QLOOKアクセス解析

「手が離れてくれないんだよ・・・」

ドミンゴス温泉ツアー'99 in 浜名湖かんざんじ温泉


◎抽選会にて



引き続き抽選会に突入。この抽選会では、「いよっ! 二枚目!!」のジャケット撮影の際に使われた小道具(メンバーそれぞれが持つピストル&サングラス)と、メンバーの私物(?)1個ずつの、計12個。メンバーの名前が書かれた4つの抽選箱の中から、メンバーがそれぞれくじをひく。
この用意をしている間、私はさっき当てたプロモキットを開けてみた。中に入っていたのは、ドミンゴスのロゴステッカー、裏が歌詞カードになっている宣伝用カード、プロ野球カードに似せてある(これが笑える)メンバー一人一人の写真の、計3点。このメンバーの個人写真の一休さんの笑顔がすっごくカワイイ!! 半ば興奮気味でMA-ちゃん、ゆっきー、みっきーに見せる。そりゃあもう、4人揃ってクラクラですよ。

抽選会の用意が整って、メンバーそれぞれ最初のプレゼントを決める。初めの2回はそれぞれジャケ写撮影の小道具をプレゼントにしていたはずなんだけど(ヒデキさんだけは違ったかな。たしか、いちばん最初のが青い薔薇だった)、残念ながら誰が初めにピストルを選んで、誰が初めにサングラスを選んだかは憶えていない。ただ、ノブさんが初めにサングラスを選んでいたことだけはしっかり憶えている。

抽選箱に手を突っ込んで、1枚紙を取り出した。ノブさんから順番に当選者を発表するんだけど、折ってある紙をぱっと開いたとき、一瞬ノブさんの動きが止まった。何か考えているらしく、
「大阪のバスですねえ」
と言ったまま、なかなか読み上げない。ちょっとしてから、ようやく名前を読み上げた。
「・・・ひげおちゃん!」
なにぃっ!? 聞き覚えのあるその名前を聞いて私は仰天。と、私の左側から「うそぉぉぉっ!!」という叫び声とともに、誰かがテーブルをばぁーん! と叩きながら立ち上がった。それはまぎれもなく、さっきパルパルで一緒に写真を撮ったひげおちゃんだった。おおお!
立ち上がったひげおちゃんを見て、ステージ上のノブさんが小さな声で、
「ひっげっおっ、ひっげっおっ」
とコールし始めた。それを受けて、ひげおちゃんの友人達もコールし始めた。それがどんどん広まって、ついには会場じゅうがひげおコールに包まれた。ひげおちゃんはそれに応えるように、踊りながらステージへと向かう。すごい! ゆうべのねーさんの「狙いうち」に次ぐエンターティナーぶり!
ひげおちゃんがノブさんの前に立つと、ノブさんは、
「おめでとうっ!」
とひげおちゃんに声をかけ、ひげおちゃんのしていたメガネを外して、サングラスをかけてあげた。ひげおちゃんは、灰色のペンキで染まったサングラスをかけられて前が見えずにわたわた。でも、とても幸せそう。

これ以降、3番目の抽選まで、誰が何をプレゼントしたかの順番が思い出せないんで、ランダムに書いていくことにします。

ノブさんが次にピストルをプレゼントしたときには、試しに何発か撃ってみていた。すると、中にBB弾が入っていたらしく、弾が出るのを見て、
「おー、ちゃんと使えんじゃんっ」
と、うれしそう。しかも、ピストルを当てた娘にプレゼントするとき、なんとその娘に向かって発砲! その娘もその娘で、よろよろと倒れ込むという好リアクションを見せていた。ノブさんのファンというのは、どうもエンターティナーが多いらしい。

撃たれる娘がいれば、撃つ娘もいる。
みっちゃんがピストルをプレゼントしたときには、みっちゃんがその娘にピストルを渡した後、彼女に向かって銃口を向けるポーズをしたら、そのみっちゃんに向かって、今受け取ったばかりのピストルの銃口を向けたのだ。一瞬みっちゃんぎょっとする。それを見ていたメンバーも、
「おいおい、銃口向けんなよ!(笑)」
と、つっこむ。場内爆笑。

