが、
こういういい人もいるんだなぁと思った。
ところで、新潟のねずみ取りは、東京と違って、
おまわりさんが道の端に堂々と椅子に腰掛けていて、とってもわかりやすい。
その点も非常に好感がもてた。(なんじゃそりゃ)
  :44 JUSCO長岡店 着
目的はスーパー巡りではなく、先程天寿をまっとうした(?)パンツの後継者と氷を買うためであった。
でっかいスーパー巡り大好きな私だが、JUSCOは生まれて初めてである。
先を急ぎたいyunoを抑え、ぐるっと一周。
あ〜なんて広いんだろう。た〜のし〜いなぁ〜。それに安いし。
でも今日は船の時間のこともあるので、後ろ髪を引かれつつJUSCOを後に。
また来るからね〜!
  :59    〃       発
11:34 日本海見える
地図によると海に近づいているはずなのに、なぜか道は山のほうへ。
どうやら、この山を越えると海が見えるらしい。
いつ見えるかと四方に目を光らせながら進む。
人家が途絶え、草ぼうぼうの山道を上り詰めた次の瞬間、
木々の間からチラッとだけ日本海が顔を出した!
「うみだぁ〜!」私達は叫んだ。でもすぐに出し惜しみするように、山の陰に隠れてしまう。
しかし、チラッと見たその海のきれいなこと!青々として夏の光でキラキラしている。
日本海はきれいだというのは本当なんだとしみじみ実感する。
  :37 道の駅『越後出雲崎天領の里』 着
ここは海のすぐそばにあって、海に突き出た木の桟橋(正式名称は夕凪の橋)があったり、
海岸にはユニークな形の塔が建っていたりとなかなか大掛かりな所だった。
夕凪の橋の突端まで行って、ビデオ、写真を撮りまくる。
ふと手すりに目をやると、多数の南京錠を発見。どうやらここは「新潟の湘南平」らしい。
(後で、ガイドブックを見たら、ここは新潟では有名なデートスポットだそうだ)
「二人の愛がいつまでも続きますように」みたいな落書きもチラホラ。
「いつまでも、って言ったって、どうせ鍵はすぐ外されて捨てられちゃうんでしょ」
と、思わずビデオを撮りつつ、つぶやいてしまった。
それはともかく、天気は良いし、海はきれいだし、最高!
佐渡はもっと素晴らしいに違いない!
しかしこの日は風が強かった。それがこの後私達に災難をもたらすのである…。
左:つかの間の愛の証(笑)の南京錠
右:夕凪の橋
  :59          〃           発
12:15 道の駅『良寛の里わしま』 着
  ↑yunoの帽子を被らされ困惑する良寛さん
  :28        〃         発
  :41 寺泊港佐渡汽船乗り場着
  :43       〃       発   様子を見ただけなので。
  :47 10年前に道を尋ねたと思われるGS発見
yunoは昔、フェリー乗り場と目と鼻の先にあるこのGSで、
「すみませーん、フェリー乗り場はどこですか?」と聞き、
「お前らの後ろにあるやつだよ…」
と言われたという事があったそうな。
確かに乗り場は船が無いと、地味で目立たない所である。
  :48 『魚のアメ横』着
ここで、魚のアメ横を知らない君のために「説明しよう!」(富山敬風)
国道402号線沿いに大型鮮魚店がド派手な看板を掲げて軒を連ねているのだ。
JUSCOを早めに切り上げたのもここに寄りたいがため。
おすすめは店先で売っている浜焼き。
新鮮な魚介類を串焼きにしたもので、うちらのお気に入りはほたて。なんたってうまい!
他にもさざえ、いか、さば、魚介類ではないが、牛、豚肉串なんてのもあった。
すごかったのはうなぎ。丸のままとぐろを巻くように串に刺してあって、
しかも皮が真っ黒焦げになっていた。
へびの黒焼き、という感じである。魔女とかが買っていきそうだ。(笑)
後で知ったのだが、地元の人はお惣菜代わりに買って帰って家で食べるらしい。
でも私達は焼きたてを潮風に吹かれつつ食べる方が美味しいと思った。
昼食に甘えび丼とねぎとろ丼を食べたが、これは値段の割に盛りが少なくて、ちとがっかり。
14:02    〃   発
佐渡汽船乗り場に戻る   キャッチボールをしながら乗船受付開始を待つ
15:17 手続き終了  車内で待つ
今回乗るフェリーの名前は「えっさ丸」であった。
それを知った私「ねぇねぇ、行きが『えっさ丸』なら帰りは『ほいさ丸』なの?」
「…おまえ、駕籠屋じゃねえんだからそんな訳ないだろっ!」
「エッ…だって船だって人を運ぶんだから、
往復したらエッサホイサになったら面白いじゃん…。」
すいません。バカで。(笑)
ちなみに「えっさ」は漢字で書くと「越佐」、つまり新潟と佐渡を結んでいることを表す名前なのだ。
それから、私達が使った寺泊〜赤泊航路はこの船しか使ってないので、往復するとエッサエッサになってしまう。(笑)
16:03 乗船開始!
