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「黒ミッキーだ!」

ドミンゴスファンの集い in L.A.


◎第2日目ディズニーランドパークにて・その2



次に私達一行は、「アドベンチャーワールド」のほぼ対角線上にある「トゥモローランド」へ移動。「トゥモローランド」という名前だけに、未来や宇宙をイメージさせるようなアトラクションが多いです。

ここでまず私達が向かったのは、東京ディズニーランドでも大変人気の「スペース・マウンテン」。
絶叫マシーン系の乗り物が苦手なだっぴーちゃんは、乗るのをかなりしぶってました。いざ「スペース・マウンテン」の建物の前まで来ても、「やっぱり私は乗らない。ここで待ってるからみんな乗ってきていいよ」と言い出す始末。
うーん、怖いなら仕方ないかも知れないけど、でもせっかくなんだからみんなで乗りたいなぁ・・・。私とまきちゃんが悩んでいると、その様子を知ったノブさんが、だっぴーちゃんに、
「じゃあ、俺と一緒に乗ろうよ! 大丈夫だって、乗ろう!」
と、声をかけてくれた。そう励まされただっぴーちゃん、かなりしぶりつつも「スペース・マウンテン」に乗ることを決意してくれた。おお、ありがとうノブさん!!
このアトラクションもファストパスを採用していたんだけど、幸いこのときはあんまり込んでなくて、列はスムーズに進みました。途中、「EXIT」という文字を見つけては、そこから逃げ出したい衝動にかられふらふら〜っと歩いていってしまうだっぴーちゃんを慌てて制止しつつ(笑)前に進み、比較的早く私達に乗る順番がまわってきた。
約束どおり、ノブさんはだっぴーちゃんと一緒に座席についてくれ、私とまきちゃんはその後ろに座った。そして、出発! 絶叫マシーン好きの私達は大はしゃぎでキャーキャー騒ぎつつ、ノブさんと一緒に座れただっぴーちゃんをちょっぴりうらやましく思った。しかし当のだっぴーちゃんはそれどころではなかったらしく、乗り終わった後かなりぐったりした様子で席を立っていた。そんなだっぴーちゃんを見て、ノブさんは「大丈夫?」と声をかけつつも顔は笑っていた(笑)。

「スペース・マウンテン」から出て、私達は次にどこに行くのかもわからないまま一休さんとノブさんについていった。
一休さんとノブさんは、そんな私達の引率の先生のように、度々こちらを振り返っては、ついてきているファンの人数を数えて、はぐれた人がいないかしっかりチェックしていた。大変だなぁ・・・。一休さんとノブさんのためにも、そして自分のためにも、はぐれないようについていかなきゃなぁ。

途中、目の前に大きな岩山が見えてきた。
「ほら、あれ、なんちゃらボブスレーってやつ。あれ乗ろうか? 俺、どんくらい並んでるか見てくる!」
なんちゃらボブスレー?(笑) ガイドブックを見ると、それは「ファンタジーランド」にある「マッターホーン・ボブスレー」というアトラクションらしい。出来るだけたくさんのアトラクションを回るためになるべく並ぶ時間を少なくしたかったのか、一休さんは私達の保護(笑)をノブさんに任せ、「マッターホーン・ボブスレー」の偵察に走った。
しばらくして、一休さんが戻ってきた。
「だめだ、人がくさるほどいる・・・」
そんなわけで、「マッターホーン・ボブスレー」はまた後ほどということにして、次は「ロケット・ロッド」というアトラクションに乗ることに。

しかしこれがまた、かなり込んでたんだな・・・。そろそろ、時間帯的にも込んでくる頃なのかも知れない。時間はたしか、お昼をまわった頃だったから。
しかし、並び始めてしまったからには仕方ない。そのまま、「ロケッド・ロッド」に乗ることになりました。
並び始めて間もなく、一休さんが、ノブさんに何かを言われ、いきなり笑いころげ始めた。その直後、近くにいたファンの人達とちょこっとしゃべって、また大笑いし始めた。あまりに笑い過ぎて、ついにはその場にしゃがみこんでしまった。
一体何が起きたというんだい? 少し後ろの方に並んでいた私やまきちゃんやだっぴーちゃんはわけがわからず、一休さんとしゃべっていたファンの人に事情を聞いた。話によると、私達のずっと後方に並んでいる黒人さんの家族がミッキーマウスの帽子(おなじみの耳のついたあれです)をかぶっているそうで、暗い場所に並んでいたためその家族が闇に同化して見えるらしい。どれどれと振り返ってみると、たしかにその家族はいた。そして、同化して見えなくもない・・・。
一休さんは、その家族を見て「黒ミッキーだ!」と言っていた。でも、本物のミッキーマウス自体顔以外は黒いんだよね、考えてみれば(笑)。しかしとにかく、その家族が一休さんの驚きと笑いのツボに大ヒットしたらしいというのはたしかだった。笑いのツボというのは人それぞれなんだなと感じました(笑)。
これ以後も、乗り物に乗るまではずいぶんと時間がかかった。列が進むのが遅いだけじゃなくて、入口から乗り場までの道のりも長かった。そんなわけで、私達はあちこちまわりを眺めつついろんなことをしゃべりながら暇をつぶした。
一休さんも、いろいろと私達に話し掛けてくれた。たとえば、「仕事は何やってるの?」とか。
「県立高校の事務です」
「あー、そうだったっけ! 何、こんな長い休みとっても平気だったの?」
「しらばっくれてさりげなく届け出しちゃいました(笑)」
「(笑)髪の毛とかも、学校に務めててその色(金髪)は平気なわけ?」
「今のところは何も言われてないですよ。やったもん勝ちです!(笑)」
・・・あー、今になって振り返ると、なんて女だとか思われたかな、私(爆)。でも、本当に何の理由も言わずに休暇届出しちゃったし、髪色のことも誰にもとがめられてないんですもん・・・。
他にもとにかくいろんなことをしゃべって、ようやく乗り場に着いた。そして、その「ロケット・ロッド」に乗ったんですが、どういう形の乗り物かは具体的には憶えてない・・・。ただ、室内を通ったり屋外を通ったりして、そんでもってジェットコースターみたいな高低差はないものの結構早く動く乗り物で楽しかった、という記憶があります。そんで、「ジャングルクルーズ」に乗ったときとおんなじように、ハイテンションだった私達は、まわりで見ていた外人さんに意味もなく愛嬌をふりまきまくってました(笑)。

