３日目の朝です。エミちゃん・マミちゃん・私は昨日と同じところで朝食をとろうとしたんですが、この日が日曜日だったせいかこの時間にお店が開いていず、仕方なくホテルに戻ることに。
すると、ホテルのロビー入り口でヒデキさんとミッちゃんがタバコを吸ってました。もうすっかり出かける準備。
どこでヒデキさんに会ってもプレゼントが渡せるようにとプレゼントを持ち歩いていたマミちゃんは、早速ヒデキさんに昨日買ったプレゼントを渡しました。
「ヒデキさん、これあげます」
「えっ？ あー、ありがとうっ。（Ｔシャツの胸の文字を見て）あはは！」
「これ、今日着てくれたらうれしいんですけど」
「そうだなー。着れたら着るよ」
そういうヒデキさんは今日も面白いＴシャツを着てました。アジアの雰囲気漂う味のあるＴシャツ。そしてミッちゃんは、今回旅行に来れなかった某ファンの方からもらったＴシャツを着ていました。けっこう気に入っているようで、「しょっちゅう着てるんだよって、伝えといて」と言われました。
さらにここで、ラブガムも進呈（笑）。ミッちゃんに、「あ、これわかる！ 食べると興奮するってやつでしょ」と感づかれるも、とりあえず二人に食べてもらうことに成功。
「別に何ともないよ」
「今何ともなくてもさ、あとになってライブの時とかにいきなりハイになって『うひゃひゃひゃひゃ！！』とか笑い出したりしてね(笑）」
それはそれで面白いかもしれない・・・(笑）。
ロビーに入って、一休さんとノブさんにも会いました。そして二人にも同じようにラブガム進呈。
ノブさんはかなり警戒した様子で食べてました。そして一休さんは、うっとりした眼差しでノブさんを見つめ、身体をくねらせつつ、
「ノブぅ〜〜んっっvv」
「うわっ、何なんだよ！！(焦）」
期待を裏切らない一休さん、素晴らしいです(笑）。
このあと私達はホテル内の軽食屋さん（？）で朝食をとり、各自フリータイムであちこちにまわりました。
はっちゃんは、朝食もとらずに早朝から「ナッツベリーファーム」に向かいました。スヌーピーがキャラクターになってる農場（？）みたいです。
エミちゃんとマミちゃんはまずは海岸へフリーマーケットを見に行き、その後初日の市内観光でまわったメルローズ・アベニューへ。私もここへはあとで合流させてもらうことになってます。
まきちゃんとだっぴーちゃんはサンタモニカビーチへ。まきちゃんは旅行前からずっとここに行きたかったらしいです。
そして、私とMA-ちゃんはハリウッドへ。「ワックス・ミュージアム(蝋人形館）」を見に行くのが目的です。途中まで、まきちゃん達と一緒にタクシーに同乗させてもらうことにしました。
そんなわけで私とMA-ちゃんはマンズ・チャイニーズ・シアターの前でタクシーを降りました。そして、あらためてじっくりと中を見て回りました。初日は時間がなくて見つけることが出来なかったスターの足形をいろいろ見つけることが出来ました。
それから、「ウォーク・オブ・フェイム」を道の端から端までじっくり見て歩きました。ほとんど知らない名前ばっかりだったけど、知ってる名前も結構いっぱいあって面白かった。
そして、当初の目的地ワックス・ミュージアムへも当然行きました。映画の１シーンを使った人形や、ミュージシャンの人形もありました。とくにうれしかったのは、ビートルズの人形と、早くも登場していた「オースティン・パワーズ」の人形。かなり興奮気味で記念撮影してました。
ここの入り口のところには、ミュージシャンの人形が飾られたコーナーにあったマイケル・ジャクソンの人形とはまた別なマイケル・ジャクソンの人形が置かれてました・・・いや、人形と思っていたのは実は本当の人間が蝋人形の扮装をしたもの。これにはびっくり！ と共に私もMA-ちゃんもいたく感激し、彼とかわるがわる記念写真を撮らせてもらいました。
そして、私がもうひとつどうしても見に行きたかった「スターの壁画」も見に行きました。かなり探し回りましたがなんとか見つけ出し、写真を撮ってこれました。
なんか、これには本当に感動しました。普段ＴＶや写真でしか見ることがないこの風景を、生で目の前で見れるなんて・・・。映画の１シーンになったような気さえ起こしそうです。
このあと、MA-ちゃんのたっての希望で「ギネス博物館」を見に行くことに。ここは、いろんなギネス記録を人形や映像、写真などで紹介しているところです。
入場料を確かめようと入口に近づいてみると、なぜかそこには先程行った「ワックス・ミュージアム」のパンフレットが。なんでだろう・・・。しばらく考えて、はっとある事を思い出しました。さっきワックス・ミュージアムに入ったとき、当初私とMA-ちゃんが調べてあった金額よりずいぶん多めに入場料を取られたんです。そして、入場料を払った後にもらったレシートには「COMBO」の文字・・・。もしやと思い、先程ワックス・ミュージアムでもらったレシートを入口の係員さんに見せてみた。すると案の定、お金を払うことなく入場させてもらいました。そう、レシートに書かれていた「COMBO」の文字は、ワックス・ミュージアムとギネス博物館の「通し入場料」を表していたのです。