ヒデキさんの青い薔薇を当てたのは、なんとひげおちゃんの友人、ゆっちんだった(このとき彼女がゆっちんであることに私は気づいていない)。
彼女もやはりオーバーアクションで、やはり名前を読み上げられたときにはすっとんきょうな声をあげていた。そして、おぼつかない足取りでステージに向かい、ヒデキさんから薔薇を受け取っていた。
そのときのゆっちんは実にとろけそうなほどに幸せそうな顔をしていて、こちらも思わず微笑んでしまう。

一休さんは、自分のプレゼントを当てた娘一人一人と握手をした。しかも、握手したその手をなかなか離そうとしない。2番目のプレゼントを当てた娘などは、離そうとしても離してくれないので思い切り引っ張ったら、椅子ごと一休さんがずるずるひきずられていた(笑)。そんな様子を見てノブさんが、
「おい吉田、いいかげん手を離せよ!」
というと、握手している彼女の瞳を見つめながら、
「手が離れてくれないんだよ・・・」
と甘い声で(!)つぶやく。そう言われた方の彼女はもうクラクラ。見ているこっちはどんなにうらやましかったことか。

3番目のプレゼントは、ノブさんが馬のかぶりもの、みっちゃんが同じく大仏のかぶりもの、ヒデキさんはピストル・・・だったかな? そして、一休さんは、ケガをしていちばん始めに使っていたギプス。
このギプスについては、ファンの意見は賛否両論で、「一休さんのギプスならぜひ欲しい!」という人と、「かさばるし、クサそうだから遠慮したい」という人がいて、さまざま。
一休さんも一休さんで、ギプスに鼻を近づけて、
「うわ、くせぇっ!」
と言ってみたり、
「ずっとこれをつけて行動してたわけだから、やっぱりきれいなもんじゃないし、俺のオシッコが1、2滴ついてるかも(笑)」
などと爆弾発言も。さすがにこれにはみんな嫌そうな顔を隠せないようだった。
どうやら一休さんは、出来るならギプスを手放したくなかったらしい。念願の骨折&入院の記念なんだろうし、このギプスの後に使ったギプスも、ピキピカの視聴者プレゼントになるらしかったから。

ノブさんが馬のかぶりものの抽選をするときに、
「これ何のときに使ったか知らない人(手を挙げて)ーっ!」
と言った。私は比較的最近ファンになったばかりなので、全然見当がつかず、手を挙げた。するとなんと、手を挙げていたのは私だけ! めちゃめちゃ恥ずかしかった。
「じゃ、君だけのためにこれから説明するからねっ!」
と、ノブさんは私の方を向いて説明してくれた。話によると、イベントなどに出たとき、アンコールの時などによくかぶったものらしい。みっちゃんの大仏のかぶりものについても然り。
本当に恥ずかしかった。自分一人だったので目立ったからとかそういうことじゃなくて、ファンなら当然知っているであろうことを、自分は知らなかった、ということがとてつもなく恥ずかしかった。ノブさんが私一人に話してくれたことはうれしかったけど、なんとなくそういう気持ちがあったので、忘れたいような気もある出来事だったりする。

さてさて、そんなわけで最後の抽選。
このときに強く印象に残っているのは、みっちゃんの大仏のかぶりものを当てたのが、私の同室のみっちゃんファンの娘だったこと。彼女曰く、けっこう昔からのファンであるため、メンバーとの交流もけっこうあるということだったんだけど、みっちゃんがくじをひいて、名前を読み上げるとき、自分のよく知っているファンの名前が書いてあったせいか、思わず彼女の名前をさん付けなしで呼んでしまっていた(笑)。まるで「お前か!」とでも言いたげな笑いさえ含んでいた。




←前のページへ次のページへ→

*温泉レポTopに戻る*
*ドミレポTopに戻る *
*ほんとのTopに戻る*