「ロケット・ロッド」でだいぶ時間をくってしまい、気づいてみれば「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」のファストパスに指定された時間になってました。そんなわけで、再び「アドベンチャーランド」に移動です。
この時間になっても(いや、この時間になってますます)ここは込んでいる・・・。私達はファストパスを使って専用の順路に並んだんだけど、それでも込んでましたもん。もし一般順路に並んでいたらどうなっていたんだろう・・・。

ずーっとこうして一休さんやノブさんについて歩いていると、だんだん緊張もとけて、普通の友達としゃべってるみたいに・・・とまではいかないにしても、だいぶ自然に会話が出来るようになっていました。
何しろ並んでいる時間が長かったので、ここでもいろいろしゃべったりするわけです。普段ならあまりにくだらなくて「せっかくの機会なのにここで聞くにはもったいない」と感じてしまうような質問も、時間をもてあましてしまうこの時なら出来てしまうわけです。質問の内容は・・・くだらなすぎなので書きません(笑)。この質問を聞いたノブさんはそのくだらなく素朴な質問に一瞬「?」という様子でしたが、こっちがどきっとする返答をあっさりしてました・・・とだけ書いておきます。(笑)
あげく、私はくだらない行動までとってしまう始末。ノブさんが別な方向を見ているすきに、まきちゃんやだっぴーちゃんに、小声で「このへん(=ノブさんのわき腹(笑))ちょこっとつっついてみ?」と、ふざけてつっつく動作をしてみせていたところ、そのばかげた行動を、いきなり振り返ったノブさんに見られてしまったのだ・・・。つっつく動作をしてみせていた指はもうひっこみがつかず、恥ずかしさと情けなさに下を向くばかりでした(笑)。逆にノブさんに二の腕をつままれ(泣)、私も下を向いたままわき腹をつっついて返しました。ああ、情けないよ私(泣)。

そんなこんなで、ようやく乗り場に到着。人間の骨や古い宝が並んだ細い道を抜けた先は、広い洞窟になっていました。
たしか、トロッコを模したこの乗り物は10人乗りくらいで、十数人いた一休・ノブチームは、一休チームとノブチームに分かれることに。ちなみに私達はノブチーム。
数人のアメリカ人のグループと乗り合わせることになったんですが、私の斜め前に座った若い白人男性が、なんと微妙にヒデキさん似!(笑) たしかノブさんがいちばん始めにそのことに気づいて、「ねぇ、この人ヒデキに似てるよねぇ?」と言い出したんだったと思う。それでみんなで「ほんとだ!!」と爆笑し、ノブさんがそのヒデキさん似の彼に「君は俺の友達に似てるよ」というようなことを片言の英語で説明して、みんなでその人と一緒に写真を撮って。
アメリカン・ヒデキング(笑)は、本家ヒデキングと同じように、照れたようなしかしすがすがしい笑顔で写ってくれました。

そんなわけで、私達はアメリカン・ヒデキングと一緒にトロッコに乗りました。室内なのに、本当にインディ・ジョーンズが探検した洞窟を走ってるみたいで、なんかかっこいい! 私達が乗ったトロッコのずーっとうしろを、一休チームのトロッコもやってきて、お互いに向かってわーっと手を振ったりしてはしゃぎました。
トロッコを降りるとき、ノブさんはアメリカン・ヒデキングに「ナイスガ〜イ!」と声をかけてました。そんなノブさんにアメリカン・ヒデキングも笑顔で応えていました。いろんな出会いがあるというのはほんと、旅の醍醐味だね。




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