初めてのフェリーというのもあって、久しぶりの船旅をとても楽しみにしていたのだが、
トラブル発生。
強風のため船が大揺れ。そのせいでyunoが船酔いしてしまったのだ。
おまけに船室にいたのでは酔いがひどくなるからと、
風吹きすさぶ最上階のデッキに移動する羽目に。
これが新潟〜両津航路だったら、船も大きく、ゲームコーナーなどがあるらしいので、
他の対処法も考えられたのだが、
小さいフェリーでは余計な施設が無いので、どうしようもない。
私はまったく平気だったのだが、
そういう訳で、2時間、塩と湿気がたっぷりの暴風にさらされ続けたのであった。
18:26 車に戻る
  :33 佐渡は新潟ナンバーと判明
10年ぶりの再会は…?         地図                                                  
本当は港から直接お風呂に行きたかったのだが、まず、泊まる場所の確保。
第1候補はyunoが10年前に使った思い出の無料キャンプ場。
しかしここは、キャンプ場というより、
キャンプできそうな感じの広場、という雰囲気だったらしいので、
もしかすると、なくなっている可能性もある。
そうなると他を捜さねばならないので、先に行ってみる。
ところが、行ってみたらなんと、10年前よりきれいになってる!
流しやかまどができてるわ、、屋根付きベンチがあるわ、
おまけに謎の木船や資料館まである!
これじゃぁ、キャンプ場というより公園である。。
意表を突く変わり様にyunoはびっくり!
でも唯一変わらないのが、敷地に隣接した灯台。もちろん現役。
「ここで写真撮ったんだよ〜」としばし感慨にふけるyuno。
ともあれ、ここでキャンプはできそうなので、お風呂へGO!
19:40 『クアテルメ佐渡』着        地図        
佐渡の夜は寂しい。
特に赤泊の辺りは人口も少ないので、店も閉まっているし、道も暗い。
初佐渡の私は、佐渡の大きさというか、距離感覚がつかめず、
曲がるポイントがいつ来るかわからない。
おまけにこの暗さ。すっかり不安になった頃にポイントにきて、曲がり損ねる。
引き返して曲がり、後はその道を真っ直ぐ行けばつくはずなのに、
途中から一方通行になって通れず、
しかたなく回り道をするが、元の道に戻れない。
しばらくして看板を見つけたのだが、
矢印の向きが微妙で、どっちに行けばいいのかわからない。(笑)
結局、yunoの勘走りでなんとかたどり着く事が出来た。
これでヒドイ風呂だったらどうしようかと思ったが、種類も色々あって、とてもよかった。
帰りは実に簡単な道だった。それにしてもなぜ一通だったのだろう。
20:21    〃     発
20:12 夕食
先程のキャンプ場に戻り、夕食の準備を始める。
が、これがまた一苦労。船酔いを引き起こしたあの強風が、またも私達に意地悪する。
バーナーの火が煽られて、調理が出来ないのだ。
向きを変えたり、色々したが、ダメ。
それでも頑張って我が家の冷蔵庫の残り物とコンビーフ&ポテト缶
(松代で食べたアレです)を炒めていたのだが、
30分経ってもジューという音一つしない。
お腹が空いてくるわ、せっかく洗った顔と髪が潮風でべたついてくるわでイライラが最高潮!
…とその時、キレた(?)yunoがガスボンベにトーチを装着して
フライパンの中のやつらに「うりゃ〜!」と炎を噴射し始めた!

かなり荒っぽい仕打ちだが、効果てきめん。
ベーコンは脂をしたたらせ、みるみる焦げ目がつくし、あのコンビーフもいい香りを発し始めた。
調理開始から1時間、やっとご飯にありついた。、
  ↑夕食のテーブル。せっかくの料理が暗くて見えないのが残念。(笑)
23:06 就寝     うちらの他にバイクで来た男の人1人と一緒
風との戦いに疲れきった私達は、月明かりとイカ釣り漁船のまぶしさをものともせず、
まるで気絶するかのように眠りについたのであった。


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