「MA-ちゃん、さっきもらったレシートで入れるよ！」とMA-ちゃんに声をかけ、入場しようとしたときに問題勃発。なんと、MA-ちゃんのレシートがなくなっていた。焦る私達。私はいったんレシートを見せているため、入口でMA-ちゃんのレシートが見つかるまで待っていたけど、どうも見つからないみたい。どうしようと困っていると、係員さんに「どうしたんだ」と声をかけられ、「彼女の事待ってるんです」と片言英語で答えてみた。MA-ちゃんのレシートが見つからないことも何とか伝えてみた。すると、「OK,OK」と、その係員さんは親切にもレシートが見つからないMA-ちゃんも特別に入れてくれたのでした。おお、ありがとう係員さん！
私達は係員さんに感謝しつつ館内を見て歩きました。と、しばらくすると、先程の係員さんがやって来て、私達に館内の展示物をいろいろと説明してくれました。最初のうちは、「ガイドまでしてくれるなんて、なんて親切なんだろう！」と思っていたんだけど、どうも様子がおかしい・・・。単なるガイドだけでなく、私達に必要以上に接近してくるんです。その雰囲気をMA-ちゃんはいち早く察知し、「これはやばい」というんで途中で何とかその人を巻いて逃げてきました。「入場させてやった」という弱味を握ったつもりで近づいてきたんだろうか・・・。
そうしているうちに時間は過ぎて、私のほうはエミちゃんとマミちゃんとの待ち合わせの時間が迫ってきました。そこで、ひと足早くギネス記念館を出ることに。
と、なぜか出口が見つからない！ うろうろと館内を歩き回ったけど、どうしても見つからない。困ってMA-ちゃんと別れた場所にもう一度戻ってきてみたけど、既にMA-ちゃんはいなくなってた。うー、どうしよう・・・。慣れない土地で、しかもこんなところでこんなときに迷ってしまい半泣き状態になりながらも、必死で出口を探し回り、ようやく出口を見つけ博物館から出ることが出来ました。はぁー、本気でどうなるんだろうと思った・・・。
タクシーを呼ぶために、近くにあった「ハリウッド・ルーズベルト」というホテルを目指して歩いていくと、同じく外を歩いていたMA-ちゃんに会いました。MA-ちゃんもちょうどハリウッドを出ようと思っていたところだったようで、途中まで一緒にタクシーで移動させてもらうことにしました。
少し歩くと、ホテルでタクシーを呼んでもらうまでもなくちょうどイエローキャブを発見。それに乗ってメルローズ・アヴェニューへ向かいました。
この時点でだいぶエミちゃん達との待ち合わせの時間から遅れてしまってました。しかもその上、降ろしてもらう場所をうまく説明できなくて、メルローズはメルローズでも待ち合わせの場所からはだいぶ離れた通りのはずれでタクシーから降りることになってしまい、あるいて待ち合わせの場所に行くのにまた時間をロスしちゃって。
私が待ち合わせの時間になっても来なかったので、エミちゃんとマミちゃんは私のことをかなり探して回ってくれていたようで、本当に迷惑かけちゃいました。異国の地に来てまでほんとごめんなさい・・・。
ともあれ、ようやく２人と再会することができ、メルローズをあちこち見て回りました。
エミちゃんとマミちゃんは、いろんな洋服のお店に寄って買い物をしていたみたいだけど、私のほうはなかなか自分の好みの服が見当たらずきょろきょろしてました。ようやくいいのを見つけたかと思うと、サイズが合わなかったり（爆）。それとか、私はパンキッシュな服がけっこう好きなんですが、そういう服があった！ と思ってお店に入ったら、そこは「パンキッシュ」ではなくて本当の「パンク」だったり。店員さん達も見た目結構やばめだったので（でも笑顔でした（笑））、そのまま何も買わずに出てきちゃいました。
雑貨屋さんは面白かったなぁ。妙ちくりんなものがいっぱい置いてあって。私、そういう妙ちくりんなものが大好きなので、見てるだけで楽しかったです。
時間も遅くなってきたので、食事をしに行くことにしました。場所はもちろんリトルトーキョー（笑）。昨日親切にしてもらったゲンさんに会いに行く意味もありました。次の日はユニバーサルスタジオと夜にフェアウェルパーティー、さらにその次の日はもう帰国だったので、お礼とさよならが言えるのは今日しか残っていなかったから。
でも、ゲンさんに会うことは出来ませんでした。「ジョイマート」にゲンさんの姿はなく、別な店員さんに聞くと、今日はゲンさんはここのバイトは休みということでした。昨日言ってた「仕事」っていうのは、別な場所でのバイトのことだったのかな・・・。なんだかすごく残念でした。
でも、昨日おみやげを買った「アブアブ」というお店の店員さんには会えました。これからドミンゴスのライブを観ること、あさって帰国なのでここに来るのはこれが最後だということを話しました。
ドミンゴスのＦＣ旅行なので、この旅行でいちばん楽しかったのはそりゃあドミンゴスとあちこち歩けたこと、たくさんの時間を過ごせたことだったけど、その次に楽しかったことをあげるとするなら、もしかしたらこのリトルトーキョーでたくさんの人達に会えたことかも知れない。日本じゃない場所で日本人の人と知り合って、いろいろ話をしたこと。L.A.に来るまで、こういう体験が出来るとは全然思わなかったし、なんだか妙にうれしい気持ちになりました。機会があったらまたリトルトーキョーを訪ねたいなぁ。
そうそう、おみやげといえば、最後まで悩んでいたノブさんへのプレゼントは、私がメルローズに到着する前に、エミちゃんとマミちゃんが面白い（というか・・・すごい（爆））おもちゃを選んでくれてました。そのおもちゃについては、また後ほど。